ぱぐぱぐ通信

環境にわるいペットボトル飲料を買わないジョー・てるりんの絵日記みたいなものです。

最近読んだ本「信長死すべし」

2016年09月29日 11時49分52秒 | 本・映画 な行
「信長死すべし」




冠位を与えるだけの帝(天皇)をわずらわしく思い、

安土城の天守から湖北を悠然とながめる信長。

一方で、武力でことをなし、朝廷をないがしろにしていると信長を目障りに感じている帝。


その帝の命を受け、明智光秀に織田を討てとそそのかす公家たち。

天正10年4月22日から、6月1日の本能寺の変をへて、

光秀が討ち取られるまでが、それぞれの登場人物の視点で描かれます。


☆☆☆☆☆

最近読んだ本「黄金の太刀」

2016年09月29日 11時48分38秒 | 本・映画 あ行
「黄金の太刀」






直木賞作家が渾身の筆で紡ぐ本格時代小説

刀商人と、希代の詐欺師とのだまし騙されの道中が描かれます。

二人とも刀に対する目利きは相当なもの。呼んでいるだけで、刀を知った気になります。


金を練り込んだ刀に一万両という法外な値がつきます。

しかし、純金は柔らかい金属。

見た目は華やかになり、観賞用にはいいでしょうが、実用的ではありません。

前職が鋳物屋(鉄を高温で溶かして鋳型に流し込み、製品にする)のてるりんとして、

面白く読めました。


☆☆☆☆

最近読んだ本「火天の城」

2016年09月27日 14時34分59秒 | 本・映画 か(が)行
「火天の城」





信長から安土城の築城を命じられた棟梁、岡部又右衛門父子の奮闘が描かれます。


「天にそびえる五重の天主を建てよ」

この無理難題を形にするため、前代未聞の大仕事に挑みます。

大工の意地や情熱、創意工夫に、ぐいぐいと引き込まれます。

松本清張賞受賞作。




なぞの失火で焼失してしまう安土城の完成までを、リアルタイムで読んでいるようです。

わずかな期間しか存在しなかった城なだけに、ロマンが漂います。

長信の野望が同時に語られるところが、第二テーマでしょうか。

☆☆☆☆☆


最近読んだ本「科学技術は日本を救うのか」

2016年09月27日 14時32分01秒 | 本・映画 か(が)行
「科学技術は日本を救うのか」





「日本の子供たちは夢をもてない」

とかたられます。

その理由を

「日本は豊かになったが今後の方向性が見えないからしらけてるんだ」と挙げています。


その後、

「環境問題解決という高邁な理想を掲げ皆で取り組もう」

「本当は凄い日本の科学技術大活躍!子供たちも夢を持つようになるだろう」

と続けています。




著者が衝撃を受けたという調査結果によれば、子供たちが夢をもてない原因は

「失業の不安があるから(73%)」が圧倒的多数だそうです。

だとすれば、子どもたちが夢を持てないのは、

日本に理想がないからとかそんなんではなく、

もっと差し迫った日常の不安でしょう。

ドルショック、石油ショック、リーマンショックなどによる

勤務先企業の突然の倒産や経営縮小、リストラなどなど。

とかくこの国の今の現状は不安材料に事欠きません。



実際豊かになったのは著者や政治家、大企業の役員らなど一部の人間だけで、

大部分の日本人は実際には豊かさなど感じてないでしょう。



しかし、東大を出てMITで博士号をとり、東大教授まで登りつめ、

現在は科学技術振興機構なんていかめしい名前の理事長を勤めておられる著者には

それが理解できないのでしょう。




最近観た映画「四月は君の嘘」

2016年09月26日 14時35分09秒 | 本・映画 さ(ざ)行
「四月は君の嘘」






ある病気を抱えたバイオリニストの女子高生(広瀬すず)が、

かつて神童と呼ばれながら、

母の死を境にピアノを弾けなくなった男子高校生、有馬公生(山崎賢人)の青春を描きます。


コンクールの途中でバイオリンの演奏を止めても、特別に上位のコンクールに招待されたり、

父子家庭のピアニストの男子高校生の家の父親が何も登場せず、

どんな暮らしているのかまったく描かれなかったりと、

表現が不十分でなかなか映画に入り込めません。

女子高生の病気も不明で、クエスチョンマークが点滅しっぱなしです。




最近は映画のロケ地に注目しがち。ロールエンドを見ちゃいます。

そうしたら照明さんに「泉谷しげる」とあって、

