JO7TCX アマチュア無線局

せんだいSD550  山岳移動運用 

再び高山移動

2013年08月25日 | 特小・DCR運用


 二週間前に登ったばかりの高山ですが、DCR3エレ八木を持って、再度登ってみました。天気は晴れ。ただし、1エリアから西はぐずついた天気、ハムフェア開催中ということもあるのか移動局は少なかったようです。


磐梯山と高山山頂の巨大反射板


 いつものルートで午前8時、山頂着。DCR3エレ八木を北に向けて、さっそく自宅のXを呼んでみました。前回はホイップアンテナでも交信できているので、難なく交信成立。メリット5。向きを合わせてみましたが、アンテナマークはゼロ。ホイップとあまり変わらずでした。

DCR3エレ


 続いて、石巻市上品山移動のミヤギIT03局とQSO。はじめホイップ使用とのことでメリット5+0本。その後5エレに切り替えてメリット5+アンテナマーク2本に。顕著な信号強度の変化が確認できました。さらに特小実験。こちらから呼んでみたところ、ノイズ混じりの変調が聞こえてきました。位置を合わせたところ、十分了解できる程度に信号が上がって、51-41でレポート交換。交信成立。帰宅後、確認したところ、高山―上品山は「見えます」判定。距離131km。ミヤギIT03局のリグは、ショートアンテナ回転式タイプだそうですが、けっこう飛ぶものです。


高山ー上品山


 さらにDCR。1エリア方向に向けてCQを出したところ、トチギKN46局より応答あり。日光市男体山山頂。双方0.2W、メリット5+0本で交信成立。続いて、特小での交信実験へ。スケルチオープン状態にし、何度か呼んでみたものの応答がありません。諦めかけて元の位置にもどったところ、トチギKN46局よりこちらを呼ぶ声が・・・。慎重に位置決めして、応答したところ、メリット5のレポート。こちらからは41を送りました。信号は弱く、ノイズ混じりではありますが、なんとか交信を続けることができました。DCRに戻ることなく、そのまま特小にてファイナル。久しぶりにスリリングな交信を体験しました。
 帰宅後、高山―男体山は実は見通しではなく、女峰山が壁となっていることがわかりました。大きく減衰し、息も絶え絶えとなりながらもよくぞ届いてくれたものです。距離124km。本当にラッキーな交信でした


高山ー日光男体山 見通し外


 その後もDCRにて、宇都宮市の羽黒山移動のトチギSA41局とメリット5+1本。筑波山中腹移動のイバラキAB399局とメリット5+0本にて交信いたただきました。1エリア固定局との交信ができればと期待したのですが、残念ながら今回はかないませんでした。


RH770

 145では群馬県の谷川岳移動局と55-52。430では千葉県流山市、野田市、松戸市、東京板橋区、埼玉県浦和区、川口市、水戸市など1エリア各局にQSOいただきました。

 山の空気は二週間前の暑さとは打って変わって、涼しいを通り越して寒いほどでした。山はもう秋ですね。


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DCR3エレ持って熊野岳へ

2013年08月18日 | 特小・DCR運用


 お盆休み最終日の今日、早起きして蔵王熊野岳に登ってみました。目的はDCRの3エレ八木を使ってみること。

 早朝5時過ぎに刈田岳駐車場に着いてみると、すでに30台ほどの車が・・・。みなさん、日の出とお釜の風景を写真に納めたいようです。三脚をもったカメラマンがそこかしこで待機しておりました。






 午前6時、熊野岳山頂着。さっそく三脚に3エレを取り付けてみました。ホームで練習しても、山頂では手こずることが多いのですが、今回はスムーズに設営完了。山の風景に溶け込み?、いかにも飛びそうな感じではあります。さっそくワッチ。昨晩、日本海ダクトのロールコールがあったそうですが、もはや宴の後のようで、何も聞こえず。まあ、太平洋側なので、もともと聞こえることはなかったかもしれませんが・・・。


