ぱぐぱぐ通信

環境にわるいペットボトル飲料を買わないジョー・てるりんの絵日記みたいなものです。

最近読んだ本「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」

2016年09月14日 13時33分50秒 | 本・映画 あ行
「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」






連作短編といおうか、たまたま登場人物が重なっているとでもいうのでしょうか。

どの短編も少しずつつながっていて伊坂ワールドを楽しめます。


「アイネクライネ」  
   マーケットリサーチ会社の佐藤が、街頭アンケートをする話

「ライトヘビー」
   美容師の美奈子が、客の香澄から弟を紹介される話

「ドクメンタ」
   5年ごとの自動車運転免許の更新で、藤間が毎回、同じ女性と出会う話

「ルックスライク」
   朱美が、いつか自分がサプライズをする側になってみたいと思っていた話

「メイクアップ」
   高校時代にいじめられていた結衣が、いじめっ子に再会する話

「ナハトムジーク」
   中学生が、ボクシングの元チャンピオンを応援する話



☆☆☆☆☆


最近読んだ本「さらば裁判員制度」

2016年09月14日 13時30分09秒 | 本・映画 さ(ざ)行
「さらば裁判員制度」






専門職の裁判官でさいえん罪を防止できない現在、

素人の裁判員が他人の生死や刑期を決めていいのだろうか、という基本的な疑問があります。


えん罪だった場合、容疑者は死んでも死にきれないでしょう。

「民間の視点を」という裁判員制度は刑事事件ではなく、

むしろ民事事件とか、行政訴訟にこそ効果があるとおもうのですが。

たとえば今の沖縄問題(米軍の辺野古の移設など)とか。


いかがでしょうか。





著者は、裁判員制度を維持するために、国はあらゆる手段を講じてきたが、

問題が多いと言わざるを得ない。と断罪します。

裁判員制度の正体』の著書もある著者が、分かりやすい文体で

裁判員制度の問題を徹底解説し、制度の廃止を提言しています。



☆☆☆☆☆

あしあと