ぱぐぱぐ通信

環境にわるいペットボトル飲料を買わないジョー・てるりんの絵日記みたいなものです。

最近みた映画「2001年宇宙の旅」

2021年08月14日 18時33分58秒 | 本・映画 な行
映画「2001年宇宙の旅」




スタンリー・キューブリック監督の名作。
挿入曲の「ツァラトゥストラはかく語れり」も知られています

てるりん的「何回見ても理解不能映画3本」のうちの1本。



類人猿のグループが跋扈する草原。

突如として出現した黒い板「モノリス」に触れたグループは知恵が付き、

闘いの末に勝ち取った獲物の骨を天高く放り投げると、

その骨が宇宙船に替わります。

宇宙船は月面に何者かが設けたモノリスの調査に行き、

モノリスから木星に向けて強力な電波が放出されているのが分かります。

木星のモノリス探査に出発する宇宙船に搭載されているコンピューターはHAL(IBMの一歩先を行くと意味で、アルファベット順で1文字前の3文字を使っています)。

そしてHALは「人間は世界を破滅に向かわせる」として

乗組員の抹殺を図り始めます。


HALの反乱からなんとか逃れた一人の乗組員ですが、

光の渦の先に見た物は、

豪邸の広い一室で一人でわびしく食事をする老人。


う~ん、今回も分からなかった。

ものの本によると、

人類の核戦争回避というテーマがきっかけらしい。


ハラハラドキドキ度 ☆☆☆☆

居眠り度 ☆☆☆

感涙度

総合  評価不能


【ちょっと一言】

冒頭、2分も暗い画面だった。
BGMが大きすぎました。

最近みた映画「夏への扉」

2021年07月27日 13時46分52秒 | 本・映画 な行
映画「夏への扉」



ロバート・A・ハインライン原作のSF。

若き天才技術者が悪徳者のわなにはまり、大切な特許を奪われただけでなく、

恋人さえも失ってしまい、わずかな希望を未来に託しタイムスリープに身を任せます。

目覚めた未来で真相を知る主人公。

過去に戻って、「あの夏」をやり直します。


ハラハラドキドキ度 ☆☆☆☆

感涙度 ☆☆

居眠り度 


総合 ☆☆☆

昨日見た映画「名も無い日」

2021年06月22日 09時53分48秒 | 本・映画 な行
映画「名も無い日」




ニューヨークで写真家として多忙な日々を送っていた小野家の長男、

達也(永瀬正敏)が、次男章人(オダギリジョー)の訃報に接し、

ふるさとの名古屋に戻ってきてからの、

仲間や家族の邂逅を描きます。

亡くなった章人は東大からハーバード大に進学した才人。

なのになぜ、ごみ屋敷のような家に住み、

失明しそうなのに医者にも行かず、

孤独死をしなければならなかったのか。

答えはほとんど示されません。



ただ、自由に生きる達也にあこがれていたか、恨んでいたかのような描写はあります。


予習しないとなかなか分かりにくい映画です。

達也がなぜ日本に帰ってきたのかが分かるのは、映画が始まってしばらくたってから。

陶芸をする若い女性や、達也を取り巻く女性たちの関係もわかりずらい。

達也の親友の母親が唐突に登場し、

親友の墓参りをするかつての彼女(今井美樹)も描かれるのですが、

墓前で急に泣きだす意味も不明です。

カメラマンの達也はところどころでカメラを構えるのですが、

ラスト近くまでシャッターは押しません。



観客の想像にまかせるつくりなのでしょうか。


ハラハラドキドキ度 ☆

感涙度 

居眠り度 ☆☆☆


総合 ☆☆


【ちょっと一言】

俳優陣は豪華です。

最近見た映画「ニューヨークの親切なロシア料理店」

2021年03月01日 15時43分53秒 | 本・映画 な行
映画「ニューヨークの親切なロシア料理店」




夫の暴力から逃れてニューヨークに来た文無しの母親と息子二人が、

その日の食べ物を調達しようと紛れ込んだロシア料理店で、

知的障害がありそうなわけありの店員らの援助で夫との裁判に臨むヒューマンストーリー。

タイトルから受ける明るそうなイメージとはだいぶ違っています。

心に傷を負った人は、酷い境遇の他人に優しくできるのでしょうか。



ハラハラドキドキ度 ☆☆☆☆

感涙度 ☆☆

居眠り度 ☆☆


総合 ☆☆☆☆ 

最近見た映画「人間の時間」

2020年07月13日 12時55分21秒 | 本・映画 な行
映画「人間の時間」





元軍艦のクルーズ船の閉ざされた空間を舞台に、

乗り込んだ新婚夫婦や次期大統領候補とその息子、やくざ一派、娼婦たち、乗組員、物言わぬ不思議な老人らが

欲望をむき出しにして生存を求めるハードSF。


海上を進んでいたはずのクルーズ船は一夜明けると、

どことも連絡が付かない不思議な空間に浮かんでいて、

限られた食料を巡って暴動が頻発します。

新婚夫婦はすぐにやくざらに仲を引き裂かれて、

正義感のある夫(オダギリジョー)は序盤で亡くなってしまうという怒濤(どとう)の展開。

次期大統領候補が強権を発動し、ピストルを持つやくざたちが自警団をかってでます。


