AID STATION

今を精一杯生きたい

南阿蘇外輪山トレイルラン・完踏

2008年07月01日 08時41分10秒 | インポート

Qw_2 ついにやりました!

俵峠から黒岩峠まで1日で走りきることができるだろうかと言ってましたが、完踏できました。所要時間8時間43分。

・悪天候:南阿蘇の天気予報は大雨、かみなり注意報。当然中止になると思っていたが、ナント強行開催。スタート時は小雨だったが、途中から暴風雨。ポンチョ型のレインコートはマント状態で舞い上がり、まったく役に立たず、ずぶ濡れ状態。午後から雨はおさまり時々日差しがさしてきたが、下はドロドロ・・・雨の日は走るものではありません。

・ドロドロ道:草がはえているところ、石が多いところはまだいい。土だけのところは悲惨!ぬかるだけではなく滑る。上りは何かにつかまればいいが、下りはどうしようもない。滑ってしりもちの連続。1回大転倒して後頭部を強打、脳震盪起こしてしばらく起きれなかった。死ぬかと思った。おかげで全身真っ黒・・・雨の日は走るものではありません。

・落下の恐怖:断崖絶壁の横を歩くとき、反対側から台風なみの強風。あおられたら確実に谷に落ちます。必死に横の草をつかんで体勢をふせて進みました。その時思いました。「こりゃ、1人ぐらい死ぬな」と・・・風の日に走るものではありません。

・服装の違い:登山者の人達はいつもの登山の格好で、バッグもでかい。私達ランナーはハーフタイツの人、半そでの人とさまざま、バッグは小さい。どっちがいいか。これは天気次第です。天気のいい日はランナーの格好がいいと思いますが、今日のような天気の時は登山者の格好がいいです。

・ランニングシューズの欠点:坂では登山者はスイスイ進みます。私はツルツル滑ってゆっくりしかいけません。やはり今回のような天気では登山靴がお勧めです。トレイルラン用の靴を購入しましょうかね。

・道迷い続出:あちこちに矢印が置いてありましたが、1ヶ所だけ肝心なところにおいてありませんでした。ナント!分かれた道の先に矢印を置いてありました。どうして、分かれ道の手前に置かないのでしょうか?それに気づかなかっただけで1時間40分も違うところを走っていました。

地元の人に尋ねて間違いだと気づいたとき、そこにいた4人で相談。「もどってもだれももういないのではないか。2時間近いロスタイム。しかし、6時までには着くだろうからもどろう」「このまままっすぐ行って下山して、タクシーでゴールまで行こう」。結局もどることにしました。1時間40分のロスタイムでした。

しかし、あとで聞くと私達はそれでも20番目のゴールだそうです(参加者50名)・・・戻ってよかった。

・エイドの認識:3ヶ所あるということで、3つに分けて中身を変えていましたが、第1エイドにはすべて置いてありました、逆に第3エイドには袋が置いてありませんでした。登山者はすべて自分で持っていくので、エイドに食料を置くという習慣がないのでしょうね。第3エイドではおにぎりがなくてガックリきました。

・坂だらけ地獄:アップダウンは何回あったでしょうか。100回以上あったと思います。それもとても急な坂ばかり。階段も上りも下りも半端な長さではありません。最後は脚が手を添えないと動かないようになりました。それにしても登山者の人達の脚力のすごさには感心しました。マラソンされたらいい記録でるのではないでしょうか。

・打撲捻挫は当たり前:タイツはズタズタに破れ、腕からは血を流してゴールされた人がいたそうです。何回も転倒されたのでしょう。他にも切りきず、捻挫、打撲は全員してました。とにかく気を緩めたら滑って大けがします。緊張の連続でした。

トレイルランというよりまるで自衛隊の野外強化練習です(Sさんは早かった)。死人がでなかったのが幸いです。

*次回は我々だけで行きましょう。道もわかったし水がどれだけいるかもわかりました。当然、晴天で土が乾いているときです。

このレースは一生忘れられないくらいの衝撃でした。ものすごい筋トレにもなりましたし、トレイルランの勉強にもなりました。

いろいろ文句を言いましたが、計画、お世話いただいた「シェルパ」のみなさん、ありがとうございました。終わってみると楽しいレースでした。

写真はhttp://www2.ocn.ne.jp/~astu/xa08gairin.html

コメント (4)
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