ミニバスのパナホームカップ静岡県大会が3日、浜松市の浜松アリーナで開かれました。
予選リーグを勝ち上がった男女各8チームが出場します。
4位以上になれば、つまり一回戦を突破できれば、東海大会に出場できます。
ファルコンズは二年ぶりの東海大会を目指すのです。
ファルコンズの今日の目標は「東海大会出場」。
この日のためにコロボックルは「目標の、その先へ」という励ましの言葉を送っていました。
試合に臨むファルコンズ。
相手にリードを奪われ苦戦が続きます。
2Qが終わって、15-13です。
しかしここで、とんでもないことが起きるのです。
連続ゴールを許し… … …
終盤にやっと1ゴールを返しただけ… … …
県大会で、1Qで12点差を詰めるのはほぼ無理でしょう … …
とだれもが思ったとき。
最初の奇蹟が起きるのです。
残り30秒で、1ゴール差にまで追いつくファルコンズ。
さらに、相手のチームファールに助けられて、
フリースローの権利が与えられました。
両手を合わせて祈る応援団の気持ちも分かります。
祈りは通じたのでしょうか… …
通じたようです ^^
3分間の延長戦に突入します。
互いに一歩も譲らずに、
というか、どちらも緊張と疲れのせいでしょうか、
シュートがなかなか決まらずに… …
33-33
の点差で再延長戦へ。
そして魔の、再々延長戦へと向かうのです。
一進一退の攻防が続きます。
どちらのチームもファールが積み重なりました。
もうファールはできません。
ファールをしてしまうと、相手にフリースローを与えてしまうからです。
そして残り30秒。
ボールを持った相手に、ファルコンズの選手が接触したように見えました。
すかさず鳴る審判のホイッスル。
ファルコンズの応援席からは、声にならない小さなどよめきが起きました。
残念ながら、ファルコンズは東海大会出場を逃してしまいました。
これまで応援ありがとうございました。
6年生はこれで公式戦はありません。
でも、ファルコンズの伝統を5年生以下に引き継ぐために、
もうひとがんばりしてくれると思います。
そして10日は「5年生大会」。
来年一月には新チームによる新人戦が待っています。
5年生以下の選手は、6年生から伝統を受け継ぎ、
新しい伝統を築いてくれることでしょう。
期待しています。
延長戦を見ていたら、
10年前にあったちびちくりん1号の最期の公式戦を思い出してしまいました。
県大会のほかの試合は、これはまた結構な熱戦ばかり。
女子の決勝も、延長戦で雌雄を決しました。
優勝したのは中部地区6位で決勝トーナメントに上がってきた金谷。
金谷は1回戦で西部1位のチームを撃破したことで波に乗り、
2回戦では東部1位のチームにも勝って、決勝の舞台に登場したのです。
決勝のもようは9日午前10時55分から、静岡朝日テレビで放映されます。
みなさん、ゆっくりと楽しんでください。