食料の不公平な分配、居住空間の差別など、暴力をふるうのをいとわない者と

権力をかさにきるのを躊躇しない者が世間を牛耳る内容は、

現実社会の縮図か。



設定がそもそも架空だし、時間の進み方も独特なので、

リアルを求めて鑑賞するとひどい映画と感じるかもしれません。


クルーズ船は地球だとも思えてきます。

人間の物欲がさらけ出された時空で起きるモラルなきさまざまなことは、

歴史の随所に現れていると、あらためて思わせられます。



ハラハラドキドキ度 ☆☆☆☆

感涙度

居眠り度


総合 ☆☆☆



最近観た映画「人魚の眠る家」

2018年12月01日 13時34分52秒 | 本・映画 な行
映画「人魚の眠る家」







東野圭吾原作同名小説を映画化。

幼い一人娘がプールの事故で脳死状態になってしまう離婚間近の夫婦の苦悩が描かれます。


父親が社長をつとめる企業で開発中の人体支援機器を試用し、

意識のない娘は自分の意志とは無関係に、

機器を操作する家族の思うように身体を動かします。

始めは喜びを感じていた父親(西島秀俊)ですが、次第に疑問を感じるように。

「脳死は他人の死を願う医療」かどうか、考えさせられます。



三人の子役の演技と、外科医のせりふにズンと来ます。

本編のエピローグで、野球少年がある敷地で立ち尽くすシーンが出てきます。

つい、東野圭吾なら


「この場所に来ると、ぼくの心臓はいつも動悸が激しくなる。

心臓がなにかを覚えているのかも知れない」

と書くのではないだろうかと想像してしまいます。


はらはらドキドキ度 ☆☆☆☆☆

居眠り度

感涙度 ☆☆☆☆


総合 ☆☆☆☆☆



もう一言

臓器移植は他人の死を願う医療。

少し同感です。


映画「泣き虫しょったんの奇跡」

2018年09月26日 10時24分31秒 | 本・映画 な行
映画「泣き虫しょったんの奇跡」





プロ棋士になるための唯一の養成機関「奨励会」から年齢制限で退会を余儀なくされたものの、

いったんは諦めた棋士になる望みを捨てきれず、

陳情して特例措置でプロ棋士になった瀬川晶司さんの実話を映画化。



瀬川さんの将棋にかける素直な思いがにじみ出ているし、

周囲の人たちの暖かさがじんわりきます。

久保利明9段、屋敷伸之9段ら本物のプロ棋士も出演し、

「負けました」というせりふが出るシーンにはビックリ。


特例で設けられたプロ棋士編入試験の第1戦の相手は、

実際には現名人の佐藤天彦名人なのですが、

当時はまだ奨励会員の3段。

映画の中では「佐山天彦3段」と書かれていて、くすっとしてしまう一方、

「名人に上り詰める人は、3段のころから違うのだ」

と改めた感じました。






はらはらドキドキ度 ☆☆☆☆

感涙度 ☆☆☆☆☆

居眠り度


総合 ☆☆☆☆★




もう一言

将棋好きのてるりんから見ると、

冒頭で大橋流で駒を並べるシーンの音が気になりました。

加藤一二三九段のように、「ぴしっ」という音が気持ちいいのですが、

映画では「びゃちっ」というような割れた感じの音に聞こえたのが、

冒頭のシーンだっただけに残念でした。

というわけで、あえて厳しく採点しちゃいました。

ホントは☆五つでもいいんですよ ^^

だいぶ前に観た映画「ナイスガイズ」

2018年04月20日 09時57分34秒 | 本・映画 な行
映画「ナイスガイズ」






1970年代のロサンゼルス。

シングルファーザーの私立探偵マーチ(ライアン・ゴズリング)は

腕っ節の強い示談屋ヒーリー(ラッセル・クロウ)に無理やりコンビを組まされ、

行方不明になった少女捜しを手伝うハメに。

さらにマーチの13歳の娘ホリー(アンガーリー・ライス)も加わり捜査を進めていくが、

簡単に終わるはずだったその仕事は、

ある映画に関連する連続不審死事件へと発展。

されに、国家を揺るがす陰謀へとつながっていきます。


はらはらドキドキ度 ☆☆☆

感涙度 ☆☆

居眠り度 ☆


総合 ☆☆☆

最近観た映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」

2017年10月26日 18時35分14秒 | 本・映画 な行
「ナミヤ雑貨店の奇蹟」




東野圭吾の同名小説を映画化。



児童養護施設で育ったこそ泥三人が逃げ込んだ先はかつて、

人々の悩みを受け付け、手紙で答えをかえしていた主人(西田敏行)が店主のナミヤ雑貨店。

主人は亡くなっているのに、悩みを訴える手紙が時空を超えて三人のもとに届き出すというヒューマンSF。


三人は手紙に返事を書き始めます。

相談者の一人の人生を大きく変えてしまうとも知らずに。

相談の受けた人たちの、その後の人生を聞きたいと願う主人のもとに届く手紙は、どれも心を打つものです。



はらはらどきどき度 ☆☆☆★

感涙度 ☆☆☆





もう一言

先代から続く児童養護施設「丸光園」の元園長、皆月良和役を、

てるりんが大好きなPANTAが演じています。

居眠り度 ★


総合 ☆☆☆☆

あしあと