経済を良くするって、どうすれば

経済政策と社会保障を考えるコラム


 *人は死せるがゆえに不合理、これを癒すは連帯の志

9/18の日経

2012年09月18日 | 今日の日経
 今日の鶴さんの経済教室は、興味深かったね。筆者も、解雇に金銭的解決の道を作ることは必要だと思っている。こうした議論で大事なのは、正規と非正規での段差を減す努力だ。差はあっても良いから、徐々に重みが変化するスロープにすることである。社会保険料の段差も重要で、若者や女性を非正規に閉じ込めている。あまり指摘がないのは残念だ。

 今日の一面特集の「働けない若者の危機」も良かった。成長する経済では、若者の採用は、ごく当たり前のことだったが、デフレ下では、努力してやらなければならなくなった。時代を問わず、長期的成長には欠かせないことなんだがね。企業の「若者の雇用より高齢者の再任用」というのは、目先の確実な利益を追い、長期的な利益を見ていないのだよ。

(今日の日経)
 セコムが東電事業を買収。人材育てば企業も育つ。中国が尖閣へ多数出漁。中国労組団体がスト示唆。オスプレイ安全策あすにも合意。王子製紙がバイオマス発電に100億円投資。渦の重なりが台風に。理論と定理を組みあわせヒッグスモデル。経済教室・解雇に金銭解決を・鶴光太郎。国の最前線で働く。履歴書・無理な新事業に失敗多く、含み益を退職者に。
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