今日は楽天Vパレードで仙台中心部は20万人の人出とか。こちらは静かな里山へ。ふくしまFK123局との特小実験。もう何度目になるのでしょうか?いつもの萱ヶ崎山。仙台市太白区。FK123局の移動地もいつもの麓山(二本松市)。この山頂間は、何度か交信したつもりになっていたのですが、実は初めて。あらためてカシミール3Dで確認すると、なんと見通し外であることが判明。宮城、福島県境の小ピークがわずかに遮っています。「見えません」判定。特小は、見通しであればかなりの遠距離でも交信できる可能性大ですが、わずかでも遮られると極端に厳しくなることは、何度か経験しています。微弱信号ゆえ反射や回折も期待できません。はたして結果はいかに。
里山は紅葉まっ盛り
<本日の装備>
・デジ簡―DPR3 アンテナー60cmモービルホイップ
・特小 -DJ-R20D、DJ-P24L、BH47FR(臨時レピーター)
・アマチュアハンディーDJ-G7
午前9時、山頂着。DCRメインをワッチしていると、なんとイバラキAB399局のCQが入感。八溝山移動。事前に移動情報を得て、カシミールで確認したところ、萱ヶ崎山とはまったくの見通し外。特小はもちろんDCRでも絶望的かなと考えていたのですが、12エレを向けていただいているとのこと、納得。メリット5、アンテナマーク1本。まったく問題のない信号でした。こちらは1Wですが、同じレポートをいただきました。さすがDCR、そして12エレ、この程度の見通し外は問題とならないようです。距離153km。
萱ヶ崎山ー八溝山
さて、ふくしまFK123局との交信実験。まずはDCRで連絡。お互い0.2Wにてメリット5+アンテナマーク1本。続いて特小実験。はじめに10mW。DJ-R20Dにて座ったまま呼んでみると「・・・・」。応答なし。今度は立ち上がって、再度呼んでみたところ、31~41でノイズ混じりの変調。厳しいものの、何とか交信は出来そうとの感触を得て、ポイントを探したところ、41程で入感。さらにアンテナを水平にて52。この状態で安定して交信可能となりました。アンテナ垂直では31~41。FK123局もアンテナ水平とのこと。P24Lで41~51ノイズあり。R100Dではほとんどノイズなく52にてクリアに入感とのレポートをいただきました。
萱ヶ崎山ー麓山
続いてお互いP24Lにて交信。R20Dに比べ高音ノイズが若干多くなり51-51。といってもさほど違いはありません。この状態でコンパンダ―オンに。51-51変わらずですが、ノイズが消滅して聞きやすくなりました。そしてこのまま1mWに。こちらから呼んでみると、またまた「・・・・」。応答なし。ポイントとアンテナ角度をいろいろ探っていると、かすかに変調が乗ってきました。FK123局側にはなんとか届いているらしいということがわかりました。こちらは途切れ途切れでかなり厳しい。
コンパンダ―機能オフをお願いして、再度呼んでみたところ、ノイズが多く、やはり厳しい。これはちょっと無理かなと頭をかすめたその時、ふわっとFK123局の変調が浮いてきました。場所を少し移動されたようです。41-41でレポート交換。この状態で再度、コンパンダーオンに。了解しやすさはいくらかアップして、しばらく1mWで交信を続けることができました。見通し外77.3km。交信成立。いったんは諦めかけて冷や汗ものでしたが、交信できてよかったです。しばらくぶりにスリリングな交信を楽しむことができました。必ずしも見通しでなくとも、双方が時間と手間をかけ入感ポイントやアンテナ角度などを探ることで、交信の可能性が高まるということだと思います。それにしても特小1mW、本当に驚きです。
P24LとG7+RH770の受信比較。勝負あり。P24Lの圧勝。恐るべき受信性能
今回も山頂臨時レピーターを設置してみました。数局にアクセスをお願いしましたが、うまくいきませんでした。リグ(BH47FR)の不調なのか設置方法の問題なのか、検証の上、次回に備えたいと思います。
ふくしまFK123局はじめ交信いただきました各局さま、本日もありがとうございました。
<DCR>
イバラキAB399局 八溝山 メリット5+1本
ふくしまFK123局 麓山 メリット5+1本(0.2W)
ミヤギSS500局 登米市南方町 メリット5+0本
ミヤギTM109局 仙台市宮城野区 メリット5+3本(1stQSO)
ミヤギIT03局 石巻市京ヶ森 メリット5+2本
<特小>
ふくしまFK123局 麓山 1mW 41-41 距離77.3km見通し外
ミヤギIT03局 石巻市京ヶ森 1mW 51-51 距離58km見通し