kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

次の段階へ

2008-07-30 | 陸上競技
2週間半で第1期強化期を終え数日間回復に充てていましたので、今日はしっかりと走り込む第2期強化期へ移行したメニューを実施。1年生は基本的には貯金を作らないといけないのでそのためのしっかりとした練習です。

前半は今やっている動きの習得のための基礎練習。暑いので少し休息を取りながらの練習を進めることにしています。例年に比べて暑さがヒドイので水分補給と休息にはかなり気を配っています。短い距離ではかなり良い動きができるようになってきました。ひたすらやっているだけあります。加速段階の脚の運びと中間での動き。ここに重点を置いてやっています。

セット走はこれまでの量から2~3本程度増やしました。この部分だけでもかなり負荷が違うと思います。男子と女子で本数と組み方に差をつけました。差別?かもしれませんが、それぞれの特性を生かした練習をするべきだと思っています。この辺りは選手にきちんと説明してから実施しました。普通の女子なら「男子と女子で練習が違うのは嫌だ」というかもしれません。根本的に違うのだから練習も違う部分があって良いと思います。
1セット終了後、理由不明で走れなかった者に話をしました。SDや加速走できちんと走れていたのに、150mで最初から遅れていくのはおかしいと。たった数分間の間に大きく動きが変わってしまう可能性は低いと思います。それなのに他の者について行けなかったのは何故か?ここは自分の中できちんと整理していく必要があります。理由が分からないまま走れないというのが一番問題です。2セット目からはきちんと修正されましたが、本来なら1セット目からきちんと走れないといけません。「やるだけ」の練習はしたくありません。避けたいですね。それを全員が理解した中で進めていくから意味がある。考えないといけません。

故障者、数人いますが原因がはっきりしない者が多い。自分達でかなりの治療院に行っています。それでもなかなか改善されません。走れない日々が続けば精神的にもしんどくなります。走れない者を走れる者がどうフォローしていくかもチーム状態を良くしていくためには必要不可欠です。雰囲気を変えていくことができるのは各自です。できるかどうかではなく「やる」しかないのです。

話の間にネットでインターハイの動画を見たという者が何人かいました。これも意識の高まりとつながる部分です。興味がない者は絶対にないですからね。同じ高校生が戦っている場所。少しでも近づけるように最大限の努力をしていきたいですね。気持ちを動かすのは選手自身です。やらさせる練習では何も変わりません。「見ろ」と言われても家に帰ったら見ないかもしれません。補強も同様。「やった方が良い」と言われてもやらない者は絶対にやりません。それは「そこまでして強くなりたい」と願わないから。「意志ある所に道は開ける」です。自分の意志がなければ絶対に何も変わらないのです。一時的に変わるのは誰にでもできます。それを本物にできるかどうか?ここに「本物」かどうかの違いがあります。しっかりと見極めていきたいですね。

そろそろ次の段階に進みたいと考えています。
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