kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

スピード持続

2012-03-22 | 陸上競技
水曜日、この日はかなり暖かかったですね。こういう天候が続いてくれたらと強く願います。週末の天候は大きく崩れるようですが・・・。

練習は通常通り。身体ほぐしをしてからハードル。そのまま一歩ハードルへ。ここは変えません。で、可能な限りの距離でスタート練習。距離が取れませんからしっかりとイメージだけはさせておきました。意識がないと決められた距離だけを走って終わり。すぐに身体を起こしてしまいます。このような状態では何もつながっていきません。大事なのは100mを走ること。そのためのスタート練習です。最終到達点を忘れてしまってはいけないと思います。この部分が抜けてしまうと「走るだけ」の練習になってしまうのです。意味がありません。

そのままマーク走へ。多少風が向かっていましたが気にせずに走る。ここ最近はマークが終わってからしっかりと走るようにしています。「マーク走」が独立するのは意味がありません。きちんとした練習にならないのです。結局はマーク走も「速く走るための練習」の一つの手段でしかない。これをやれば速く走れるという練習は決してないと思っています。様々な練習を上手く組み合わせてそれをどう使うか。実際の走りに結びつけていきたいと思っています。

ある程度の本数、マーク走を実施してからトゥトレ。スピード持続系の練習を意識しています。そのためにはまずしっかりとスピードを高めておく必要があります。負荷的には高いですがシーズン移行期としてはしっかりと走っておきたいと考えています。この練習のポイントは「とにかく速く動かす」ということ。多少動きが崩れたとしても神経系の刺激を与えておくことが必要だと思っています。オーバースピードトレーニングでは間違いなく自分の思い通りの動きはできません。そういう練習だと思っています。だからこの手の練習は細かいことは気にしない(笑)。強制的な練習です。数本実施してからまたマーク走へ戻りました。実際の走りにつなげていくための練習です。速い動きの刺激を入れておいてそれを自分の動きに取り入れていく。大事な作業です。

バトン走は少し本数を抑えめに。ここまでですでにかなり走っていますから(笑)。

走練習は月曜日と同じメニュー。一日おいてですからしんどい部分はあるでしょうね。スピードを上げてそれを持続させていく。この手の練習は継続していくとそれなりの効果が出ると思っています。いきなり後半までスピードが持続できることはありません。また、冬期のそれなりのスピードを維持するのとは違ってきます。最大スピードを上げてその中で動きを保つ。冬期は常にマックスでしたが今もマックス。スピードが上がって来た状態でそれを保つ練習が必要だと思っています。月曜日に比べしっかりとスピードが上がってきていました。前回と比べると動きが保てるようになってきていると感じました。男女ともにです。女子エースの走りを師事している方に見てもらいました。「かなり良くなっている」と言ってもらえました。これは最大の自信になります。本人も自信になるはずです。今年は勝負の年です。このまましっかりと取り組ませたいですね。昨年と比べて意欲が違います。戦う気持ちが前面に出ていますからね。

この前後に卒業生が練習に来ました。なんと全員うちのジャージで(笑)。どれだけなのかって話ですね。先週偶然卒業生6人が会ったようで次の水曜日に練習に行って一緒に走ろうということになったようです。バカですね(笑)。いつまでたってもうちでの陸上が大切な存在であってくれるというのは心から嬉しく思います。当時は考えられないくらいの練習量でした。それを泣きながら走り続けていた。大きな目標には届きませんでしたがこの子たちの中に残っているものは大きいのだと思います。指導者冥利に尽きます。なんだか分かりませんが本当に楽しそうに走ってました。競技場に来たりshokoのジャージを着て身体を動かすと当時の気持ちが蘇るのかもしれません。本当に陸上が好きで好きで練習に取り組んでいました。補強なども今と比べると段違いの大きさで声を出していました。今のうちの選手にも競技を「大好き」になってもらいたいですね。簡単なことではありません。しかし、こういう姿を見れるのは本当に嬉しい。良くわかりませんが一緒に外周を走ったりリレーの真似事をしている姿を見ていると原点に帰れる気がしました。

その後一緒に食事へ。終わってから再び仕事へ。とにかくまじめに働いています。いやー、我ながら結構すごいのではないかと思いますね(笑)。夜は合宿メンバーと一緒に食事へ。すごく楽しい時間を過ごせました。良い一日でした!!
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スピードを意識した補強

2012-03-22 | 陸上競技
火曜日、この日は微妙な天気でした。少し肌寒いような感じです。日差しが照るとかなり暖かいのですが陰ると寒い。うーん、微妙です。

練習は前日にしっかりと走っているので身体づくりの日としました。前回の補強の時から用いる重りの重量を落としました。単純に「速く動く」ためです。鍛えるという意識でトレーニングをやっているのは当然ですがこれからは速く動かすことができるとというのも重要だと思っています。ウエイトの考え方であれば最大筋力の発揮は「低回数高負荷」です。今のうちの練習にはちょっと合わないかなという感じがあります。ということで「軽くして速く」です。筋持久力のトレーニングと言われるかもしれませんが狙いは明確にしているつもりです。実際の動きの中で速く動かすというのは非常に難しいことです。重たくすると速く動きません。走るのは速いほうがいいのだから速く動かそうという単純な考え方です。一時期スロートレーニングというのが流行りました(今も?)。何を目的にしているのかですね。

