JO7TCX アマチュア無線局

せんだいSD550  山岳移動運用 

特小1mW 見通し外77.3km

2013年11月24日 | 特小・DCR運用


 今日は楽天Vパレードで仙台中心部は20万人の人出とか。こちらは静かな里山へ。ふくしまFK123局との特小実験。もう何度目になるのでしょうか?いつもの萱ヶ崎山。仙台市太白区。FK123局の移動地もいつもの麓山(二本松市)。この山頂間は、何度か交信したつもりになっていたのですが、実は初めて。あらためてカシミール3Dで確認すると、なんと見通し外であることが判明。宮城、福島県境の小ピークがわずかに遮っています。「見えません」判定。特小は、見通しであればかなりの遠距離でも交信できる可能性大ですが、わずかでも遮られると極端に厳しくなることは、何度か経験しています。微弱信号ゆえ反射や回折も期待できません。はたして結果はいかに。


里山は紅葉まっ盛り



<本日の装備>
・デジ簡―DPR3 アンテナー60cmモービルホイップ
・特小 -DJ-R20D、DJ-P24L、BH47FR(臨時レピーター)
・アマチュアハンディーDJ-G7

 午前9時、山頂着。DCRメインをワッチしていると、なんとイバラキAB399局のCQが入感。八溝山移動。事前に移動情報を得て、カシミールで確認したところ、萱ヶ崎山とはまったくの見通し外。特小はもちろんDCRでも絶望的かなと考えていたのですが、12エレを向けていただいているとのこと、納得。メリット5、アンテナマーク1本。まったく問題のない信号でした。こちらは1Wですが、同じレポートをいただきました。さすがDCR、そして12エレ、この程度の見通し外は問題とならないようです。距離153km。


萱ヶ崎山ー八溝山



 さて、ふくしまFK123局との交信実験。まずはDCRで連絡。お互い0.2Wにてメリット5+アンテナマーク1本。続いて特小実験。はじめに10mW。DJ-R20Dにて座ったまま呼んでみると「・・・・」。応答なし。今度は立ち上がって、再度呼んでみたところ、31~41でノイズ混じりの変調。厳しいものの、何とか交信は出来そうとの感触を得て、ポイントを探したところ、41程で入感。さらにアンテナを水平にて52。この状態で安定して交信可能となりました。アンテナ垂直では31~41。FK123局もアンテナ水平とのこと。P24Lで41~51ノイズあり。R100Dではほとんどノイズなく52にてクリアに入感とのレポートをいただきました。


萱ヶ崎山ー麓山 


 続いてお互いP24Lにて交信。R20Dに比べ高音ノイズが若干多くなり51-51。といってもさほど違いはありません。この状態でコンパンダ―オンに。51-51変わらずですが、ノイズが消滅して聞きやすくなりました。そしてこのまま1mWに。こちらから呼んでみると、またまた「・・・・」。応答なし。ポイントとアンテナ角度をいろいろ探っていると、かすかに変調が乗ってきました。FK123局側にはなんとか届いているらしいということがわかりました。こちらは途切れ途切れでかなり厳しい。

 コンパンダ―機能オフをお願いして、再度呼んでみたところ、ノイズが多く、やはり厳しい。これはちょっと無理かなと頭をかすめたその時、ふわっとFK123局の変調が浮いてきました。場所を少し移動されたようです。41-41でレポート交換。この状態で再度、コンパンダーオンに。了解しやすさはいくらかアップして、しばらく1mWで交信を続けることができました。見通し外77.3km。交信成立。いったんは諦めかけて冷や汗ものでしたが、交信できてよかったです。しばらくぶりにスリリングな交信を楽しむことができました。必ずしも見通しでなくとも、双方が時間と手間をかけ入感ポイントやアンテナ角度などを探ることで、交信の可能性が高まるということだと思います。それにしても特小1mW、本当に驚きです。



P24LとG7+RH770の受信比較。勝負あり。P24Lの圧勝。恐るべき受信性能




 今回も山頂臨時レピーターを設置してみました。数局にアクセスをお願いしましたが、うまくいきませんでした。リグ(BH47FR)の不調なのか設置方法の問題なのか、検証の上、次回に備えたいと思います。
 
