「しょうとうだけ」ではなく「こあずまだけ」と読むようです。仙台市の最高峰、大東岳(だいとうだけ)の西にあり、QTHは山形県山形市。標高1130m。二口山塊の中でもっとも奥まっており、登りにくい山です。今回、自分は30年ぶりにこの山に登りました。いくつかルートがあり、山寺側から登ってみることにしました。
仙山線の始発6時10分の電車に乗り山寺駅へ。今日は山寺駅から歩き始め、帰りはまたこの駅まで歩く計画で、何時に着くか見当がつきません。7時20分駅を出て登山口のある所部集落へ。集落の最奥の家屋で登山口を尋ねると右に曲がって突き当りとのこと。ところが突き当りから左右の林道がありどちらを進むか迷っていると、さきほどの方が親切にも追いかけてきて左の暗い方の林道が登山口で少し先に案内板があると教えてくれました。この集落では小東岳への住民登山をおこなっているそうで、その方も以前に登ったことがあるとのことでした。
山寺
所部集落
所部登山口を入ってすぐの標識
杉林の中、幅広の道が続き、20分ほどでいったん林道を横切り、さらに進むと徐々に登山道らしくなってきました。思っていたより手入れされており、歩きやすい一本道です。林道から40分、奥山寺キャンプ場跡からの登山道と合流(仙城ヶ岩分岐)。
林道出合い
奥山寺キャンプ場跡との分岐
いつの間にかあたりはブナ林に移り、奥深い雰囲気が漂ってきます。急斜面のトラバースが続くものの良く踏まれており、前日に登ったと思われる靴跡も残っていました。廃道になったらしい甲岩への分岐点は見つけることができませんでした。
分岐から先の登山道
小東峠
小東岳分岐
分岐から小東岳
9時45分、小東峠着。蔵王縦走路と交差します。縦走路を北に少し登ると小東岳分岐。ここでやっと展望が開けてきました。南に糸岳、仙台神室、山形神室、雁戸山などの山々。分岐から10分ほどの登りで小東岳山頂。10時着。駅から3時間弱。予想より早く着きました。古い記憶通り8畳ほどの平坦な山頂。低木に遮られ、西の展望はありません。でも、目の前には大東岳と猿鼻山、そして南面白山。視界は山また山。登山者の歩く姿もなし。誰もいない小さな山頂に立てたことに満足しました。
山頂
猿鼻山(手前)と大東岳(奥)
下山を気にしつつ短時間、無線運用。今日はハンディ機(ID-51)とロッドアンテナの軽装備。145MHzFMで山形、宮城、福島、岩手各局に交信いただきましたが、標高的に低いこともあってか、特段遠方との交信はなく、30分ほどで終了としました。
小東峠を経て分岐まで戻り、奥山寺キャンプ場跡(仙城ヶ岩方向)に下ってみることにしました。はじめは細々ながらもしっかりした道形がついています。沢が近づくと大きな岩があちこちに現れ、暗くて険しい谷の様相に変貌。道形もいっそうか細くかつ沢沿いのトラバース続きとなり、わずかな赤布と赤ペンキ印を頼りに、それを見逃さないように下っていきました。
渡渉点
黒岩方向?はロープが張られ閉鎖
下山口
渡渉点は一カ所ありますが、さほど水量はありません。明るい杉の伐採地に出て、ほっとして振り返ると黒岩とおぼしき岩峰がすぐそこにありました。13時、奥山寺キャンプ場跡の駐車場に到着。このルートはかつて登りに使ったことはあるのですが、記憶が飛んでおり、下山だったこともあり緊張しました。
馬形集落
林道を進み、遊仙峡入り口を過ぎると二口峠へと続く車道に合流。馬形集落を抜け、14時過ぎ山寺駅着。駅ホームから大東岳と手前の稜線がはるか後方に見えていました。その稜線の一角に小東岳があります。約7時間の行程でした。
このところ下界の天候は悪くないのですが、高度1000mから2000mあたりは不安定で登山をするかどうか判断に迷うことが多いです。昨日も奥羽山系は良くなさそう、ということで近場の泉ヶ岳(仙台市泉区)に登ることにしました。
地下鉄とバスを乗り継ぎ、午前8時かもしかコースを登山開始。スキー場はまともに日が差すのでことのほかキツく感じます。バテないようにゆっくり登っているとトレイルランご一行が軽やかに追い抜いていきました。自分も縦横に山を駆け歩きたいのですが、なかなかそうもいきません。ただ、今回はいくつか軽量化を図ってみました。
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岡沼
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うさぎ平を経て岡沼に着いてみると珍しく水を湛えておりました。春先の雪解けで水のある沼になるのですが、今時期このような姿は初めて見ました。このあたりからガスに突入。といってもさほど湿った感じではありません。約1時間20分で山頂着。藪漕ぎしていつもの運用場所へ。
