JO7TCX アマチュア無線局

せんだいSD550  山岳移動運用 

青葉山展望地

2016年04月24日 | 特小・DCR運用



 昨年末、地下鉄東西線が開通し、身近になった青葉山。ホームからは地下鉄南北線経由で乗り換え20分ほど。本日、天気も安定とのことで、散策がてら出かけてみました。以前、青葉山駅周辺で何度か無線運用したものの、もともと展望には恵まれない丘陵地で、電波伝搬的にもいま一つな印象でした。それでも、どこか適地はあるのでは、と何度か山中探し回って見つけた展望地。今日はその秘密の場所?を目指すことに。

 青葉山駅から東北大学キャンパスの旧ゴルフ場を登り、徒歩約30分。目的地に到着。東に展望が得られ、仙台市街地やいつも散歩運用している大年寺山のテレビ塔が見えます。遠くに太平洋も。この山にしてはまずまずの展望かと。





 本日の装備
 ID-51+アローライン
 DPR6+MA351-03M (直付け)

 さっそくDCRで何度かCQを出したものの、まったく応答なし。バンド内静かで交信らしきものも聞こえません。標高は200mほどあるものの、伝搬はやはりいま一つ?と思ったらミヤギSS500局のCQが聞こえ、メリット5で交信。米山町移動。その後、一関市花泉町に移動され、再度メリット5で2度目の交信。久しぶりのQSOありがとうございました。フクシマFD55局、福島市高湯温泉移動。フワフワ感を伴いながら入感。何とかメリット交換し交信成立したものの、途中で復調しなくなり、尻切れとなってしまいました。南は厳しいのかもしれません。



 イワテSK134局、奥州市水沢区、大鉢森山移動。標高630mほどから1W送信とのこと。メリット5で交信。1Wとは思えない安定した信号でした。距離97.2km。帰宅後、カシミールで確認したところ、大鉢森山と青葉山は見通しと判明。特小実験をお願いすればよかったと後悔。


大鉢森山ー青葉山 


 ミヤギOS147局。大崎市、新江合川堤防移動。はじめフワフワした信号でしたが、5エレ八木を合わせていただき、メリット5+バー1本に。続いて145MHzデジタル(DV)での実験をお願いし、QSY。145.300でお呼びしたところ、双方まったく復調せず。ちなみにアナログではどんな感じ、ということで、145.260で実験したところ、ノイズが絡むもののなんとかスケルチが開き、41-41で交信成立。この状態でDVモードに切り替えれば復調するのでは?との感触があり、試してみたところ、なんと、メリット5できれいに聞こえてきました。OS147局さんの方は、多少ケロケロ感があったようですが、こちらには安定して入感。ノイズの中から音声を拾うアナログ交信とは別世界。復調しなければ何も聞こえない訳ですが、いったん復調なれば、弱い信号でも強い信号と同じように明瞭に交信できる、これがデジタルの強みかな、とあらためて実感しました。145MHzDV、やはり面白いです。






 
 この展望地、伝搬的には西は萱ヶ崎山などが壁になって絶望的、南は今一つ、北は悪くないかな、との印象でした。お手軽なので、ときどき運用してみます。本日も、交信いただきました各局さま、ありがとうございました。




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大年寺山公園移動 SUPER ROD-2 GP仕様

2015年12月20日 | 特小・DCR運用


 本日も大年寺山。複雑な抑圧を受ける山頂部を避け、東側の公園にて運用。サガ電子のロッドアンテナSUPER ROD2に3本ラジアルを取り付けGP仕様で使ってみました(145MHz)。
 
 以前も書いたとおり、このロッドアンテナ単体をハンディ機に取り付けただけではSWRはなかなか下がってくれません。ラジアルを1本付けるだけで、Sが2~3個上がります。ホーム室内にてさまざま試したところ、ラジアル3本でなんとかSWR1.5に収まり、それ以上増やしても変わらず、でした。ロッドエレメントも3cmほど縮めることでマッチングがとれるようです。それでも1.4以下に下がることはありませんでした。







 GP仕様といっても、100円ショップのステンレス針金50cmを3本、ラジアルリングに取り付けただけです。現地にて念のためSWRをチェックしたところ、室内と変わらず1.5。

