ぱぐぱぐ通信

環境にわるいペットボトル飲料を買わないジョー・てるりんの絵日記みたいなものです。

最近見た映画

2014年07月30日 14時12分49秒 | おすすめ
「ゴジラ GOZZIRA」



ご存じのゴジラのハリウッド版。渡辺謙が出演しています。

原子力発電所が謎の停電と地震でメルトダウンするシーンから始まります。

これがゴジラの仕業かと思ったら大間違い。



アメリカ軍の爆発物処理班の隊員がモノレールに乗り込む際に、

幼い男の子がモノレールに残され、両親とはぐれてしまうエピソードがあります。

隊員が男の子を慰めながらモノレールに揺られている最中に、怪獣たちが街を破壊しはじめます。

モノレールからやっと脱出した隊員と幼い男の子。

災害対策本部近くで、男の子は両親と再会を果たします。

が、それだけです。

伏線になっていません。

モノレールも単線で複線じゃないから、これでいいのか。


怪獣映画だと思ってみると失敗します。

家族愛がテーマだと思うと、あまりに普通すぎます。


なんでも許せる子供の心を持った人しか見てはいけない映画のようです。






「思いでのマーニー」



北海道が舞台。両親と死別し、場に育てられる12歳の少女杏奈が、療養先の不思議な洋館で

ミステリアスな少女マーニーと出会うファンタジーアニメ。

療養先の親せきのおじさん、おばさんとの生活を通じ、杏奈が次第に成長する様子が描かれます。

「洋館が好き」という絵描きの婦人がマーニーの生い立ちをかたり、

杏奈とマーニーの関係が明らかになります。

幻想と現実がまぜこぜになり、いったりきたりするので少しふに落ちない点もありますが、

「ジブリ作品なら」と許してしまいます。

初めはわがままにみえる杏奈ですが、思春期特有の、

自分と周りの世界とのギャップに苦悩している心の動きはよく分かります。

☆☆★

夏のバスケ

2014年07月28日 13時51分32秒 | バスケット
浜松、磐田地区の上位8校が技術を高め合う加藤杯バスケットボール大会、

別名8(エイト)リーグが26、27日にありました。

会場になった市立高校、海の星高校さん、ありがとうございました。



新生カナリアチームのメンバーはマネジャーを入れて6人。

選手はけがもできないし、ファールアウトもできません。

4人で試合をしても勝てるぐらいに強ければいいんですけどね。

世の中、そんなに甘くはありません。



ふだんの練習でも、試合形式のr練習はできません。

なのでこの日、カナリアチームの選手たちは久しぶりの試合ということで、

なんだか楽しそうです。



試合は1Q10分の2Q制。

ギャラリーで応援するだけでも汗が背中や腕や胸を伝います。

体育館の中を走り回る選手たちはいかほどでしょう。



選手たちはまだ若いのですが、審判の中にはお年を召された方もいらっしゃいます。

みなさん、お疲れ様でした。




高バスを観戦しながら、ミニバスの「西遠カップ」も見ます。

試合会場に向かう途中の景色にも、暑さを感じます。



ファルコンズの小学生たちもがんばります。

まずはシュート。




もう一回、シュート~。





その晩のこと。

カナリアチームの選手たちは思い切り試合ができて満足したのか、

みんなで晩ご飯を食べたようです。

浜松名物「さわやか」でね。



そしてその後はいつものように反省会。

某所に集まり、「あっはっは~」「きゃはは~」と、

夜遅くまで反省をしていました。

最近観た映画