 

 ふくしまFK123局はじめ交信いただきました各局さま、本日もありがとうございました。

<DCR>
イバラキAB399局  八溝山     メリット5+1本
ふくしまFK123局  麓山      メリット5+1本(0.2W)
ミヤギSS500局   登米市南方町  メリット5+0本
ミヤギTM109局   仙台市宮城野区 メリット5+3本(1stQSO)
ミヤギIT03局    石巻市京ヶ森  メリット5+2本

<特小>
ふくしまFK123局  麓山       1mW  41-41 距離77.3km見通し外
ミヤギIT03局    石巻市京ヶ森  1mW 51-51  距離58km見通し




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AMループアンテナキット

2013年11月23日 | ゲルマラジオ


 しばらくご無沙汰していたゲルマラジオ。外部アンテナ、アースなし、もちろん電源スイッチもなく、イヤフォンを付ければいつでも音声が聞こえてくる。今回、さらなる高感度を求めて、以前から一度は作ってみたかった本格的なループアンテナに挑戦してみました。といってもキットです。木工は得意でなく、かつ、時間もないので安易な方法で・・・。シャンテック電子のAMループアンテナキット。最終的にはこれ自体をゲルマラジオに仕上げる目論見で、そのため、台座など一部の材料は変更して作ってみました。


キット一式


 一辺が40cmの中型ループアンテナです。キットの内容は、台座(付属のものは円形)、枠板、線材、バリコンボックス、ネジ類など組み立てに必要なもの一式。解説プリントも付属しています。白木なので、黒に着色してから組み立てに入りました。特に難しいことはありませんが、十字型の枠板を取り付けるネジが太目なため、板に少しヒビが入ってしまいました。十字に組んだあとは、内側に2次コイル、外側に1次コイルと線材が重ならないように巻いていきます。さすがキットだけあって巻きやすく作られています。先端をラグ板にハンダ付けし、台座に取り付けて作業終了。インダクタンスは251μHとなりました。


コイル巻終了

インダクタンス 我が家の環境では少し高め?

付属バリコンボックス

完成


 1辺40cmとはいえ、さすがに以前作ったミニループゲルマラジオとは存在感が違います。まずは、1次コイルをゲルマラジオのコイルとしてつないでみました。窓から1m程離れた室内ですが、これまでにない大音量で両耳イヤフォンを鳴らしてくれました。NHK仙台第一。そして角度を調整したところ、さらに大音量に。といっても無電源ラジオなので、うるさくて聞いていられないほどではありません。音量はアンテナ角度で調整。


以前作ったミニループゲルマラジオ(手前)


 続いて、1次コイルに付属のバリコンボックスを取り付け、2次コイル側にゲルマラジオを接続。同調させたループアンテナのエネルギーを2次コイルに誘導。バリコンボックスのつまみを慎重に回すと・・・先ほどとほぼ同様の音量で鳴ってくれました。こちらの方がピーク先鋭で、切れは良いです。1次コイル、2次コイルとも問題なく作動。


これでも効果大


 さらに、ソレノイドコイル付きのゲルマラジオをループアンテナの近くに持っていったところ、ほんのかすかにしか聞こえなかった音声が、またまた大音量に。コイルの角度はループに対し直角が良いようです。それにしてもこのキット、けっこう楽しめます。性能も本格派。今晩、いろんなラジオで試してみるつもりです。
 


<お知らせ>
明日11月24日(日)萱ヶ崎山山頂(仙台市太白区)に特小臨時レピーター設置予定。L14-04にてアクセスください。BH47FRのためリンク音はありません。9時30分~13時頃まで。



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白沢五山

2013年11月17日 | 里山 移動運用


 本日快晴、絶好の登山日和。仙山線白沢駅あたりから、標高300~400mの小ピークが並んで見えます。これが白沢五山。ここ数年、登山道が整ってきたとの話は聞いていたのですが、仙台近郊にもかかわらずこれまで登ったことはありませんでした。五山の名称のとおり、5~6個の山が連なっているのですが、今日は初めてでもあり、比較的道が整っている前山と箱倉山に登ってみました。


白沢五山と前山(下)