 FMにてCQが聞こえた岩手県一関市移動局に2.5Wにて応答したところ、コールバックなし。こちらには56で入感。やはり送信は今一つ? 5Wにアップして、59のレポートをいただきました。2.5W時は信号が入ったことはわかったものの、了解できなかったとのこと。続いて加護坊山移動局、こちらは双方100mWで59でした。ほぼ見通しなので当然ではありますが・・・。

 デジタルDVモードに切り替えると、JA7RTG局の交信が聞こえてきました。今日の移動地は柴田町の羽山。100mWで交信中のようで、こちらにはケロケロ寸前の信号で聞こえていました。終了後お呼びし、2.5Wにアップしていただき52。大年寺山との距離は20kmほど、いくらなんでも弱すぎるのでは? 双方でポイントを探したところ、信号が上がり、5Wで56、1Wで52のレポート交換となりました。



 寒河江市固定のJJ7EMR局との交信。145.300で55-55の良好な伝搬を確認したものの、サブに移ったとたん、まったく復調なし。周波数を変えても同じ結果に。再度、145.300に戻ると55で復調という現象が・・・。アンテナの不調かと思い、RH770に換えてみたところ、現象は同じでした。アンテナのマッチングなどにより、サブに移ったとたん了解できなくなることはアナログでもあることですが、デジタルの場合は気配すらなくなってしまいます。交信後、別の局からのインフォによると、双方の信号をサブでも問題なく受信できたそうです。位置関係の微妙なミスマッチなのか、それにしても145.300のみでなぜ交信できたのか? 謎は今後の課題ということにしてファイナル。

 交信中、何度かRH770と交換してみました。SUPER ROD-2+3本ラジアルの方がS1~2上がります。ただ、ベストポイントを探せば、違いという程でもありません。あえてGP化しなくとも、ハンディ機直付けの1本ラジアルの方が機動力があって使いやすいかな、との印象でした。

 本日も交信いただきました各局さま、ありがとうございました。

<145DV> DVのみ記載
・JA7RTG局 柴田郡柴田町 羽山 52-52(1W)
・JJ7EMR局 山形県寒河江市 55-55(5W)

〈DCR〉
・ヤマガタSA88局 山形県寒河江市 5-5
・ミヤギRM34局  大崎市加護坊山 5-5
・ミヤギOS147局  大崎市江合川 5-5
・ミヤギIT03局  石巻市上品山 5-5
・ミヤギTM109局  仙台市宮城野区 5-5

〈特小〉
・おかざきKG295局 仙台市太白区 太白山 5-5
・ミヤギIT03局  石巻市上品山 M5(ワッチのみ)



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地下鉄青葉山駅周辺

2015年12月19日 | 特小・DCR運用


 今月6日に開業したばかりの仙台市営地下鉄東西線に乗って、青葉山駅下車。駅周辺で無線運用に適したポイントがないかどうか、探索してきました。仙台駅で南北線から乗り換えること19分。川内駅から急こう配を登るため、耳が詰まってしまいました。地下鉄で山に登るとは妙な気分です。地中深く34m(ビル6階相当)のホームから、二つの長いエスカレーターで地上へ。東北大学青葉山キャンパスの一角にある出口は、駅前広場として整備され、かつてゴルフ場だったところに新しい大学施設が立ち並んでいました。


東西線青葉山駅

駅前広場





 駅前広場からさっそくDPR3にてホーム待機のXを呼んでみましたが、何の応答もなし。標高200mほど、いつもの大年寺山より高いはずですが、仙台市街地は建物にブロックされているようです。駅前を後に、少し高台になっている方向に歩いてみると、東に太平洋が見えてきました。建物の屋上とほぼ同じ高さ。再びホームのXを呼んでみると、今度はすぐに応答があり、メリット5、アンテナバー2本で交信成立。ここで、145MHzデジタルおよびDCR(DPR6)にてCQを出したものの、応答はありませんでした。


