く~にゃん雑記帳

音楽やスポーツの感動、愉快なお話などを綴ります。旅や花の写真、お祭り、ピーターラビットの「く~にゃん物語」などもあるよ。

<松花堂庭園> 咲き誇る椿約200種 満開の桜と〝競演〟!

2013年04月06日 | 花の四季

【第25回つばき展開幕、切り花・生け花・盆栽・アレンジメントも】

 京都・洛南の名園「八幡市立松花堂庭園」で5日、「第25回つばき展」が始まった。園内には約200種類の椿があり〝椿の松花堂〟とも呼ばれる。満開の桜の下で、椿も今がちょうど見頃。所々に置かれた椿の1輪挿しなども彩りを添え、園内はまさに〝椿尽くし〟という感じだった。

  

 椿はもともと日本・中国原産だが、ヨーロッパに紹介された18世紀以降、欧米で椿ブームが起き多くの園芸品種が作られた。その種類は現在、世界で7000種ともいわれる。美術館別館1階の切り花コーナーには〝椿寺〟浄安寺(久御山町)の特選椿など約280種が展示されていた。色・形さまざまな花容の椿が、1輪ずつ竹筒に挿されてずらりと並ぶ。その光景は壮観そのもの。改めて椿の品種の多さに驚かされた。海外で作られたのだろう、カタカナ書きの品種名も目立った。

  

 

 別館1階には椿を使った生け花コーナー、2階には大きなアレンジメント作品や椿の造花、椿にちなむ短歌や書なども展示されていた。入り口そばの苗木販売コーナー横の枝垂れ桜は満開のピンク色が青空に映え、その前で記念写真を撮る人も多かった。芝生広場に設えられた盆栽・鉢植えコーナーでは見事な枝ぶりの名椿が咲き誇っていた。

 庭園散策の締めくくりは園内でもとりわけ多くの椿が植えられた椿薗。「京雅」「蝶の花形」「天人松島」「岩根絞(しぼり)」……。みんな上品な名前をもらっている。その中で少し変わった椿があった。「孔雀椿」(写真上段㊨)。花がみんな下向きに咲き、木全体が枝垂れているのだ。その枝ぶりが孔雀の羽根に似ているから、ということだろう。つばき展は7日まで。

  

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