2014年07月24日 16時57分07秒 | おすすめ
「怪しい彼女」



口の悪い70歳のおばあちゃんが、遺影の撮影に訪れた写真館で写真を撮ってもらったところ、

20歳のころのぴちぴちギャルの自分に変身してしまうコメディ。

若い姿でカラオケを歌っているのをテレビ局のディレクターに見初められたり、

売れない孫のロックバンドのボーカルになったり。

笑いあり、少しほろりとする場面あり。笑いと感動のラストまでまっしぐらです。



「自分が正しいと思ったことは、恥ずかしくてもやる」


そんな生き方ができるといいですね。

☆☆☆☆☆






「エスケイプ・フロム・トゥマロウ」



会社を馘首された父親ジムが、それをかくして家族と有名テーマパーク

(ディズニーランド)で過ごす一日が描かれます。

ジムはテーマパークで、二人組の若いフランス人女性に出会い、気もそぞろ。

空想の世界が膨らみます。

訳の分からない女性から誘惑されて気がついたらベッドの上だったり、

アトラクションの人形の表情が一瞬で怖い表情に変わったりと、

ジムをあざ笑うかのような出来事が次々と起こります。


モノクロの映像がサスペンス気分を盛り上げます。


現実が辛ければ辛いほど、逃避する気持ちは強くなるのは分かります。

ジムもディズニーランドでひとときの夢はかないます。

でも逃避した先には、現実よりもひどい未来が待っているのかもしれません。



☆☆☆☆







「ラストミッション」




病に犯されて余命を宣告された腕利きCIAエージェント(ケヴィン・コスナー)が、

パリを舞台に極悪非道なテロリストとの最後の戦いに挑むアクション映画。


仕事のために長い間家庭をおろそかにしてきた彼は、年ごろの娘との仲もうまくいっていません。

ミッションをこなしながら、娘との仲の修復もできるのか。

アクション映画であるとともに、家族の愛の物語かも。


☆☆☆

高校生の夏

2014年07月22日 12時19分12秒 | バスケット
夏といえばスイカ。

夏といえば「暑い」。

夏といえば、海。

夏といえば青空。

夏といえば、バスケ。




間違っても、「夏といえば高校野球」じゃありません。

なのに… … …。

高校野球を見ています。

まず12日は、浜松学院 - 磐田西

浜松学院が大量点を奪って主導権を握ります。

しかし途中で大雨。


雨が上がると、試合のない球児もグラウンドに駆け下りて、

グラウンドの水をスポンジですわせたり、新しい土をまいたりして整備をします。

「同じ野球をする仲間のために」ということなのでしょうか。

好感がもてます。



この日の試合は5時間15分でした。











そして19日。

第一試合は順調に終わりました。

第二試合の袋井-浜松北。



袋井が先制します。

浜松北もランナーを進めるのですが、攻守にはばまれます。




3回表が終わったところで雷雨に。

不成立試合になり、試合は翌20日の第一試合ということになりました。

世間は3連休。てるりんは高校野球はあまりすきじゃないのに、

20日も高校野球を見なければならない羽目に陥るとは…。



20日の袋井-浜松北。




袋井のバッターはよく打ちます。

とくに4番はこの日、二塁打二本を含み、5打席全部、出塁です。



聞けば、高校入学時は67、8キロだった体重は現在、80キロだとか。

「監督から、一食に3合食べろといわれてますから」


なぬ ?

1日3合じゃなくて、一食3合 ?