キャンパス前の旧ゴルフ場


 さらに先に進むと、雑木の中に北方向が少しだけ見晴らせる場所がありました。旧ゴルフ場の最上部あたり、駅前の施設群はすでに下に見えています。145MHzDVにて再度CQを出したところ、JP7IEL局(大崎市)、JJ7CND局(若林区)の両局に応答いただきました。JP7IEL局と5Wで59-57、JJ7CND局と100mWで59-59。交信中、DCRメインにて大崎市加護坊山移動のミヤギNM81局からのCQが聞こえQSY。メリット5、双方1Wでもアンテナバー2本。これなら特小もいけるのでは?ということで、10mWメリット5で交信成立となりました。松の木や低木があり、また、建設中の建物もあり、条件の良い場所ではありませんが、伝搬的にはまずまずかな、といった印象です。


運用場所より 東方向

北方向

 
 見渡したところ、ここより標高のありそうな場所は見当たりませんでした。でも、南方向の見晴らしのきくポイントはあるようです。今日はここまで。東西線開業により手軽に来れる運用場所が一つ増えました。機会をみて、さらに周辺を探索してみたいと考えています。本日も交信いただきました各局さま、ありがとうございました。



SUPER ROD-2+ラジアル直付け 






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大年寺山移動 SUPER ROD2+ラジアル

2015年12月13日 | 特小・DCR運用



 いつもは移動運用のお守りがわりとしてRH770を携帯し常用していますが、たまには違うアンテナでも、ということで、先日、サガ電子のロッドアンテナを入手しました。「SUPER ROD-2」という名称で、第一電波のRH205と見た目も仕様もほぼ同じ。RH205はBNCコネクター、SUPER ROD-2はSMAタイプです(BNCもあり?)。長さ134cm、145MHzの5/8λ1段として機能するようです。なので、ラジアルが必須です。

サガ電子の商品説明によると
「ハンディートランシーバーにアンテナを取り付け、口元に寄せた状態で最良となるように設計されています。人間の体が即ちボディーアースとして働きます」

 手持ちを前提に、ハンディ機本体+人体がラジアルということですが、そう単純でもなく、実際に試してみたところ、SWR3前後から下がることはありませんでした。RH205も送信が今一つの印象がありましたが、これも同様? ということで外付けラジアルを急ごしらえし、ロッドの長さも調整したところ、なんとか1.5~1.7に納まってくれました。

 簡易ラジアル 丸端子+ステンレス線48cm
 ロッドの長さ 130cm(コイル部を含む根元から先端まで)

 この二つをハンディ機本体に直付けでは使いにくくて仕方ありません。DCR用の3エレ八木のブーム後部に取り付け、三脚設置で使ってみることにしました。



 本日の移動地は、2週間前と同じ、大年寺山の山頂付近展望台。JA7RTG局をお誘いし、前回同様、女神山との交信実験となりました。145MHzDVモード100mWの結果は

 56-56 女神山(RH770)-大年寺山(SUPER ROD2+ラジアル)
 (前回)
 54-54 女神山(RH770)-大年寺山(アローライン)





DCR用3エレ後部に取り付け(特に影響なし)


 1本ラジアルなので指向性があり、合わせた状態でSメーターも前回より2個程上がりました。悪くない印象です。相変わらずSWR高めなので送信は今一つかなと予想しましたが、心配するほどもないようです。安定して交信を続けることができました。

 その後、大崎市移動のJP7IEL局(RH770使用)と交信。双方500mWで41-41。ケロる寸前の不安定な信号ではありましたが、交信可。続いて、100mWに落としたところ、IEL局に31で届いたものの、こちらにはSメーター1個振るものの復調せず。このアンテナ、受信は良いかなとの印象があっただけに、少し意外でした。デジタルではよくみられる現象ではありますが・・・。

 それなりに指向性があり、しかも反射などの影響でかならずしも相手局方向に向ければ良いということでもありません。これはこれで面白いですが、ラジアルを3本に増やして5/8λアローライン風にするとか、工夫次第では性能を引き出せる、使いでのあるロッドアンテナとの印象です。冬場はこれで軽量化できそうです。


