里山で430MHzを使うようになり、定番のRH-770よりも利得が得られ軽量なものを作れないかとネットを見ていたら、430用垂直ダイポールアンテナの記事が目に留まりました(JR4PDP局さんの「ハム三昧」)。通常、ダイポールアンテナは1/4λエレメント2本に中央から給電するわけですが、5/8λエレメントにオープンスタブで給電する方式で高利得が得られるとのことです。この記事を参考にさせていただき、さっそく作ってみました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/dd/af8c0447910875f329be5b131bdc60cc.jpg)
寸法は記事の通りに作りましたが最終的にオープンスタブではなくショートスタブ給電とし、少し変更となりました(下図)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/e7/b68ea495a72c44a834ba258b5291ef66.jpg)
<材料>
・52cmロッドアンテナ2本
・直径4mm銅パイプ、給電部用直径5mmおよび1.2mm銅パイプ少々
・BNCコネクター
・プラスティック板
・塩ビパイプ20cm
・結束バンド
<製作>
給電位置を変更できるようスライド式にしました。4mm銅パイプに長さ3cmの5mm銅パイプを挿入しBNCコネクターをハンダ付け。あとは2本の銅パイプが2cm間隔を保つようにプラスティック板と結束バンドで固定するのみです。使用の際にポールに固定できるように塩ビパイプを取り付けて完成。工作は以上です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/71/d9fa07a496d47a78662b1c422bdc92cb.jpg)
給電部スライド式
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/af/1914b15ed053d1a7928c1e61e0a96087.jpg)
オープンスタブ状態
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/d9/e247be59e9c8fc86bed00d94f94650dd.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/77/82bcc5fffc76930d76061567422b733e.jpg)
<調整>
ロッドエレメントを上下とも43.5cmに伸ばし、給電部をスライドさせてマッチングポイントを探ります。オープンスタブではほぼ中央、エレメント部から11cmあたりでSWR最少となりました。ただ、1.5以下に下がりませんでした。エレメント寸法を変更したりもしましたが改善されず、でした。そこでスタブの端を短絡させてショートスタブとし、再度給電ポイントを探ったところ、エレメント部から8.5cmでSWR1.2に改善。もっと下がるのではとあれこれ試した結果、エレメント角度90度のVダイポールにするとほぼベタ落ちとなりました。
<使用>
実際のところ、どの状態がベストなのかよくわからないので短絡部は固定せず、昨日の里山運用の際に下記を試してみました。
1) オープンスタブでエレメント垂直
2) オープンスタブでエレメントV型
3) ショートスタブでエレメント垂直
4) ショートスタブでエレメントV型
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/5b/c0588a2809d9e8fe5fe8665b540a70e5.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/a9/18784d4b8ddde249580521a3971ec574.jpg)
スタブの端を短絡(ショートスタブ)
オープンスタブとショートスタブで給電点が変わってしまうので、その都度スライドさせベストに合わせました。その結果、ショートスタブで垂直状態がもっとも信号が強く安定するとの手ごたえがありました。オープンスタブ垂直状態との差はわずかです。V型にするとSWR的には良好なのですが、なぜか信号は悪化します。ということで、スタブ短絡部をハンダ付けすることにし、調整終了としました。肝心のRH-770(5/8λ2段)との比較ですが、明瞭な違いとまではいかず若干良いかな、といったところです。重さ120g。仕舞い込み寸法38cm。現地での組み立て不要。これからのシーズン、寒い中での運用には重宝するかと。この状態で、しばらく使ってみます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/35/560b72f522789ad7593e4ebf1aed19d2.jpg)
収納状態
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/dd/af8c0447910875f329be5b131bdc60cc.jpg)
寸法は記事の通りに作りましたが最終的にオープンスタブではなくショートスタブ給電とし、少し変更となりました(下図)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/e7/b68ea495a72c44a834ba258b5291ef66.jpg)
<材料>
・52cmロッドアンテナ2本
・直径4mm銅パイプ、給電部用直径5mmおよび1.2mm銅パイプ少々
・BNCコネクター
・プラスティック板
・塩ビパイプ20cm
・結束バンド
<製作>
給電位置を変更できるようスライド式にしました。4mm銅パイプに長さ3cmの5mm銅パイプを挿入しBNCコネクターをハンダ付け。あとは2本の銅パイプが2cm間隔を保つようにプラスティック板と結束バンドで固定するのみです。使用の際にポールに固定できるように塩ビパイプを取り付けて完成。工作は以上です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/71/d9fa07a496d47a78662b1c422bdc92cb.jpg)
給電部スライド式
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/af/1914b15ed053d1a7928c1e61e0a96087.jpg)
オープンスタブ状態
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/d9/e247be59e9c8fc86bed00d94f94650dd.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/77/82bcc5fffc76930d76061567422b733e.jpg)
<調整>
ロッドエレメントを上下とも43.5cmに伸ばし、給電部をスライドさせてマッチングポイントを探ります。オープンスタブではほぼ中央、エレメント部から11cmあたりでSWR最少となりました。ただ、1.5以下に下がりませんでした。エレメント寸法を変更したりもしましたが改善されず、でした。そこでスタブの端を短絡させてショートスタブとし、再度給電ポイントを探ったところ、エレメント部から8.5cmでSWR1.2に改善。もっと下がるのではとあれこれ試した結果、エレメント角度90度のVダイポールにするとほぼベタ落ちとなりました。
<使用>
実際のところ、どの状態がベストなのかよくわからないので短絡部は固定せず、昨日の里山運用の際に下記を試してみました。
1) オープンスタブでエレメント垂直
2) オープンスタブでエレメントV型
3) ショートスタブでエレメント垂直
4) ショートスタブでエレメントV型
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/5b/c0588a2809d9e8fe5fe8665b540a70e5.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/a9/18784d4b8ddde249580521a3971ec574.jpg)
スタブの端を短絡(ショートスタブ)
オープンスタブとショートスタブで給電点が変わってしまうので、その都度スライドさせベストに合わせました。その結果、ショートスタブで垂直状態がもっとも信号が強く安定するとの手ごたえがありました。オープンスタブ垂直状態との差はわずかです。V型にするとSWR的には良好なのですが、なぜか信号は悪化します。ということで、スタブ短絡部をハンダ付けすることにし、調整終了としました。肝心のRH-770(5/8λ2段)との比較ですが、明瞭な違いとまではいかず若干良いかな、といったところです。重さ120g。仕舞い込み寸法38cm。現地での組み立て不要。これからのシーズン、寒い中での運用には重宝するかと。この状態で、しばらく使ってみます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/35/560b72f522789ad7593e4ebf1aed19d2.jpg)
収納状態