選手の間で「宗頭文化センターがもっともリタイアしてしまう場所だ。あのホッとした雰囲気にのまれてしまう」というのをよく聞きます。
本当にそうなのか、調べてみました。
右表:縦軸はリタイアした場所。横軸はリタイアした選手数。
ナント1番多いのは宗頭ではなくて仙崎(往路144km・復路164km)でした。それも50名とダントツに多い。私も初参加のときはここでリタイアしました。
とにかく、ここまで来るのにいくつもの山越えをしています。さらに仙崎の20km手前で千畳敷を登ったばかりです。そこへ今度は青海島のものすごいアップダウン海岸沿いロード!
これには閉口しました。仙崎に帰って来た時は、全身ボロボロ。もう歩く気力もなくなりました。めまいも起こり、ギブアップしました。私もここが一番きついと思います。
次に多いのが、ナント川尻岬(108km)。
この辺でリタイアされるのは、脚が痛いとか、吐き気が止まらないとか何か故障があった人ではないでしょうか。140km完踏された人しか参加していませんので、実力不足とは思いません。
次が虎ヶ崎からゴール間です。
割合からすると虎ヶ崎に247名が到着して、ゴールが222名ですから、90%がゴールしていることになるのですが、リタイア数は25名と結構多い。仲間もここで数人リタイアしていますが、理由は足の皮がむけて歩けなくなったとか、気力がなくなったとかでした。
次が黄波戸(131km)。
千畳敷(125km)が丁度中間です。ここでリタイアされた方から「半分まで来たからもうここでいいや」と思ったという話を聞きました。
5番目がやっと宗頭文化センター(176km)です。
ここは風呂に入れる、食事ができる、仮眠できるということで、ここで気力がなくなる方が多いようです。さらにリタイアされた方が酒を飲んでおられるので、その誘惑に負けて止める方もいます。しかし、リタイア数は17名でさほど多くはありません。
・・・・・ということで
●宗頭が一番リタイアが多い場所ではない。5番目です。
●一番多いのは仙崎です。
仙崎の前後は要注意です。仙崎エイド、もしくは青海島の静ヶ浦キャンプ場で30分仮眠してもいいかと思います。
もし、仙崎で気分が悪くなったら、無理して宗頭まで行かず、仙崎で30分~60分仮眠するのも手です。
私はいつも宗頭をめざしています。宗頭をスタートできたら99%完踏できると確信しています。
豪傑ですね。
気の弱い私は午前2時過ぎたら、もう駄目だとあきらめ走る気力がでません。
余裕がないと気力は出ません。だから、いつも前半やや急いでます。
U野@ギリギリがだめな走りながら飲むランナー
黄波戸16時以降、宗頭2時以降の完踏かなり難しい、危ないに分類されました(^_^;
他の年も見ましたが、意外に宗頭は少ないですね。
私も過去2回のリタイヤは仙崎復路と大坊ダム、、、気力の問題。
川尻岬で何回かスタッフしましたが、脚が痛いとか胃の調子が悪いとか当たり前で、諦めるのが早過ぎるって気がします。
宗頭をスタートできればって気持ちはありますね。
2時過ぎにスタートした時、K田さんの話を思い出しました。
しっかり休んでリフレッシュすれば、4時で間に合うって。
他にもアルティのTさんとかいますが、後半のペース配分がちゃんと身についていれば、宗頭発が2時を過ぎても焦る必要はないかもしれません。