軽量三脚とSUPER ROD-2


 今日の大年寺山は、145、DCR、特小とも静かでした。交信にお付き合いいただきました各局さま、ありがとうございました。DVモード、DCR、特小のみ記載します。


<145MHzDV>
JA7RTG局 福島県川俣町女神山  100mW 56-56
JM7OOX局 仙台市青葉区     100mW 59-59
JJ7CND局 仙台市若林区     100mW 59-59
JP7IEL局 大崎市江合川     500mW 41-41

〈DCR・特小〉
おかざきKG295局 福島県川俣町女神山 5-5  特小交信ならず
ミヤギRK128局  松島町白坂山 5-5     特小交信ならず
ミヤギCW50局   仙台市若林区 特小5-5
イワテDE56局   岩手県奥州市音羽山 5-5   特小交信ならず
ミヤギOS147局  大崎市江合川 5-5




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大年寺山 山頂付近

2015年11月29日 | 特小・DCR運用


 青葉山から連なる尾根の東端に位置するのが大年寺山で、3本のテレビ塔があります。標高120mほど。いつもは東側の東屋や北側の公園ですが、今回は山頂部の広場から運用してみました。すぐ下に野草園があり、北方向は良く開けています。南は仙台放送のテレビ塔や4階建ての介護施設などがあり、眺望はありません。以前、430Mhzでテレビ塔からの強烈な抑圧を受け、運用を諦めたことがあります。標高はいつもの公園より高いものの、伝搬に影響を与えるものが複雑に入り組んでいる場所でもあり、どうかな?と思いつつも、しばらくぶりに運用してみました。

 自宅から散歩がてら歩いて20分ほど。山頂広場には以前は東屋がありましたが、取り払われ、展望台風になっていました。一時小雨がぱらついたものの、風もなくまずまずの天気。北に広がる仙台中心部が一望。


展望台

山頂より北方向(上、下)




 まずは、145MHzDVモード。女神山(福島県川俣町)山頂のJA7RTG局と交信。双方パワー1Wで59-59、100mWに下げても54-54のレポート。南方向であるにも関わらず、良好な伝搬で、DCRに比べ変調も聞きやすく感じました。続いて430MHzDVにQSY。厳しいかも?ということで、あらかじめ5Wに設定してお呼びしたものの、まったく応答なし。何度か呼んでみても同様。予想を上回る厳しさ? はて困った、周波数を間違えて指定してしまったのでは?などと混乱していると、いつもお世話になっている仙台ローカル局より「女神山に54で入感している」とのQSPをいただき、移動しながらポイントを探ったところ、何とか復調。少しでも動くと見失ってしまいそうな信号で、とても続けられそうにありません。このままでは再び迷子状態になりそうなため145MHzに戻り、事なきを得ました。ロケ的な特殊要因なのかもしれませんが、145と430では別世界でした。145MHzDVモードはローパワーでも伝搬に粘りが感じられ、アナログと違った面白さがあります。もっと使われて良いと思うし、いろいろとロケや条件を変えて実験したいところですが、いかんせんお相手がほとんどおりません。


アローライン(145MHz)にて



 続いてDCR。DPR6に350R直付けで運用。何度かCQを出すも応答なし。応答があってもとぎれとぎれで交信ならず。何かいつもと様子が違うような・・・。ということでアンテナを350DHに換えてみたところ、ミヤギEO18局(宮城野区移動)のCQが聞こえてきました。メリット5で交信。アンテナを350Rに戻して実験してみたところ、EO18局には変わらず入感するとのこと、当局側はケロケロに。送信はできて、受信ができない?イモネジが緩んでいるわけでもなく、?な状態に。続いてミヤギOS147局(大崎市移動)に5エレを向けていただき、少しフワフワした信号ながらメリット5で交信(350DH)。同様に350Rに換えて実験したところ、はやり受信がケロケロに。350DHに戻し、良好に交信を続けることができました。原因不明。

 帰宅後、350Rの共振点、SWRを測ったところ特に問題なし。受信もベランダのGPとさほど変わらず、これまで通り問題ありませんでした。大年寺山山頂付近のミラクルな特殊事情なのか、テレビ塔からの輻射による影響を受けやすいアンテナとか? 次は350Rと3エレでも持って、あらためて試してみたいと思います。