 仙台駅前から作並温泉行きのバスで約50分。白沢駅前下車。ここから約10分、天王神社が登山口となります。急な階段を上ると最後のお社と梵鐘。その脇から細々とした登山道が尾根に沿って伸びていました。登り始めて約20分、あっという間に前山山頂着。標高346m。尾根の途中という感じで、見過ごしてしまいそうな山頂です。雑木で眺望はまったくなく、休憩するスペースもありません。



 ダメもとでDCRをワッチしたところ、石巻上品山移動のミヤギIT03局が聞こえてきました。交信が終わるのを待って呼んでみたところ、さっそく応答あり。メリット5アンテナマーク2本の良好な伝搬を確認。これなら特小もいけるのでは?ということでさっそく特小実験。本日のリグは双方共DJ-P24L。コンパンダ―機能の有効性を確認してからというもの、すっかりこのリグがメインになっています。まずは10mW、51-52で交信成立。続いて1mWで試したところ、一瞬何も聞こえなくなったものの、フワッと03局の変調が浮いてくるポイントを発見。なんとか31-31で交信成立となりました。その後10mWに戻し、かつ、コンパンダ―機能を双方オンにして安定QSO。そのままファイナルし、次のピークを目指すことにしました。



 前山からは紅葉が残る快適な雑木道が続き、木間からは大東岳や泉ケ岳がいつもと違った姿で見えていました。葉の落ちるこの時期、ここはお勧めですね。いくつかの分岐を経て、登り返すこと約30分。箱倉山山頂に到着。明るい雑木に囲まれた落ち着ける山頂。標高349m。先ほどの前山より3mこちらが高いようです。


途中の雑木道と箱倉山山頂(下)



 このピークで再度、ミヤギIT03局をお呼びしてみました。前山と同じくメリット5+アンテナマーク2本で入感。IT03局からはアンテナマーク3本のレポート。続く特小実験では10mWで52-52。前山より若干強めの印象はあるものの、ポイントは微妙です。1mWにパワーダウンしたところ、先ほどと同じように何も聞こえなくなってしまいました。位置を探ってかすかに入感。そしてアンテナを斜めにしたところ、かろうじて交信成立。入感ポイント+アンテナ角度、これ重要ですね。1mW状態で双方コンパンダー機能オンにしたところ・・・。いつものことながらバックノイズが消滅。信号強度および了解度が上がって51-51に。微妙だった入感ポイントも拡大。コンパンダ―オフ状態での先ほどの交信は何だったの?? 狐につままれた気分。ホント、驚きの機能です。信号が弱い程、効果が表れるということを本日実感しました。ということで、1mWで安定QSO。そのままファイナルとなりました。ミヤギIT03局に感謝。


箱倉山ー上品山 63.1km 見通し


 帰路、バス亭に戻る途中に無人のJR白沢駅に立ち寄ってみました。かつては、駅に売店もあったし、駅前には何軒かの店や理髪店などがあったのですが、今は何もありませんでした。ホームからは先ほど登った前山、箱倉山、そして今日は歩けなかった山々が間近に迫っていました。いくつもの小ピークを結ぶ明るい雑木道、気に入りました。白いものが積もる前に、また訪ねてみたくなりました。





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都内ホテル運用 DCR・特小

2013年11月16日 | 特小・DCR運用


 この2週間ほどCM続きで運用かなわず。わずかに先週の土日、東京出張の際にホテルにて運用。遅くなりましたがログのみアップしておきます。
 

 ほとんどが夜遅くの交信。1エリアはDCR固定局多く助かります。チバCH47局とは特小1mWでロングにQSOいただきました。また麹町のホテルからはオオサト59局(秩父郡東秩父村移動)と特小10mWで限界ぎりぎりの交信。どちらのホテルからも富士山レピーター、大山レピーターともアクセス不可。新幹線車内からは、上野―大宮間で富士山レピーターに良好にアクセスできました。





 また今回、第二の呼び出しチャンネルの情報を得て、初めて秘話設定+グループコードでの交信を経験しました。都内の混信は激しく、フリーライセンス局のDCR運用は新たな段階に入っているようです。