練習中に意識をさせることを口に出すように指示を出しました。これが本当にできるかどうかは大きいのですが。声を出すという単純なことができるか?自分が本当に理解していなければ声出しはできません。意識せずに練習をするのとポイントを意識して練習をするのでは効果は大きく違ってきます。何度もしつこく言い続けていますがなかなか実行できません。ここが「最後のカギ」になると思っています。本物になるためにはこの部分が実際にできるかどうかが大きなポイントになるのです。

速く動かすとなかなか軸が保てません。プレート歩行を実施していると一歩一歩安定しない。ここが大事だと思っています。ブレるものをブレないように保つ。簡単なことではありません。ゆっくり大きく動かすというのではあれば我慢できますが速い動きの中で体幹を保つというのは難しい。シャフト補強もとにかく速くです。これはきついですね。強化期は一歩一歩しっかりと止まって筋肉を伸ばす。これで負荷を増す。筋肉を無理やり引き延ばすことで間違いなく筋肉に大きな刺激が入ります。この状態で数か月やってきましたが今度はその状態を止まらず反動を使いながら速く動くという方向性に変えました。これはめちゃくちゃきつい(笑)。かなり良い練習ができました。

その後は先日から取り入れている補強。速い動きを入れるためのミニハードルを使っての練習。そのままの流れで投擲が実施してた腹筋を実施。最後にBOXを用いた補強で終わり。結構な負荷になったと思います。筋肉痛にはならないと思いますが結構な刺激を入れることができたのは間違いないですね。少し時間を与えて足りない部分の補強を各自でやらせました。ここは自己分析ができなければいけないところです。何でもかんでもやればいいというわけではありません。今の自分に何が必要かを考える。うだうだやっている間に時間は過ぎていきます。これでは絶対に強くなりません。与えられた時間を有効に使わなければいけないのです。

この日から投擲が合宿を行っていました。非常にお世話になってい方々が参加されておられるので挨拶をしに行きました。昼食を一緒にとって練習を見ながら話をしていました。やはり陸上関係の人と話をするのは非常に楽しいですね。充実した時間が過ごせます。その後学校に戻ってひたすら働く。休日とは思えません(笑)。夕方は少し早めに戻って子供のお世話。バタバタです。

かなりぐったりしていました。疲労困憊。
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徐々に

2012-03-21 | 陸上競技
月曜日、練習は午後から。この日は天気は良かったのですが微妙に風が冷たく過ごしにくい状況でした。とはいってもこれまでの冬期練習を思えばなんてことはない感じですね。予定通り走ることに。

先週からアップの持って行き方を微妙に変更しています。体幹を動かすことでそれをアップに変えていく。これまではがっつりサーキットをやっていましたが道具の運搬などを考えるとちょっと大変でした。その時間を短縮するために狙いを体幹に絞ってのアップにしています。宮崎で教えてもらったことを導入です。これで補強もできますから狙いとしてはこれまでと変わりません。様子を見ながらもう少し変更できたらとは思っています。もう少し時間がかかるかもしれませんがアレンジしていきたいと思います。

その後はいつも通りの流れ。ドリルをやってからスタート、マーク走です。少し身体が重いかなと思感じる選手もいましたが細かい部分を気にしていたらシーズンへの移行ができません。強行します。が、ここで一人「足が痛い」と言い出しました。ここ最近の練習では誰一人としてこのようなことを言っていません。やっと流れができたかなと思っていたのですがここにきて・・・。はっきりと言わないので何度か聞き直しました。「1週間前から痛い」とのこと。こういうのが一番よくありません。痛いのであればなぜその時に言わないのか?言いづらい雰囲気があったと言われるのかもしれませんが、そんなことをいっていたら大きな怪我につながってしまいます。「自分の一生懸命でやっている」と言っていましたが、これに関しては不十分です。「自分なりの努力」ではダメなのです。全くやっていなかった者が少し練習をしたり努力をしたら「自分はすごくやっている」と思い込みます。本当に必要な努力はもっともっと上だとしても満足してしまうのです。これは良くありません。かなり厳しく話して別のことをやらせました。なかなか上手く話が伝わりませんね。

そこからバトン走に入り走練習へ。この日は先週よりも少し負荷を増しておきたいという気持ちがありました。少しずつシーズンに移行です。150mと120m、60mの組み合わせです。負荷としてはかなり高いと思います。いきなりスピード持続の練習ばかりをやるつもりはありません。冬期はこの手の練習をタイヤ引きを使って行っていました。これを実際の走りの中でやっていくというだけです。ここは大事なことですね。いつまでも坂道を走ったりしておくわけにはいきません。まーうちは坂道走ほとんどやっていませんが(笑)。

寒い中でしたが1セット目は目を見張る走りをする者がいました。これは面白いですね。男子のエースに置いていかれずにある程度付いて走ります。うちの男子エースは今かなり速いと思います。ちょっと別格という感じでした。それにある程度付いていけるということはかなり力が付いているのだと感じました。大化けするかもしれません。女子エースはまだ150mに対応できません。120m位になるとかなり安定してきますが150mのラスト30m位で動きが崩れます。ここは練習を積んでいけば問題なく解決できるはずです。前日に休んだ時は女子エース動きが良くありません。リズムの問題だと思いますがこれは見ていて明確でした。試合の調整なども考えないといけないですね。