 本日もお相手いただきました各局さま、ありがとうございました。

〈145DV〉
JA7RTG局 福島県川俣町 女神山 54-54 100mW

〈DCR〉
ミヤギEO18局 宮城野区移動 5-5 1stQSO
ミヤギOS147局 大崎市移動 5-5
ミヤギRK128局 松島町 白坂山 5-5
ヤマガタAB51局 青葉区移動 5-5

〈特小〉
ミヤギEO18局 宮城野区移動 4-3





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萱ヶ崎山 奥羽山脈越え

2015年11月22日 | 特小・DCR運用


 里山シーズン到来。1年ぶりに萱ヶ崎山(仙台市太白区)に登ってみました。この山頂で昨年、一度だけDCRで奥羽山脈越えの交信に成功しています。その時は、三脚に設置したモービルホイップを三脚ごと動かしながら、復調ポイントを探った記憶があります。大年寺山や愛宕神社などに比べ標高もあり、ロケ的には悪くないはずですが、山形方面にはあまりよろしくないとの印象があります。今回は、3エレ八木を使って再挑戦してみました。


登山道

山頂付近

遠くに蔵王連峰


 山頂に着いて各局と交信の後、山形方面との相性のよいミヤギOS147局(大崎市)にヤマガタSA88局(寒河江市)をお呼びいただいたところ、当局の信号は12エレ八木を向けてもまったく入感なし、とのこと。そんなはずは・・・。3エレを持ってきたのは失敗だったかな?と思いつつあきらめきれず、またまた三脚をもって動き回ったところ、7~8m西に移動したあたりでフワッとSA88局の変調を確認。慎重に3エレを回して入感ポイントを探ることができました。メリット5で交信成立。GPと八木を切り替えていただきましたが、どちらも問題なく、最終的にはアンテナバー1本立つほどの安定交信となりました。





 帰宅後、カシミールで確認したところ、南面白山付近をうまく回折しているようで、3エレの向きもちょうどそんな感じでした。山頂かつ八木なので、回せばよいと過信していましたが、そうではないと反省。ほんの数メートル動いただけで、伝搬の状態は大きく異なるということがよくわかりました。351MHz侮るべからず。たとえ3エレでも一度信号を捉えれば、モービルホイップに比べると安定感があり、利得の高さを実感できたことも収穫でした。今回も危ういところで奥羽山脈越え成功。ミヤギOS147局、ヤマガタSA88局に感謝。


寒河江市ー萱ヶ崎山 


 今日は好天に恵まれ、ポカポカ陽気の中、移動各局も多く楽しめました。交信いただきました各局さま、ありがとうございました。


〈特小〉10mW
ミヤギIT03局 石巻市 上品山 5-5
ミヤギHO40局 大崎市 加護坊山 5-5
ミヤギKK33局 大崎市 加護坊山 5-5
ミヤギNE410局 利府町 番ヶ森山 5-5

〈DCR〉
フクシマFD55局 福島県田村市 移ヶ岳 5-5
ミヤギRK128局 松島町 白坂山 5-5
ミヤギIT03局 石巻市 上品山 5-5
ミヤギKI529局 青葉区モービル 5-5
イワテDE56局 岩手県平泉町 5-5
ミヤギAA771局 泉区 泉ヶ岳中腹 5-5
センダイK932局 青葉区 大倉 5-5
ミヤギNE410局 利府町 番ヶ森山 5-5
ミヤギOS147局 大崎市 江合川 5-5
ヤマガタSA88局 山形県寒河江市 5-5




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愛宕神社 移動運用

2015年10月18日 | 特小・DCR運用


 諸事情によりお休みしていたフリーライセンス無線。4ヶ月ぶりに声を出してみました。といっても我が家から歩いて10分、愛宕神社でのお散歩運用。DPR6にAZ350R直付け。



 CQを出したところ、ヨコハマDR302局(福島市吾妻富士)、ミヤギNE410局(宮城野区高森山)、ミヤギCW50局(若林区)各局にお声掛けいただきました。続いてフクシマFD55局のCQが聞こえ、QSO。年数回は自分も運用している吾妻高山とのこと。高山山頂から仙台市内と交信したことはありましたが、その逆は初めて。

