kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

時には厳しく

2015-11-20 | 陸上競技
練習について書いていたblogですが何だかわからないうちに、考えただけを書いている雰囲気になっていますね。良いのか悪いのか。分かりませんがまー自由に書いていきたいと思っています。

「夢」という抽象的な話を書いています。分かり難いですね。それでもこちらとしてはやらないといけないことがあると思っています。「夢を語る」という部分は大切にしたいですが「根拠なき夢は空想でしかない」と思っています。高い目標だけ掲げてそれに向かう方法論が伴わなければ決して届かない。綺麗事だけを言っていたら本当に「理想論で終わってしまう」と思っています。これまでのやり方を考えながらも譲れないところは絶対に譲らない。それくらいのスタンスがなければ成果を上げていくのは難しいと思います。

「楽しくやる」という部分を書きました。が、これはあくまで一部分であって全てを楽しくやるのは違うと思います。選手のやりやすいように練習をやっていく。キツイことは避けてとりあえず笑いながら練習を重ねていく。これは絶対に違うと思っています。間違った方向に進めばきちんと指導しないといけない。常に楽しくやっていけるほど甘くはないと思っています。

昨日、トレーニングを行いました。半年前に比べると本当に筋力も上がりました。取り組みのレベルとしてもかなり上がったと思います。当たり前ですが。ここで満足するというのも一つの段階だと思います。指導者として「前より良くなった」という水準で納得する。それに合わせて選手も「前より良くなった」と感じることでしょう。間違ってはいないと思います。が、そこで止まるわけにはいかないのです。「褒めて伸ばす」というのもあります。私自身も指導中には褒めます。出来るようになった時にはきちんと認めないといけないと思っています。しかし、プラスに捉えられる部分もあれば同時にマイナスに見える部分もあるのです。

せっかく負荷をかけているのに股関節の開きが甘かったり、接地の時に軸足が曲がってしまったり。スクワット系できちんと深くできていなかったり。こんな時に優しく諭してできるようになるか?できないと思います。言い方はキツくなります。これで選手が「怒っているからやらないといけない」と感じるようであれば意味がないと思っています。話はします。怒っているわけではありません。出来ていないところきちんとその場で指摘していくことは必要なことだと思います。言葉かキツくなる事だってある。

トレーニングはキツイ。それはわかりきった事です。そんな時に厳しい言い方をされたらやる気を失うという選手もいるかもしれません。が、本当に大切なのは何でしょうか?ある程度の練習をやれば良いのでしょうか?私は違うと思っています。ある一定の水準に来たら求めるレベルを上げていかなければいけないと思っています。それができなければ本当の意味での「練習」にはならないからです。私はメニューだけ示して「やっておけ」という形では指導しません。もちろん用事があれば仕方ない部分もありますが。基本的にグランドで見る事を優先しています。だからこそわかる事がある。見ているから成長も分かるし、やり切れていないとことろも分かる。

狙いとするところを明確にしていくためには時として厳しく指摘しなければいけなくなります。誤解なきよう書いておきますが、最初の段階と比べるとめちゃくちゃ成長しています。個人の成長を間近で見る事ができて本当に幸せだなと思っています。だからこそもう少し良い練習をさせたい。これが分かってもらえるかどうか。素直に一生懸命にやってくれます。身体づくりには時間がかかります。半年経過したねある程度の筋力がついてきました。ここからは身体の使い方や真ん中から動かすという部分まで考えて取り組ませたいと考えています。

「楽しい」を別の意味でも感じてもらえたらと思っています。これまでできなかった事が出来るようになる「楽しさ」もあるのです。身体的にも精神的にも強くなっていくプロセスの中で「厳しく指導」というのも必要になってくると思っています。

プレート歩行の際に流れでやってしまう。ここを一旦静止しながらやるようにしつこくしつこく話しました。自分では止まっているつもりでも実際は止まれていない。だからこちらも指摘する。キツイ中での指導ですから「分かっている」と感じるでしょう。それでもしつこく言います。私には全くプラスになりません(笑)。逆にしつこいなと思われてマイナスになる可能性だってある。しかし、こちらのやるべき事はグランドで「選手を成長させる」事です。キツイところでも我慢してやるように叱咤激励しなければいけない時もある。きちんとできた時には認める。必要な要素だと思っています。

またも何の話か分かりません。「楽しくやる」という部分だけ書いていたので私の考え方をそれだけだと捉えられるのは違うなと思っています。越えなければいけない壁がある。それをきちんと越えていくためには厳しさも必要です。そう考えています。
コメント
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