JO7TCX アマチュア無線局

せんだいSD550  山岳移動運用 

ノートPC用4Aバッテリー

2012年12月29日 | 移動運用装備



 以前、大型ソーラーパネル付きの大容量リチウムバッテリーを紹介したことがあります。上海からの輸入物で、容量は20000mAH。無線の移動運用でも何度か使いました。USB端子も付いていて、普段は携帯電話の充電にも重宝したのですが、1年ほどで充電がされなくなってしまいました。単なる接触不良かと思い、分解してみたところ、線材はほとんど使われておらず、基板そのものの故障とわかり、自分の手には負えませんでした。リチウムポリマーとソーラーパネルは使えそうなので、何かに再利用できるのではと考えています。

 
 そんなわけで予備バッテリーをいろいろと物色していたところ、前回のソーラー充電器 700-BTS006を見つけたわけです。近頃、リチウムポリマーを使った予備バッテリーというのがほんと多くなりました。なんでもかんでも買いたくなってしまって困っています。バッテリーマニア。性懲りもなくまた買ってしまいました。非常時や山岳移動運用に使えないかと・・・。

 ノートPC用19V出力大容量バッテリー LPCNTVBB
・サイズ  幅167×奥行き95×高さ26.5 (mm)
・重量   360g
・電池容量 リチウムポリマー 3.7V 12000mA/h(60W/h)
・出力   2A(5V)、3A(9V/12V)、4A(16V/19V)




給電電圧の表示ランプ 19Vは独立した端子になってるので表示なし


 この容量に対して、この程度のパネルなので、ソーラー蓄電は期待できません。おまけ程度。最大の特徴は、16Vと19V出力において4A給電できること。いろいろ探しましたが、4A仕様はなかなかありません。これならモービル無線機につないで、停電になっても10W程度は出せるのでは?


付属コネクター

USBコネクターも付属 

LEDライトも


 箱を開けたら緑のランプが点灯していました。良く見るとソーラーインジケーターで、室内のわずかな灯りでも発電するようです。照明を消すとランプも消えます。20個以上ものコネクター類、ACアダプター、給電用ケーブルが付属。日本語説明書も付いていましたが、購入した機種と違うタイプ(蚊よけ機能付きの16000mAH)の取説でした。形状および使い方はほぼ同じなので問題ありませんが。少し形状の違う、似たような商品が数種類あるようです。


 さっそく、ノートパソコン付属のバッテリーを外して、起動させてみました。デル用の端子も付属しています。設定は19V。一発で起動してくれました。まったく問題なし。続いて、携帯に充電。こちらもソフトバンク用など各種コネクターが付属しています。




 次に自宅で使っているモービル用無線機。FT7800の電源ケーブルに付属の端子をハンダ付けしてバッテリー側の給電口に差し込めるようにしました。はじめに12V3Aに設定。無線機を起動してみると、11.1Vと表示されました。これでも5Wでの送信は可能でした。10Wでは、PTTを押したとたんに電源が落ちてしまいます。続いて16V4Aに設定したところ15.5Vと表示され、10Wでも送信可能でした。短時間の実験なので、実際の交信でどの程度使えるかは、その内また試してみることにします。気になるノイズの方は、430でまったく感じられません。145でS1つほどのノイズがありますが、交信には問題なさそうです。


12V給電(上)16V給電(下)




 重さ360g。軽量、コンパクトで取り回しは悪くありません。これで12000mAHというのですから、驚いてしまいます。シールドバッテリーなど担ぎ上げる必要はありませんね。ただし、耐久性は???今度はどのくらい壊れず持ってくれるのやら。





