JO7TCX アマチュア無線局

せんだいSD550  山岳移動運用 

萱ヶ崎山1/13

2019年01月14日 | 里山 移動運用



 今年は年初から穏やかな日が続き、崩れる日はほとんどなし。その割には、なかなか山歩きできないでいましたが、昨日、やっと最初の一山。トレーニングを兼ね、萱ヶ崎山にしました。青葉山の西、目視してもどの山か判別もしにくい地味な山です。仙台市の合併前はこのピークが最高峰だったのだとか。標高379m。茂庭台5丁目のバス停で降り、住宅地を抜けると登山口となります。相変わらず標識らしきものは何もありません。ただ、昨シーズンより道形がしっかりして、自分はこのコースで人と会ったことはありませんが、登る人が増えているように思われました。と思っていたら、馬越石トンネルからのコースとの合流点近くに昨年までなかった「私有地 入山禁止」の張り紙が。これも登山者が増えてきたからでしょうか?里山の場合、私有地が入り組んでいたり、生産者組合が管理していたり、いろいろあるようです。







 約30分の登山で山頂着。蔵王連峰の屏風岳から大東岳まできれいに見えていました。混み合う山頂ではないものの、この時期、低山歩きでにぎわうこともあるし、以前、高圧線からの盛大なノイズを受けたことがあります。ということで、山頂から少し下った南斜面で無線運用することに。北方向は山頂が壁となりますが、南は遮るものなし。リグはID-51(3/4λホイップ)とDPR6。





 まずはD-STARレピーターのアクセスチェック。他県のレピーターはいづれも不可。ところが、ダイヤルを回してレピーターを次々変えていたところ、福島県の郡山レピーターから音声が。交信中の2局の変調がメリット5で復調。信号強度は1~2。よほどロケの良いところに設置されているのか、これならアクセス可能では?とあらためて試したものの、残念ながらダウンリンクの戻りなし。5Wにホイップでは厳しいようです。あと一歩の感触。3エレ八木なら可能かもしれません。

 145MHzFMは福島市、山形県村山市、南三陸町や利府町、仙台市内局。DCRでは山形県飯豊局のCQが聞こえ、コールバックはあったものの、信号が安定せず、そのまま聞こえなくなってしまいました。この山では、以前もDCRで山形県南部の局と交信実績がありますが、飯豊町は最奥。交信ならず残念。でも、今日はフリーライセンス移動局も多く、久しぶりに各局に交信いただきました。



 2時間ほど運用し、バス時刻を気にしながら急いで下山となりましたが、「私有地」の張り紙が気になり、それを無視して同じコースを下るのも気が引けるし、気分的によろしくないので、馬越石トンネルコースで下山。途中に分岐らしき藪道があり、茂庭台団地に下る別のルートがあるのかもしれません。何度も登っている萱ヶ崎山ではありますが、これを機にもう少し探索してみようかと思います。




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飯坂温泉2019

2019年01月04日 | 里山 移動運用



 今年も年始の恒例となっている飯坂温泉に泊まってきました。仙台周辺の温泉地はどこも雪深いところが多く、冬は散策するのも難儀します。飯坂も何度か大雪に見舞われたことがあるものの、福島盆地の一角であり、さほど積もることはありません。今年は数日前に大雪となったそうで、そこそこ雪が残っていました。

 飯坂は温泉地であると共に人が暮らす場でもあり、それらが入り混じって縦横に路地が走っています。その一つを入ると、平屋の旅館が小さな看板を上げていたりします。あるいはかつて風光明媚な旅館だったのかもしれない宿が廃墟となって忽然と現れたりもします。人の暮らし、生活感、その中に歓楽的な温泉宿もあれば、湯治中心の宿もある。そして数々の廃墟。それらが混然一体となっているところが飯坂の魅力で、何度訪れても飽きることなく、また訪ねたくなってしまう所以でもあります。以前は家族経営の小さな旅館にお世話になり、年末年始にもかかわらず、ほとんど貸し切り状態で泊まることができたのですが、数年前に営業をやめてしまいました。今年は温泉街の最も奥にある少し大きな鉄筋の宿にお世話になりました。温泉街を歩いて行くと、昨年まで営業していたいくつかの宿が廃屋になっているのを目にしました。高齢者施設に衣替えしたところも。廃墟の多い温泉街であることは何度か書いたとおりですが、その連鎖はいまだ続いているようです。










