JO7TCX アマチュア無線局

せんだいSD550   特小・DCR 山岳移動 

大荒れの吾妻小富士

2014年07月27日 | 特小・DCR運用


 本日、寒冷前線の影響で日本海側と北東北は雨。南東北の太平洋側はまずまずとの予報。おかざきKG295局が岩手県遠野市に移動されるとのことで、比較的好天が望め、かつ交信距離を確保できる山ということで、いつもの吾妻高山に登ることにしました。

 磐梯吾妻スカイラインを上り詰めると、浄土平あたりから急に天候が怪しくなり、いつも目の前に見えてくる高山がすっぽりガスの中。雨さえなければ、なんとかなるのでは?一縷の望みをかけて山頂めざして出発。7合目あたりからポツリポツリと冷たいものが・・・。山頂に着いた時は本降りに。しかも突風による横なぐりの雨。これまで多少のことなら三脚にアンテナを立て、風雨の中、運用したことはありますが、さすがに無線どころではありません。それでも1局くらいは・・・ということで、DPR6(付属ホイップ)で声を出してみると、八溝山移動のイバラキAB399局に拾っていただきました。メリット5+3本。ショートで失礼し、すぐさま下山。

 浄土平に引き返し、吾妻小富士へ。標高1707m。一度145MHzで運用したことはありますが、DCRや特小は初めて。登山の対象とならない山で、いつもは普通に観光客が登ってきます。強風の中、お鉢めぐりの稜線まで登ってみると、先ほどの高山を数段上回る突風で、まともに歩けない程。足元をすくわれそうになりながら、なんとか、岩場の蔭へ。たぶん1670mほどの地点。ここから上はとても進めず、岩で風を避けながら、運用することにしました。


運用地より




〈本日の装備〉
・DPR3、DPR6 アンテナ43cmホイップ(DCR)
・DJ-R20D(特小)
・DJ-G7(アマチュア)

 DCRにてニイガタJH94局のCQをワッチ。蔵王刈田岳駐車場移動。M5+3本。続いてこちらからCQ。ヤマガタSA88局。山形県寒河江市固定。M5+3本。アマ無線機+GPで特小のCQも聞こえていたとの意外なレポートをいただき、さっそく特小実験へ。北に一切経山があり、とても寒河江に飛んでいくとは思えなかったのですが、なんとM5で交信成立。終了直後、村山市固定のヤマガタOO69局に呼んでいただきました。M5で入感。ところがこちらから何度呼んでも応答なし。M1~2で了解できなかった、とのこと。不思議な現象ではあります。帰宅後、カシミールで確認すると、吾妻小富士と寒河江市は見通しとわかりました。一切経山の東をすり抜け、栗子山、駒ヶ岳などいくつものピークをかすめて絶妙な位置関係にあるようです。村山市はわずかに見通し外、山形市街も見通し外、さらに宮城県側の仙台市街や多賀城市などは見通しとなるようで、ここは特小でもけっこう楽しめる山かもしれません。


吾妻小富士ー寒河江市


 続いて、ミヤギIT03局。いつもの石巻市上品山移動。DCRでM5+3本。特小に移り、10mW、1mWともM5。1mWでは若干ノイズが増え、変調も浅くなったものの、入感ポイントでは安定して交信することができました。完全見通し。129km。



 さて、おかざきKG295局とのスケジュール時刻である午前11時。DCRメインでお呼びしてみるとすぐに応答あり。時折、風切音が入って了解しにくいものの、心配したほど天候は悪くなさそうです。DPR3に換えて双方0.2WでM5。ケロることもなく安定交信。先日、隣りの高山と寺沢高原との間でまったく交信不可だったことを考えると雲泥の差。続いて特小へ。10mWで呼び続けましたが、メリットなし。KG295局にはこちらの変調がチラッと聞こえたとのことですが、当局側は強風のため立つことすらできず、入感ポイントを見つけることはできませんでした。交信不成立。距離約213km。わずかに見通し外。交信できれば記録達成となったところですが、残念です。


吾妻小富士ー寺沢高原付近


 今回は、フリーライセンス無線SVということで、DCR用8エレ八木も持っていきましたが、出番なしでした。予想以上の大荒れ天気で消化不良。またの機会に試してみます。
 

 本日も交信いただきました各局さま、ありがとうございました。

〈DCR〉
イバラキAB399局 八溝山 M5/5+3本
ニイガタJH94局  蔵王刈田岳駐車場 M5/5+3本
ヤマガタSA88局  寒河江市固定 M5/5+3本
ヤマガタOO69局  村山市固定 M5/5+2本
ミヤギIT03局   石巻市上品山 M5/5+3本
ミヤギAB102局  石巻市牡鹿半島御番所公園 M5/5+1本
おかざきKG295局 岩手県遠野市寺沢高原 M5/5+0本(双方0.2W)
フクシマTS316局 福島市道の駅土湯 M5/5+1本(浄土平)
オオサト59局   米沢市白布峠 M5/5(磐梯吾妻スカイライン土湯峠付近)
トウキョウAB505局 田村市片曽根山 M5/5(磐梯吾妻スカイライン土湯峠付近)

