日曜日に「第4回阿蘇五岳トレイルラン」を開催しました。参加者4名(U野、GO、OBS、M枝)。全員完踏。10時間に及ぶ大冒険となりました。
毎年開催していたのですが、昨年は時間がなくできませんでした。今年は絶対しようと思っていたのですが、たまたま暇で、天気がよさそうなので、急きょ開催することにしました。
2年ぶりなので、ところどころ道がわからなくなっていました。やはり毎年しとらんといかんですね。その他にもいろいろとハプニング続きで、遭難しかかりました・・・・・
宮地駅を7時スタート。日ノ尾峠から根子岳西峰に登山開始。40分で登頂。早い!絶好調。下りは私とGOさんが先に下り、その後をOBS、M枝チーム。
登山口から山頂まで1本道です。それも狭い痩せ尾根をいきますので、絶対道を間違うことはないと思っていました。これまで根子岳西峰には5回上っていますが、下りで道を間違えたことはありません。
下っていると、携帯が鳴ります。OBSさんから「もう着きました。どこにいるのですか」。「えっ我々は道を間違えている」。GOさんと相談、どうせ下の道に出るだろうから、このまま行こうと・・・
下れどもなかなか道に出ません。赤テープはあるので、人が通った道と思うのですが、だんだん道が荒れてきます。そのうちガケのような所を下りる羽目に。そして、ついに砂防ダムに突きあたり、道は途絶えました・・・・ボー然。
引返そうとしたのですが、こんどはどこを下ってきたのかわらなくなりました。前にも後にも行けなくなりました・・・・ひょっとしてこれ遭難?
まだ時間が9時ごろでしたので、相談の結果、「時間かけて上に上っていけば元の道に出るだろう」ということに。道なき道を上り始めました。この時、もうこれで今日の計画はすべてパーだなと思いました。
このとき、奇跡が・・・・ナント自動車の音、すぐそばを通っていきました。上に上がってよく見ると、砂防ダムの50m先に道路が見えました・・・・ふたり抱き合って喜びました。ダムを渡ってやっと道路にでました。
ところが今度はその道路が見たこともない道路。どっちに行っていいか分からない。上に行った方がよいだろうと上ると、しばらくして道標が・・・・「根子岳東峰へ」と書いてある・・・違う
すぐ引っ返して下ることに、着いたのはナント、上ってくる途中にある、ヤカタガウトとの分かれ道にでました。元の道に大きくもどってしまいました。ここから日ノ尾峠まで2.5kmまた上りです。
もう、気力、体力無くなりました。ロスタイム45分。OBS・M枝君達は高岳登山口で待っていてくれました・・・・申し訳ない
悪いことは続きます。高岳登山口を上ると、すぐ道が2つに分かれます。先頭は左に行きました。私の記憶では右ですが、もう意気消沈して何も言えません。しばらくして、先頭者が道がおかしいと・・・・やはり私の記憶が正しかったようです。しかし、自信がなくきつく言えませんでした。
悪いことはまだ続きます。ペットボトルを2本持って行ったのですが、1本はロスタイムで飲み干しました。残り1本をロープーウェイ乗り場までもたせればいいと考えていました。その1本を飲んだところ、ナント甘い!水ではありません。水のつもりで買ったのですが・・・・
飲むと余計のどが渇きます。高岳登山の途中で、しだいに気分が悪くなり、脱水ぎみになってきました・・・もうダメだ。登ったらみんなと分れて下山しようか・・・と考えました。
なんとか上ってその場で大の字にダウン。みんなと相談してロープーウェイ乗り場まで行こうということに、この時点で阿蘇○山は中止に。
高岳、中岳を通過して13時10分火口に到着。ここで水を思いっきり飲んで、おにぎりを食べて10分休憩。火口を見学して気持ちを落ち着かせます。これで生き返りました。
元気がでたところで、阿蘇5岳だけはやろうということになり、後は時間との闘い。17時までには下山するように走りました。杵島岳14:24登頂、烏帽子岳15:15登頂。これで阿蘇五岳達成!
あとは遊歩道を下りて下田へ。しかしこの道も、あまり人が通らないようで荒れ放題。ところどころ道が分からず迷いました。結局17時丁度に下田駅にゴール。
これまで4回阿蘇五岳してきましたが、一番きつい阿蘇五岳でした。萩往還のいいクールダウン?になりました。
http://www2.ocn.ne.jp/~astu/xa12gogaku.html
<教訓>
●山の道は1本道でも迷うことあり!
●阿蘇5岳3山は時間・脚力・規制のため不可能!
●透明な液体が水とは限らない!