ぱぐぱぐ通信

環境にわるいペットボトル飲料を買わないジョー・てるりんの絵日記みたいなものです。

映画「365日のシンプルラフ」

2015年01月31日 19時06分06秒 | おすすめ
映画「365日のシンプルラフ」

フィンランドに住む青年が失恋を機に、すべての所有物を倉庫に保管し、

一日に一個だけ持ち出して生活するというドキュメンタリー。

ルールは二つ。持ち出せる荷物は一個。一年間、何も購入しないこと。

1日目は、素っ裸で町を走って倉庫にたどり着き、パンツ一枚を持ち出します。

倉庫の中で、何を持ち出せばいいのかを少し考えるシーンがかわいらしい。

生活必需品が多いのは当たり前ですが、新しい彼女ができると、

必要ないと思われるものを持ち出すようになるのもうなずける。

☆☆★



日本のロック歌手鎌田ひろゆきさんの名曲「序章」で

「このジャケットだいぶくたびれているけど、

自分に似合うのはジャケット1枚か2枚だとと思った~」

と歌っています。映画とイメージが似ている感じがします。

冬の桶ケ谷沼

2015年01月30日 20時11分35秒 | 写真
磐田市の桶ケ谷脱はこの時期、ほとんど木が葉を落としています。



「なんにもないのかな。いやいや、自然なのだから、生きものはいるはず」などと

考えながら散策路を歩きます。



あ。

ありました。

落ち葉に隠れてキノコが。



こんな乾燥している時期にも生えるんですね。



注意して観察してみると、こんなところにもキノコが。




樹勢が弱っているから、とりつかれちゃうんでしょうか。




カマキリの卵も見つけました。

もうすぐ、体長1,2ミリのカマキリの子が一斉に飛び出してくることでしょう。





あ、コゲラだ。

キツツキの一種。マネできないほど早く、木の幹をつついていました。




こんな鳥もいました。

名前は調べておきますね。

映画「フランシス・ハ」  「100歳の華麗なる冒険」

2015年01月30日 19時47分00秒 | おすすめ
映画「フランシス・ハ」

ヒロインの「だめ女」は、西海岸からニューヨークに出てきたフランシス、27歳。

親友のソフィーと同居して、ダンサーを目指しています。

さまざまな失敗をしながらも、くじけずへこまず、踊り続けます。

かわいいのに、男子から「非モテ」だと言われるのは、

子どもっぽくてうぶだからかな。

タイトルの「フランシス・ハ」の「ハ」は、最後に「ははぁ~ん」とわかります。

☆☆☆★



「100歳の華麗なる冒険」


スウェーデンの国民的ベストセラー小説「窓から逃げた100歳老人」が原作。

元爆弾専門家の100歳の老人アランが誕生日に、老人ホームから脱走するのが発端で、

ふとしたことで大金入りのスーツケースを手に入れてしまい、

途中で知り合った老人と珍道中を繰り広げるアドベンチャーコメディです。

大金を取り戻そうとするギャングや、警察からも追われながら、行く先々で出会う人々と、

トラブルを乗り越えてゆきます。そのつど、数々の歴史的事件に立ちあってきた老人アランが、

自分自身の波瀾万丈な人生を振り返ります。

☆☆☆☆




しかし、長女のちびちくりん1号が大学受験の真っ最中だというのに、

映画三昧、読書ざんまいで相変わらずののんびり屋というか、うつけもののてるりんです。



そんなてるりんも、大好きな○○を封印しているんですよ。

しかも、1号の最後のバスケの試合があった1週間前から。

願をかけているつもりではないと自分では思っているのですが… … …

やっぱり、かけているよね ^^



なにはともあれ受験生の皆さん。

けがと病気に気を付けて、春を迎えてください。

「いつでも全力」

「やるかやらないか迷ったときには、やる」

ですよ。

本「今日よりよい明日はない」「無名の人生」

2015年01月29日 12時35分38秒 | おすすめ
「今日よりよい明日はない」玉村豊男著







「今日よりよい明日はない」

ポルトガルの言葉だそうです。

だとしたら、私たちは、いま与えられた現在を素直に楽しめば良いのです。

「今日もよく働いた。仲間と楽しもう」と思い

「でもまだやることが残っている。さあ、明日もがんばろう」

と考えられる毎日を過ごせれば幸せです。



資生堂の広告を例に挙げた説明があります。

前田美波里さんの若い頃と40年後の写真を並べてたビジュアルについて、

「デビュー当時はかわいいけれど、40年たったいまの笑顔が、もっとすばらしい。

60歳とはだれも信じることができないほど若々しい。

ただ若く見えるというのではなく、

年齢とともに積み重ねてきた自身や余裕覚悟が充実した人生そのものの厚みとして、

彼女にしかない美しさを輝かせている」

とつづられます。


「今日が最高」という毎日を積み重ねて、女性は美しくなっていくということでしょうか。

それとも「女性は年齢に見合った美しさがある」ということでしょうか。

☆☆☆★





「無名の人生」渡辺京二著






「貧困問題など俺には関係ない」

エチオピアの人たちは本当に不幸なの ?

