「東出君(映画「寄生獣」の島田秀雄役)が来てるよ。 小松菜奈ちゃんも近くで見られた !」
帰宅したちびちくりん3号が、少し興奮気味で話し出す。
「菜奈ちゃん、ちょ~、くぁわい~」と止まらない。
受験勉強に励んでいたちびちくりん2号が、少し顔を上げる。
「窪田君もいたんだよ。何かの映画のロケだって」
3号がこんなにしゃべるのは久しぶり。
ちょうど勉強に疲れていた2号は
「どこで ?」と会話に加わり出す。
「パレの近くのマンション。立ち止まってみているとスタッフに注意されるけど、
歩いてればいいみたい」と、直前の体験を、ちょっぴり自慢げに話す。
2号は「じゃあ、パレにアイスクリームを買いに行こうよ。そのついでに、
ロケ現場をみよう。ねえお父さん、アイスクリーム買って~」
と、かわい子ぶりっこでアピールする。
長野県でのキャンプから帰宅して1時間で、まだ疲れのとれない父てるりんは
「小遣いで買うのなら、散歩がてらにつきあってやる」
と甘さを見せる。
というわけで、三人でロケ現場に向かいました。
3号の情報によると、映画のタイトルは非公開で、ロケの事前情報も出していないとか。
お前はいったいどこで、そんな情報を得てきたんだ。
ロケ現場に近づくと、大型照明をつり下げたクレーンがマンションを照らし出し、
赤いライトを持ったスタッフがあちこちに。
周囲のやじ馬から、同類だとだと思われたくないてるりんは、
何食わぬ顔でパレに向かう。
父「おい3号。お金はいくらある ?」
3号「あ、財布、置いてきちゃったぁ ^^」
父「2号、お前は財布は ?」
2号「私も持ってないよ^^]
というわけで、ロケを見学することに ^^
現場近くで立ち止まっているとスタッフに排除されるので、
食料品スーパー「パレ」の立体駐車場から見下ろそうと、
歩行者用階段を登る親子3人。
立体駐車場の2階に登り、見学。
一番最初に反応したのは、2号。
「ほら、あそこ。東出君だ」と言って、スマホで動画を撮影し始める。
でも遠いし、暗いので、なかなかうまく撮れない。
マンションとパレの間にある屏を指さし、
「屏のこっち側なら警備員からも見えないから、行こう。
ごみ箱があるから、上に乗ればばっちりだ」と、誘う父。
屏際にやってきて、いざごみ箱に登ろうとしたちょうどそのとき。
「あ、パレの警備員だ」と2号。
あわてて、屏とビルの間の幅50センチほどのすき間に逃げ込む親子3人。
しかし。
20メートル先には無情にも金網があって行き止まり。
「万事休す」とあきらめ、後ろを振り向くと、警備員の姿はない。
足音を忍ばせてごみ箱の近くまで戻り、身を伏せて警備員を見ると、
警備員のオジサンもロケを気にしている様子。
「よし、このスキに逃げ出せ」と、そ~っと、現場をあとにする親子3人でした。
しかしこの親子3人は、尋常ではなかった。
この危機に懲りず、またパレに引き返して、
今度は立体駐車場の4階まで登って、ロケの見学を続ける親子3人だったのでした ^^
帰宅したちびちくりん3号が、少し興奮気味で話し出す。
「菜奈ちゃん、ちょ~、くぁわい~」と止まらない。
受験勉強に励んでいたちびちくりん2号が、少し顔を上げる。
「窪田君もいたんだよ。何かの映画のロケだって」
3号がこんなにしゃべるのは久しぶり。
ちょうど勉強に疲れていた2号は
「どこで ?」と会話に加わり出す。
「パレの近くのマンション。立ち止まってみているとスタッフに注意されるけど、
歩いてればいいみたい」と、直前の体験を、ちょっぴり自慢げに話す。
2号は「じゃあ、パレにアイスクリームを買いに行こうよ。そのついでに、
ロケ現場をみよう。ねえお父さん、アイスクリーム買って~」
と、かわい子ぶりっこでアピールする。
長野県でのキャンプから帰宅して1時間で、まだ疲れのとれない父てるりんは
「小遣いで買うのなら、散歩がてらにつきあってやる」
と甘さを見せる。
というわけで、三人でロケ現場に向かいました。
3号の情報によると、映画のタイトルは非公開で、ロケの事前情報も出していないとか。
お前はいったいどこで、そんな情報を得てきたんだ。
ロケ現場に近づくと、大型照明をつり下げたクレーンがマンションを照らし出し、
赤いライトを持ったスタッフがあちこちに。
周囲のやじ馬から、同類だとだと思われたくないてるりんは、
何食わぬ顔でパレに向かう。
父「おい3号。お金はいくらある ?」
3号「あ、財布、置いてきちゃったぁ ^^」
父「2号、お前は財布は ?」
2号「私も持ってないよ^^]
というわけで、ロケを見学することに ^^
現場近くで立ち止まっているとスタッフに排除されるので、
食料品スーパー「パレ」の立体駐車場から見下ろそうと、
歩行者用階段を登る親子3人。
立体駐車場の2階に登り、見学。
一番最初に反応したのは、2号。
「ほら、あそこ。東出君だ」と言って、スマホで動画を撮影し始める。
でも遠いし、暗いので、なかなかうまく撮れない。
マンションとパレの間にある屏を指さし、
「屏のこっち側なら警備員からも見えないから、行こう。
ごみ箱があるから、上に乗ればばっちりだ」と、誘う父。
屏際にやってきて、いざごみ箱に登ろうとしたちょうどそのとき。
「あ、パレの警備員だ」と2号。
あわてて、屏とビルの間の幅50センチほどのすき間に逃げ込む親子3人。
しかし。
20メートル先には無情にも金網があって行き止まり。
「万事休す」とあきらめ、後ろを振り向くと、警備員の姿はない。
足音を忍ばせてごみ箱の近くまで戻り、身を伏せて警備員を見ると、
警備員のオジサンもロケを気にしている様子。
「よし、このスキに逃げ出せ」と、そ~っと、現場をあとにする親子3人でした。
しかしこの親子3人は、尋常ではなかった。
この危機に懲りず、またパレに引き返して、
今度は立体駐車場の4階まで登って、ロケの見学を続ける親子3人だったのでした ^^