1セット目が終わったところで少し競技場を離れました。esaki先生が投擲の練習を見ておられるので私は会議に行こうと思ってです。しかい、離れてすぐに電話があり、先ほどかなり走れていた者が酸欠状態に陥って全身が攣っているとのことでした。慌てて競技場へ。周りに選手が集まっていました。両足が痙攣しているようです。ひとまず選手は自分たちのことをやるように指示して私とesaki先生で対応。痙攣が治まってきたと思っても少し動かすとまた攣るの繰り返しです。1時間半くらいは付きっ切りでいました。なんとか治まって学校へ車で連れて帰り保護者に迎えに来てもらうことに。目を離すと不安なのである程度は付いておきました。

この時期、自分で思っている以上にスピードが出始めることがあります。このタイミングで肉離れをするのはこの部分です。慎重に移行していかなければシーズンを棒に振ってしまう危険性があります。この選手は男子エースについていくくらいのスピードを出していました。今までの自分のスピードレベルは大きく超えています。その状態でスピード持続を行っていますからかなりの負荷がかかったのでしょう。その反動が酸欠です。冗談半分で「酸欠だ」という選手がいますがこの状態までいく選手というのはほとんどいません。自分の限界を超えかけているのだと思います。痙攣のダメージは数日間残ると思いますが力が付いているのは実感できたはずです。焦らず育てていきたいですね。

その後、会議に出て勤務時間オーバーまで話し合い。もっと大事な話をしておきたいのですがほとんどが報告事項。効率が悪いですね。この状態では何のために会議の時間を設定したのか分かりません。問題です。かなり疲れました。

精神的な疲労が高いですね。ぐったり。
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大切な存在

2012-03-20 | 陸上競技
月曜日、この日は終業式でした。この日を迎えるまでとにかく大変でした。やる事が山積みで(笑)。基本的に学年末の通知表の通信欄には子供達に手書きでメッセージを書くようにしています。どんな状況でも自分で決めてた事はしっかりとやらないといけません。やはりクラスの生徒に対する想いはかなり強くあります。一人一人の印象や良い所、課題となる所を書いていきました。もちろんこの日に書く訳にはいきませんから事前にやっておかないといけません。バタバタでした。

終業式を終えクラスに戻り話をしました。今まで何度も担任をしてきましたが今年は特別な思いがあります。もちろんこれまでの子供達も本当に大切な存在です。この子達との関わりが今の私を作っていると思います。今年度はこの子達の為に…という部分が強くありました。間違いなく修学旅行の影響です。私達学校で何かを教える立場にある人間が子供達に本当に正しい事を教えないと、この子達の未来は明るいものにはなりません。なあなあで済ませたくはない。教員になって初めて思った事がたくさんありました。これまでも「生徒のために」という想いは他の人よりも強かったと思います。生徒にも伝わっているのではないかと思います。こう見えても結構生徒と話をしますし親しみを持って接してくれます。
今回担任をしているクラスの子達に対しては何とも言葉では説明できない強い思いがあります。間違いなく私の教員生活の中でこれから先の方向性を示してくれたと思います。特別な想いれがあります。
来年卒業式の時に一人一人の事を想いながら呼名をしたいという話をここでももう一度しました。こんな話をする担任がいるのかどうかは分かりませんが、私は自分が感じている事を素直に生徒に伝えたいと思っています。飾るのではなく率直に思っている事をきちんと伝えたいと思っています。何かが子供達に伝わると信じています。

この話をして、また別の話をしました。学校を変えようと思うという話です。私はこの子達の為にできる事は全てやろうと思っています。関わる全ての教員、カリキュラム、方針の方向性を決めていきたい。そのために偉くなろうと思うと話しました。今のクラス、間違いなく私に担任をしてもらいたいと考えています。それは痛いほど感じています。私も大好きですしクラスの子達も私の存在を必要としているのだろうなと感じています。自意識過剰と思われるかもしれませんがそういう空気があるのです。何を最優先するかというのは本当に難しい。担任でなければこの子達の成長と悩み苦しみ、喜びに触れ合う事が出来なくなる。方向付けが不十分になってしまうのです。本当に悩みます。全部やらせてもらいたい。それが一番です。なかなか分かってもらえない。周りはみんな分かっているのに一部の人間が体裁を保つための発言をする。誰のためなのかという部分ですね。

私にとって本当に大切な存在です。部活の選手と同じ位に特別な存在。かけがえのない存在です。大切にしたいという想いは強くあります。生徒たちには伝わっていると感じました。

どうなるのかは分かりません。私には決められない事もあります。でも最大限の事をやっていきたいと思っています。上手く表現できません。

ひとます想いを記しておきます。
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坂道を走ってみる

2012-03-18 | 陸上競技
土曜日、この日は天気が微妙でした。午後からは間違いなく天気が持ち直すという感じでしたが私は子守がありどうしても午後練習ができません。そのため午前中練習を実施。前日からの雨でグランドは使えません。こういう時だからこそできる練習をしっかりとやっていこうと考えていました。前日はエアロバイクなどを使って走らずに負荷をかけようと思っていましたが、もうシーズンインも近づいています。そう考えるとやはり走るための練習をしなければつながっていかないと考えなおしました。身体ほぐしを武道場で行い、廊下で走ることにしました。

