冬は案外明るいものです。
というのも、白い雪が降り積もると道の両側に積もった白さや屋根に重なった雪の白さで、それまで午後5時になったら、真っ暗だった世界がなんとなく明るく感じられるのです。
これも雪国ならではのことなのでしょう。
夜になっていく、夕暮れから夜にかけて世界がとばりを降ろして行く、そこに雪があることでなんとなくポッとしたものがあるような気がします。雪自体は冷たいのですが、そこに雪があることでほのかに明るくて、世の中が夜のとばりに覆われてしまっても、雪さえあればしのげるかもしれないとまで思ってしまうほどです。
雪の明るさは暖かさとは程遠いのですが、灯りというのは見ているだけで暖かいものです。
大好きな童話に新見南吉の『手ぶくろを買いに』があります。その中に、子狐が母キツネに言われて町まで自分の手袋を買いに行くのですが、町の灯りがポツポツと灯っているさまが描かれています。
あぁ、灯りってこんなに暖かいものなんだって思いました。寒い中、こんもりした雪をこいで歩いていく子狐にとって目の前に見える町の灯りはなんて暖かいものだったんだろうって。
灯りって、そこにあるだけでなんだか心がポッとします。
そして灯りのような人とのつながりがあると思えることが、どれだけ生きて行くために必要なことかってことも思います。
現実ではないと非難する方もいますが、わたしにとってここは大事な場所、そんな大事な場所を暖めていけたら、ポッと灯りのような言葉も生まれるのかな……
というのも、白い雪が降り積もると道の両側に積もった白さや屋根に重なった雪の白さで、それまで午後5時になったら、真っ暗だった世界がなんとなく明るく感じられるのです。
これも雪国ならではのことなのでしょう。
夜になっていく、夕暮れから夜にかけて世界がとばりを降ろして行く、そこに雪があることでなんとなくポッとしたものがあるような気がします。雪自体は冷たいのですが、そこに雪があることでほのかに明るくて、世の中が夜のとばりに覆われてしまっても、雪さえあればしのげるかもしれないとまで思ってしまうほどです。
雪の明るさは暖かさとは程遠いのですが、灯りというのは見ているだけで暖かいものです。
大好きな童話に新見南吉の『手ぶくろを買いに』があります。その中に、子狐が母キツネに言われて町まで自分の手袋を買いに行くのですが、町の灯りがポツポツと灯っているさまが描かれています。
あぁ、灯りってこんなに暖かいものなんだって思いました。寒い中、こんもりした雪をこいで歩いていく子狐にとって目の前に見える町の灯りはなんて暖かいものだったんだろうって。
灯りって、そこにあるだけでなんだか心がポッとします。
そして灯りのような人とのつながりがあると思えることが、どれだけ生きて行くために必要なことかってことも思います。
現実ではないと非難する方もいますが、わたしにとってここは大事な場所、そんな大事な場所を暖めていけたら、ポッと灯りのような言葉も生まれるのかな……