経済を良くするって、どうすれば

経済政策と社会保障を考えるコラム


 *人は死せるがゆえに不合理、これを癒すは連帯の志

9/28の日経

2012年09月28日 | 今日の日経
 今日の日経にある「火力設備で入札導入、2割安」というのは、電力会社のコスト意識がいかに甘かったかを表している。これで原発とのコスト競争は勝負あり。世論の脱原発の強さというカントリーリスクも思えば、もう投資はできん。経済合理性から言えば、決着はついているのだが、さて、電力の首脳は、現実を認めて、意識を変えられるかな。

 今日の経済教室の長山先生に考えてほしいのは、先生が言うところの「発電部門を売却せざるを得ない周辺状況」を作るための制度の構想だ。魅力ある構想がなければ、いくら分離を言っても世の中は変わらない。例えば、火力を分離するなら、古い原発を国に買い取ってもらえるといったもの。政策学の勝負どころはココだ。意識を変えるには知恵がいる。

(今日の日経)
 ネット・忘れられる権利。中高年が消費の主役、若者市場で存在感。原発できるだけ早くゼロ4割。あおぞら銀か資金返済に道筋。厚年基金廃止を検討。医療費10年度37兆円。中国、年8%成長保てず、対ドルで元下落韓国財閥・資産の膨張に危うさ。米1.3%成長に下方修正。火力設備で入札導入で2割安。シャープ融資3600億円を決定。NHK委員長「合理性のなき規制は長続きしない」。経済教室・発送電分離・長山浩章。

※成長率を保てなければ、資産価格の下落は必然。※銀行がようやく役割を果たしてくれた。※規制緩和の障害は役所だけでない。自由こそビジネスの源泉。
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