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USB充電器と追加ソーラーパネル

2012年12月24日 | 東北大震災


 仙台の冬は日照時間は短いものの、晴天の日が多く、窓辺に降り注ぐ太陽エネルギーを使わない手はありません。

 ソーラー予備バッテリー700-BTS006+秋月電子の3Wソーラーパネルの組み合わせでは、約7時間ほど、つまり、朝8時から午後3時、ちょうど1日で満蓄電されることがわかりました(晴天の場合)。夜、帰宅後、携帯2台に充電すると、蓄電ランプが1~2個消えます。1日の蓄電量に対し使用量は1/3程。他に使い道はないか探してみたところ、USBエネループ充電器というのがありました。100Vコンセントから充電する替りに、パソコンなどのUSB端子からエネループに充電できるようにした機器です。


 品番 NC-MDU01


 単3または単4を2本づつ充電できます。4本セットできるタイプを探したのですが、ないようです。我が家では、数年前からほぼすべての乾電池をエネループに切り替えており、わりと消耗が早いのがCDウォークマン(音が良いので未だに使っています)、RF-U700Aで、これに加え移動運用などの際のハンディ無線機。携帯に充電してもなお有り余る電力を使い、時間はかかりますが、2本ずつ気長に充電できるようになりました。


 ついでに、出張用として700-BTS006の純正追加ソーラーパネルを2枚購入してみました。2枚で本体のソーラーパネルとほぼ同じ大きさになります。Max240mA。満蓄電は晴天で10時間程でしょうか。折りたためるようになっており、コンパクトに収納できます。新幹線に乗車中の窓際とか、ホテルに着いてからとか、会議中とか・・・、2枚程度の追加でさほどの違いはないかもしれませんが、いろいろ工夫してみたいと思います。


本体に重ねて収納可



 震災の後に始めたベランダ小発電の方は今も細々と2台の鉛バッテリーに蓄電し続けています。停電になった時に、たとえ数時間であってもノートパソコンでテレビが見られる、またファックス電話機が使える、その程度でよいという考えで、あくまで緊急な停電に対する備え。一方、普段からどう太陽エネルギーを活用するか、というと、今のところは、携帯や電池の充電にとどまっています。この二つを効果的に結合して、日常的な活用の幅を広げつつ、非常時の備えにもなる、そんな手作りシステムを思案中です。






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ソーラー予備バッテリー

2012年12月09日 | 東北大震災


 出張中に大きな地震が発生すると、まず必要なのは情報の入手です。12月7日の地震の時は、たまたまスマートフォンを持った同僚が一緒で、すぐさまニュース情報を得ることができました。自分のケイタイは通話とメールのみなので、スマートフォンの威力というものを実感しました。ネックはバッテリーのようで、実際、その同僚のスマートフォンも途中で電池切れとなり、アウト。さらに自分のケイタイのバッテリーも怪しく・・・これはかなり不安になるものです。
 

 そんなわけで、持ち運びが楽なソーラー予備バッテリーを購入してみました。

 商品名 ソーラー充電器 700-BTS006
 主な仕様
 ・バッテリー:リチウムポリマーバッテリー 容量:4000mAH
 ・定格入力 DCジャック:DC5V 1000mA  ソーラーパネル:DC5V 300mA
 ・満充電目安時間ソーラー:16時間 USB給電:5.5時間
 ・定格出力:DC5V  2.1A
 ・サイズ:W91.5×H171×D25mm 重量:225g


本体、付属品一式 カラビナ、吸盤も付属


 薄くて軽いので、出張で持ち歩いてもさほど苦にはならないと思います。LEDライトが付いており、非常時に役立つかもしれません。ついでにAMラジオも付いていれば・・・。出力はUSB端子5Vのみ。携帯電話、スマートフォン以外にも、デジカメ、ワンセグテレビなどUSB給電のものなら何にでも充電できます。ソーラーパネルの場合、晴天なら16時間でフル蓄電できるそうで、パソコンからUSB蓄電できるケーブルも付属しています。ただし、給電用のケーブルはいっさい付属していないので別途購入する必要があります。


給電はUSB 5Vのみ

蓄電状態を4段階で表示  前面にLEDライト



 さて、この手の予備バッテリーは、特にスマートフォンが普及してからは急増してきたようで、多くの種類が出回っています。その中でこれを選んだ理由はと言いますと、追加のソーラーパネルを増設できる設計になっているのです。追加パネルは別売されており、最大で8枚増設可能とか。その際のフル蓄電に要する時間は5.5時間。

