250kmを走行していて「今、自分は全選手の中でどの辺に位置しているのだろうか?」と思う事がある。
「早い方なのか、遅い方なのか」。昨年の記録をもとに各ポイントでのタイムと順位を調べてみた。
右の表は各ポイントでの「トップの選手の通過時間」「中間順位の選手の通過時間」「ギリギリゴールする選手の通過時間」です。
★各ポイントでのタイムと順位
●川尻岬・沖田食堂エイド(108km地点):
トップの選手はなんと5時15分に通過。まだ薄暗い時。
中間位の選手は9時40分。これが普通です。これより遅ければ半分より後ろに位置していることになります。
ギリギリゴールの選手は12時ぐらい。関門は12時半ですが、12時半に通過していてはゴールは危うい。
●宗頭文化センターエイド(176km地点):
トップの選手は13時50分。14時前に宗頭に着くとは信じられません。
中間位の選手は21時45分。これが普通です。
ギリギリ選手は2時ぐらい。関門は4時ですが、これは早く着いて長時間睡眠をとった特別な選手でないと間に合いません。2時前にはスタートすべし。
●虎ヶ崎・椿の館(207km地点):
トップの選手は18時40分に通過。まだ明るいうちです。信じられません。
中間位の選手は6時45分ごろ。すでに明るいですが、これが普通です。この時間より早ければ半分以上(150位以内)に位置しています。
ギリギリゴールの選手は8時半ごろ。虎ヶ崎からゴールまで10時間近くかかります。8時半過ぎるとゴールは危ない。
★ゴールタイムと順位
ゴールタイムの最高記録は27時間半。キロ7分で走ると29時間10分でゴールですから、それ以上の速さで走ったことになります。信じられません。
昨年はトップは31時間台でした。右表は昨年のゴールした選手の記録です。
100位は42時間12分。
中間位(146位/292位)の選手は45時間25分。
半数近い選手は46時間から48時間内にゴールしています。
●スタート時間は正確に覚えておきましょう:
スタートは50人ずつのウェーブスタートです。スタート時間は18時から2分おきの18時18分まであります。途中の関門時間はグロスタイムですが、ゴールタイムはネットタイムですので、ギリギリゴールの選手は、自分が何分にスタートしたか覚えておく必要があります。
1昨年こんなことがありました・・・
H本さんがなかなかゴールしてこない。佐々並は通過したという情報があるので、そろそろゴールしてもよいころですが、関門の18時があと10分に迫っています。
そしてとうとう18時になってしまいました。ウィニングロードに姿は見えません。そこで、彼に電話を入れました。しかし電話に出ない。
その直後、ウィニングロードに彼の姿が!しかし、もう関門は過ぎている。ダメだとは言えず、みんなで声援。結局18時5分にゴール。ところが、かれは18時8分にスタートしていたので、ギリギリセーフ。ゴールが認められました。
あとで聞くと、「ゴール手前で電話があったのはわかっていた、電話は18時になったという連絡だろうと思い、でなかった」。しかし、あきらめずにゴールまで必死に走ったそうです。
もし、彼が電話に出て、「関門時間過ぎたよ」と聞いて、走るのをやめていたら、おそらく18時8分をオーバーしていたでしょう・・・・でなくてよかった
何分にスタートしたか覚えておきましょう!