 さて無線運用。宿に入るには少し時間があるので、近くの愛宕山に登り少しだけ運用してみました。山といっても駅から歩いて10分ほど。下から急な階段が続き、登りきると山頂で、福島盆地がよく見渡せます。D-STARレピーターへの接続を試みたところ、福島430、福島伊達430がアクセス可。郡山430は不可でした。福島430から山掛けで1局交信、DCRでも2局交信いただきました。


愛宕山より


 宿に着き、さっそく室内からもアクセスを試みました。川沿いのロケで通りが良かったようで、福島430と福島伊達430がともに1Wでアクセスできました。福島伊達430から断続的にCQを出し、いつもフリーライセンス無線でもお世話になっている3局にお相手いただきました。各局さまには年始早々よりありがとうございました。


温泉地にて


 自分にとって飯坂温泉は、路地裏歩き、廃墟探訪、摺上川沿いの散策、そして愛宕山や館ノ山(大鳥城跡)あるいは宿からの無線運用も楽しめる得がたい存在です。仙台からそう遠くないので年に数回はおじゃましたいと思いつつ、いつもこの時期になってしまいます。今年は機会をみて、まだ泊まったことのない宿でも探してみたいと思います。





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2mAM

2019年01月02日 | 里山 移動運用


 本日ニューイヤーQSOパーティ。大年寺山にて運用してみました(仙台市太白区)。自宅から歩いて15分ほど。公園化が進み、いつもは東側の東屋やその西の展望地から運用することが多いです。今日はこのあたりで最も標高のある山頂部の公園にしました。北に開けたロケで、仙台の市街地や泉ヶ岳、七ツ森がよく見えます。すぐ隣にNHKと仙台放送のアンテナ鉄塔(送信所)があります。その抑圧を受けるため、430は使えません。145MHz帯もたまに抑圧を受けることがありますが、今日のところは問題ありませんでした。





 本日の装備
 リグ FT-817(5W)
 バッテリー リチウム電池18650を4本直列
 アンテナ 6/8λホイップ(エレメント改造)




 午前9時過ぎ、145MHzFMをワッチするとメイン周辺は埋め尽くされている状態。いづれも59で入感。一方SSBはというと何も聞こえず。ということで、SSBでCQを出し始めましたが、1局のみ声がかかり、後が続きません。致し方なくFMの下の方でCQを出し、時々SSBをワッチしてみるという感じで運用を続けました。FMでは各局にお相手いただき、1時間くらいで20局を無事達成。再度SSBをワッチすると、県北の局のCQが聞こえました。

 でも、なんだか音声がしっくりきません。周波数のずれというわけでもなく、おかしいと思っていたら、「AMでQSOお願いします」とのアナウンス。え、AM?と思いながらもモードを合わせると、今度は明瞭な音声で入感。SSBに比べると聞きやすく、ちょうどAMラジオ放送のような音質。周波数も終始安定しており、少しロングに交信いただきました。自分にとって全バンド通じて、AMでの初交信となりました。AMで交信するとすれば50MHzか7MHzでは、と漠然と考えていたのですが、まさか2mバンドで交信とは思ってもみませんでした。本日のサプライズ。いろいろ試しているつもりでいても、新たな領域というのは次々湧いて出て、楽しみの尽きることはないようです。



 正午過ぎ、急に風が冷たくなったので撤収。3時間弱運用し、SSB4局、AM1局、FM30局に交信いただきました。リチウム電池18650(4本直列)は開始時15.6V、終了時13.8V。ダウンすることなく持ちこたえてくれました。期待通りのスタミナ。このバッテリーを使い始めて1年半が経過しますが、今のところ衰えなし、といったところです。






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