kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

様々なトレーニング

2017-07-28 | 陸上競技
木曜日、この日はトレーニング中心にしました。前日に男子キャプテンから連絡があり、練習開始前に全体に話をさせて欲しいとのこと。任せました。自主性が明らかに不足しているので自分達である程度の事が出来るようにならなければいけません。

練習開始時に少しだけ話をしました。翌日から私は不在。「やらされている者」や「考えない者」はこういう時にきちんと出来ません。私が最も嫌なのは「裏表がある者」です。私の前だけきちんとやる。ここに何の意味があるのか。怒られるからやるというのであればやる必要はないと思います。全ては自分が強くなるため。そうであれば私が居ても居なくても「やるべきこと」をやるだけ。

練習メニューに関しては事前に作っています。これさえも当たり前ではない。先日の荷物の件にしてもそうですが「私がやる」のが当たり前だと思うならそれは大きな勘違いです。基本的な自分でやる。本当に練習で道具を使いたいなら自分で運べば良い。たまたま私が運んでいるだけで運ぶ「義務」はないのです。練習メニューにしても同様。与えられるのが当たり前ではない。専門練習がしたいのであれば自分で工夫すれば良い。考えないで「できない」「やってもらえない」と不平不満を並べている間は絶対に強くならないと思いますね。

そこから気持ちを切り替えて練習スタートさせました。これも何度も言っていますが引っ張っても仕方ないと思います。こちらも先日から思う事はあります。それでもかなり我慢してやっています。

アップメニューをやってからDM投げ。ここまではmmもNも参加。筋肉に刺激だけは与えたいなと思ったので。そこから別メニュー。二人は翌日身体が動かせないので軽く動かすことにしました。他の者はDMのラグビー走系を。更にはスーパー体幹補強。寝転がって補強をする機会が随分減っています。意図的に練習に組み込まないとできないですからね。人数の関係でtkg先生にも参加してもらいました。まー補助だけでも良かったのですが普通にやっていたのでこちらも止めず(笑)。かなりキツかったようです。

話が少し変わりますがこの春からtkg先生に練習に来てもらっています。完全なボランティア。私が給与を支払うくらいしないといけないのかもしれませんが。これから先指導をしたいと希望している。そうであればやはり指導する機会は必要だと思います。選手と関わりながらやる。現場を離れるとなかなかそれができなくなります。こちらとしては環境を提供したいなと。若いですから高校生と感覚が近いと思います。

私が常に前に出て「全員私についてこい」「私以外の指示は聞くな」という気は全くありません。様々な人に関わってもらいながら選手が成長すれば良い。前日の様子を見ていて「ヤバイですね」と言っていました。少し話をしてくれたようです。それにより選手が成長できるなら全く問題なし。人材は活かす。飼い殺しにするほどもったいないことはない。私的にも後輩を育てるというのが必要。様々な情報は提供していこうと思いますね。

で、話はトレーニングへ。スーパー体幹補強が終わってかなりへばっていたので遊び感覚で別のことを。テニス部から硬式ボールを借りてきて投げることに。ペアで。最初は地面に叩きつけてそれをノーバウンドでキャッチ。バランスも考えて左右両方。利き手ではない方で投げるのは難しい。更には真上投げ。これも左右で投げてノーバウンドでキャッチ。ワイワイ言いながらやっていました。様々なことをやる。それはそれで意味があると思うのです。正解なんかはない。気分転換も含めてやることに意味はあると。

もう少しやることに。せっかくボールがあるのでsndで教えてもらったボールを使ったゲームを。頭の回転を早くするという部分もあります。サイキングアップのための練習ですね。時間を区切ってやりました。インターハイ組も参加させました。15分程度だったと思いますがそれなりに変化があるかなと。「練習をやってもらう」という気はサラサラありませんがこちらも工夫をしていかなければいけない。そういう時代なのかもしれないですね。