ラディックスRPY-351M3



 アンテナを北に向け、CQを出したところ、さっそく、大崎市固定局、石巻市上品山移動局より応答いただきました。3エレの方向を合わせると、アンテナマークが増えるのが確認できます。かなりブロードで、適当に合わせても交信できないということはありません。きちんと合わせれば、アンテナマーク1本の違いという感じ。一方FB比は良好で、反対方向に回すと、あるところから断続的になり、さらに回すとまったく復調しなくなります。アナログ信号との違いを実感。



 今度は南や西に向けてCQを出してみましたが、残念ながら応答はありませんでした。その後、南方向は福島県須賀川市モービル局の信号が聞こえてきましたので、応答させていただきました。メリット5+アンテナマーク2本で入感。

 そうこうしている内に、山頂はガスに覆われ、風も強まって3エレは勝手にあらぬ方向に。ということで、早々に撤収となりました。手ごたえを感じるところまでは至りませんでしたが、実際に使ってみて、ザックへの収納とか、設営、撤収のしやすさ、三脚とのバランスなど、3エレにして良かったとの感想を持ちました。移動地を変えてまた使ってみます。

<DCRでの交信>
 ミヤギOS147局  5+1本  大崎市古川固定
 ミヤギIT03局  5+3本  石巻市上品山
 チバCH47局   5+3本 仙台市泉区モービル
 センダイK932局 5+2本 仙台市青葉区大倉固定
 オオタY16局  5+3本  栗駒山山頂直下
 ミヤギAC551局  5+0本  大崎市岩出山固定
 ミヤギKI529局  5+2本  福島県須賀川市モービル
 ミヤギSS500局  5+1本  登米市登米町

<特小での交信>
 ミヤギIT03局  52-51  石巻市上品山  89.6km 見通し


熊野岳ー上品山 


 145MHzの運用では、千葉県流山市の固定局、同じく山武郡横芝光町のクラブ局の信号が強く入感。熊野岳で千葉の信号がこれほど聞こえるのはまれです。流山局とは56-59でレポート交換。FBな設備とは思いますが、それにしてもローカル局並みの強さでした。こちらはいつものID51+RH770。横芝光町の方は残念ながらタイミングが合いませんでした。山岳移動では、飯豊連峰三国岳と55-55、尾瀬燧ヶ岳と59-59でした。



 交信いただきました各局様、ありがとうございました。



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DPR3の出力およびアンテナSWR

2013年08月17日 | 移動運用装備


 DCR用の3エレ八木。ガンママッチなので簡単に調整できます。他のDCR用のアンテナは?というと、どれも無調整で使っています。調整できるようにもなってないし・・・。遅ればせながらSWRはどうなっているのだろうと心配になってきました。手元にある計測器はSX1000、SX27P、AA-200なので、351MHzは対応していません。でもおおよそのところはわかるはず、ということで、簡易的にSX27Pで測ってみました。



 まずは、SWRの測定
 ・3エレ八木(ラディックスRPY-351M3)
 ・GP(第一電波工業300MVDU)
 ・モービルホイップ(アンテナテクノロジーMA351-03M)


SWR測定

 いづれも、1.0。針はほとんど動きませんでした。とりわけMA351-03Mは微動だにせず。3エレが最も針が振れますが、それでもほんの少しの差。どれもシビアに調整されているようです。一安心。

 続いて、パワー測定。
 <DPR3>※メーターのPOWER表示下段

 1W設定

 0.5W設定

 0.2W設定
 

 という結果になりました。満充電したばかり、ということもあると思いますが、仕様よりも若干上回っています。


 DPR1 5W設定

 こちらも6W以上という結果になりました。やはり仕様より高めですね。DPR1は、ベランダの太陽電池+鉛バッテリーに充電したものを電源として使用しています。電圧13V前後。

 計測器がこの周波数に対応したものでないので、あくまで目安です。バッテリー電圧にも左右されることから、運用後の状態でもまた測ってみたいと思います。


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DCR用3エレ八木

2013年08月16日 | 移動運用装備


 昨夜、宅配便で届いたばかりのデジタル簡易無線用3エレ八木。実戦投入に備えて、本日、組み立て、設営の練習と共に、ベランダから1局のみ交信することができました。その際、気づいたことがありましたので、書きとめておきます。

