kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

各自練習

2021-01-15 | 陸上競技

木曜日。この日の練習は落とすことにしていました。月曜日から3日間、それなりに走ってきています。昨年までは木曜日も通常通りの練習としていました。それでも大して問題はないと考えていました。前任校では火曜日と木曜日は「走らない日」として「トレーニングの日」と位置付けていました。疲労感もあったと思います。

 

この冬は計画的に練習をしたいと思っています。木曜日は「落とす」と決めました。それ以外の日にきちんと練習をする。その代り、木曜日は「軽く体を動かして終わり」という感じです。できれば「ダンス教室」で身体を思い通りに動かせるようにして、フリスビーなどを使って遊んで終わりという感じが理想です。が、この日は前日に「補習」で練習ができていない選手が数名。前日にできていないので木曜日に水曜日の練習の一部を行うことにしました。

 

前日きちんと走った選手はこの日は「フリー練習1時間」としました。練習をする選手がいる中で「ダンス教室」をするのはちょっと違うなと思っていたので。自分自身に足りない部分を補う時間としました。補強などでできていない部分もあるのでそれを自分で判断して行う。こちらからは一切指示は出しません。休憩する選手が出てきても特に何も言わない。きちんとやってはいましたが。

 

練習の中で「メリハリ」は必要だなと思っています。以前と比べて「しっかりやる」という部分の使い分けを明確にしないといけないなと。時代が変わり選手の考え方も変わってきます。保護者も同様。「必死に競技をやる」という時代ではなくなりつつあるのかもしれません。それでも「強くなるために練習をしたい」と考えている選手はいます。そこに対してどのようにアプローチしていくか。

 

「kanekoの練習はきつい」といわれるかもしれません。甘んじて受け入れます。補強などは地味ですから面白味もない。それでも「強くなるためには避けては通れない」という部分があります。「無駄に追い込む」という練習はしません。それは「自己満足」でしかないから。「きつい練習」をすることが「強くなること」に直結するのであれば「追い込み続ける」ことは必要だと思います。が、実際は違う。気持ちも続かない。だからこそ「やるべき時にはしっかりとやる」というスタンスを持たなければいけないのかなと。

 

各自練習の時は「見守る」ことに徹しています。質問してくれば答えますがこちらからあれこれ指示は出しません。朝練習でドリルをしています。ここも「見守る」だけです。自分が走りに必要な部分を自分で判断して取り入れる。そこに「意識」が向かなければこちらが何を提供しても結果は同じかなと。「課題意識」を持てなければ「与えられたことをやる」だけになってしまう。良いことではない。

 

「与えられる」ことに慣れてしまうと「与えられない」ことに対して大きな不満を持つようになる。練習計画も同様だと思います。細かい練習計画を立てるのが「当たり前」になってしまうと作らなければ「やってもらえない」と感じるようになる。部活動をするのであればこのあたりの「考え方」は変わっていかなければいけないと思っています。不満ばかり言って何もしないというのでは良いことはないですから。

 

話がかなり飛びましたが。多くの選手は体幹トレーニングを各自でやっていました。「手押し車120mやる」という選手がいたのでそれは止めました。翌日以降に大きな影響がでます。勢いで練習するのは避けてもらいたい部分はあります。上述のように「追い込むことが美学」というものは求めていません。冷静に判断してもらいたいなと。

 

前日にできなかった選手は省略しながら練習を進めていきました。ショートスプリントまでで終わり。2時間程度の練習としていたので120mはカット。本当はやったほうがいいのかもしれません。が、少人数で走るには少しきついかなというのもありました。何人かは残って手伝ってくれていましたが、「早めに終わらせたい」と考えていたので。

 

ぼちぼちです。この日の朝、スマホを落としました。先日、スマホカバーがボロボロになっていたので親しい先生方が100均で200円のスマホケースを購入してくださいました(笑)。幸いスマホケースに救われて大きな被害にはなりませんでしたが、液晶の一部に影響が出ました。文字が見えません・・・。辛い。どうするかを検討します。

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日々の変化

2021-01-15 | 陸上競技

雑記のようになるかもしれませんが。

 

先日、kd先生に選手の指導をしてもらいました。これがきっかけで選手の動きが変わりつつある。本当にありがたいことだなと思っています。私自身も勉強をさせてもらっています。細かい部分まで見ながら「修正点」を明確にしていく。「独自の視点」があるなと思います。我々では到底気づかない部分にも気づく。そしてそこを修正することで動きに変化が生まれる。まだまだ学ばせてもらうことは多いなと思っています。

 