廊下では通常通りの流れで。一歩ハードルと二歩ハードルを実施。狭いところで走るのを見るとかなりスピード感を感じます。この日は本当に速く動いていました。少しずつスピード練習に対応できる状況になってきているのかなという感じがあります。スパイクがはけない状況でしたがシューズでここまでスピード感があるというのは大きいですね。そのままの流れでマーク走を。室内ですからなかなか走れませんが約30mは走れます。止まるときが危険なので20mくらいの距離を取っていますがそれでも廊下自体が濡れてしまっていましたから多少滑ります。マットを引いて対応しましたが、こんなところで故障してしまったら元も子もありませんからね。細心の注意を払いながらもしっかりと走ることにしました。廊下でマーク走をかなりやりました。本当に強くなっているなと言う感じを受けました。非常に面白いと思います。

ある程度走って今度は屋外へ。グランド状態は良くありません。仕方なく坂道走をやることに。一週間前の宮崎でこの冬初めてと言っていいほど久しぶりに坂道を走りました。アスファルトの上を走るのは避けたいというのがあったのですがある程度の距離を走るためにはこういう条件ではやはり坂を走るしかありません。怖がらず走らせることに。案ずるより産むが易し。結構走れます。ポイントを示して走らせました。今週からはしっかりと150m程度の距離を走らせたいという気持ちがあります。室内の短い距離だけでは実際のレースに対応できなくなります。本来であればこの日も150mを走るつもりでした。坂道で対応です。
本数はそれほど増やしませんでしたがまずまずの走りは出来るようになっていました。女子は先週と比較できます。これもある程度克服できていたのかなと。距離が延びると上半身が使えなくなることとタイミングがずれます。これを克服するためにはやはりある程度の距離を走る必要があると思っています。とはいっても300mは走りませんが(笑)。最大で150m程度で十分対応できるのではないかと考えています。あとはセットの組み方なのかなと。しっかりと走らせました。

その後、武道場に戻り当初から予定していたエアロバイクと内転筋、体幹補強を組み合わせて実施。追い込みです。これは冬期に何度かやっていますから問題なくできます。できればこの声かけがもっと出来ればいいのですが・・・。苦しくなってからどうするかというのが大事です。勢いで木曜日に実施した補強を屋外で。やはりこれは効きますね。砂場を使ってやると更にいいのではないかと思いますがうちの学校には砂場がありません(笑)。出来ることを一生懸命にやるしかないですね。

かなり良い練習ができたと思います。来週はもう少し走っていきたいと思います。手応えアリですね(笑)。
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指針を示す

2012-03-18 | 陸上競技
金曜日、この日はLHRと各科による指導ということになっていました。完全に担任に丸投げ(笑)。この日の科指導は基本私がやることになっていました。色々な事情がります。本当であれば私はサポートする側に回らなければいけないと思っています。しかし、今のままで絶対に何も変わらないというのは分りきっています。問題の先送りをし続けてきた結果が今だと思っています。誰かが動かないといけない。自分自身のためではなく「生徒のため」です。何を目指しているのかを明確にしない今の状況では先には絶対に進めません。

この日、前の記事に書いていたように卒業生のメールをまとめておいたものを他の人に確認してもらい生徒に配ることにしていました。「教員側の意識付け」という意味も込めて卒業生に協力をしてもらったのですが事前に見せたところ在校生に見せる方が良いだろうということで意見統一がされました。もちろん卒業生には連絡をして生徒に見せてもいいかという確認を取ってからの行動です。名前と会社名を控えるということで全員が許可してくれました。本当にありがたいですね。我々の言葉よりも間違いなく響くものがあります。「先生が言っているから」というだけでは生徒の「心」には響きません。自分の未来像が描けないからです。しかし、実際の卒業生が「必要だ」と思うことは自分が近い将来必ず必要になるものです。ここをイメージできるようになると高校生活も変わってくるのではないかと考えています。これも教員側の工夫で出来る。我々の言葉だけでは届かない部分を卒業生の力を借りて伝えていけばいい。

その準備をしたり資料作成をする。これだけでかなりの時間を要します。私一人がどれだけ意気込んでも絶対に上手くいきません。この科指導を行うために科の教員一人一人に作成した資料を持って説明しに行きました。生徒に配る資料だけではなくこれからの指導の中心となる部分を文章化してそれを説明です。配って見ておいてというだけでは絶対に見てくれません。それほどの興味はないからです。新しいことをやるというのはものすごいエネルギーを必要とします。だから「今まで通り」が一番楽。細かい指導をしないというのは教員側は楽ですし、その部分をきちんとやらないといけないという意識がどれだけの人間があるかというのは分りません。私はここの部分が全てだと思っています。「教育活動」といっても教科書の内容を教えるだけでははっきり言って塾と同じです。決められたことをきちんと教えて受験に対応する。就職する時に履歴書に書ける。このような部分が本当に大事かどうかです。私はもっと大事なことがあると考えています。

