ぱぐぱぐ通信

環境にわるいペットボトル飲料を買わないジョー・てるりんの絵日記みたいなものです。

最近みた映画「あやしい彼女」

2016年04月26日 22時52分58秒 | 本・映画 あ行
2014年公開の韓国映画「怪しい彼女」を、水田伸生監督がリメイクしたコメディー。





73歳の頑固な女性カツ(倍賞美津子)が、写真店でポートレートを撮ったのがきっかけで、

20歳の自分(多部未華子)に逆戻り。孫のロックバンドにボーカルとして参加したり、

音楽ディレクターに見初められたりし、青春を取り戻します。




カツが青春時代を彩ったうたを披露するのですが、

これがなかなかいい。

「見上げてごらん、夜の星を」

などは、映画を見終わってから口ずさみながら、一緒に見た妻のうでをとり、

夜の町を歩いてしまいました。


涙度  78
笑い度 78
人情度 55

総合 ☆☆☆☆★

花との出会い

2016年04月15日 15時00分37秒 | 写真
磐田市の山林でギンリョウソウが咲き始めました。




葉緑素がなく、茎も花も葉も透き通るような白さ。

樹木が作り出す有機物を菌を経由して得ているらししい。

うつむき加減に咲く白い花は、

傷つきやすい少女のよう。

花言葉は「そっと見守る」だとか。

似合っていそうです ^^






しばらく歩くと出会えたのがクマガイソウ。

十株ほどが群生していました。


こちらも、静かな森林の中で、木漏れ日を受けて咲いていました。



手入れされた山林を歩きます。

花の色が緑っぽいので、見落としてしまいそうですが、

チゴユリがいくつも作業道沿いに咲いています。





三月は出会いと別れの季節 その1

2016年04月11日 09時54分01秒 | ささいなことですが
四年間の単身赴任が終わり、引っ越しました。

お世話になった磐田市さん、ありがごうございました。








写真の「しっぺい」は、磐田市のイメージキャラクターです。



その昔のこと。

磐田市見付の若い娘たちは毎年の祭りの日に一人ずつ、人身御供として魔物に差し出されていました。

娘を差し出さないと、魔物が田畑田を荒らすのです。

魔物は娘をさらうときに「信州信濃のしっぺい太郎には知らせるな」と言い残してました。


ある年のこと、旅の坊さまがこの悲しい風習を知りました。

坊さまは信州信濃に向かい「しっぺい太郎という強いお侍さんを知りませんか」

と尋ね歩きます。

しかしだれも知りません。

そんな中、ひとりのお百姓さんが「侍は知らんが、光前寺に、しっぴい太郎という犬ならおるぞ」

と教えてくれます。

しっぺい太郎は、光前寺で飼われていた賢い山犬で、住職にはそれはもう、よくなついていました。

坊さまは光前寺の住職に頼み、しっぺい太郎を借りて、磐田市見付に戻ります。

そして祭りの夜。

若い娘のかわりにしっぺい太郎が赤い着物をまとい、魔物を待ちます。

村人たちは家にひきこもり、夜が明けるのを待ちました。


翌朝。

村人たちが現場に行ってみると、辺りは血の海。

昨晩の乱闘の激しさを物語っています。

その中で、一頭の年老いたヒヒが息絶えていました。

しっぺい太郎の姿は見当たりませんでした。




ある朝のこと。

光前寺の住職が朝のお勤めをしようと起きます。

「太郎は魔物を退治できたのかなあ」と思いめぐらしながら、

朝の光を庫裏に入れようと障子を開けると、

前庭で血だらけになったしっぺい太郎がひとこえ

「く~ん」と鳴いて、息絶えました… …

とさ。




こんな「しっぺい太郎伝説」が縁で、磐田市と駒ヶ根市は友好都市になっています。

そして、てるりんはなんと、光前寺の檀家です。


というわけで、てるりんはこの4年間、磐田市の若い娘たちを守るために働いたのでした… …

とさ。



あしあと