 型番はラディックスのRPY-351M3で、お使いの局も多いと思います。仕様は、
 形式  3エレ八木
 利得  8.15dBi
 ブーム長 50cm
 重さ   500g

 5エレにするか迷いましたが、長さ50cmというのが決め手になりました。ザックにポロッと入るのがいいですね。取付金具など山岳移動に不要な付属品を除くと、重さは400gと軽量。


移動用3エレ一式(延長ポールとケーブルは別)


 組み立ては、導波器、放射器、反射器の各エレメントを付属の蝶ナットで固定するだけになっています。平ワッシャーなどは、山頂では使いません。三脚への取付けは、以前に購入しておいた取付アダプターを使い、三脚ネジにブームを固定するだけです。工具類など一切不要。山岳移動運用を想定して良く考えられています。


三脚取り付けアダプター(別売品)

三脚取り付けとケーブル引き回し

給電部ガンママッチ

 調整はガンママッチで可能ですが、今のところ購入した状態のままにしてあります。さっそく、三脚に設置し、ベランダに出して、長さ82cmのGP(300MVDU)と比較しながらワッチしてみました。といっても、聞こえてくるのは近くのホテルの業務運用のみ。断続的な交信なので、受信比較も容易ではありません。DPR1に接続したGPとDPR3に接続した3エレ八木。信号の強さは、ほとんど変わりなし。かなりブロードなようで、指向性も特に感じられず? いくら3エレでも、そんなはずは・・・。



 ちょうどそんな時、呼び出しチャンネルからCQが聞こえてきました。室根山移動のイワテAA169局。グッドタイミング。さっそく応答すると、メリット4~5のレポートで厳しいようでした。こちらにはメリット5。真南に向いていた3エレを少し西に向けたところアンテナマーク1~2本に上がってきました。イワテAA169局は5エレ八木とのこと。この状態で、安定して交信を続けることができました。ちなみにアンテナ方向の先は、愛宕山の崖。完全な反射による交信と思われます。


300MVDU(第一電波工業)ベランダ設置

DPR1

 DPR1+GPの方はと言いますと、同じくメリット5+アンテナマーク1~2本でした。3エレと変わらず? そこで、DPR3にGPを付け替えたところ・・・アンテナマークは立ちませんでした。つまり、同じリグ(DPR3)でアンテナ比較をした結果は、明らかに3エレが上、という結果となりました。もう一つ言えるのは、DPR1の方がDPR3よりも受信感度が良い、ということ。実際、耳で聞いてもそんな印象を受けます。DCRでの受信感度の違いなどというのはあまり考えたことはなかったのですが、機種によって違いはあるようです。

 一回だけの交信でも3エレなりの性能は出ているように感じました。この週末、山岳で使ってみて、気づいたことがあればまたレポートしたいと思います。



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種山ヶ原と八幡平

2013年08月16日 | 奥山 移動運用



 岩手の山はここ数年登ってなかったな、ということで盆休みを利用して種山ヶ原と八幡平を歩いてきました。

 種山ヶ原は、標高871mの物見山を山頂とした牧草高原で、大正時代、宮沢賢治が好んで訪れたそうです。最上部の駐車場まで車で上がり、レーダー塔を目指して登ること20分。あっけなく物見山に到着。天気が良ければ、岩手山、早池峰山、五葉山、室根山などが一望とのことですが、あいにく、霞んで見えませんでした。


物見山山頂


 DCRでCQを出してみたところ、ミヤギSS500局に応答いただきました。宮城県登米市。メリット5。続いて特小でも交信成立。52-52。物見山はさほどの標高はなく、周りにもっと高そうな山も散見されます。まさか、特小で交信できるとは驚きでした。DJ-R20DのSメーター1~2個点灯。帰宅後、カシミール3Dで確認してみたところ、意外にも見通しであることがわかりました。距離約62km。雰囲気のよい山頂で、レーダー塔の抑圧もなし。気に入りました。


