kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

少し話す

2017-07-09 | 陸上競技
土曜日、大雨予報でしたが微妙な雨。まー仕方ないですね。多少天気が回復していましたが学校での練習としていたので変更せず。こちらてしても少し話をしたいことがあったので。

新チームとして来年に向かっています。が、先日から「意識の差」がかなり気になっています。「頑張る」というのは出来るかもしれませんがどこを目指すのかという部分では明らかに足りない。とりあえず「頑張る」という中でやっています。練習にきちんと来てやれば良いというわけではない。その部分が引っかかっていました。

そのためこの日の朝は簡単にミーティングをすることに。トレーニングをする。その意味を理解しているか。なぜトレーニングをしているのかをわかってやっているか。ペアワークで考えさせました。まーほとんど考えられない。それなりに意見が出て来ます。速く走るために。その意見が多い。確かに。しかし、なぜトレーニングをしたら速くなれるのか?そこが分からずひたすら練習しているだけ。これでは強くならない。

私は基本的に「体幹保持」と「身体を動かすため」にトレーニングをしています。体幹固定と走りに活かすためのトレーニング。ある意味別に考えています。走ろうと思えばロスなく身体を動かさないといけない。身体がブレたら前に進むためのエネルギーが無駄になる。その部分も含めて固定できるようになる。

更に動くことを考えたら足を引き上げる筋力が必要になる。そこの部分が分かるか。やりたい動きがあっても基礎筋力がなければその動きはできません。

筋力が高ければ走れるのか。それは違うと思います。うちのNは筋力的には弱い。多分チーム最弱だと思います。以前に比べたらかなり強くなりました。入学当初は驚くべき弱さでした。今ではシャフトもそれなりにできます。中学時代は追い風参考で12秒40が最速。今は追い風参考で12秒22。筋力が上がったからタイムが上がったとは思いません。まだまだですから。

中学生は体重も軽く筋力がなくてもそれなりに走れていたりします。が、高校生になるとそうはいきません。中学2年生くらいが競技人生のピークになる選手も出て来ます。そこからどう対応するか。きちんと理解して取り組む必要があります。Nは自分の身体に合った筋力がそれなりに合った。だから走れていたのです。Nはこれからの選手だと思います。身体作りと技術的に部分をきちんと組み合わせていくことで可能性は高いと思いますね。

自分に合った筋力をつける。以前指導していたmakinoは筋力的にはかなり高かった。男子並みでした。が、ロープ登りは苦手でしたし懸垂系も苦手。身長と体重があるのでそれを動かすための筋力は足りなかった。他者と比べて高いとしても自分の身体を動かすために必要な筋力かどうかは別問題なのです。自分に合った筋力を身につける。それは動きを作るための筋力でなければいけない。

うちは筋力を上げるために様々な練習をしています。それをやるだけで結果に繋がるわけではない。接地ポジションや膝締め、スイッチングなどの動きを身につけていく必要があります。この辺りのことは本当に微妙な部分です。少し違うだけで推進力になるならないが決まって来ます。だからこそなんでその動きをしているのかを理解しなければいけない。とりあえずやっているという練習の流れではダメ。大半の選手はやるだけになっています。これで結果を出すのは無理。

トレーニングをすれば強くなる。それは違います。トレーニングをすれば筋肉が傷つく。その時に回復させていかなければいけない。だからそこタンパク質摂取とそのタイミングが大切になる。筋肉が傷つけば出血をする。アイシングなどをして体内出血を抑えるようにしなければいけない。女子は貧血になりやすいのでその辺りのことも含めてやっていかなければいけない。様々な事があるのです。

練習に対する理解。ここは大きいと思います。私の実体験も含めて話をしました。私は基本的に誰からも指導を受けたことがない。高校時代も大学時代も。高校に入った時に強くなりたいなと思っていたので様々な本を読んで勉強しました。トレーニングも含めて。なぜそれをやるのかを常に考えながらやっていた。中学時代、全くの無名選手であった私が高校では県で勝つことができた。大学ではそれなりに結果を残して全国に進むことができるようになった。常に考えるようにしていました。才能はそれほどなかったと思います。そこの差なんだと。

