JO7TCX アマチュア無線局

せんだいSD550  山岳移動運用 

大年寺山 3/27

2022年03月27日 | 里山 移動運用

 

 

 3月16日の地震後、小さな揺れはあるものの大きな余震はなく、かえって不気味な感じがあります。山歩きはもう少し様子をみることにし、本日も大年寺山散策にでかけました。我が家からは遠回りになりますが、大年寺惣門から長い階段を登ってみることにしました。

 愛宕橋を渡って広瀬川遊歩道に入り、いったん国道286号に出てしばらく南下すると大年寺の標識があり、住宅地の奥に古めかしい惣門が見えてきました。本来、ここが大年寺山の正面口と言えるのかもしれません。

 

愛宕橋より大年寺山

愛宕堰

 

 

 案内板によると、大年寺は四代藩主伊達綱村が1697年に創建し、以降、伊達家の菩提寺となっているとのこと、この惣門は1720年頃に五代伊達吉村により建てられたものだそうです。

 

 門の先に一直線に長い階段が続いています。下から見上げても階段の終わりは見えず、かなり上の方に下りてくる数人の人影が見えました。登っている人も何人かおり、メインルートだけあって他の登り口に比べ散策する人は多いようです。急階段ではないものの、一直線なのでけっこう疲れます。こういう長い階段を一段、また一段と登っていると自分のこれまでの人生とか、この先何か良いことでもあるのだろうか、などとつまらぬことをつい考えてしまったりします。ゆっくり10分ほどかけて登り終わったころにはそこそこ汗をかいてしまいました。振り返ると惣門ははるか下、遠くに太平洋が見えていました。

途中より振り返る

 

 さて、本日の無線運用は野草園の上にある小さな山頂公園。曇天の下に泉ヶ岳が見えていました。その奥の船形山は雲の中。2mSSBにて県内2局に交信いただきましたが、後は続かず早々に終了。西風が強く、短時間の運用としました。

 

 無線運用を兼ねて毎度散歩している大年寺山ですが、いつもと違うルートで歩いてみるとちょっとした発見があったりします。前回、あまりの藪で退散した崖沿いの細道もどこに続いているのか気になっており、そのうち探索してみるつもりです。

 

 

 

 

 

 

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大年寺山 3/20

2022年03月21日 | 里山 移動運用

 

 

 3月16日23時36分頃に発生した最大震度6強の福島沖地震。仙台市内は5強。自分は寝ていたのですが、最初の少し強い地震で目が覚めたものの、すぐ収まったのでそのまま寝ていたら、部屋全体が上下左右に揺さぶられる激しい揺れに襲われ、これはただ事ではないと直感、寝ているどころではなくなりました。自分の知り合いでテレビが飛んで壊れたとかマンション上階で風呂水があふれたという方がいました。倒れた本棚の下敷きになって動けず、36時間後に助け出されたとのニュースもありました。我が家は家具など固定しているので大丈夫でしたが、水の入った花瓶があり、危ないところでした(液体モノは要注意)。

 

 3連休ではあるものの強い余震が心配されるとのことで、電車での移動は見合わせ、いつもの大年寺山へ散歩運用に出かけてみました。

 

山道入り口付近(案内標識なし)

 

 「ますみ保育園」の裏から山道に入ると、10分ほどで大年寺山公園の伊達家墓所(無尽灯廟)の脇あたりに出ます。5代、10代、12代藩主とその夫人たちが祀られているそうで、入り口の柵から覗いてみると墓石は大丈夫なようでしたが石灯籠らしきものがいくつか倒れていました。昨年2月の地震に続き、今回さらに被害が広がってしまったのかもしれません。

伊達家墓所(無尽灯廟)

 

 無線の運用場所は墓所北側の奥まった広場で、あまり人が来ず、大年寺山周辺で唯一テレビ塔からの抑圧を受けないポイントでもあります。標高は100mあるかないかではあるものの、北方向のロケとしては悪くないです。

 

 

 