教員批判と思われるかもしれませんが私は今のままの教育では不十分だと思っています。そのためには「人」を動かさなければいけない。そして生徒に進む方向性を示す必要があるのです。単純にきちんとやりなさいで出来るほど簡単ではありません。目指す生徒像を示し、そのためには何をしていかないといけないのかをきちんと伝えていく必要があります。これを本当に私がやらないといけないのかは多々疑問があります。しかし、私がやらなければ誰がやるのかという感じがあります。こういう性格ですから少なからず「敵」を作る可能性はありますが、それ以上に「味方」ができます。「敵」というと表現が悪いですが「意見が合わない人」が出てくるのは間違いない事実です。正直、どれだけ話をしても平行線で話がかみ合わないことが多々あります。それは見ている方向性が違うからです。きれいごとではありません。本当に生徒のためにと思えば真剣に行動しないといけないのです。非常に大きなエネルギーを必要としますがやるしかないと思っています。生徒の指導云々よりもこちらの部分のほうが難しい。

科指導、最初に科長からの指導。この途中にちょっとした事件がありました。この時点で私は大激怒していました。ここは我慢だなと思ってひたすら耐える。近くにいた人がすぐに対応してくれたので何とか抑えることができました。本当に我慢強くなったなと思います。私が話す順番になってからはその事件について全体に考えさせました。この部分を見逃して「指針」を示したところで意味がないのです。大事なのは「指針」を示すことではありません。そのことの意味を生徒全体に理解させなければいけないのです。基本的な生徒指導ができないのに表題だけ掲げていても完全に「絵に描いた餅」です。意味がありません。本当に大切なことをきちんと教えて行くのが教育活動だと思っています。私がどのような人間かを分ってくれている人にはどのような気持ちで生徒と接しているかは分ってもらえると思います。表面的な理解しかしてもらえない人には「自分の意見を押し付ける」と思われるかもしれません。どうしても物事の本質を捉えられない人はいます。その人にも説明はしていかないといけませんが、それよりはまずは生徒だと思います。管理職への道が閉ざされますが(笑)。

卒業生からのメールを配布して読ませました。その後、私が作成した資料を使って話をしました。これから生徒に身につけさせたい力を示しました。本校の校訓である「誠実」「協働」「実践」という大きな題目を達成させる。そのために必要な力は「活用力」「表現力」「対話力」「調整力」だと思っています。この細かい部分に関しては省略しますが社会人として必要になっている部分です。社会人の中にも明らかに不足している人がいます。この時点では対応が本当に難しくなります。そうなる前に高校時代にしっかりとした「力」を身につけさせたいと思います。それが我々の役割ですから。
ほとんどの生徒は真剣に聞いてくれていたと思います。それでも数人は・・・。何度も言いますが「受け取る側」が必要と思わないことはどれだけやっても時間の無駄です。それを「必要だ」と想わせるのも我々の役目です。大切なことですね。全ての生徒と関わっているわけではありません。こういう話を真剣にするのは「科」としての意識統一です。生徒も教員も同じ視点でしっかりと取り組んでいく必要があるのです。これは私の仕事ではないと思っています。本当は上に立つものがしっかりと指針を示してその実現に向けて人を動かすのです。今は私がやるしかないと思っています。深くは考えないようにしていますがもどかしさが残りますね。

かなりのエネルギーを使いますが授業自体も大きく変えるつもりです。「教科書通り」というのは今のうちの学校にはふさわしく在りません。教科書は「道具」であり、それが「目的」ではないのです。検定も何かを教えていくうえでの通過点でなければいけないのにいつの間にか「到達点」となっています。高校生にはこの話は分りづらいと思うのでしませんでしたが、大切な力を身につけるというのが最優先です。検定に受かっても「暗記」しているだけでは意味がないのです。

学校を変えようと思っています。私みたいな人間にそれができるか?小さな存在が行動を起こすことで何かが変わります。今はsれを支援・協力してくれる人が周りにいます。必ず実現したいと思います。そのためにはかなりやらなければいけないことがあるのですが。いやーどこまで出来るかな~と思いながらやっています。大変ですがやりがいがあります。それが全てです。生徒のためにやっていると思いこみ過ぎないようしないと。間違った方向に進まないようにしたいと思います。

で、指導が終わってからまた個別に指導。科指導の途中で起きたことに対してです。何度も言いますが立場があります。本当であれば私でない方が良いと思っています。が、私がやるしかない状況です。個別に30分以上は話したでしょうか。こうやって生徒と向き合い、何がいけないのかを理解させることが大事です。少し注意したくらいで何かが変わるわけではないのです。こういうことを惜しまないでやっていきたいと思います。それが必ず学校を変えることにつながるのですから。

練習は・・・。省略で(笑)。
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やらなければいけない事を理解させる

2012-03-17 | 陸上競技
木曜日、この日は高校の合格発表でした。悲喜交々ですね。例年ならここでビラ配りをするので事前に準備をさせています。この日も準備をさせていたのですが朝の朝礼で配るのはダメだという話になりました。今までこのような事を言われた事はありません。不合格者もいるのでその生徒に配慮をするようにという事だと思います。分かりますがそれなら前日までに言ってくれって話です。突然言われるとやはり気持ち的にはよくありません。仕方ないですが。

