JO7TCX アマチュア無線局

せんだいSD550  山岳移動運用 

吾妻連峰 高山移動

2015年06月14日 | 奥山 移動運用


 今シーズン第1回目の吾妻連峰高山移動。噴火警戒レベル2ということで、吾妻スカイラインは午前7時までゲート閉鎖。知らずにゲート前で30分ほど待機し、予定より少し遅れ、小雨の中、8時前登山開始。原発事故に加えて噴火警報とますます登山者は少なくなっているようで、刈払いされるでもない荒れた登山道が山頂まで続いていました。山頂の巨大反射板だけは健在。


登山口の鳥子平


 この山頂の楽しさは、なんといっても1エリア各局とハンディ機で交信できることで、できれば430デジタルシンプレックスでの交信を期待して、八木を持参。

<本日の装備>
ID51 430MHz10エレ八木およびRH770
DPR6+350DH
DJ-P24L

さっそく三脚に10エレを設置して、433.300MHzDVモードでCQを出してみました。応答なし。少し方角を変えて、再度CQ・・・応答なし。この八木、大丈夫? まだ時刻も早いことでもあり、いったんFMアナログに戻って、メインでCQ。こちらは各局に応答いただきました。千葉県八千代市、東京都中野区、八王子市、埼玉県加須市、さいたま市浦和区、茨城県筑西市、神奈川県川崎市多摩区など1エリア各局。西は長岡市。最長は八王子市の陣馬山移動局。0.3W7エレループとのことで、55-52でレポート交換。距離247km。







 その後、断続的に430DVでCQを出したところ、茨城県下妻市、福島市、千葉県柏市各局に交信いただきました。433.300では問題なく復調するものの、433.350にQSYしたところ、まったく復調しなくなる現象がありました。パワーを5Wにアップしたところ、メリット5で安定交信。デジタルはこころ持ちパワー強めが無難かな、との印象。また、北方面は、寺沢高原移動のおかざきKG295局とDCRに続いて430DVおよび145DVで交信実験。DCR、DVともホイップアンテナでDCR断続あり、430、145は双方55で安定交信という結果になりました。距離約210km。



 今日は山岳移動局も少なかったようで、雨の影響からか、信号の伸びはあまり感じられませんでしたが、DCRでは、普段なかなか交信できない栃木、茨城、福島各局と交信いただきました。

 本日も各局さま、ありがとうございました。DCR、特小のみログ載せておきます。

<DCR>
ミヤギCW50局 仙台市若林区 5-5 430DV 0.1W 55-55
ヤマガタSA88局 山形県河北町 5-5 特小交信ならず
イワテB73局 岩手県一関市 室根山 5-5
トチギSA41局 栃木県大田原市 御亭山 5-5
ミヤギKI529局 栃木県大田原市 5-5
トチギJJ69局 栃木県日光市 田代山 5-5
ミヤギNE410局 多賀城市 5-5
おかざきKG295局 遠野市 寺沢高原 5-5 430DV 145DV共に55-55
フクシマDM33局 本宮市 高松山 5-5
フクシマVF303局 白河市固定およびモービル 5-5
イバラキYY24局 茨城県常総市5-5
ミヤギOS147局 大崎市 5-5

<特小>
ミヤギCW50局 仙台市若林区 5-5 
トチギJJ69局 栃木県日光市 田代山 5-5
フクシマFD55局 吾妻小富士 5-5


〈追記〉ID-51について

 このリグを使い始めて2年数ヶ月経ちました。かなりの使用頻度にもかかわらず故障一つせず、受信感度も抜群で満足していますが、これまでの運用および今回の高山移動で、気になる点があったので追記しておきます。

〈スケルチオープン時の周波数変更〉
 PTTの下にスケルチボタンがあり、これを押すとスケルチオープンするわけですが、押したままVFOダイヤルを回すと、スケルチレベルがAUTO→レベル1→レベル2・・・と変更になります。つまりスケルチレベル変更ボタンでもあるわけです。自分としては、スケルチを開いた状態でVFOを回してバンド内の状況をチェックしたいのですが、これができません。この操作をすると、不用意にスケルチレベルが変更されてしまう、困った仕様となっています。