というメディアの質問に、イバン・イリイチはこう答えたそうです。



手助けするから、不幸な人たちがいるように見える。

そこの人たちはそこそこ、幸せに暮らしているんだ、

というようなことらしい。


頼まれないボランティアは、お節介なだけかもしれません。

それを自覚した上で、ボランティアに励めば、問題はなさそうな気がします。


☆☆☆★

本「利休にたずねよ」「利休の風景」

2015年01月20日 20時06分33秒 | おすすめ
「利休にたずねよ」







秀吉に疎まれた利休の切腹の場面から始まり、

利休が狂おしいまでに美を追求するきっかけになった19歳まで、

次第にさかのぼって描かれる時代小説。

利休が持つ緑釉の香合を縦糸に、利休と関わった人物との逸話を横糸にして、

物語はさかのぼっていきます。




若い頃の徳川家康が、「閑」と書かれた掛け軸が掲げられた利休の茶室に招かれた場面です。


こころのどかであれ
ということか?
利休に朝の茶に招かれた家康は、茶室にかけられた墨磧に、そう考えた。
しかし冷たい水で手を洗い口をすすぐと、こう思った。
閑の一字は、戒めでも憧れの境地でもなく、
のどかさを手に入れんとする強い決意なのかもしれない。





美を激しく追求する利休。のどかささえも、激しく求めて手に入れる~ということを

言いたいのでしょうか。





秀吉に苦言を呈し、秀吉の怒りを買ってしまう場面です。


人はだれしも毒を持っておりましょう。毒あればこそ、生きる力も湧いてくる、と利休。
さらに「肝心なのは、毒をいかに、志にまで高めるなか。高きを目指して貪り、
凡庸であることに怒り、愚かなまでに励めばいい」。



この場合の「毒」は、現代的に言うなら「野望」「夢」などに相当するのかもしれません。

「夢」ならば、多くの人が応援してくれそうですが

「野望」だと、個人のわがままの面が強く出過ぎているような気がして、

反発する人も多そうです。

たとえそうであっても、「志」にまで高め、無心に追い求めることが「美」なおかもしれません。

迷わずに、一つの道を究める方法なのですね。





ふだんは斜め読みが多いてるりんですが、この本は1行ずつ丹念に読みました。


☆☆☆☆☆








「利休の風景」




「利休にたずねよ」を読んで、著者の本をさらに読んでみたくなりました。

美術館や利休ゆかりの寺院をたずね、保管されたり展示されている利休に関連する茶道具を

エッセー風に紹介しています。

利休はなぜあれほどまでに「美」にこだわったのかー。

「利休にたずねよ」の場面を思い出す道具がいくつも登場し、造詣が深まりそうです。

☆☆☆☆


東海のゴッホ 伊藤靖夫画伯

2015年01月19日 10時05分07秒 | おすすめ
磐田市に「東海のゴッホ」と称される画家がいます。

といっても、称しているのはてるりんをはじめ、わずかですが… ^^


磐田市内の洋品店で小さなギャラリーを開設中です。

まあ、絵画のタッチを見てください。




いかがです ?

小さくて分からない ?


ではまず、若い女性がモデルの絵。こんな感じです。












婦人の図。














風景画は、荒々しく感じるタッチですね。








こんな絵の中に、ちょっと気になる一枚を見つけました。




誰かに似ていませんか ?

てるりんは

「パーマをかけないてるりん」にそっくりだと思っているのですが…。

3万円ぐらいなら、買ってみようかな。

でも自宅には飾る場所もないなあ。


上の絵画はどれも30センチ四方ほどです。




市内の別の場所にある「市勤労者総合福祉会館(ワークピア磐田)」には、

縦1メートルほどの絵が飾られています。

100号ほどもあるでしょうか。

ほかの画家の作品と並んでいます。






みなさんなら、どちらが伊藤画伯の絵か、おわかりですよね ?