練習は9時からとしていました。事前に少しだけ指示を出していました。これまで行っていたシャフト補強に関して重さを軽くする事にしました。シーズンに向けての準備の為の変更です。ここに関しては連勝前に指示を出そうと思っていました。前日に「9時開始だからそれまでにやらなければいけない事を考えて行動してみるように」という指示を出していました。準備はもちろんですが身体を動かして待つという部分です。この日は自分達である程度の事は出来ていたようです。道具の準備だけではなく身体の準備もしておく必要があります。9時に行った時には既に練習が開始されていました。ここは気を利かしたのでしょうが残念ながら不正解です。何故なら重りを軽くすると指示を出した理由がはっきりと分かっていないままで練習をやっても効果がないからです。鍛えるだけではなく速く動かす中で体幹のトレーニングを行いたいというのがありました。軽くなるだけでかなり違う負荷になります。ここを理解しないでやるだけなら練習としては効果が下がってしまいます。やらないといけない、という気持ちが強くあるのだとは思いますが何のためにやるのかをきちんと理解しなければいけません。

一度集めて説明をしてそこから再スタート。ここからはまずまずの練習が出来ました。悪くはないですね。かなり声が出るようになりました。ほとんどは女子ですが。女子は宮崎に行ってかなりの刺激を受けています。自分達でやっていかないという意識が少なからずあるでしょう。男子は直接見たわけではありませんからやはり何かが足りません。仕方ない部分だとは思いますがやはり物足りないですね。また、声が出るようになったといってもほとんどが「ファイト」と言うだけです。単に言うだけでは何も意味がないのです。声を出せと言われているから出すだけ。自分が必要と思ったことをやっているのとは違います。条件反射のように「ファイト」と口に出しているだけだと思います。
声を出すというのは最も基本的な事です。意識をすれば誰もが出来ます。恥ずかしいとか意味がないと思っているようではダメです。顧問がやるようにと指示している内容を信じて徹底的に行動に移せるかどうかで選手の取り組む姿勢が見えます。以前から話をしていますが声出しはたんに大きい声を出せば良いわけではありません。相手に意識させたい所をきちんと指示してあげれば間違いなく練習の効果は高まります。また、指示を出すためには自分自身もポイントを理解していなければいけません。声出しは相手のためにも自分のためにもなるのです。だからきちんと声出しをするように言い続けているのです。なかなか実践できません。ここが本当にできるようになると本当に強くなると思います。この一歩が踏み出せるかどうかで結果は大きく変わると信じています。あとは選手がその事を心から理解して実際にやっていってくれるかですね。自分のためにも周りのためにもやらなければいけないと思います。

最後に先日教えてもらった補強を実施してみました。見ていて間違いなく効果があるなと思った種目です。これはやり方によってまったく効果が違ってくると思います。ここは細かく教えてもらったわけではありません。私がその練習を見て気づいたものを取り入れたものです。通常では分からないような部分かもしれませんが、狙いとする所を考えるとやはりきちんとした形でやらなければいけないと思います。似たような動きは色々な場所で見かけますが今回取り入れようと思った動きはかなり効果が高いと思います。選手はヘロヘロになっていました。追い込むための練習ではありませんがかなりきついようです。良い練習ができました。

少しずつチームは前進出来ているのではないかと思います。間違いなく変わりつつあると思います。冬期に入る時点からこのレベルで出来ていたらと思いますが。今からシーズンインまでしっかりと練習を積んで行きたいと思いますね。戦えるチームにしたいと思います。久々陸上中心のないようで書けた気がします(笑)。
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移行する

2012-03-17 | 陸上競技
水曜日、この日は基礎学力テストと進路模試でした。午前中はこれで終わり。そして放課。練習をする部分では非常に恵まれていますね。私個人としては授業の空き時間にしか仕事ができないのでこういう日程になると何もできないのですが(笑)。そのため早朝出勤をしています。早く職場に行って働かないと仕事が進みません。結構な量ですから。

この日は前日の夜に卒業生に送ったメールをまとめる作業をしました。我々が「必要だ」と思っている内容でも実際に働くときには役に立っていないということも多々あります。教員側の思い込みでやっていたら完全に時代に即さないものを教えることになります。商業系の高校では「検定至上主義」のような部分があります。検定を取らせる、合格率を上げるという部分にエネルギーを注ぐ。このことに関しては私は賛同できません。このような部分で本当に必要なことを生徒に身に付けさせることはできないからです。これは考え方の違いですか「お利口さん」を育てるつもりはありません。本当に社会に出て必要な力を身につけさせたいというだけです。検定は暗記をすればある程度受かります。が、本当に大切なことはほとんど理解できていません。このようなことが多々あるのです。この状態で学習を進めていっても何も生み出しません。実業高校だからこそできる教育活動を進めていく必要があるのです。

卒業生からのメールは私が考えていることを裏付けるモノばかりでした。当然と言えば当然です。検定上位級をとれば人生が変わるという間違った認識は卒業生からのメールであっという間に打ち崩されます。もっと大事な部分を教えておく必要があるのです。検定が不要だと言っているわけではありません。必要ですがそれが「目的」になっている現状はおかしいと声を上げているだけです。卒業生たちが「これを勉強しておけばよかった」という部分は共通しています。これをきちんと教えていくことで子供たちは間違いなく成長します。今までの商業教育とは違った部分を進めていきたいと考えています。このことに関しては共通認識が必要です。かなりの時間をかけて下打ち合わせをして調整をしています。ある意味こういう段取りなどができるというのも大事です。いきなり「これをやるから」と言われても周りは賛同できません。実はこういう事ができない人が多いのが現状です。疲れます。