「ええ、おかげで、打撃力がつきました」

と笑顔でした。



みなさん、よくがんばりました。



ちなみに袋井の7番は、ちびちくりん3合、

あ、まちがえた、ちびちくりん3号の同級生のお兄さん。

この日は点数にからむ活躍をみせました。


まずは2回。

1死1、2塁で、かっこいい7番打者はデッドボール。

1死満塁になったところで、次打者がフォアボールを選んでまずは1点です。

そうです。7番君がデッドボールにならなかったら、この押し出しの1点は入らなかったのです。



次いで4回。

2死1、3塁の好機で迎えた7番君。

打球は投手前で大きくバウンドするものの、ボールは投手のグラブにすっぽり。

3累ランナーは飛び出しています。

「3塁ランナーはホームでタッチアウトか…」

と思いきや、投手は焦ったのか、ホームベース上で待つキャッチャーへの送球は、

キャッチャーの頭上を超えてバックネットへ。

2点目が入りました ^^

そうなのです。

7番君がきっちりとバットにボールを当てたからこそ入った点なのでした。

これを「隠れた活躍」とでもいうのでしょうか。





21日になり、やっとてるりんの休日。

珍しく男子のミニバスの応援です。



男子チームの保護者から

「卒団用の写真を撮ってください」と頼まれたので、今から準備をしているというわけなのです。

女子と違って男子はさまざまなフェイクを使うので、見ていて楽しいですね。




シャンソンカップの決勝トーナメントに進んだ芳川北の選手もいました。

お昼休みにシュート練習をしていました。

カメラバッグを抱えてゴールの外側を通ったら、

ボール拾いの下級生がこんな見ず知らずのおじさんに、

「こんにちは~」と、大きな声であいさつをしてくれました。

すると、練習をしていたほかの選手たちも口々に「こんにちは」と

あいさつしてくれます。


キャプテンが言わなくても、気がついた選手がきちんとあいさつできるチームはすてきですね。

こういうすてきなチームはきっと、中日新聞の「みんなのスポーツ」欄に載ることでしょう。

最近読んだ本

2014年07月20日 19時33分44秒 | おすすめ
「飢餓浄土」 石井光太著





……棄民たちの世界を象るグロテスクな幻

フィリピンの密林に現れる人食い日本兵の亡霊、

ルワンダの虐殺地で人間の死体を食い漁る野犬、


ノンフィクション作家石井光太が、アジアやアフリカの戦場、密林、路上を

這いずり回って検証した数々の噂や幻などが書き連ねてあります。

新しい民俗学かも。

☆☆☆☆


「日本軍と日本兵」 一ノ瀬俊也著



日本陸軍というと、空疎な精神論ばかりを振り回したり、

兵士たちを無駄に玉砕させたというイメージがあります。

この本では、太平洋戦争のもう一方の当事者の米軍が軍内部で出していた広報誌

『Intelligence Bulletin(『情報広報』)を用いて、

米軍が日本軍をどうとらえていたかを読み解いています。


実際には、玉砕ばかりではなく、ニューギニアやフィリピンなどの大きな島では徹底抗戦、持久戦が

とられていました。

沖縄でも最後に出された指令は、「組織的抵抗を最後まで継続せよ」というものでした。

また日本兵個人の特徴として「規律は良好、準備された防御では死ぬまで戦う」、

とある一方で、

「予想していなかったことに直面するとパニックに陥る」「自分で物を考えない」

といった分析がされています。

なんだか今の日本人と変わらないように思えます。

☆☆☆★



安倍政権が憲法の解釈変更などといっているせいか、こんな本に関心が集まってしまいます。

ダム見学会

2014年07月13日 10時41分31秒 | ささいなことですが
森町北部にある太田川水系の太田川ダムの見学会に参加してみました。



高さ37メートルの重力式コンクリートダム。

堤頂部からエレベーターで地下一階まで降ります。

薄暗い内部はひんやりとしていて、通路の天井には水滴がびっしりとついていました。



一階分だけ階段で登ってダムの外へ。





ふだんはなかなか見られない景色を楽しみました。


エレベーターでダムの堤頂に戻ると、夏を彩るネムノキが見頃でした。





これだけのダムを建造するのに、どれだけのトラックが周辺を行き来したのでしょうか。

ダムにより、太田川の水量は確保されるようになったそうです。

洪水の被害も食い止められているのかもしれません。

まあ、原子力発電所よりははるかに良さそうです。




昨日観た映画

2014年07月10日 19時35分28秒 | おすすめ
「トランセンデンス」



余命1カ月の科学者ウイル(ジョニー・デップ)の知能を人工知能にアップロードするSF。

驚異的なスピードで増殖する細胞や、事故補修するナノロボットが生み出されます。

現代科学では治療不能な病気やケガ、障害もたちどころに治ります。

明るい未来が訪れるようなのですが、

「人類は未知のものをおそれる」と語られ、

想像を超える現実を人類は直視できません。

先日読んだ本「ジェノサイド」( 高野和明著)

