最近読んだのは…
「つくられた環境問題」
評論家で原子力安全システム研究所最高顧問の日下公人さんと、
中部大学総合工学研究所教授(副所長)武田邦彦さんの対談集。
「日本の環境問題はすでに解決している」という武田教授の話に納得しそうです。
環境庁は、自分たちの仕事がなくなると困るので、環境問題をつくり続けている。
さらにあくどいのは、環境省にまで格上げしたこと」と言い切っています。
科学から見ると、1990年以降、日本には環境問題は存在しないという。
今は「環境破壊」というトラウマだけが残っているらしい。
マスコミが煽った「つくられた環境問題」の真実に迫り、
日本人のためのエコロジーを考察しています。
武田邦彦 : 中部大学総合工学研究所教授(副所長)。日本工学アカデミー理事。内閣府原子力安全委員会専門委員。文部科学省科学技術審議会専門委員。1943年、東京生まれ。東京大学教養学部卒業。工学博士。専攻は資源材料工学。民間企業勤務後、芝浦工業大学工学部教授、名古屋大学大学院教授を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです
この人の本を読んで、ペットボトルの悪さを再認識しました。
てるろんはかつて、レジ袋も環境に対して悪者だと思っていました。
しかし武田さんの著書を読み、製造過程を勉強するうちに、
だんだんと真実がわかってきました。
報道や世間の風聞だけを信じていると、間違えてしまうと言うことがよくわかります。
「環境省はいらない。環境庁が自分の仕事を作るために、環境が悪化していると言い続けている」
という著者には、一部賛成、一部反対。
☆☆☆☆
「つっこみ力」
パオロ・マッツァリーノの著書である。
キャッチコピーは“愛と勇気とお笑いと”である。
“人は正しいことには、必ずしも納得しない。面白いと思ったときに反応を示すものだ。”
ということをテーマとし、
論理力や批判力・メディアリテラシーなどの正しさを追求する能力ではなく、
「つっこみ力」をつけることにより、世の中を正しい方向ではなく、
面白い方向に持って行こうとする姿勢が大切だとしている。
なお、本書中で、パオロ・マッツァリーノは、
自らの職業を“戯作者”、自らの文章のジャンルを“統計漫談”であるとしている。
世の中をよくしようとまっとうな議論をしても、だれも聞いてくれなかったりする…
共産党をやゆしているわけではありません。
心当たりのある人もいるのでは ?
エンターテイメントを発揮すると、なぜか周りの人は、耳をそばだててくれます。
☆☆☆☆
「プロメテウスの涙」
日本で激しい発作に襲われる少女・あや香と、
米国の医療刑務所にいる不死の死刑囚の関係が解き明かされていく
SFミステリー。
☆☆☆