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アンテナ固定に三脚ではなく、雪崩捜索用プローブを使いました。雪崩現場で雪面に突きさして埋まっている場所を特定するための道具です。テントポールのように折り畳み式になっており、全長2.4m。畳めば40cmほど。カーボン製で重さ240g。雪面に突きさすためのものなのでテントポールと違い、ワイヤーでしっかり連結されガタツキやたわみがありません。ということで、アンテナマストとして好都合では?と考え、使ってみました。先端にアローラインをクリップで取り付け設営完了。
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アローライン(AL-144F)もこれまで使ってきた5D2Vケーブルではなく、取り回し改善と軽量化を目的にRG58ケーブルとしました(給電部に工夫が必要)。これによりアローライン本体+3mケーブルで重さ250gに収まりました。リグはID-51。予備バッテリーを含め無線機材一式で1kg以下。これまでは特に三脚がネックとなり2kg近くになっていたので、約半分といったところです。
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さて、時おり霧雨もありアンテナに水滴が付着して良い状態とは言えない中での運用でしたが、145MHzFMにて宮城、岩手、山形、福島各局に交信いただきました。茨城、栃木、新潟局も聞こえいたものの、タイミングが合わなかったり、呼んでも届かなかったりで交信には至りませんでした。最遠方は岩手県葛巻移動局。距離約195km。90分ほどの運用、CQを出したり呼びに回ったりして13局と交信。プロープマストは地面をある程度選びます。硬い地面だとささりません。ただ、ガタツキがないので抜きさしは楽です。アンテナもさらに軽量化を図り、ウルトラライト運用に近づけようかと考えています。
地下鉄とバスを乗り継ぎ、午前8時かもしかコースを登山開始。スキー場はまともに日が差すのでことのほかキツく感じます。バテないようにゆっくり登っているとトレイルランご一行が軽やかに追い抜いていきました。自分も縦横に山を駆け歩きたいのですが、なかなかそうもいきません。ただ、今回はいくつか軽量化を図ってみました。
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岡沼
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うさぎ平を経て岡沼に着いてみると珍しく水を湛えておりました。春先の雪解けで水のある沼になるのですが、今時期このような姿は初めて見ました。このあたりからガスに突入。といってもさほど湿った感じではありません。約1時間20分で山頂着。藪漕ぎしていつもの運用場所へ。
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アンテナ固定に三脚ではなく、雪崩捜索用プローブを使いました。雪崩現場で雪面に突きさして埋まっている場所を特定するための道具です。テントポールのように折り畳み式になっており、全長2.4m。畳めば40cmほど。カーボン製で重さ240g。雪面に突きさすためのものなのでテントポールと違い、ワイヤーでしっかり連結されガタツキやたわみがありません。ということで、アンテナマストとして好都合では?と考え、使ってみました。先端にアローラインをクリップで取り付け設営完了。
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アローライン(AL-144F)もこれまで使ってきた5D2Vケーブルではなく、取り回し改善と軽量化を目的にRG58ケーブルとしました(給電部に工夫が必要)。これによりアローライン本体+3mケーブルで重さ250gに収まりました。リグはID-51。予備バッテリーを含め無線機材一式で1kg以下。これまでは特に三脚がネックとなり2kg近くになっていたので、約半分といったところです。
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さて、時おり霧雨もありアンテナに水滴が付着して良い状態とは言えない中での運用でしたが、145MHzFMにて宮城、岩手、山形、福島各局に交信いただきました。茨城、栃木、新潟局も聞こえいたものの、タイミングが合わなかったり、呼んでも届かなかったりで交信には至りませんでした。最遠方は岩手県葛巻移動局。距離約195km。90分ほどの運用、CQを出したり呼びに回ったりして13局と交信。プロープマストは地面をある程度選びます。硬い地面だとささりません。ただ、ガタツキがないので抜きさしは楽です。アンテナもさらに軽量化を図り、ウルトラライト運用に近づけようかと考えています。