 2mSSBにて県内3局と交信。FMと違い、CQを出しても圧倒的に空振りが多いのですが、ぽつりぽつりとでも応答いただけるのでありがたいです。本日もD-star仙台青葉にてJP7IEL局と連絡、145MHzDVシンプレックスにQSYしロングにお付き合いいただきました。距離約50km、ホイップ系アンテナの場合は信号の浮いてくる位置を探して、いつもぎりぎりの交信となる位置関係ですが、安定して入感。この半年ほど使い続けている給電部共有の3エレデュアル八木、そこそこ利得が感じられ、使い勝手もまずまずといったところです。

 

 

 昼過ぎ、バンドスコープをみると、交信しているのは自分たちのみとなってしまったようです。彼岸の墓参りの方々もちらほら。無線は終了し、以前から気になっていた崖を下る細道を探索しようと入ってみたものの、あまりの藪に断念。いったん広場まで取って返し、元来た道を戻りました。

 

 

 

 

 

 

 

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疣石山 3/13

2022年03月14日 | 里山 移動運用

 

 

 雨がぱらつく予報もあったものの、なんとかなるだろうと出かけてみました。前回、積雪でいまひとつ様子がつかめなかった馬船林道から入山。

 

 東街道より林道への入り口付近に溜池(堤)があります。興味が涌いて下りてみると、道路に面した堤の奥にもう一つの溜池が雑木林に囲まれて静かな湖面をたたえておりました。落ち着いた佇まいで、これから登る疣石山も眺められました。自分が子どもの頃は、このような溜池があちこちにあって、危ないから近づいてはいけないと言われながらも時々出かけては弁当を広げたりした記憶がふと、よみがえりました。

浅生原溜池

 

 林道に戻り、最奥の民家を過ぎ、しばらくすると分岐となり、直進。馬船峠に続く本当の入り口となりますが、荒れた感じでわかりにくく、赤布もありません。

馬船林道入口

 

 ところどころに苔むしたコンクリート擁壁や樋があるものの、かつて林道であったことをうかがわせる名残はそのくらいで、自然的変化に身を任せるのみといった状態です。ただ、隣の高瀬林道に比べ藪やバラが少なく、全体としては歩きやすい印象を受けました。大きな崩落地は2カ所、そこにかすかな踏み跡らしきものがありました。この旧林道をルートの一つとして使っている登山者が少ないながらもおられるのかもしれません。

 

馬船峠

 

 約40分で馬船峠着。前回はここから鷹討山に登りました。今回は南に進み疣石山へ。よく踏まれた一本道です。かつては背丈ほどもある笹の藪道だったことを思うと本当に歩きやすくなりました。ゆるいアップダウン後、峠から30分で山頂着。疣石山のほか大沢山、物見山の山名板があります。標高314.6m。蔵王は見えず、霞の中に蛇行する阿武隈川がわずかに眺められるのみ。雲行きも怪しくなって、急ぎ、アンテナを上げました。

疣石山山頂

 

 2mSSBにて県内数局と交信後、JP7IEL局に145MHzFM、DVにてお相手いただきました(距離約70km)。D-star仙台青葉で連絡後、シンプレックスへ。変調はとらえたものの41~51ほど。入感ポイントを探しながら数m移動、かつポールを斜めにして偏波面を調整し、なんとか信号が浮いてくれました。この状態でDVに移り良好に交信を続けていたのですが、突然復調しなくなり、試しにFMに変えても31ほど。これではデジタルで復調するはずがありません。原因不明のまま、D-star仙台青葉に戻りファイナルを送りました。この山頂はほぼ同じ標高の鷹討山が隣にあり、北方向が良くないのはわかっていたのですが、原因は謎です。装備の方は点検中。機会をみてまた試してみたいと思います。

 

 心配した天候の悪化はなく、運用中は薄日もさしてきました。正午を過ぎたことから先に進むことはせず、来た道をそのまま下山。無線以外、山中、誰とも出会うことはありませんでした。疣石山への山元町側からの直登ルートはなく、馬船林道が最短となります。林道の様子もわかったことだし、疣石山から高瀬峠、大森山、新城山を経て小斎峠へ下山あるいはその逆もわるくないかな、と考えています。

 

 

 

 

 

 

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