伊藤画伯は光風会の会員です。

光風会は100年前に設立された洋画家の団体です。

その前身は、黒田清輝らが所属していた白馬会。

伊藤画伯は現在70歳代中ごろ。若い頃にはパリに留学していたらしいです。




ミニバス 志太榛原招待大会

2015年01月17日 22時45分45秒 | バスケット
ミニバスのファルコンズは18日、志太榛原招待大会に参戦します。

大きな「声」を出して、せいいっぱい戦ってきてください。



さて、前日の17日のことです。


練習中に、ファルコンになる前のひよこの子どもの一人が、

体育館の壁にある配電盤のふたを開けようとしていました。

てるりんが「ここに触ると感電して、ボンとなっちゃうよ」

と注意します。

するとその子は

「爆発する ?」

と聞きます。

「するする。だから触らない方がいいよ」

とてるりんが言うと、あろうことかその子はてるりんに向かって

「てるりんのその頭は、感電して爆発しちゃったの ?」

だってさ。


今日も楽しい一日でした ^^


本「人質」「中年前夜」

2015年01月17日 21時10分53秒 | おすすめ
「人質」 佐々木謙著




「謝ってほしいんです。あのときの県警本部長に。ぼくが要求するのはそれだけです」



冤罪(えんざい)事件で容疑者として逮捕された男性が数年後、

当時の警察官だった県警本部長に謝罪してもうために、

ワインバーに人質を取って立てこもるサスペンス。


男性は「冤罪事件の支援者」と称する男たちと立てこもります。

男性の言い分にも一理ありそう。

でも、支援者と称する男たちにも、何か裏がありそうです。



ワインバーには、たまたま女性巡査部長が客としていました。

外からの突撃を狙い警察と女性巡査部長は連携をとれるのか。




現在の警察の取り調べ方法では、冤罪がなくならないのは仕方ないかなと思えます。

☆☆☆









「中年前夜」甘粕りり子著




いったいいつまで女でいられるのか?

老いることへの不安を抱えつつ、

うまく枯れていくことができずに逡巡しながら生きる3人の女性たち。

中年とはいつからなのか?

「女」でいられるのは、いつごろまでなのかを問うているのでしょうか ?


☆☆★

ヘアスタイルが、今年の干支のひつじ ^^

2015年01月14日 16時32分16秒 | 写真



ヒツジに似ている ?









正月の緩んだ頭には、こんな本がぴったりかな。

「自分の花を咲かせよう」坂村真民著


これは仏の教えの根本であり、み仏の願いでもあるそうです。

行間がたっぷりあいているので、気合いを入れなくてもすんなり読めます ^^

疲れたときには手ごろです ^^



☆☆☆



本「四つの嘘」「死神の浮力」「マンガ入門」

2015年01月14日 16時21分44秒 | おすすめ
「四つの嘘」大石静著



女子校の同級生だった美波、まきこ、詩文、ネリの物語。

学生時代に一人の男、河野を取り合った詩文と美波。

20年後、美波と河野がマンハッタンのフェリー事故で死亡するところから、

回想と現実が交互に語られます。

男と女、一緒に死ねると思えるほど愛しあえたら幸せなのか、

並んで暮らしていけるだけで幸せなのか。考えてしまいます。

☆☆☆




「死神の浮力」伊坂幸太郎著




「調査部」から依頼されて、調査対象の人間が死んでもいいとする「可」か、

死を先延ばしする「見送り」にするかを一週間調査する死神の千葉が主人公。

「死神の精度」の続編。

感情的にも肉体的にも人間とは微妙に異なる感覚の千葉の言動に「くすっ」と笑え、

「なるほど」と思える部分もあるし、ほのかに感動します。
 
今回の調査対象は、九歳の長女を近所の若者に殺害された著述業の夫。

若者への復習を誓う夫と妻と一週間、生活を共にします。

途中、長女を殺した若者に「良心」があるかないかの議論が始まります。

25人に1人は良心を持っておらず、他人の感情を斟酌しない。「冷酷な脳」の持ち主だと言います。

24対1なら、一般的な人間の方が有利そうに思えるのですが、

人間の6割は「命令があれば従う」らしい。

つまり、24人の6割の14人は、「良心のない人間」の言うことに従ってしまうらしい。

すると10対15。

一般的な人間の側が劣勢に陥ってしまう。

そうすると一般的な人間の中には「強い側につきたい」という感情が芽生えます。

このうち半数がそうだとすると、5対20と、圧倒的な差がうまれてしまいます。

世の中を見ていると、「なるほど」とうなづける部分がありそうです。



タイトルの「浮力」については、こう語られます。

グラスに水が満たされ、氷が浮かんでいるとします。

氷がすべて溶けると、水はあふれそうですが、水面の高さは変わりません。浮力のおかげです。

「人間の死に似ている。一人が死んでも、総体ではかわらない」と。




仇討ちも話題になります。

「仇討ちは勇ましさや名誉じゃない。だれに助けられてもいいから、すみやかにやることだ」と。



話は変わります。

てるりんはよく「空気のように生きたい」と言います。

周りの人に気づかれないように生きていきたい、というような意味です。

これからは「浮力のように働きたい」も付け加えることにします。

浮力を意識して生きている人はそんなに大勢はいないと思います。でも浮力がないと、ものは沈みっぱ

なしで大変なことになります。

「浮力のように働きたい」の意味は、

普段は「周りの人に気づかれなくてもいいから、大切な働きをしたい」

というような思いを込めています。

☆☆☆☆☆





「マンガ入門」 しりあがり寿著



マンガだからできることって何だろう?

描きたいことを描いて、しかも売れるにはどうすればいいか。

ほのぼの4コマからストーリー大作まで幅広く活躍する筆者が、

自作の解説を交じえて、丁寧に教えています。

☆☆☆

あしあと