終わってからはロープ登りと鉄棒。続いてシャフト補強。15m程度に短くしました(笑)。かなりやっているので。前任校では40mでやっていました。これはかなりキツい。選手が一番嫌がる練習だったと思います。昨年くらいからはその距離を20mにしました。他にもやりたい事が出てきたので組み合わせの中で実施することに。シャフト補強を40mやるとその後の練習に大きく影響します(笑)。身体をしっかりと作るという意味では距離を長くしたり重くしたりする方が良いのかも。投擲などをやるなら違う形も選択肢に入るのかもしれないですね。

最後にハードルジャンプ。やっていくうちに上手くなります。今回は何故やるのかの話もしました。地面からの力を上手くもらうためにどうするか。それをどう走りに活かすか。この辺りの事も考えながらやらなければいけないと思います。先を見据えた練習にしたい。

一応この辺りで終わり。最後にインターハイに行く2人に話をさせました。相変わらず話せません。それでも話をさせる。聞く方も何かを感じなければいけません。今回、Nの100mの公認記録は出場者中下から2番目。mmはランキングは少し上ですがインターハイで試技が始まる高さが340。ベストは310です。明らかにうちは弱い。それを痛感するために行く。県で勝っても中国で6番以内に入っても全国では戦えない。でも、足掻くことはできる。今回はOBの方のご協力によりSを山形に連れて行く事ができます。客観的に自分たちの取り組みや位置を把握する。そのために連れて行きます。Sを中心に女子を強化しようと考えています。だからこそ連れて行って感じ取ってもらいたい。

いよいよインターハイです。弱いですが足掻きます。手足をバタバタさせて足掻きます。何となく行って何となく帰ってくるというのではなく「出来ることを最大限やる」ようにしたいと思っています。

準備もバタバタ。なかなかです。
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変わらない

2017-07-28 | 陸上競技
水曜日、この日は2年生男子がほぼ不在。一人は体調不良で週初めから休んでいます。更には男子キャプテンとエースが課外のため不在。かなりしんどい状況でした。女子は淡々と自分のやるべき事をやりますが、男子は完全に「誰かについていく」パターンです。中心選手が不在の時に特に「弱さ」が出ると思っています。

練習の最初から雰囲気がどんより。行動が遅いのもあります。いやはや。前の記事にも書いていますが練習自体は「真面目取り組む」感じがあります。が、何人かは「やっているだけ」なのです。細かい事を意識するとか強くなろうという雰囲気ではなく「身体を動かす」という感じで終わってしまいます。

アップメニューにプレート種目をやらせようと思いました。準備するように指示をすると2年生女子が取りに行く。それはそれで問題はないのですが100m近く離れた場所にプレートを取りに行きます。結構重いモノを運ぶ。誰も気づきません。「荷物取りに行ってるんだけど」と呼びかけても動かず。何度か繰り返して呼びかけましたが分からず。周りが見えないというのはかなり厳しい。

アップメニューの時からほぼ声が出ません。2年生女子、淡々とやります。が、それでは良い練習になりません。自分たちさえ練習できれば良いという感覚では困る。チームとして考えるべきだと思いますね。あまりにも声も出ず雰囲気が重い。まー「お前のせいで雰囲気が悪いんだ」と言う人もいるでしょうね。かなり言い続けていますが変えることができません。

アップメニューが終わってからほぼ意欲なし。ドリルを各自でやらせることにしました。インターハイに行くNとmmも一緒にドリルを。基礎的なことの確認だけはしておかなければいけません。それにしても数ヶ月やって来て変化が見られないというのは何故なのか。考えさせられます。良く言う話ですが「牛を水辺に連れて行って水を飲むかどうか」です。牛自身が「喉が渇いた」と思っていたら勝手に飲みます。「飲みたくない」と思ったいたら急かしても背中を押しても飲みません。練習自体も同じだと思います。勉強も同様。

