kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

暑くて暑くて

2008-07-19 | 陸上競技
今日は一段と暑かったですね。朝の時間帯に練習することは少ないのでダメージがでかい。近くの野球場では高校野球の応援の声が響いています。夏らしさが増してさらに暑い(笑)。日蔭で休みながら練習をしました。

最初の段階で夏休みの取り組み方を話しました。練習に来た瞬間から、競技場に入った時から陸上以外の事は考えなくていいと。女子は「女を捨てる」、男子は「馬鹿になる」という気持ちが無ければ飛躍的に強くなる事はありません。練習場所に来てから日焼け止めを塗るなんていうのは問題外です。日焼け止め塗るなとはいいませんが、ここ数年の流れからこのレベルに一生懸命になる選手は競技よりも他の事が優先されます。日誌と同様にかなりの確率です。日焼け止め塗るなら来る前に塗れって話です。厳しく話をしました。伝わらなければそれまでですから。歴史は繰り返す…、それだけです。本気になれないならこちらも本気にはならないだけ…。ここ最近はそのレベルの話はしていなかったのでもう一度確認のために念押しです。ここ数年で私自身が学んだ部分です。「覚悟」が必要です。

練習ではウインドスプリントから動きが良かったですね。昨日それほど走っていないからじゃないかという噂もありますが(笑)。ここ最近は男子が積極的に話を聞きにきます。「スタートの出だしの感じが…」とか「加速段階の脚の動きが…」というのを聞いてきます。そういう意識の高まりは競技力の向上に確実に結び付くと思います。実際、今日は他校の選手と一緒に走りましたが悪くはありませんでした。手動で11秒7で走った事があるという選手に5番手、6番手がきちんと競り勝っていましたしね。まー他校の選手はサーキットで力尽きていたんじゃないかという気もしますが(笑)。少しずつ着実に力がついてきている感じはあります。もちろんまだまだやることがたくさんありますが…。

走練習が終わってウエイトをしましたが、久々にゆっくり見たら1年生の筋力がかなり上がっている事に気付きました。2年生が冬期に入った時の筋力以上のモノがあります。クリーンなんかも全然違います。かなり補強をしているのが形になって来ている感じがします。これも積み重ねです。上級生を見るからいつの間にか負荷をかけているのだと思います。昨年の1.5倍位の成長度です。これがきちんと走力に結び付いていけばと思います。ここ1ヶ月、かなり補強をしています。走る練習もしますが、補強に割く時間もかなりあります。基礎筋力のアップが必要です。股関節の補強も他校と比べると多いと思います。気がつけば選手が補強の種類を増やしていたりします。いい傾向です(笑)

やりたいことがたくさんあるのであっという間に時間過ぎます。量を落とす時はきちんと落としていこうと思います。経験を積みながら改善していきたいと思います。ちょっと楽しくなってきました。
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昨日の出来事…

2008-07-19 | 陸上競技
昨日思った事、感じた事を書こうと思っていてその前に…とkida先生のblogを見たら書こうと思った内容が被ってました(笑)。それでも書きますが(笑)

昨日防火訓練があって消防署の方が来られました。実演で消火器や消防車での消火訓練もありました。全員座って見るようにという指示が出ましたが、グランドの上なのでお尻を付けて座るとズボンやスカートが汚れます。しゃがんだ状態で実演を見ることになります。この態勢は結構しんどいらしく、ブーブー言っています。指示が出て1分もたたないうちに3年生の一部が勝手に立ちました。見えづらい、暑い、態勢がしんどいという部分でしょう。自己中心的な考えだと判断しています。全く我慢ができません。
我慢できないのは一部ではありません。数人が立ったらその周りの者が立ち、段々座っておく事ができなくなり半分以上の者が立ちました。最悪です。それによりほとんどの者が実演を見ることができない状態になりました。前の人が勝手に立っていくのだから自分も立たないと見えない。自分が何かをしたら周りにも影響があるという認識を持てないのでしょう…。我慢が出来ないため、「自分が良ければ」という考え方が最優先されます。かなり問題があります。

私は形式だけの事が好きではありません。意味があるかないかで判断します。無意味に見えて大切な事もありますが、「面目を保つ」とか紙に書いてある文字を読んで「きちんと話はしていた」と言う。いやー、そこからは何も生まれませんからかなり無意味です。きちんと自分の言葉で伝えていく事がなにより大切だと思っています。担任としても顧問としても人間としても人の「心」を動かすのは「言葉」であり、「本質」をどこまで考えられるかだと思っています。「何故やらないといけないか」を理解させなければ前には進みません。だから「言葉」を使い伝えていくのだと。理由のない行動では何も生み出しません。周りから認められない行動は独りよがりでしかありません。きちんと判断できる人間を育てていかなければいけません。

形式的な指導は私にはできません。自分が意味がないと思っている事に対して本気になれと心から言えないからです。私の言葉が届く範囲がどこまでかはわかりません。しかし、出来ることはしたい。そう強く思った夏休み前でした。
コメント (2)
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