山伏峠練

家を出た瞬間、寒さでゾクッとした。
手先はすぐにジンジンしてきて痛くなってきた。
多摩サイでさらに気温が下がり、痛みが強くなってきた。
手をグー・パー・グー・パーと繰り返し血行を早める努力をするのだが、それを上回る速度で体温が奪われていくようだ。
でも関戸橋を通過するころには体も温まり、しびれは消えていた。
すると、とっても快適になり鼻唄が出てきた。

集合場所に到着・・・少ない？
イナバさんは体調不良・・・ここでＵターンした
先発メンバーがいない？・・・こんなこと初めてだ。

集まったのは８名。
新奥多摩街道は上げ下げが少なく非常に走りやすかった。
ただ、シューズカバーをしているためクリートがはめ辛く、後ろに人に迷惑を掛け申し訳ないことをした。

岩蔵街道の七日市場の信号で番長がＵターン、７人になったが笹仁田峠でニシムラ父子とマワタリ君が合流。
黒沢で先行しているＣ村さんを吸収。

逃げるセイ君を集団が追いかけるように走るのだが、絶妙なペースで実にありがたい。
でも少しずつ遅れ始め、ゼブラゾーンを過ぎる頃には20mくらい離されてしまった。

小沢峠はニシムラ・パパの背中を見ながら登っていたらピーク手前で後ろからガシャンとシフトの音・・・。
うっ、シライさんが迫っていた。
腰を上げてダンシングで速度アップ、逃げきった。

集合場所で後続を待ちスタート。
暴れん坊がいないため、ペースが遅めで助かります。

山伏峠の麓に入ると、なぜか活性化する先頭集団。
今日は忘年会でマッキーが言っていた「私の走るに対する課題？」からペース走で登ってみることにした。

ダッシュを掛けて先行していく先頭集団を前に見ながら、シッティングでペース走で走っていく
同じようなペースでニシムラ・パパが少し前を走っている。

少しずつ詰めていき、追いつき追い越す。
その後はちょっと速度アップし、距離を稼ぎ差を付ける作戦で逃げきりをはかる。

峠まで気を抜かず走り逃げきった。
やはり競い合うと練習内容が充実する、『妥協』をすると練習でなくサイクリングになる。
練習仲間に感謝である。

上りで運動したので体はポカポカ、でも下っていくと一気に体温を奪われて・・寒い!
名栗街道の高速ローテーションをこなして、小沢峠に入った。

やはり先行して前で走らねば練習にならない。
今日はダンシングで速度を上げて、シッティングで筋肉を休める走りをやってみた。
ダンシングを20回、シッティングを20回、これを繰り返す。

すると不思議なことにテンポ良く走れる。

前にセイ君とBossが見える位置で、イノさんとバトル。
トンネル前のキツイところで抜け出して３番手、ニシムラjrが追い込んできたがギリギリかわせたが危なかった。

峠を越えると、遥か下にセイ君とBossが見える。

下っていくうちに、ニシムラjr、イノさん、ニシムラ・パパ、モリタさんが合流。
集団で追いかけていたら黒沢の三叉路で、信号待ちのセイ君とBossに追いついた。

東京バーディー坂に向かう途中でニシムラjrが離脱、東京バーディー坂ではダンシングを多用して４番通過。
最後の笹仁田峠は先頭で入りヘロヘロダンシングで逃げようとしたら、ダンシングのお粗末さにあきれたBossが凄い速度で発射・・・・・・orz

あまりの出来事に・・・足が止まった。
まだまだ力不足ですー。

コンビニで補給中に Do君とナカオ君が合流。
こりゃ最後の練習が辛いぞ。

帰路はDo君とナカオ君の元気コンビが暴れるものだから、前に上がれず今にも千切れそう。
後ろばかり走っていたら千切れるのを待つだけ。

こうなれば前を走ってやる、Do君を追いかけ先頭に出て疲労物質まみれの足で頑張る・・ウゥ辛い。
でもやはり前を走ると『粛清』の対象から外れるようだ。

なんとか多摩サイに入り、のんびり走って帰還、思ったより走れた気がした。

今日の山伏峠練 130.2km