練習は午後から。この日も競技場で行うことにしました。シーズンに向けてきちんとした走練習をしておかなければいけません。冬期は高いスピードを出す練習が中心でした。加速段階を大事にしておきたいという気持ちが強くありました。もちろんそれなりに距離を踏む練習もしています。しかし競技場での120mや150mは全くと言っていいほど実施してません。これが良いことなのか悪いことなのかは判断が難しいところですが実際にはそれほどの距離が取れない学校も多々あります。うまく組み合わせていけばしっかりとした練習はできると思います。タイヤ引きの120mなどはかなりの負荷ですし150mへ対応できるようなものだと思います。とはいえスピード持続の部分は実際に走っていかないといけない部分です。特に女子は怖がりますからね。

練習の流れは前日と同じ。身体ほぐしを行ってからハードル、ドリルの流れで。終了後はSDへ。この日は約30m地点まで。タータンの関係でこれ以上は難しいという現状があります。仕方ありません。できることを精一杯ですね。スタートはかなり安定してきました。これくらいで走れればスムーズに加速ができるようになると思います。これを中間に結びつけるためにはどうしていくか。ここに尽きます。今度はもう少し距離を伸ばしていきたいと思います。そのままマーク走へ。良く動いています。問題なしです。

で、150mへ。最初から距離を意識しすぎて後半の動きがどうしても鈍くなります。高いスピードを後半まで維持できていないという感じですね。それはそれで練習で克服していくしかないと思います。最初からここができるとは思いません。練習の継続により後半部分の克服ができるのです。シーズンに入ったころにはもう少し組み合わせてしっかりと走れるようにしていきたいと思います。150mのラストが動きが崩れている者が複数いましたがこれはやはり練習だと思います。いきなり走れるほど甘くはないのかなと。疲れてきてからの動きはまずまずです。ハイスピードでの維持が今後の大きな課題です。本人たちが今後どのようにしていけばいいかを考えてもらいたいですね。

内容が陸上日誌から学校教育に移行しいている感じがあります(笑)。きちんと競技についても書いていきます。お許しを(笑)
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久々の競技場

2012-03-17 | 陸上競技
火曜日、この日もテスト返却授業。午前中で終わりました。午後から会議が入っていたので食事をとる前に練習をしてしまおうと考えていました。シーズンが近づいてきたのでそろそろ競技場で練習を始めようということで行ってみると13時から17時までは専用使用で使えないとのこと。15時くらいには問題なく使えるだろうと言われたので先に食事をしてから練習を開始することにしました。この間に会議が終了するだろうと期待して(笑)

この日は身体ならしという感じで練習をしました。身体ほぐしの部分は色々と導入している部分があるのでそちらを優先してやってみました。これはまずまず。見ていると「15時から練習開始」と言っていたにもかかわらず十分な準備ができていない部分がありました。前回合宿で時間があるときには早めにやるようにと指示していた体幹の補強ができていませんでした。授業日は時間がないので仕方ないかもしれませんが、この日はかなり時間がありました。14時半くらいから身体は動かせたはずです。動かしていたのかもしれませんがまた競技場に入って同じことをするのであればやっていることの意味が分かっていないということです。たんにやればいいというわけではないのです。この辺の判断がまだまだできません。

その後はいつも通りの練習の流れで。ここはスムーズになりました。動きの確認が終わってからはタータンの上で20m程度のショートを各自に行わせました。幅跳びのピットしかタータンがありませんからこの部分で確認です。久々のタータンですが感触としては悪くないようです。見ていてスピード感がありましたね。その後スタートの確認を短い距離で実施。土の上とタータンではやはり違ってきます。感覚を確認しながら進めていきました。スタブロから出る所までやりました。その際、ピストルを撃つ場所を考えないといけないと話をしました。自分たちだけが練習をしているわけではありません。外側で撃つと長距離選手が走っている邪魔になります。「撃たなければいけない」と早めに判断して行動できたのは評価できますが、もっともっと広い視野を持つ必要があります。

そのまま土へ移動してマーク走。今回はマークが終わってからもきちんと走るというようにと指示を出しました。中間の部分にマークを置いていましたが今回は置きませんでした。時間がかかりすぎる(笑)。もっと効率よく練習を進めていきたいと思います。そのためマークを置かずにしっかりと前半のイメージを持ったまま走るという指示を出しました。が、数人は前半のマークが終わった時点で走るのを止めてしまいます。もはや天才的ですね(笑)。何度も書いていますが「話を聞いて次に何をやるのか考える」という部分が大きく不足しています。「はい」と返事をするのですが本当に理解して返事をしているわけではない。雰囲気です。ここは正直致命的な差を生み出すと思っています。同じことを指示しても「やったつもり」と「しっかりと意識する」のでは全然違います。それでも強くなる者は強くなるのですが・・・。

