「うちのパパが言うことには」
重松清著
重松さんの二集めのエッセイ。
重松さんが吃音だったこと、身長173センチ、体重90キロだったこと、
1960年生まれな私より3歳若いことを知りました。
ユーミンの曲を「オトナの女性」と感じていることや、
佐世保市で起きた女子小学生による同級生殺人事件など、共感する編がいくつかありました。
「うちの子どもが被害に遭いませんように」と同じくらいに
「うちの子どもが加害者になりませんように」と考えることも必要だというあたり。
標語の多い街に対して、「誰が誰に向かって投げかけているんですか?」と問い掛けます。
「効果はあったんですか?」と聞きたくなる、と続きます。
磐田市のあちこちで見かける「自分と他人に1日一善」の標語に対して、
似たような思いを持っているからです。
標語にしてたくさん街中に掲げないと、できないんですか?と。
☆☆☆