「お。フォークの大御所と同姓同名だ」少し驚きました。



てるりんはこの日、

この映画を「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」だとばかり思って、

映画館まで足を運んだ馬鹿者です。

予告で「ぼくは明日…」が始まったのを見て、やっと「あれ ?」と感じたい次第です。

とほほ。


感涙度 3

はらはらドキドキ度 3

居眠り度 78

総合 ☆☆

最近観た映画「遊星からの物体X」

2016年09月23日 17時51分48秒 | 本・映画 や行
「遊星からの物体X」

TUTAYAでレンタル。








「きのこ王国」ではなく、

南極基地に現れた謎の宇宙生物に立ち向かう隊員たちが描かれるSF。

ジョン・カーペンター監督

一匹の犬をヘリなどを使って執拗に追いかけ射殺しようとするノルウェー隊員たちが、

無残に死んでしまう場面がプロローグ。

「なぜ、一匹の犬ごときに、大追跡を」という疑問から、

米国隊員がノルウェー隊の基地を捜索すると、

自殺し凍り付いた隊員の遺体。

もう一つは、謎の生命体の焼死体だった。

調査のために持ち帰った記録フィルムと焼死体を調べる隊員。

一方、逃げ切った犬は夜になると、おぞましい異星物に変身し、

ほかの犬たちに触手を伸ばす。

異星物と同化した犬は隊員たちに襲いかかります。

はたして襲われた隊員も異星物になったのか。

疑心暗鬼に陥った隊員たちの苦悩が始まります。






居眠り度 0

感涙度 0

はらはら度 88


総合 ☆☆☆☆

最近観た映画「BFG(ビッグフレンドリージャイアンツ)」

2016年09月23日 17時46分53秒 | 本・映画 は(ば・ぱ)行
「BFG(ビッグ・フレンドリー・ジャイアンツ)」




身長7メートルながら巨人の国では小さなBFG(ビッグフレンドジャイアント)と、

BFGにさらわれた孤児の少女が、巨人の国で冒険するファンタジー。

巨人の国には人間が好物という、身長20メートルもあろうかと思われる9人の巨人が

暮らしています。

巨人の中ではちびすけのBFGは、自分をいじめるほかの巨人から自由になりたいのに、

なかなか一歩を踏み出せません。

処女をかくまいながらひっそりと暮らすBFG。

やがて巨人たちは少女を見つけます。

人間をとって喰おうとする巨人たちから逃げる少女とBFG。

反撃の機会はあるのでしょうか。



感涙度 10

はらはらどきどき度 68

居眠り度 30

総合 ☆☆☆

ちょっと前に見た映画「嫌な女」

2016年09月21日 15時11分55秒 | 本・映画 あ行
「嫌な女」




司法試験にストレートで合格した弁護士の石田(吉田羊)の元へ、

婚約破棄で彼氏を訴えたいと、いとこの小谷(木村佳乃)がやってきます。

石田は29歳で結婚し、順風満帆で暮らしているようにみえて、

実は仕事も結婚生活も失敗つづきで、少しいらつき気味。

石田は子どもの頃からわがままで小谷が大嫌いだった石田は、

今回も小谷に振り回され、怒りを増していきます。



ひまわりと太陽の関係が語られるのが妙に印象的です。

ファルコンズのS監督が大好きというプリンが登場するのも、気になります ^^



吉田羊の切れ長の目に惚れてしまったてるりん。

というわけで大甘な採点です ^^


居眠り度 0

感涙度 15

はらはらわくわく度 40

総合 ☆☆☆☆★

ちょっと前に見た映画「セトウツミ」

2016年09月21日 15時07分28秒 | 本・映画 さ(ざ)行
「セトウツミ」




原作は、関西弁の男子高校生2人が放課後にまったりとしゃべるだけという漫画が原作。

塾通いの日々を送るクールな内海を池松壮亮が、

天然で元サッカー部員の瀬戸を、ちびちくりん3号が大ファンの菅田将暉が演じています。





(東日本大震災の、復興しつつある被災地で働くちびちくりん3号)


番長風の上級生にいたぶられたり、

片思いの女子高生にどうやって告白したらいいのかをとりとめもなくしゃべったり、

それぞれの家庭の不和などを告白し合ったりという連作短編。

どれにもほのかな笑いがあります。

でも、これといってメッセージ性は感じられません。

そこがいいのかな。



居眠り度 0

笑い度 72

安心して見られる度 90

総合 ☆☆☆★

あしあと