 そこでひらめいてしまったのです。以前、秋月電子から買って、持て余していたソーラーパネルを増設してしまおうと。
パネルの仕様は
・最大出力3W  最大出力時電圧6.0V 最大出力時電流500mA


右が3Wタイプ

 これ1枚で純正の増設パネル8枚分の大きさがあります。たぶん最大出力も同程度。値段は純正パネルの約1枚分。電圧が6.0Vと高めではありますが、これはあくまで晴天かつベストな角度を付けた状態での話で、天気や角度によっては5V前後をキープできるのでは?

 さっそくパネルに逆流防止用ダイオードとミノムシクリップを取り付け、バッテリー本体の増設プレート(アタッチメント)につなげるようにしてみました。


逆流防止ダイオード

曇天、窓際で計測

追加パネル用プレート(付属品)にミノムシクリップで接続



 今日は曇天、電圧計で測ってみると5.4V前後。フル蓄電まで何時間かかるか、計測してみるとことにします。


 このパネルを持ち歩くわけにはいきませんが、日中、これで急速?ソーラー蓄電しておき、出張や外出の時には、本体のみカバンに入れておく。そんな使い方なら良いのでは?



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アウターライズ地震

2012年12月08日 | 東北大震災


 3.11以来、必ず来ると言われて恐れていた地震が、昨日発生しました。三陸沖を震源とするM7.3のアウターライズ地震。これが本震なのかどうか。3.11の時もその二日前、3月9日に大きな地震があり、それが前触れであったわけです。「大震災の規模を考えると、M8のアウターライズ地震が発生してもおかしくない」(地震調査委員会)とのこと。

 
 地震発生は午後5時18分。ちょうど盛岡に出張中で、これから新幹線に乗って仙台に帰ろうかという時でした。同僚のスマートフォンがけたたましく緊急速報。その数秒後、大きな揺れが続き、長いなと思っている間にもさらに大きく揺れ始め、これはただ事ではない、と直感しました。3.11の時は、ここからさらに2段、3段の揺れが続いたのですが、今回は、そこまでいかずに収束してくれました。盛岡市震度5弱。停電もなし。仙台の職場に携帯で連絡を取ろうとしても、まったくつながらず。しばらくして、職場の方から電話がかかってきました。仙台市青葉区は震度4。いったん切って、すぐにまたこちらからかけようとしたところ、やはりつながりません。発信はできませんが、タイミング次第で受信はできるようで、3.11の時と違って、少しは役に立ちました(ソフトバンク)。

 駅に着いてみると、点検のため新幹線、在来線とも運行停止。それから長い時間待たされ、盛岡駅を発車できたのは午後9時過ぎ、仙台着は11時でした。


 さて我が家のマグネット式地震予知器はどうであったのか? 実は、しっかり作動しておりました。12月4日に北側の部屋の4号機のマグネットが落下。そして、当日(12月7日)の朝、南側の部屋に設置してある5号機のマグネットが落下しました。これは朝に気付いたので、落下自体は深夜かもしれません。5号機の作動は珍しく、過去2回しかありません。今回は3回目。なので、不吉な予感はあったのです。そして案の定・・・。ただし、複数の予知器が同時または連続的に作動したわけではありません。8台ほどある他の予知器は作動せず。このあたりが、不思議でもあり、不確かでもあり、今一つ確信に至らない理由です。


マグネット地震予知器 5号機 球形の磁石が久々に落下



 いづれにしても、「磁石が落ちる」という現象自体が不吉な感じを与えてくれることに、この予知器の意味があるように思います。また今回は、地震対策を総点検してみるよい機会になりました。家具固定具の点検、充電、データバックアップ、備蓄品の補給、などなど、とりあえずできることをしておきました。



コメント (2)
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