 翌日、ほぼ快晴の八幡平へ。隣の岩手山と違って、こちらはアスピーテ型火山。いわばテーブルマウンテンのため、山頂はあってないようなものです。そんな八幡平にあって、たいへん目立つのが二つの小ピーク、畚岳と茶臼岳。今回は、見返峠に車を置いて、それぞれを往復することにしました。


 まずは畚岳。藤七温泉方向に車道を10分ほど下ると、右手に縦走路登山口があります。というより、目の前に畚岳が見えているので、それを目指すだけです。登山口から30分ほどで山頂。標高1577m。見晴らしは360度。高度感があり、電波の飛びも申し分なさそう。しかし・・・。DCRで何度かCQを出すも、まったく応答なし。2mで数局にお相手いただきました(ID51+RH770)。8エリア、北斗市固定局と51-55。距離約210km。もう1局8が入感しましたが、交信ならず。そうしている内にも、狭い山頂に次々、人が登ってきます。早々に切り上げ、撤収。


畚岳

狭い山頂


 いったん見返峠に戻り、今度は、茶臼岳を目指します。八幡沼周辺は、まさに雲上の別天地。この山域のハイライト。観光客は多いですが、それも八幡沼展望台あたりまで。湿原はニッコウキスゲが満開でした。


八幡沼



黒谷地

 源太森から黒谷地に下り、登り返すこと30分。茶臼岳山頂に到着。見返峠から約2時間。こちらも畚岳同様、高度感は抜群です。眼下に大小の湖沼、そして岩手山。絶景ですね。DCRの運用を試みたところ、またしても応答なし。そして、狭い山頂に次々登山者が・・・。

 
茶臼岳山頂

 ということで、今回、無線運用はほとんどできませんでした。この山は、無線のことなど考えず、心静かに高原散策を楽しむべきですね。起伏の少ないアスピーテ台地に八幡沼、ガマ沼、鏡沼など多くの火口湖、そして高層湿原はすばらしいものでした。何度でも訪れたくなりました。




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吾妻連峰 高山移動

2013年08月12日 | 奥山 移動運用


 高山(1804m)での無線運用はちょうど1年ぶり。昨年はだいぶ登山道が荒れていましたが、今年は笹の苅払いもされているようでした。吾妻小富士あたりは晴れているものの、高山登山口では雨。西から雨雲を伴ったガスが次々流れてきます。8時前山頂着。ときどきガスが切れ、青空も。


鳥子平

山頂より一切経方面


 本日の装備は、いつもの通り、ID51、DPR3、DJ-R20D。アンテナはRH770(アマチュアVU)とMA351-03M(DCR)。リグが3台になった分、アンテナは簡略化するばかりで、ついにアマ無線はRH770(ロッドアンテナ)のみとなってしまいました。でも、このアンテナによって思いもかけない交信ができてしまったのです。

 山頂に着いて、まずはDCRにて、我が家にいるXを呼んでみました。さすがに今回は、厳しいかと思っていたら、あっさりと応答あり。メリット5。自宅側は若干フワフワした信号だったようですが、山頂側はアンテナマークこそ立たないものの、まったく問題ありませんでした。蔵王や栗駒と違って、高山との間は、大小いくつもの峰々が障害となっているはず。今回、自宅側の設備(5W+GP)を整えたことも交信成功の一因かもしれません。距離約85km。



 自宅側 リグ    DPR1 5W (増設)
     アンテナ  長さ82cmのGP(300MVDU)ベランダ設置(新設)

 高山側 リグ    DPR3 1W
     アンテナ  60cmのホイップMA351-03M(ハンディ機直付け)



 続いて145MHz。ワッチしてすぐ、「・・・・/9」のCQが聞こえてきました。富山県黒部市の清水岳。各局に呼ばれているようで、頃合いをみて呼んでみたところ、コールバックあり。55-55でレポート交換。標高2603mの山頂からVX5+RH770とのこと。この局長さんとは4月地蔵山登山の時にも妙高市の鍋倉山からお相手いただいています。双方RH770、相性もよいようです。距離約250km。


