肥満についておもしろいことが書いてあった。
●BMI : 肥満の目安としてBMI(Body Mass Index)がよく使われる。体脂肪率の値とよく対応しているそうです。この値、低ければ低いほどいいと思っていましたが、そうではないとのこと。BMIは体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で求められる。日本では25以上が肥満。
22以上になると病気のリスクが高くなるとのことだが、低くてもリスクが高くなるそうだ。22が一番いい値と言うが、22というと、160cmの人で体重56kg、170cmの人で63kg。私は痩せすぎ??軽ければいいというものではないようです。
●脂肪を摂ると太る : 糖質、炭水化物、脂肪(3大栄養素)、脂肪が一番太りやすいと思いがちだが、カロリーが一緒なら、太りやすさの違いはないとのこと。脂肪がグラムあたりのカロリーが高いので、摂取量が問題。
●基礎代謝量 : 基礎代謝量とは何もしないでじっとしているときの消費されるエネルギー(1日)。赤ちゃんが最も多く、年齢が高くなると減っていく。減る理由はほとんどが筋肉の量が減るためだそうです(右表)。
基礎代謝量の内訳は筋肉が22%、肝臓21%、脳20%。あとは低い。脂肪に至ってはたった4%。筋肉が一番エネルギーを消耗する。
50歳以上は基礎代謝量は21.5/1kg。計算では私の体重・年齢では1182kcal。以前調べた値は1266。84も多い。これは30歳台の基礎代謝量です。筋肉の量でカバーしているのでしょうか・・・うれしい!
●痩せるには : 摂取カロリーを減らすか、消費カロリーを増やすしかない。体重を減らすのは脂肪を減らすこと。脂肪を減らすには運動しかないとのこと。いろいろダイエットの本が出ているが、この大原則に反するものは疑ってくださいと書いてある。
●お相撲さんは肥満 : お相撲さんはほとんど肥満に入るそうです。ただ、内蔵脂肪はさほど多くなく、皮下脂肪が大半だそうです。ただし、相撲をやめた人はすぐに内蔵脂肪が増えて、普通の肥満になる人が多いとか。
マラソンも体重を減らせば減らすほど早くなるわけではないだろう。ベスト記録が出た時がベストの体重ではなかろうか。だから人それぞれ。私は54kgでした。今はややオーバーぎみ・・・あと2週間で減らさねば・・・
BMI(それとここには上げられていませんがコレステロール値)です。
世の中には勘違いしている(あるいはわかっていてあえて売名のためにそうしている)人たちがいます。
確かに低い人では不健康な人の割合が高くなります。これは事実です。
たとえば認知症の方、ほとんど食事を摂らなくなります。当然BMIは低くなります。そしてリスクは上がります。それに、いろいろな身体の重い病気をお持ちの方も同じです。
これらのケースと、たとえば頑張って節制してBMIを低く保っている人たちを同列に扱ってよいものでしょうか。
統計の罠は、同列に扱っているところに発生しています(・・・と、偉そうにすみません(-_-;)
2つの要因に相関があると、すぐ結論を出す。
そうかな?とまずは疑ってみるべきですね。
テレビでも「○○する人は○○しやすい」とか言ってますが、
あれも統計のいたずら。
これを書いた人はやや肥満顔でした。