〈特小〉
ヤマガタSA88局  寒河江市固定 10mW M5/5
ヤマガタOO69局  村山市固定 M5入感 交信不成立
ミヤギIT03局   石巻市上品山 10mW M5/5 1mW M5/5
おかざきKG295局 岩手県遠野市寺沢高原 10mW 交信不成立



早朝の鳥子平


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特小1mW 144km 熊野岳

2014年07月21日 | 特小・DCR運用


 昨夜まで土砂降り雨。今朝、窓を開けたらまずまずの天気に。身支度を整え、ミヤギIT03連絡帳(掲示板)に移動予定を書き込み、急ぎ出発。本日の移動地は、蔵王・熊野岳。標高1841m。

 エコーラインを登ると濃い霧に突入。ぐいぐい高度を稼ぎ、山の中腹にかかっていた雲を突き抜けると、上空には真っ青な空が広がっていました。この時期、よくある現象です。山は登ってみないとわかりません。





 40分ほどの登山で山頂着。まずはDCR8エレ八木を設置。さすがに目立ちます。こんな大きなアンテナは分不相応で性に合わないのですが、使ってみたい気持ちが勝ってしまいました。さっそくワッチしてみるも、何も聞こえてきません。とりあえず、ホームのXを呼んでみたところ、双方1WでM5+アンテナマーク3本。ホーム側は55cmのモービルホイップを室内窓際に設置。距離約40km。こちらのアンテナを43cmホイップに換えたところアンテナマーク1本に。一応8エレ効果はあります。


山頂


 メインでCQを出したり、ワッチに入ってお呼びしたりで、山形、宮城、岩手、福島各局に交信いただきました。1や0エリアもこの山頂なら聞こえるかと期待しましたが、今回は何も入感せず、でした。



 この8エレ、かなりサイドが切れます。向きによってはまったく入感しないということもあるし、デジタルならではの復調の遅延もあるので、ワッチするにもどの方向に向けたら良いのやら、けっこう難しさも感じました。


 さて、DCRで強く入感の局に特小実験をお願いするというのがパターンになっていますが、本日も多くの局と交信することができました。イワテAA169局。岩手県奥州市。種山高原移動。DCRでの良好な伝搬を確認後、特小へ。10mWでM5/5、かなりの距離がありそうでしたが、けっこうパワフルな変調で聞こえてきました。続いて1mWにダウン。ノイズが増え、変調も浅くなったものの双方レポートを確認し、RS41-41で交信成立。帰宅後、カシミールで確認したところ、見通しとわかりました。距離約144km。特小1mWでの自己記録更新となりました。


熊野岳ー種山高原

 さらにイワテAD03局。岩手県遠野市。寺沢高原移動。数週間前、オカザキKG295局がここに移動し、当局の移動地・吾妻高山との間でDCRでさえも交信できなかったことが脳裏をよぎります。熊野岳なら果たしていかに。DCRでは難なく交信成立。M5+アンテナマーク3本。それもそのはず、双方八木8エレ使用。続いて特小。10mWでM5/5。先ほどの種山高原と同様、さほどノイズもなく安定して入感。続いて当局のみ1mWに下げたところ、何か話しているのはわかるがかなり厳しいとのことで、M2~3のレポートをいただきました。AD03局は山頂の展望台ではなく、少し下の標高800m付近とのこと。10mWに戻し、そのまま交信を続けてファイナルを送りました。距離約165km。たぶん見通し(位置が正確にわからず)。


熊野岳ー寺沢高原



 特小1mW、今シーズンに入って100kmを超え、そして今回144kmの交信となり、150km超えも手が届きそうな感触を得ることができました。最近は10mWが大パワーに思えてしまいます。実際、10mWで問題なく安定交信なるも、1mWでは様相が一変することがたびたびあります。入感ポイントも変化し、か細い信号を捉えるのは容易ではありません。ノイズにかき消され、一度は諦めかけたところで、フワッと変調が浮き上がって何とか了解・・・とか。でも、これこそが電波に翻弄される楽しさ。ますます深みにはまりそうです。