 その後、ヤマガタSA88局(山形県寒河江市)よりお呼びだしいただき、弱いながらも交信を続けることができました。隣の大年寺山では何度か交信成立しているものの、愛宕神社ではこれまでSA88局の信号が聞こえたことはありません。これはサプライズ。八木を船形山に向けていただいたとのことで、絶妙な反射による信号。こちらは手元を30cm程動かすと、何も入感せず信号を見失ってしまいます。限界すれすれでしたが、この場所で交信可能なことが確認できただけで大収穫でした。最後にミヤギOS147局(大崎市新江合川堤防)と交信。同じく八木を船形山に向けていただいて入感とのこと。山形や仙北地域と仙台中心部とは船形山反射が良さそう。次回は、この場所から3エレでも使って試してみたいと思います。

 しばらくぶりの運用。交信いただきました各局さま、ありがとうございました。

 ヨコハマDR302局 福島市吾妻小富士移動 5-5
 ミヤギNE410局  宮城野区高森山移動  5-5
 ミヤギCW50局   若林区固定      5-5
 フクシマFD55局  福島市吾妻高山移動  5-5
 ヤマガタSA88局  山形県寒河江市固定  5-5
 ミヤギOS147局  大崎市新江合川堤防移動 5-5



〈ゲルマラジオ受信実験〉

 無線運用ついでに、ゲルマラジオの受信実験をしてみました。使用機は縦型ループゲルマラジオ。我が家では、外部アンテナとアースなしの単体で、NHK仙台第一が59、第二が55、東北放送は31~41程度でなんとか受信できます。さっそくステレオイヤフォンを耳にあてて聴いてみたところ、NHK仙台第一、第二、東北放送とも59となりました。東北放送が強力に聞こえることに驚いてしまいました。NHK仙台第一と遜色なし。こんなに強く、かつ周波数も近接しているのに、まったく混信しないところはさすが縦型ループ。東北放送の若林区荒井送信所は20kW出力で、ここから距離約8km。NHK原町送信所は約3.5km。距離だけで言えば、我が家もここも変わらないはずですが、この場所から二つの送信所は見通しとなっています。それにしても、この違いはいったい??? ゲルマラジオの移動運用、パワースポット探し? けっこうハマりそうです。














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室根山移動

2015年05月17日 | 特小・DCR運用


 移動運用で有名な室根山にて初めて運用してみました。岩手県一関市。標高895m。山頂付近にある天文台前に駐車。5~6分の散策で山頂となります。ちょうどツツジが満開に近く、観光客でそれなりに賑わっていました。

 標高は低いものの、さすが独立峰だけあって眺望はすばらしいの一言。東に気仙沼湾と市街地。南に大森山、徳仙丈山、西と北は霞んでいましたが、栗駒山や早池峰山が見えるようです。


麓より室根山

天文台付近

山頂への遊歩道

山頂(上下)


 本日の装備
 DPR6+8エレ八木 DPR3+350DH
 特小DJ-P24L
 ID-51+RH770

 三脚に8エレを設置したものの、強風で2度倒れてしまいました。方角を合わせても突風であらぬ方向に動いてしまったり。運用中、終始風に難儀させられました。移動各局も同様だったようです。





 寒風山移動局の情報を得ていたので、つながればいいな、と思っていたところ、イワテAD03局に応答いただきました。同じ8エレをお使いとのこと。約172km。ルート上にある真昼岳の山頂付近をかすめるようですが、さすがDCR、そして8エレ、難なくアンテナバー1本立って、安定交信。


室根山ー寒風山


 山形方面は、東根市の山形空港および尾花沢市の徳良湖移動のヤマガタTA960局とM5で交信成立。どちらの移動地も平坦地と思われますが、問題なく入感。一方、標高数百メートルの玉虫沼移動のヤマガタSA88局とはつながったものの、信号が安定せず、8エレを微妙に調整してみたものの、完全に見失ってしまいました。その後、SA88局がさらに高台に移動されて、今度はM5、無事ファイナルを送ることができました。先日の寒風沢島ではこちらが海抜20mほどにかかわらずM5。山形方面は一筋縄ではいかないようです。