強豪校と言われる学校との違いはこの部分だと思います。今の2年生、なんだかんだいっても「強くなりたい」という意志を持ってうちの学校を選びました。2年生の中心になる選手は特に。他校ではなくうちを選んだ理由は「強くなりたい」から。1年生の間は甘さもありましたがここ数ヶ月はかなり変わっています。強くなる要素が詰まっています。全員加入というシステムの中でやっているとなかなか方向性が定まらない部分もあります。厳しい。自分でやったほうが早い。しかし、そういうものではない。

動きの途中からmmは専門練習へ。tkg先生に来てもらっているので見てもらうことに。この子の特徴としてやはり「走って跳ぶ」事だと思います。技術的なことももちろんなのですがうちのチームの特徴として走る中であれこれやっていくことが多い。だからこそ走って踏み切るという部分を中心に置きたい。それで良いかなと。

ドリルに入る前の段階で女子を集めました。取り組みの変化は認めます。が、まだ上級生としての意識が足りない。1年生女子が強くならなければうちは戦えない。それなのに厳しさを持って接する事が出来ていない。2年生は自分の事が中心になっている。もちろん個人競技ですから「個」が強くなることは必須です。しかし、「個」が強くなるためには雰囲気作りも必要です。ここ数ヶ月、明らかにSの取り組みは変わりました。リーダーになりつつある。NもMも変わって来ている。が、まだ声を出したり指摘したりというのが出来ない。誰か一人がやれば良いわけではない。そこの感覚を持てるかどうか。

ウインドスプリントをやってから次のメニューへ。チューブ5歩をやってから前半マーク。更に中間マークへ。Nのための練習ですね。中間マークのて時にNが「前傾を保とうと思ったらマークが来る」と言ってきました。分かりにくいかもしれませんが。ある一定の距離を走ってから中間マークを越えていきます。その時にまだ前傾を保ちたいのに中間マークが来るので起きてしまうとのこと。Nは他の者よりも5m下げて走り始めることにしました。こういう「やりとり」が出来るかどうかです。感覚を擦り合わせる。強くなろうと思えば自然に考えるようになります。言われたことだけをやるのではなく考える。それにより強くなるかどうかは決まって来る。

Nはそこからスタート確認。ここも腰の位置がちょっと...と言うので個別対応。戦うためにインターハイに行くのですから最優先事項はこの子の走りです。意欲的に取り組んでいる選手もいるのでNとの兼ね合いの中で指導を。

他の者はハードル走とタイヤ引き、スプリントの組み合わせ。中間対策ですね。接地ポジションをしっかりと作る。ロスのない走りを目指す中でやはり徹底しておきたい。ここも「取り組みの姿勢」が大きく反映されます。内容を理解して改善しようと思えば変わる。ハードルを跳んで身体の真下に接地するという感覚。パワーではなく接地ポジションを取りながらタイヤ引きを行う。それを生かして走る。全ては繋がっています。

ハードルを越える事が目的ではありません。ハイスピードで越える中で減速せずに走り続ける事が狙い。その話をしていますが1台目まで足が合わずに減速してからハードルを越えていく者も。うーん、だから違うんだって。一生懸命なのかもしれません。しかし、エネルギーの使い方がおかしい。間違った方向に使っても意味がなくなります。

ここまで練習を見て私は三者懇談へ。その後は120を中心に走らせました。

気がついたら選手から連絡が。練習後に話をしたそうです。行動が遅かったり、人について動いたりする。そこの部分を指摘したと。こうやって自分達できちんと出来ないことを認め、改善する努力をしていかなければいけません。少し任せてみるかなと感じました。何でもかんでも私がやってやるのは違う。今はそれでも良いかもしれませんが最後に困るのは自分自身。そうなる前にきちんと力をつけなければいけない。

上級生が優しすぎる。または無関心すぎる。秋に大きく伸びるために何をするか。そこの感覚です。

なかなかです。進んで行きたいと思います。
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