本日も交信いただきました各局さま。ありがとうございました。

〈DCR〉1W
ミヤギSS500局 登米市南方町 M5/5+3本
ミヤギCF06局 天童市イオンモール屋上 M5/5+3本
ヤマガタOO69局 村山市固定 M5/5+2本
ヤマガタSA88局 河北町 M5/5+3本
ミヤギAZ17局 大崎市加護坊山 M5/5+2本
イワテAA169局 奥州市種山高原 M5/5+3本
ヤマガタAB51局 西川町 月山姥ケ岳 M5/5+3本
ミヤギIT03局 石巻市渡波 M5/5+2本
ミヤギOS147局 大崎市固定 M5/5+0本(0.2W付属ホイップ室内)
フクシマJM700局 蔵王町大黒天 M5/5+2本
イワテAD03局 遠野市寺沢高原 M5/5+3本
フクシマDM33局 郡山市本宮 M5/5+1本

〈特小〉
ミヤギCF06局 天童市イオンモール屋上 10mW M5/5  1mW M4(受信レポート)
ヤマガタAA197局 村山市固定  10mW M5/5  1mW M5/5
ヤマガタSA88局 河北町寒河江川河畔 10mW M5/5
ミヤギAZ17局 大崎市加護坊山 10mW 51/51  1mW 51/51 
イワテAA169局 奥州市種山高原 10mW 51/51  1mW 41/41
イワテAD03局 遠野市寺沢高原 10mW M5/5  1mW M2~3(受信レポート)
フクシマFG55局 福島市天井山 10mW M5/5  1mW M5(受信レポート)






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DCR8エレ八木そして特小比較

2014年07月13日 | 特小・DCR運用


 絶好の運用日和になるかと思いきや、予想外の曇天。午後から雨模様との予報。近場の泉ヶ岳、それも山頂ではなく中腹の旗頭展望台にて午前中のみ運用してきました。目的は最近購入したDCR用8エレ八木を使ってみること、そして特小実験。

 泉ヶ岳駐車場前のバス停で下車。目の前のゲレンデをひたすら登って約30分。スキー場最上部からさらに50mほど登ったところが旗頭展望台です。標高約700m。小広い芝生の斜面となって、南は遮るものなし。


泉ヶ岳旗頭展望台


 さっそく三脚に8エレを設置。こんな大きいアンテナを山に持ち込むのは初めてで、自宅で何度か練習しましたが、それでも多少手間がかかります。蝶ナットを落とさないよう慎重に組み立て、設営。三脚への固定は、大型クリップによるワンタッチ方式。ちょうど均衡点で支えるため三脚とのバランスは悪くありません。


ブームは2分割でなんとかザック運搬可

クリップ固定式


 本日、おかざきKG295局の移動地は、福島県田村市麓山。旗頭展望台と麓山は完全な見通しで、距離約94km。10時ジャスト。KG295局よりお呼び出しいただき、DPR3+ホイップにて応答。意外にも弱め。麓山側は雨本降りとのことで、影響が出ている様子。八木に切り替えたところ、双方M5+2~3本に上昇。さすが8エレ。別世界。実力を垣間見ることができました。




 続いて雨が小降りになるのを待って特小実験へ。KG295局がお持ちのDJ-R100DとP24Lによる興味深い比較をすることができました。この二つは形もアンテナの長さも同じ。でも型番は別系統。当局の使用リグはDJ-R20D。

 はじめにDJ-R100D にて10mWで送信いただき、52-52で良好な伝搬を確認。スケルチが開く程の問題のない信号。続いてP24Lで送信いただいたところ、41~51に低下。ノイズに埋もれがちな浅い変調で了解度もよくありません。明らかにDJ-R100Dの方が強く入感。



 さらに双方1mW。DJ-R100Dからの送信では51-51~52。ノイズが多少増えたものの、メリハリが効いた変調で了解度はさほど10mWと変わらず。P24Lからの送信ではポイントを探って、31~41がやっとでした。変調が浅く、時々了解不可、パワー自体も弱いのでは?と思えるほどでした。以前にも感じたことですが、DJ-R100Dから送信された変調は音圧が高くとてもパワフルに聞こえます。こちらからの信号も聞き比べレポートをいただいたところ、大きくは変わらないもののDJ-R100Dの方が多少耳も良いとのことでした。1mWという超ローパワーでの交信。わずかな送受信性能の違いが了解度の違いとなって表れる結果となりました。型番どおりDJ-R100DはR20Dの流れをくんだとても良いリグのようです。

 本日も交信実験ありがとうございました。また交信いただきました各局様、FBQSOありがとうございました。

<DCR>
ミヤギTM109局 宮城野区 5/5+3本(1W)8エレ
ミヤギIT03局  石巻市上品山 5/5+3本(0.2W)8エレ
おかざきKG295局 田村市麓山 5/5+2本(0.2W)8エレ
ミヤギOS147局 三本木町   5/5+0本(1W)8エレ 43cmホイップでは不可
イワテKA215局 若林区    5/5+1本(1W)43cmホイップ

〈特小〉
ミヤギIT03局  石巻市上品山 10mW 5/5  1mW5/5 距離57km
おかざきKG295局 田村市麓山 10mW 52/52   1mW51/51 距離94km








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