〈バッテリー〉
 大容量のオプションバッテリーでも内蔵GPSをONにしておくと、消耗が早いと感じます。高山移動では、2.5W運用(厳しいとき5W)を続け、2時間で3段階のバッテーリー表示が1個のみに。1個になってからもそれなりに持ちますが、精神的によくありません。通常はGPSをオフにして、DVモード運用の時のみオンにするなどの対策が必要と感じました。

〈今後の運用〉
 見通し外かつローパワーの陣場山局と良好に交信できたことから、もっとパワーをしぼって、0.1W~せいぜい1WでどこまでQSOできるか、というのも面白いかな、とあらためて考えさせられました(FM、DVシンプレックス)。これならバッテリーの心配は無用でしょうね。


  


コメント (3)
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栗駒山移動

2015年06月07日 | 奥山 移動運用


 本日の移動地、栗駒山。宮城県栗原市。標高1627m。人気の高い山で、かつ天候も良いので混むだろうと午前5時に自宅を出発。7時、イワカガミ平から登山開始。駐車場はすでに10台ほど埋まっていました。みなさん早いです。5月中旬頃なら、残雪を直登できるのですが、今はわずかに山頂直下の雪渓が残るのみでした。中央コース夏道を登ること約1時間20分、山頂着。


イワカガミ平 登山口駐車場

この雪形 なんに見えます? 

前方に焼石岳

山頂直下

山頂

 本日の装備
 ID51+モクソンアンテナ(145MHz)2.5W運用 
 DPR6+350R直付け
 DJ-P24L(特小)

 Eスポたけなわ、フリーライセンス局はCBメインであまり期待できないかな、ということで、今日は久しぶりに2mFM中心の運用となりました。その合間にDCRおよび特小をワッチおよびCQを出す、そんな運用でした。2mでは、北は岩木山(弘前市)、南は蓬田岳(田村市)。早池峰山、白髭山山頂局ともFBQSO。この山では8エリアや0エリアとの交信実績もあるのでアンテナを向けてみましたが、何も聞こえず、でした。信号の伸びはいま一つかな、との印象。




モクソンアンテナ(2m用)

 数局にお願いして、モクソンアンテナの指向性の実験もさせていただきました。2エレにかかわらず、FB比は良好、との結果でした。180度反対方向に回すと、59の信号が42程度にすーっと下がってきます。サイドはブロードで広範囲に拾ってくれるので、山岳移動向きのアンテナでは、と少し評価を上げておきます。通常の2エレやHB9CVよりコンパクトで三脚との相性も悪くないです。145.300デジタルDVモードでも何度かCQを出してみましたが、なかなかお相手はみつかりません。栗駒山頂でさえこうなので、ホームからCQ出しても厳しいのは当然ですね。

 本日も交信いただきました各局さま、ありがとうございました。特小、DCRのみログ掲載しておきます。

<特小>
ミヤギSS500局 登米市迫町 5-5
ミヤギAZ17局 栗原市高清水 5-5
ミヤギRK128局 大崎市加護坊山 5-5
イワテDE56局 平泉町固定 5-5
ミヤギHO40局 石巻市とやけ森 5-5

<DCR>
ミヤギOS147局 大崎市江合川 5-5
オオタY16局 奥州市および大崎市 5-5
ヤマガタTA960局 村山市山形空港駐車場 5-5
ミヤギNE410局 多賀城市固定 5-5
イワテOH110局 花巻市花巻空港 5-5
イワテDE56局 平泉町固定5-5
ミヤギFT161局 栗駒山いわかがみ平 5-5
イワテGS320局 花巻市北上川河川敷 5-5
ミヤギGA2局  南三陸町 5-5
ヤマガタSA88局 寒河江市固定 5-5






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