 続いて特小。今度こそ青麻山の常設レピーターにアクセスできるのでは?と期待して試みたものの、リンク音なし。ミヤギTS316局手持ちのDJ-R100Dをレピーターにして再度試みたところ、今度はM4~5で交信成立。さらにDJ-R100Dとのシンプレックス交信ではさらに安定感を増してM5、という結果に。どうもレピーター専用機は感度を抑えているようですね。DJ-R100Dをレピーターとした方が、アクセス範囲は拡大するものと思われます。

 強風と8エレに振り回されて余裕なく、今日は疲れました。飛びの感触も今一つ、つかみきれないまま、時間切れ。秋にでも再度、訪れてみたいと思います。

本日も交信いただきました各局さま、ありがとうございました。

DCR
ミヤギOS147局 大崎市古川 M5+3本
イワテCY16局 遠野市寺沢高原 M5+1本
ミヤギNE410局 多賀城市 M5
ヤマガタTA960局 東根市山形空港 M5
フクシマJM700局 仙台市青葉区三本松緑地公園 M5+2本
イワテDE56局 平泉町自宅 M5+1本
イワテAD03局 秋田県男鹿市寒風山 M5+1本
ミヤギIT03局 石巻市上品山 M5+2本
ヤマガタSA88局 山形県山辺町玉虫沼 M4 玉虫沼高台からM5
ヤマガタTA960局 尾花沢市徳良湖 M5
ミヤギTS316局 蔵王町青麻山登山口展望台 M5+3本
ミヤギBK30局 仙台市泉区 M5+1本 (DPR3+350DH 1Wにて)

特小
フクシマJM700局  仙台市青葉区三本松緑地公園 レピーターアクセス不可
ミヤギho40局 東松島市大高森 M5 (最大S2本)
ミヤギIT03局 石巻市上品山 M5
ミヤギTS316局 蔵王町青麻山登山口展望台 常設レピーターアクセス不可
                      DJ-R100DレピーターM4~5
                      シンプレックスM5



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寒風沢島で3エレを試す

2015年05月10日 | 特小・DCR運用


 先週の稲ヶ崎に続き沿岸部運用の第三弾。松島湾の寒風沢島から運用しみました。大小多くの島が浮かぶ松島湾ですが、人が住んでいるのは桂島、寒風沢島、野々島、朴島で、人口が多いのが桂島、面積が最も大きいのが寒風沢島です。桂島には何度か訪れていますが、寒風沢島は初めて。


寒風沢港


 塩釜港からわずか50分の船旅。一応、ガイドマップで運用場所として日和山展望台に目星をつけておきました。港周辺の復興工事もあり、道に迷ってかなり遠回りをしましたが、なんとか辿り着くことができました。松や雑木があり、考えていたほど大展望が得られるわけではありません。海抜20~30m。ただ、西に開けたロケなので無線には有利かと。


日和山展望台

展望台より


 強風の中、DCR用の3エレ八木を三脚設置。何度か使ってきた3エレですが、これまでは今一つの印象でした。先週、稲ヶ崎の運用時に同軸ケーブルのSMAコネクターの不良が判明し、今回修理を終え、あらためて3エレを試してみたくなったという次第です。

 その結果は・・・十分手ごたえが感じられました。ヤマガタTA960局、今日は寒河江市のチェリーパーク駐車場。M5で入感。AZ350Rをお使いとのこと。交信中、若干メリット上がって、アンテナバー1本点滅。ヤマガタSA88局、寒河江市固定。12エレを向けていただき、M5アンテナバー1本点灯。安定した信号。レポートによるとメインではGPでも復調したもののサブでは断続、12エレでバー1本点灯とのこと。こちらは30度ほどでバーは立たなくなりますが、45度の範囲でM5復調。それにしてもなぜかわかりませんが、宮城県沿岸部は山形方面と通りが良いようです。今日もあっさりと奥羽山脈越え成功。