 交信いただきました各局様、ありがとうございました。

<11/9墨田区移動 両国のホテル23F 北東向き>DCR
チバCH47局 船橋市固定 5+3本 ※特小1mW 5-5
イバラキYY24局 常総市固定 5+1本
トウキョウAA909局 守谷市固定 5+1本
ボクトウ1108局 墨田区固定 5+3本
サイタマBX71局 越谷市固定5+0本
サイタマCE77局 お台場移動 5+2 (11/10)

<11/10千代田区移動 麹町のホテル21F 南向き>DCR
としまFZ52局 豊島区固定 5+3本 
カナガワEB129局 海老名市固定 5+0本
オオサト59局 秩父郡東秩父村移動 5+2本 ※特小10mW 41-41
ヨコハマAA815局 横浜市旭区固定 5+0本
ヨコハマKZ123局 横浜市保土ヶ谷区固定 5+0本
トウキョウAK37局 文京区固定 5+0本



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仙台―石巻 特小1mW

2013年11月04日 | 特小・DCR運用


 昨日の泉ヶ岳での疲れを癒すべくホームでのんびりしていたところ、DCRよりミヤギIT03局のCQが・・・。石巻上品山移動とのこと、イワテDE69局との交信をワッチ。DE69局の信号はまったく入感しないものの、ミヤギIT03局の話から一関周辺の山に移動途中の様子。ならば、ということで、自宅の真向い、愛宕神社に登ってみることにしました。


愛宕神社より 市内中心部(上)泉ヶ岳方向(下)


 先日もここから上品山との間で特小リグの比較実験をおこないました。距離51.5km。見通し。前回と違って今日はまずまずの天気。朝からの雨も上がって、昨日の泉ヶ岳もうっすらと見えています。ここから眺める仙台中心部はいつ見ても圧倒されます。まさにビルの都。いつもは静かな境内ですが、今日は七五三で参拝者が多く、社殿から離れたベンチでの運用となりました。

 モービルホイップをDPR3に直付けしてさっそくワッチしたところ、すでに交信は終わっていたようで、業務以外は静かでした。メインでIT03局をお呼びしたところ、すぐに応答あり。特小機DJ-P24Lを新たに購入されたとのことで、さっそく実験してみることにしました。

 こちらもDJ-P24Lにて待機すると、IT03局の変調が聞こえてきましたが、こもっていて信号も弱目。前回と位置を変えたことが原因かと一瞬かすめたのですが、直後、打って変わって明瞭な変調が聞こえてきました。最初はMS80、次にP24Lで送信されたとのこと。「何か違いはありましたか?」「違うのなんのって・・・」 メリット5。Sメーターは1~2本。



 続いて、コンパンダ―機能を試してみることに。双方10mW、コンパンダ―機能オン。いつもながらバックノイズが消滅。RS55に。IT03局は初めて使ってみたそうですが、「まるでデジタルでの交信のよう」とのこと。続いてこの状態で1mWにパワーダウン。若干、信号は弱くなったものの、了解度変わらず。RS52。そして1mWのまま、今度は双方コンパンダ―機能オフに。当然ながらバックノイズがからんできますが、これでも十分了解は可能でした。RS51。しばらくこの状態でQSO。それにしても、仙台と石巻間がたったの1mWで交信できるなんて!あらためて驚いてしまいます。50km程度であれば、DJ-P24L同士の場合1mWで不安なく交信できますね。

 

 DJ-R20Dからも1mW送信してみました。その結果は、

  DJ-P24L 41~51
  DJ-R20D 51~52

 やはりDJ-R20Dは頭一つ上かな、との感触。でも今はもう製造中止。コンパンダ―機能もなし。ということで、現行機種ではDJ-P24Lの良さを再認識した次第です。


 その後、DCRメインからイワテDE69局のCQ。岩手県一関市石蔵山移動。標高356m。多少ふわふわした信号でしたが、メリット5で交信成立。距離82.7km。昨日に続いて、特小での交信実験も。残念ながら、呼んでみたもののまったく応答なく、DE69局の変調のかけらもありませんでした。DCRでの信号も弱めだったことから、やはり見通しではなさそうです。ワッチされていた上品山のIT03局には双方の信号が入っているようで、伝言をお願いし、DCRに戻って無事ファイナルを送りました。上品山に特小レピーターでもあれば、などとまたまた妄想が広がってしまいました。