も、こんなテーマでした。

☆☆☆★



人類を超えた行動をとるてるりんのことも、多くの人は理解できません(うそです) ^^






「オール・ユー・ニード・イズ・キル」




「ギタイ」と呼ばれる宇宙からの謎の侵略者の血を浴びたことで、

侵略者と同様に、時間を行き来するようになった戦士トムクルーズが主人公のSF。

死ぬたびに、1日前にさかのぼって生き返って、戦闘を繰り返します。

侵略者の大元を叩くため、同じ経験をした女性兵士と侵略者に立ち向かい、

戦闘経験のなかった主人公が次第にたくましくなります。

さかのぼる時間がなぜ前日なのかは疑問ですが、

記憶は残っているため、少しずつ戦闘が有利になる描写や、

女性兵士を守るための未来の選択などは見どころです。

☆☆☆★





実写版「ルパン三世」も観たくなりました。


最近観た映画

2014年07月09日 17時29分22秒 | おすすめ
「サードパーソン」



パリ、ローマ、ニューヨークのそれぞれで起きる男女の愛憎、群像劇。

パリのホテルではピュリツァー賞作家マイケル(リーアム・ニーソン)が、新しい本を執筆中に、

愛人のアンナ(オリヴィア・ワイルド)と愛をかわします。

しかしアンナにはマイケルとは別に、他人にはいえない恋人がいます。


ローマでは、アメリカ人の会社員スコット(エイドリアン・ブロディ)が、

娘をさらわれたというロマの女と出会い、女を疑いながらも、

娘を取り戻すために大金を用意します。



ニューヨークでは、元女優のジュリア(ミラ・クニス)が、

以前夫だったリック(ジェームズ・フランコ)と息子の親権を争い、

裁判費用のためにメイドとしてホテルで働き始めます。




この三組の男女がどこで交わるのか。過去に接点があったのか。

画面を食い入るように見つめますが、分かりません。


ラスト近く。

ローマでのスコットとロマの女がドライブする場面で、車だけが道から消えてゆきます。

ニューヨークの場面も、ホテルの部屋の中でジュリアの姿だけがフェードアウトします。


「なるほど、そういうことか」

と感じたのは、映画を見終わってからでした。

難しい映画でした。

☆☆☆☆





「超高速参勤交代」


通常でも8日かかる参勤交代を5日で行うよう幕府から無理難題を押し付けられた小藩が、

奇想天外な作戦の数々でピンチを切り抜ける時代劇。

シリアスな場面の中にも随所に笑いのツボがちりばめられ、最後まで飽きさせません。





小藩に雇われた抜け忍が、雇われた期限をまっとうせずに、

武士が寝込んでいるすきに報酬だけかっさらって豪遊するシーンがあります。

いざ金を払う段階になり、報酬の袋を開けると、泥にまみれた小銭がたくさん出てきます。

その金は、貧乏な小藩がやっとの思いでかき集めた金なのです。

抜け忍はその小銭を見つめ、もう一度、小藩の武士の元に戻ります。



「苦労して集めた金だ」というシーンはありません。

抜け忍も、その金を見つめるだけですが、「苦労して集めた金」だということが分かります。


美しい花を「美しい」という言葉を使わずに表現したり

楽しい出来事を「おもしろかった」と単純に書かずに、

楽しさを伝えられるような文章を書きたい… … …

と思わせるシーンでした。

☆☆☆☆☆

最近観た映画

2014年07月08日 22時17分00秒 | おすすめ
「ポリスストーリー レジェンド」



ご存じ、ジャッキー主演のアクション映画。

てるりんは数年前に「ジャッキーとアーノルド・シュワルツネガ-とシルベスター・スタローンの

映画は見まい」と決めたのですが、見てしまいました。

ジャッキーの映画には極悪人が登場しないような気がします。

悪人の一味はみんなどこか抜け作だし、悪人のボスは人間味があふれていて、

ジャッキーのひと言で心が揺らいだりします。


今回も、登場する悪人一味は、人質になったジャッキーからすぐに目を離すし、

悪人たちのボスの動機は善良だし。

安心して見られます。


☆☆☆




「ノア 約束の船」



旧約聖書の創世記に記された「ノアの箱舟」の物語を実写化した大作。

大洪水による世界滅亡を知らされた男ノアとその家族が、

巨大な箱舟を建造し、動物たちを乗せて大洪水を乗り切ります。


ノアの、律儀なまでの神への忠誠が描かれます。

あまりに律儀すぎて、本来の目的を忘れてしまっているようです。

☆☆☆★


現代社会のいろいろな組織の中にもありそうですよね。

なんのためのルールかを失念して、ルールを守ることがルールになってしまうようなことって。



たとえば、団体競技の選手たちのあいさつ。

練習会場に知り合いが入ってきた場合など、主将が合図なり声をかけなければ、

だれもあいさつをしないことって、ありません ?

主将じゃなくても、いちばんはじめに気がついた選手に大きな声で「こんにちは」と

言ってもらいたいと思います。



あしあと