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南蔵王のピークの一つで、標高1745メートル(刈田郡七ヶ宿町)。エコーラインの登山口から約1時間の登りとなります。さらに進むと、高層湿原の広がる芝草平、屏風岳、南屏風岳、不忘山と続きます。お釜周辺と違って観光客は皆無、静かな山歩きが楽しめます。
ところで、この杉ヶ峰、好展望ではあるのですが、長く休みたくなるような憩える雰囲気でもないのです。というのも山頂が平坦で小広く、土で覆われているため座る場所がなく、無理に座るとあまり眺望がきかないのです。5人程座れる丸太のベンチは置いてあるのですが・・・。という訳で、登山者の多くは立ったまま休憩して、眺望を少し楽しみ、足早に去っていく、そんな山頂です。南蔵王でのQRVは今回が初めてで、標高的には屏風岳や南屏風岳の方がFBかと思いますが、時間の都合で、こちらでの運用となりました。
7月下旬、この日は、朝から好天。ただ、上空に巻き雲が出ていたので、急いで自宅を出ました。登山道を歩き始めると、西から刻々とガスが上がってきて、稜線を覆います。杉ヶ峰山頂に着いた時は、山形県側はガスで何も見えませんでした。同行者Xが芝草平まで足を伸ばして、また戻ってくると言うので、その間、気兼ねなく無線に興じることにしました。
今回も、設備はアルインコDJ-S17(145MHzエネループ乾電池4W)とJ型アンテナです。近頃は、どこに行くにもこればかりです。
バンド内ワッチしてみると、タイミングよく岩手県八幡平移動局のCQが聞こえてきました。59-59でレポート交換。標高1000mほどの地点からハンディ機運用、機種は当局と同じDJ-S17をお使いとのことでした。終止安定した交信でした。
続いて、145.160でCQを出してみました。はじめに福島県猪苗代町移動局に応答いただきました。同じくハンディ機、ホイップアンテナ。鬼面山下山中とのこと。52-52のレポート。続いて、福島市、郡山市、西白河郡西郷村など福島県各局、女川町、東松島市、青葉区、泉区、角田市など宮城県各局、西川町、酒田市など山形県各局、0エリアは新潟県新発田市局と交信。どの方向が良いということは感じられず、万遍なく飛んでくれているようです。西郷村は栃木との県境ですが、ビームを振っていただいて59-59で交信できました。終了後、大崎市旧鳴子町移動局のCQが聞こえてきました。呼んでみたところ、59-52で交信成立。花渕山山頂からハンディ機とのこと、当局の信号は強力に届いているとのレポートをいただきました。
梅雨の晴れ間、多くの方が移動されていたようで、山同士の交信もいくつかありました。またJ型アンテナということで応答いただいたOMさんもみえました。昔のことはわかりませんが、かつては、ずいぶん自作されたアンテナのようです。
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帰りに、青根温泉に立ち寄ってみました。新しくできた公衆浴場「じゃっぽの湯」は芋の子洗いで懲りた経験があったので、何軒かある温泉旅館の一つに入れてもらいました。「とだ家」という奥まったところにある旅館です。大きすぎずちょうど良いサイズの内湯と露天風呂には、なみなみと湯が注がれていました。他に入浴者もなく、静かな時間を過ごすことができました。経営の方が少し心配になりましたが、末長く続けてほしいものです。