愛宕神社ー石蔵山 見通し外 特小交信ならず


本日も有意義なQSO、特小実験ありがとうございました。






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泉ヶ岳移動 特小リグ受信比較

2013年11月04日 | 特小・DCR運用


 ふくしまFK123局さんとの交信実験を兼ねて、久しぶりの泉ヶ岳移動運用。天気は晴れ、絶好の日和となりました。標高1172m。ふくしまFK123局の移動地は二本松市の麓山。897.1m。双方の距離94.5km。試してみたかった各種リグでの受信比較などの実験をおこないました。


晩秋の泉ヶ岳


 本日のリグ
 ・特小 DJ-P24L、DJ-R20D、BH47FR(臨時レピーターとしても使用)
 ・DCR DPR3

 いつもの通りDCRにて連絡。双方0.2Wでメリット5+アンテナマーク2本の良好な伝搬を確認。続いて特小へ。まずは10mW。ふくしまFK123局のリグはDJ-P24LとDJ-R100D。双方でそれぞれリグを換えながら、送信音、受信感度、聞きやすさなどを比較しました。BH47FR でこちらから呼んでみたところ、すぐに応答があり、メリット5(RS52)で問題なく交信成立。バックノイズは高め。続いてDJ-P24LとDJ-R20Dで受信したところ、こちらの方がS/Nが良く、ずっと聞きやすくなりました。メリハリが効いて最も了解しやすいのはDJ-R20Dです。

 続いて1mW。DJ-P24L、DJ-R20D で共に41~51。入感ポイントが狭い上に、信号自体も弱く、時々、ザーっというノイズが被って聞き取りにくくなります。ポイントをうまく合わせてメリット5。一方、BH47FRはノイズに埋もれて変調がまったく確認できませんでした。受信不可。案じていた通りです。結果、DJ-P24L=DJ-R20D>BH47FRとなりました。ふくしまFK123局からはDJ-P24L で41の信号がDJ-R100D で51に上がり、DJ-R100Dの受信感度は抜群とのレポート。1mWという極めて微弱な信号。リグの性能が如実に表れる結果となりました。

 双方DJ-P24Lによるコンパンダ―機能ONでの交信も前回に続いて実施。はやりこの機能すごいですね。ノイズが消え、1mWでも安定して交信できるようになりました。信号強度自体が若干上がるような印象。BH47FRにもオートでコンパンダ―機能が付いているので送信してみたところ、「非常に聞き取りにくい」とのこと。前回のCH27もそうですが機種による相性があるようです。双方DJ-P24Lをお使いの場合は、DX交信に効果ありです。





 この日は、一斉オンエアデーということで、多くの移動各局と交信させていただきました。交信いただきました各局様ありがとうございました。イバラキAB399局(八溝山)およびオオタY16局(栗駒山)には臨時レピーターを設置いただき、交信させていただきました。当方も短時間でしたが初めて山頂に臨時レピーターを設置してみました。何局さんかアクセスいただきましたが、設置場所、設置方法などに難があり、うまくつながらなかったようです。次回の課題としておきます。


泉ヶ岳臨時レピーター(BH47FR)


<DCR>使用リグDPR3
イワテAA169局   姫神山(盛岡市)5+1本
ふくしまFK123局  麓山(二本松市)5+1本(0.2W)
ふくしまFK349局  麓山(二本松市)5+1本(0.2W)
イバラキAB399局  八溝山(太子町)5+3本
ミヤギOS147局   大崎市河川敷  5+2本
イワテDE69局    阿原山(奥州市)5+0本
ミヤギAZ17局    加護坊山(大崎市)5+1本
おおたY16局    栗駒山(栗原市)5+1本
ミヤギSS500局   草飼山(登米市)5+2本
ヤマガタAA197局  最上川河川敷(河北町)5+0本
ミヤギNM81局    室根山(一関市)5+1本
センダイK932局   仙台市青葉区5+1本

