く~にゃん雑記帳

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<黒鷲旗初日>桜井引退試合のデンソー、薄氷の勝利に鍋谷の目にも涙

2012年05月02日 | スポーツ

【〝ほろ苦〟本格デビュー、サーブで崩される場面も】

 バレーボール黒鷲旗初日の1日、女子はプレミア勢がチャレンジリーグや大学・高校チームを順当に破ったものの、手に汗握る熱戦が目立った。中でもデンソーvs大野石油広島戦とトヨタ車体vs日立戦はいずれもフルセットにもつれ込む戦いになり、かろうじてプレミア勢が勝った。デンソーにとってはベテラン桜井由香の引退試合とあって、絶対に負けられない一戦だったが、最後までどう転ぶか分からない展開となった。

 ◎デンソーvs大野石油広島 3―2(20―25、25―23、25―17、28―30、20―18) 期待の新人・鍋谷友理枝がスタメン起用され、ほぼフル出場した。デンソーは第1セット大野石油の強力スパイクやフェイントなどに翻弄され取られると、第2セットも激しい競り合い。どうにか2セットを連取するが、第4セットはジュースの末、最後は鍋谷のサーブレシーブミスで落とす。最終セットは大竹里歩のブロックや鍋谷のスパイクで一時12―7と水をあけるが、鍋谷がサーブで崩されるなどして再びジュースに。大野石油のマッチポイントをどうにかしのいで、最後はサービスエースで逃げ切った。

   

 鍋谷の試合後の涙は高校時代からのトレードマークだが、この日も桜井選手に声を掛けられるともう止まらなかった。桜井は鍋谷が生まれた年の1993年に日本電装に入部、その後、2008年北京五輪に出場するなど全日本代表として活躍した。桜井はこの試合で最終セットの途中から出場した。鍋谷にとっては自らのミスもあってドキドキの試合展開だっただけに、勝利で桜井の引退試合を飾ることができホッとしたことだろう。桜井選手、長年ご苦労さまでした! 

 ◎トヨタ車体vs日立 3―2(25―23、17―25、22―25、29―27、15―11) この試合もチャレンジリーグ1位の日立(写真)がトヨタ車体を相手に互角の戦いぶりを見せ、中でも高崎紗織梨が何度も強烈なスパイクを決めた。日立は第2、第3セットを連取すると、第4セットも一時21―19とリード、このまま逃げ切るかと思われた。トヨタ車体はどうにかジュースに持ち込み、相手高崎の強打で25―26とマッチポイントを握られるが、これもしのぎサービスエースなどでこのセットを取り返した。最終セットは最初から先行し逃げ切った。

   

 ◎JTvs上尾メディックス 3―0(25―19、25―10、25―17) 前回優勝のJTがストレートで上尾を下した。位田愛(写真)の攻守にわたる技の切れが光り、特に第2セットは強力スパイクにサービスエース、好レシーブと縦横の活躍を見せた。全日本の司令塔、竹下佳江に代わって橋本直子がセッターをそつなくこなし、サーブ力の高さも示した。第3セットには石川友紀の速攻が要所で決まった。

   

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