RH770 三脚設置  地上高2m

ノンラジアルなのでこれでOK

ID51の液晶画面に結露が・・・


 そして430MHz。この山頂の何が楽しいかと言えば、1エリアと十分交信可能なことです。7エリアではほとんど相手のいない430ですが、ここなら存分に楽しめます。ワッチすると東京近辺とともに、神奈川県内の交信がいくつも入感。これまでは埼玉、千葉の局が多かった記憶ですが、今日はすこし様子が違うようです。聞こえている何局かに応答後、CQを出してみました(パワー2.5W)。

 神奈川県中郡大磯町 鷹取山移動局 51-55 
 横浜市神奈川区固定局 52-55
 川崎市多摩区固定局  59-59
 神奈川県逗子市 二子山移動局 51-52
 神奈川県相模原市緑区 城山湖移動局 53-53

 など。いづれも距離250km~270km程。高山ー鷹取山はカシミール3Dで277kmありました。安達太良山や那須連峰、日光男体山の間をすり抜け、丹沢あたりもかいくぐって絶妙な位置関係にあるようです。


鷹取山ー高山


 一段落して430メインに戻ると、「・・・・/3」のCQが。兵庫県養父市移動・・・??? 弱いものの安定感があり、十分了解可能。サブ周波数にQSY後も信号は衰えません。さっそく呼んでみると一発で応答いただきました。鳥取県境にある氷ノ山移動局。氷ノ山は標高1510mで兵庫県最高峰。1100m地点からとのことなので、山頂ではないようです。28エレ八木スタックをお使いとのこと。53-51でレポート交換。距離576km。信号はダクトという感じではなく、通常のグランドウェーブの印象で、5分程の交信中、特に弱まる気配もありませんでした。相手局のFBなアンテナに助けられているとはいえ、たかだか93cmのロッドアンテナの信号が氷ノ山まで届いている・・・にわかに信じがたい体験でした。


氷ノ山ー高山  


 ということで、今回は、430メインの運用となりました。こんな体験をしてしまうと、430の装備をもう少し強化してみたくなりました。



 今回、特小の出番はありませんでした。DCRはみちのくロールコールもあり、下記の各局と交信できました。北は岩手県奥州市の阿原高原、南は筑波山。

 トチギK246局   栃木県大田原市 御亭山 5/5+2本(0.2W)
 ニイガタIS50局   新潟市 多宝山 DPR3+7エレ 5/5+3本(0.2W)
 イバラキAB399局  茨城県つくば市 筑波山 5/5(0.2W)
 ミヤギKI529局   移動地不明 5/5(1W)
 ミヤギBA102局   一関市室根山 4~5/5(1W)
 ミヤギIT03局    石巻市上品山 5/5+2本(1W)
 イワテAA169局   奥州市阿原高原 5/5+1(1W)
 ミヤギAZ17局   一関市石倉山 5/5(1W)
 フクシマFK123局  東吾妻山 5/5+3(0.2W)

 
交信いただきました各局様、ありがとうございました。





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DCRホテル運用 その3

2013年08月04日 | 特小・DCR運用


 東北もやっと梅雨が明けて、久々の登山日和。にもかかわらず、あいにくの出張。DPR3を持って東京へ。

 今回は東京墨田区のホテル、21階。何度か泊まったことのあるホテルで、窓からは東京スカイツリーがすぐそばに見えておりました。このホテル、実は隣にNTTのビルがあって、パラボラアンテナからの抑圧を受けるのです(特に430)。DCRでの運用は初めて。


ホテル窓より


 20時30分過ぎにチェックイン。今回も、DPR3+クリップベースのMSA基台に43cmのホイップ。さっそく、DCRをワッチしたものの、業務局以外聞こえてきません。土曜の夜にしては静か。

 0.5WにてCQを出したところ、さっそくトウキョウスカイツリーKJ1局より応答いただきました。同じ墨田区。1kmほどの距離とのこと。メリット5+アンテナマーク3本。続いて、トシマFZ52局。豊島区。メリット5+アンテナマーク1本。5エレをお使いとのことでしたが、突然信号が消えてしまうことがありました。たぶん業務局の混信。でもすくに復調し、何事もなかったように交信が続いていきます。都内ではこういうケースによく遭遇します。いわば二つの交信が同時進行するのですが、あわてず相手局が復調するのを待つ、一部了解できなかったとしても、交信自体に大きな支障はなし、そんな感じです。


