JO7TCX アマチュア無線局

せんだいSD550  山岳移動運用 

AZ350RとMA351-03M その2

2014年12月21日 | 特小・DCR運用


 前回、大年寺山にてほとんど違いが感じられなかったDCR用の2本のアンテナ。ミヤギOS147局にご協力いただき、本日、あらためて比較実験してみました。こちらの移動地は愛宕神社(仙台市太白区)。OS147局は大崎市固定。距離約38km。愛宕神社境内からポイントを探してなんとか交信可能で、1mも位置がずれると交信できなくなります。限界すれすれ。この状態で、二つのアンテナを比較すれば、なにか違いが出るのでは?ということでさっそく実験。



愛宕神社境内 運用場所 

北西方向 今日は泉ヶ岳も雪雲の中


 当局側は、三脚に設置したAZ350RとMA351-03Mを取り換えながら、伸縮ポールを伸ばした状態(給電部高さ2m)と縮めた状態(同1.5m)で送受信し、レポートをいただきました。OS147局はベランダ固定のAZ350Rにて送受信。双方5W。


AZ350R(上) MA351-03M(下)



 結果は、耳で聞いた感じでは、今回もまったく違いが感じられませんでした。2本とも伸縮ポールを伸ばして給電部を上げた方が良いとの印象で、MA351-03Mでその傾向が強いようでした。受信しながら1~2mほど三脚を動かしてみて、受信範囲についても比較しましたが、これも同等で、違いは感じられませんでした。OS147局側でソフトウェアラジオ(DSR)による電界強度のモニター測定もしていただいたところ、

・「AZ350R 給電部高い位置」-47dBm程度
・「AZ350R 給電部低い位置」-49dBm程度
・「MA351-03M 給電部高い位置」-46dBm程度
・「MA351-03M 給電部低い位置」-55dBm程度

とのこと。(詳しくはミヤギIT03連絡帳リンク参照ください)

 AZ350R はMA351-03Mに比べエレメントが細く、また長い分、揺れ具合も大きいのですが、今日は微風程度で、揺れの影響はなく、ほぼ均一に比較できたと思います。あえて入感ポイントをずらしてみた時のケロり方も2本ともほぼ同じでした。AZ350Rは長くて軽い、MA351-03Mは短くて重い。性能は同等。どちらも良いアンテナですね。山に持っていくには軽い方のAZ350Rが有利かな、といったところです。

 ご協力いただきましたミヤギOS147局、ありがとうございました。








コメント (2)
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