<特小>使用リグDJ-R20D、DJ-P24L
イワテAA169局   姫神山(盛岡市)一瞬聞こえるも交信ならず
ふくしまFK123局  麓山(二本松市)5-5 距離94.5km
ふくしまFK349局  麓山(二本松市)5-5 距離94.5km
イバラキAB399局  八溝山(太子町)5-5(10mW)1mWでは交信ならず                       
                  八溝山レピーター経由で5-5 距離168.9km
イワテDE69局    阿原山(奥州市)5-5 距離97.0km
ミヤギAZ17局    加護坊山(大崎市)栗駒山レピーター経由5-5 距離61.4km
                   シンプレックス5-5 距離40km
おおたY16局    栗駒山(栗原市)栗駒山レピーター経由5-5距離61.4km
ヤマガタAA197局  最上川河川敷(河北町)交信ならず
ミヤギNM81局    室根山(一関市)見通しですが、なぜか交信ならず??


泉ヶ岳ー姫神山 惜しくも見通し外 交信ならず


泉ヶ岳ー八溝山 青麻山のピークをわずかに逸れて見通し 交信成立


 いつもながら、特小の面白さは格別ですね。今回、1mWで約95kmの交信ができました。しかし八溝山との169kmは交信不可でした。先月の吾妻高山ー石巻京ヶ森130kmでは声は聞こえるものの厳しいとのレポートでした。これらを考えると、120-130kmあたりが限界かなとの感触です。あとはコンディション次第でしょうか。


 

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DJ-P24L リチウム電池

2013年11月02日 | 特小・DCR運用


 これまで、DJ-R20DとDJ-P24Lの電源は、いつもエネループを使ってきました。アルカリ電池に比べ電圧が低く、飛びに影響するのでは?などの話しも聞きますが、実際どうなんでしょう? 

 さて、特小トランシーバーというのはたいへん軽量で、電池を装着しなければ、拍子抜けするほどです。重いのは電池ですね。3台を山に持っていくとそれなりではあります。

 エネループ    1本26.5g
 エネループプロ  1本29.5g
 エネループライト 1本19.0g

 DJ-P24L  エネループ2本53.0g (プロの場合59g)

 電池容量が大きくなる程、重くなるのは致し方なし。エネループライトなら軽くなりますが、容量が半分以下になってしまいます。そこでリチウム電池。純正品は高いので、何か汎用品があるのでは?とネットで探してみたら、こんなのがありました。


輸入元ロワジャパン




 RCR-V3。CR-V3の二次電池版。重さ39g。容量1100mAh。中国製セルでリスクはあります(自己責任)。だいぶ前にデジカメ用に開発され、普及しないまま、細々と作られているようです。専用充電器セットで2400円程。取説は英語版のみ。あちこちに専用充電器以外使わないよう注意書きがあります。充電はデリケートなようです。


3分解式の専用充電器


 電圧を測ってみると3.34V。DJ-P24Lに入れてみたところ問題なく装着可。電源ボタンを押すと、正常に起動します。いい感じです。たった14gではありますが、ずいぶん軽くなった気がします。リグの電圧表示では3.19V。充電もしてみましたが、今のところ問題なし。充電可能回数は不明なので、かえって高く付く可能性もあります。3Vを上回る安定した電圧かつ軽量化という点で、いくらかメリットはあります。どの程度持つのか、どんな切れ方をするのか、何回使えるのか? などはこれからです。あまり期待しないで使ってみます。


購入した状態での電圧

DJ-P24Lに装着

リグ表示の電圧


 たった10mWの特小機において電圧による送受信性能への影響はあるのか?など、試してみたいことがまた出てきました。 


<追記・お知らせ>

 明日11月3日(日)運用予定 
 泉ヶ岳 1172m DCRおよび特小
 天候によって山頂もしくは旗頭展望台となります。
(午前中は各種交信実験予定)
 正午頃から1時間ほど臨時特小レピーター設置予定。
 3A L14-04 にてアクセスください。
 ※BH47FR使用のためリンク音はありません。


<追記2>

 泉ヶ岳の運用でこのバッテリー使ってみました。6時間ほど電源入れっぱなし。ときどき交信という使い方です。帰宅後、電圧を測ってみると、テスター3.29V、DJ-P24Lリグ表示3.15V。ほとんど下がらずでした。持ちは良さそうです。




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