先日、オーストラリアで「パンパシフィック水泳」が行われましたが、その模様をTVで見ていて、おかしいことに気づきました。日本が1位になり、表彰式で国歌が流れるのですが、メロディがちょっと変。
曲の始めの「君が~代は」までが2回演奏されています・・・・なぜ?
おそらく、国歌演奏のテープには「歌うための演奏」と「歌わないで聞くだけの演奏」の2種類があり、今回使っているのは「歌うための演奏テープ」と思われます。
なぜ2種類あるのか?
日本の国歌はイントロがなく、いきなり歌で始まります。大勢で歌うときは指揮者でもいないと、揃って歌えません。ですから、「君が~代は」の部分をイントロにして、2回演奏したのだろうと思います。大相撲の千秋楽の国歌斉唱の時が、この繰り返し演奏です。
しかし、国旗掲揚のときは歌は歌いません。ですから、イントロなしの普通の国歌演奏でいいと思われます。
おそらく、そういうことを知らずに、JOCがオーストラリアの大会本部にイントロ付きのテープを渡したのではと推測します・・・つまり、手違いではないでしょうか?
初めて聞いた外国の方は、繰り返し演奏が本当の国歌と勘違いしそうです。