練習の最後にカーブから直線への入りをしっかりとやりました。この冬一度もカーブを走っていません。この部分はどの種目であっても必要になってくる部分です。感覚を取り戻すためにはちょっと時間をかけてやっていかなければいけないと思っています。スピードレベルはかなり上がっていると思っていますからその感覚でどうやって内傾の解放の感覚をつかむか。これは時間をかけてやっていくしかないですね。いきなり試合に入るというのはあまり良いことではないと思っています。どれだけ冬期で力をつけたかを確かめてい気持ちが選手にはあるでしょうがここをコントロールするのも顧問の役目だと思っています。じっくりシーズンへの準備を進めていきたいと思います。

終了後、少しだけ話をしました。気配りと準備の話です。言われたことだけができるのではなくもっと工夫して先を読む。言われたことだけしかできないのは考えていないからです。自分のおこなう行動がどうつながっていくのかを考えないといけません。言われたからやるというのは練習にも出てきます。本当に強くなるためにはこの辺りの部分が必要不可欠だと思います。なかなか難しいですが継続した指導をしていくしかありません。私はしつこいですからこの部分を徹底していきたいと思います。

で、職場に戻りひたすら仕事。ここ最近本当によく働きます(笑)。疲れ果てています(笑)。
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何を感じるか?

2012-03-15 | 陸上競技
月曜日、授業はテスト返却授業のみ。あっという間に終わりました。前日に移動でかなり疲れていたので助かります(笑)。終わる時間がバラバラだったので先に食事をさせることにしました。女子は連続で練習をしているのでこの日は休みにしていました。しかし、単純に休むことはできません。せっかく良い経験をさせてもらったのですから男子にこのことを伝える必要があります。ミーティングをおこなうようにと思っていました。

練習開始時に女子全員に話をさせました。最初に話をした者、上手くまとめようとしていました。こういう時に話をするときには「自分が感じたこと」を最優先して話すことが必要だと思います。きれいにまとめて話すというのは「体裁は保てる」のですが相手に伝わるものが少なくなります。感じたことを「上手く」ではなく「一生懸命に」話すことで初めて伝わるものがあると思います。話を聞いている方の様子も見ました。下を向いています。これもやはり違う部分ですね。miya商の生徒は話している相手の表情をじっと見ています。相手から何かを感じ取ろう、何を伝えようとしているのかを読み取ろうという姿勢が強く伺えました。こう考えてみるとうちの選手は「聞いているだけ」です。本当に伝わっているかどうかというのは分かりません。

日曜日の練習終了後話をしたのですが、私が話をしているときに一人目が虚ろになっていました。間違いなく私の目を見ようという感じはありません。聞いているのでしょうが別のことを考えているのではないかという感じの表情でした。今までも同じ状況だったのですがこの日に明確に感じました。伝わっていません。普段から話をしている部分が上手く入っていない。これは「聞いているだけ」だからなのです。感じ取ろう、先生が話している内容がどういう部分につながっていくのかというのが分からないのです。私が言っていることとは全く違う行動をとることが多かったですがこれはこの部分の徹底ができていないのです。競技云々ではなく「姿勢」の部分がかみ合っていないのです。何をやっても上手くいかないと思います。当然の結果ですね。

全員に話をさせてから私が感じたことを話しました。競技面というよりは「取り組みの姿勢」の部分です。やはりこれが一番大事だと思います。今のうちの選手は私が指示している内容をきちんとできません。というかやりません。一時的にはやるのですがこれが継続しない。声を出すという簡単な事でも「恥ずかしい」「忘れている」というような感じで実施できないことが多い。やったほうがいいということをきちんとできるかどうか。自分のためにやろうという意識があれば行動自体が変わってくるはずです。技術的な部分をやろうと思ってもこういう部分がきちんとできないのであれやはりできないと思います。
また、やろうとしていることの意味が本当に分かっているかどうかというのも大きいと思います。狙いとする動きとは全く違う部分をやっていることがあります。目的があって練習をしているのですが「やるだけ」になっている部分が多々あります。これが結果的に練習の質を下げる。質問をしてきちんと答えられないというのはやはり「理解不足」「意識不足」です。どれだけやっても方向性が違うのですから良いことにはなりません。単純にこの部分が徹底できるかというのが重要なのだと感じました。ここがきちんとできるようになるだけで選手の行動は変わってきます。アップ前の準備や補強にしても「何のためにやっているのか」を考えることができるようになれば間違いなく行動も結果も変わってきます。

そのため練習の開始前、グループを分けて話をさせました。2年生中心に自分たちが本当に何をやっていかないといけないのかを考えさせる時間を作りました。これは大事なことだと思っています。「こんなことをする時間があるなら練習をしたほうがいい」と言われるかもしれませんが、やはり大事な要素だと思っています。これができないとどれだけ練習をしても効果は上がりません。30分近く話をさせました。これに関しては日誌等にまとめてくるはずです。ここでは話を聞きませんでした。この話が終わってからは練習開始。男子は身体づくりメニューとしました。女子は前日までに学んだことを紙にまとめて全員に配れるようにさせました。こうやって情報の共有をしていくことが大事です。

少し寒かったですね。ちょっと疲れが蓄積している感じがあります。私自身に(笑)。なんとかかんとかやっていきます。チームは前向きに変わってくれると期待します。
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