正確な動きをする。何故やるのかを理解する。ここはすごく大切だと思いますね。うちはまだまだ甘い。理解して他者に説明できるレベルにはなりません。意識レベルを上げていくことで初めて見えてくることがある。今はまだ弱いですが、私の話している内容をきちんと理解して取り組むことができる選手が出てくれば大きく変わると思います。

上手くまとまりませんが話した内容を適度に書いておきます。適度に(笑)
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雨の中走る

2017-07-09 | 陸上競技
金曜日、この日は天気予報が微妙。雨が降るのか降らないのか。練習判断をどうするかきなり悩みました。朝の段階では私は仕事優先にさせてもらいました。朝練に顔を出したいのですが前日出張だったこともあり最低限の仕事をしておかないといけません。うーん、案外忙しい。

更に前日、練習中に銀歯が取れました。これにより日常生活に大きな支障をきたします。食事することさえ難しくなる。歯医者、行けばすぐにやってもらえると思っていましたが絶対に予約が必要だと周りから諭される。朝から電話をして午前中に行こうと思っていましたが予約が一杯で入れないということ。うーん。なんとか午後入れました。治療自体はかなり早く終わりました。20分?これまで使っていた銀歯を再利用。助かりました。

練習は悩んだ結果競技場へ。翌日も雨予報だったのでどう濡れるなら同じだろうと。土曜日は学校でトレーニングをすることに。赴任した当初であればこの手の予定変更をした場合、大変だった事を思い出します。その時の状況に応じて練習計画を立てることになります。全てを予定通りにできることはない。今はなんとかこちらのやりたい方向性で進めさせてもらっています。助かります。

雨が降っているのでアップは最小限にしてさっさと練習を進めて行きました。練習時間は2時間程度かなと。ハードルを使ったアップをしてそこからウインドスプリント。休まずやりました。10バトンとカーブ直線の並走。そこから30&60。バトン中心でした。やはり1年生と2年生の温度差があります。なかなか分からないでしょうね。女子はこのままではかなり厳しい。経験不足。更には置かれている状況の把握。ここだと思います。難しいですね。

この辺りからmmが練習参加。1年生と比較するとかなり速い。走練習はほとんどやっていないのに。1年生の時は15秒近くかかっていたと思います。1年生の冬からはほぼ走練習がない。他校よりは走っているかもしれませんが専門的な練習が増えてきたおかげで走る量は極端に減っている。この日は雨だったこともあり「私も走ります」と。いや、なかなか前向き。唯一の3年生です。女子に声をかけながらやってくれてています。2年生が成長してきたとはいえまだまだ幼い部分があるので本当に助かります。

かなり走って最後に90m。2人1組で120mを使います。最初の30mを1人で走ってきて中盤の60mは並走。最後は後から出た方が単独で30m。途中の60mで競争をします。これはなかなか良い練習だと思っています。うちのNMを事例として挙げるとわかりやすいかもしれません。

最初の30mをMが単独で走ってきて30m地点でNが合流。バトンパスと同じようにマークを置いてそれを目安に出て行きます。少し短めに設定しているので走り初めの段階で抜かれます。前側から走ってきた方が有利ですから。前走者は90m走ります。60mくらいはなんとか持ちますが最後の30mは必死。後ろからNが追ってきます。Mが70m地点ということはNは40m地点です。Nのスピードが上がってきた段階とMのスピードが低下し始める段階です。

ここで自分の動きができればスピード低下を抑えるための練習になります。300mを走るよりは間違いなく負荷がかかる。高いスピードでの持続力です。1本走っただけでかなりの負荷。説明が分かりにくいかもしれませんが。こうやって出来る練習をしっかりと考えてやるというのは意味があると思っています。どこかの学校がやってるというのではなく自分自身が意味があると思って取り入れています。基本思いつきですが。

この手の練習をきちんと積んでいければ秋にはかなりの水準で走れるかなと感じています。身体作りと並行して質を上げていけたらなと思います。

この日、途中でスポ少のコーチが来てくださいました。うちのチームを支援していただいています。周りの方に応援してもらえる。これだけで本当にありがたい。うちのチームが周りに何かしらの影響を与えられるかどうかは分かりませんが。高校生としてそれなりの責任もあると思っています。小学生や中学生とも一緒に練習をしていけたら良いなと思います。

しかし、雨が降り続けます。なんなんですかね。
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