こういう機会を大切にしたいなと思っています。今はいろいろな場面で指導をさせてもらえるようになっています。「なんとなくやる」というのができないタイプなので、ほかの練習とは違う部分があると思います。長い距離は走りません。走り込みという概念はあまりない。もちろん走りますが「倒れるまで走る」ということに意味を感じません。もちろん、時と場合によっては「オールアウト」させる必要もあると思っていますが、「倒れたからいい練習」だという感じはありません。「やった感」を出すことが目的ではないので。

 

kd先生に指導してもらってから今まで以上に「原点回帰」をしています。2020年の後半は「基礎の徹底」をやってきました。「膝締め」に時間を割いて「縦の動き」をひたすら繰り返す。年が変わり「少しずつ重心移動する」ということも始めました。特に力を入れて1週間取り組んでいるのは「加速段階」の見直しです。「1歩目の重心移動」を作る。ここで動き始めるとあとは比較的スムーズになる。逆に「その場足ふみ」のようになると無駄なパワーを使ってしまうので進まなくなる。ある程度やっていましたがこれまで以上に重視する部分なのかなと思っています。いつものパターンですが「特化」しすぎてしまうと他の部分が疎かになるのでここもバランスを見ながらやっていきたいなと思っています。

 

その最たるものが「前半マークの見直し」です。マークの位置を微調整しました。これも本当は1人1人違ってくるのでもっと考えなければいけない部分です。距離を延ばせばいいというものではありません。バランスです。移動を作り出すために何をするか。もちろん、「速く動く」ことも重要だと思います。ピッチが遅いとなかなか前に進みません。しかし、「速く動く」ことに着目しすぎると「速く進む」という感じと狙いが変わってきます。微妙な表現ですが。

 

私自身がかなりこだわって練習をするので少なからず選手もそういう傾向があります。「知識過剰」になってしまう。身体を動かす前に頭で考えすぎてしまう。「感覚を磨く」というよりも「頭で考えて何かやる」ということになってしまいます。これも何度か書いていますが「自分の感覚」よりも「知識に合わせた動き」をやろうとしてしまう。そのギャップがある選手は上手くいかなくなります。「考えるより産むがやすし」でしょうか。理解は必要だと思いますが「動いてみないとわからない」部分があります。

 

そのために「スティック」や「マーク」を使いながら「重心を進める」練習をする。補助的には道具を使ってやることもあります。火曜日にやった「加速段階T走」も同様かなと。無理矢理でも「進まない状況」を作る。その中で「どうすれば進むか」を身体を動かしながら感じる。単純に「距離を走る」とか「本数を走る」というのではない。

 

ここは相反する表現になるかもしれませんが。「力のある選手」は1本で最大スピードを出します。その分、反動も大きい。高いスピードを出すことで身体がダメージを受ける。そのため何本も何本も走れないというのはあると思います。しかし、一般的な選手ではそこまでの負荷になりません。身体にかかる負担が小さくなるからです。出力が小さければその分反動も小さい。普通の選手はある程度「本数」を消化することも重要だと思っています。1本の出力をあげられるようになるか。上げられないなら「本数」で負荷をかけるという感じでしょうか。

 

「1本の負荷を高めらるようにすればいい」と思われるかもしれません。が、やはり「普通の選手」はそこまで負荷をかけられません。オールアウトするまで追い込む。これができる選手は実は少ないと思っています。「競技に対する意識」も大きく影響してきます。普通の選手であれば「できるだけきついことはしたくない」と考えてしまいます。目の前の負荷が大きければ自分自身で知らず知らずのうちに自分でセーブしてしまう。ここを越えていけるかどうかは大きな話なのかなと。

 

それぞれに合った練習があると思っています。強い選手には強い選手の練習があるし、普通の選手にはその競技力に合ったことをしていく必要がある。動きに関しても同様かなと。目の前で見ながら「もっとこうしたほうが良いな」と感じながらやっていく。重要です。とはいえ、全てに口出しするのも違うのかなと。選手自身の感覚を大切にしなければいけない部分も出てきます。常に口出ししていると自分で考えることがなくなる。私に見られていることに安心していまう。また、すぐに渡しからの意見を求めてしまう。「ウンチク」が多くなって、走りに関して「あれがいい」「これがだめだ」という「評論」のように自分を見てしまうようになる。ここも考えていかなければいけない。

 

目の前で選手を見ながら「日々の変化」を大切にしていきたいと思います。今やっていることが選手に適しているかどうか。どのような動きをすれば選手がもっと前に進めるか。感覚が良くなるか。ここをもっともっと見直していきたいなと思っています。

 

うーん。何を書いているのか分からなくなりましたが。なんとなく数日間で感じたことを総論のように残しておきます。

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