クリップベース+ロングホイップ


 翌朝、起床して電源を入れると、呼び出しチャンネルでキタAA451局のCQが聞こえてきました。応答したところ、双方メリット5+アンテナマーク1本。千葉市美浜区移動。こちらと同じDPR3に43cmのホイップをお使いとのことでした。続いて、雲取山山頂からのCQ。パワー1Wで呼んでみましたが他局との交信が始まって、しばらく待機。3度目のコールで応答いただくことができました。とうきょうSS44局。標高2017m。東京都の最高峰。メリット5+アンテナマーク0。DPR6+モービルホイップ1Wとのことでした。安定した感じでしたので、当局0.2Wにパワーダウンして交信をお願いしたところ、メリット5変わらずとのレポートで交信成立。距離約79km。帰宅後に確認したところ見通しのようです。


雲取山ー両国のホテル


 続いてミヤギFS43局。茨城県竜ケ崎市固定。メリット5+アンテナマーク0本。1W。40kmほどの距離とのことでしたが、終始安定した信号で、ロングに交信いただきました。さらにカシワAA1局が強力に入感。柏市固定。メリット5+アンテナマーク1本。



 今回は、以上6局に交信いただきました。各局、ありがとうございました。気になっていた抑圧もまったくありませんでした。DCRについては大丈夫なようです。



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単独DCR実験の方法

2013年08月03日 | 特小・DCR運用


 宮城県内および周辺の山々と自宅(仙台)との間での交信がDCR(デジタル簡易無線)で可能かどうか。 

 これまでの実績は、
 東栗駒山ー自宅 77.5km
 蔵王お釜周辺ー自宅 40km

 どちらもメリット5で交信できました。東栗駒山は県のほぼ北端、お釜周辺は県南部。このほか、牡鹿半島の御番所公園、石巻市の牧山とはメリット5で自宅から交信できています(自宅側は室内モービルホイップ、1W)。

 休日、天気さえ良ければ、どこかの山に登らずにはいられない性分なので、自分は山へ。とすればホーム待機はXということになります。DCRの良いところは、資格不要、登録のみで誰でも使える、という点ですね。しかも使い方自由自在。秘話機能もあり、家族間で連絡を取りあうとかこんな実験には本当におあつらえ向きです。でも、勝手な趣味に毎回付き合ってくれるはずもなく・・・ということで次の方法を考えてみました(もっとよい方法はあるかもしれません)。


(自宅側)
 ・リグ(DPR3)の電源を入れ、秘話機能オンで特定のチャンネルを設定しておく。
 ・ICレコーダーの電源を入れ、音声を感知して自動録音する機能をオンにする。
 ・節電機能をオフにしておく。つまり常時電源オン、録音待機状態。
 ・リグの側に置いておく。

(山頂側)
 山頂や尾根に着いた時に
 「ただ今○○山頂に到着。○時○分。1W送信。ショートホイップ」とか
 「○○の尾根。○○地点。○時○分。0.2W送信中。ロングホイップ」
 という感じで送信をおこなう。


実際は呼び出しチャンネルは設定しない(秘話機能が使えないため)


 いろんな場所からこれを試してみて、帰宅後、ICレコーダーを再生して受信できているかどうかを確認する。録音されていれば、その地点から交信可能かどうかはおおよそ把握できます。通勤の行き帰りに実際にやってみたところでは、なかなかFBで、デジタル音声かつノイズレスのためレコーダーとの相性も悪くありません。途中でチャンネル変更できないのと、帰宅してからでないと結果がわからないのが難点。早く帰って確認したくなりました。


 Xの協力が得られないときは、とりあえず、この方法も活用していろんな山から試してみたい、というのが今の自分的テーマです。万が一の遭難の際にも、なにがしかの役に立つのでは? ということもあって、近くホーム固定の設備を整える予定です。まずはアンテナから・・・。




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