3エレの印象としては、サイドの切れは先週使った8エレにおよびませんが、了解度はあまり変わりない感触でした。8エレに比べ重さ3分の一、本当に軽いです。設営・収納のしやすさやある程度の強風でも使える、などメリットの方が強く感じられ、これからの運用はこれをメインに使おうかと思います。



島内の遊歩道

前浜(上下)


 日和山展望台での運用を終えて、島内を散策してみました。やはり日和山以上の好ロケ地はないようです。石巻の田代島などと違って観光客はほとんどなく、遊歩道もさほど整備されておらず、よく言えば自然のまま、荒れた感じは否めません。でも外海に面しているだけあって、海の透明感には身も心も洗われますね。途中、砲台跡からは前浜の静かな海が一望でした。

 本日も交信いただきました各局さま、ありがとうございました。DCRのみログ掲載しておきます。

<DCR>当局装備 DPR6+ラディックス3エレ八木(三脚設置)
ミヤギNE410局 多賀城市 船上および日和山展望台 M5
ミヤギCW50局 仙台市若林区 M5 (特小不可)
フクシマJM700局 運用地不明 M5
ヤマガタTA960局 山形県寒河江市チェリーパーク M5
ミヤギOS147局 大崎市 M5
ヤマガタSA88局 山形県寒河江市固定 M5
センダイK932局 仙台市青葉区芋沢 M5




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村上~米沢 移動運用

2015年05月06日 | 特小・DCR運用


 4日から6日と連休を利用して新潟県の村上市と米沢の里山を散策してきました。初日はあいにくの天候となったものの、それ以外は好天に恵まれ、短時間の運用にも関わらずDCRや佐渡島特小レピーター経由のQSOを楽しむことができました。

 初日、村上市の虚空蔵山をめざしました。市街地の北に位置し、標高466m。30分程度で登れるということで、遅めに仙台を出たのが災いし、ちょうど新潟県に入ったころから、どんよりとした天気にかわり、そのうちポツリポツリと。雨の中登っても楽しくないので、登山口だけ確認して、この日は瀬波温泉の宿へ。雨はだんだん本降りとなってきましたが、夕食までの短時間、部屋の中からDCRでCQを出してみました。装備はDPR6+350DHクリップベース。何度目かのCQで、ニイガタMS763局より応答あり。佐渡島モービル半固定。M5。まったく知らなかったのですが、佐渡島特小レピーターの存在とアクセスチャンネルを教えていただきました。交信終了後、さっそくアクセスしたところ、リンク音を確認。瀬波温泉から佐渡島まで約95km。見通しのようです。ダメ元でCQを出してみたところ、スギナミAA530/0局より応答あり。両津港から新潟港に向かうフェリーから応答いただきました。M5。さらにトウキョウAB505/0局からも同じくフェリーよりM5。両局とも一斉オンエアデーの帰りとのこと。瀬波温泉の旅館室内からこんな楽しみ方ができるとは思ってもみませんでした。各局に感謝。


瀬波温泉 室内より

佐渡島特小レピーターアクセス可


 翌5日は昨夜の雨が嘘のように上がり晴天に。虚空蔵山だけでは面白くないので、村上周辺の高台を巡ってみました。まずは温泉から車で10分ほどの諸上寺山展望台。目の前に日本海の大海原、どこまでも伸びる海岸線、そして意外に近くに見える粟島。なかなかの眺望です。DCRにて何度かCQを出したところ、ニイガタJH94局より応答あり。新潟西蒲原の弥彦山。M5。昨年、吾妻小富士移動の際におつなぎいただいて以来、2度目のQSO。


臥牛山より

DPR6+350DH

 次に向かったのが村上城跡(臥牛山)。標高135m。ここも眺望抜群です。子どもの日で賑わっていたので、山頂下からDCRにてCQを出してみました。グンマXT59/9局より応答あり。なんと石川県氷見市。やはり一斉オンエアデーの移動先からの帰りとのこと。海抜2mあるかないかの所からモービルホイップ運用とのことでした。M5。距離約268km。そして本命の虚空蔵山。旧朝日村にある虚空蔵尊神社から細い車道(林道)を登りつめたところが登山口となります。30分弱の登山で、山頂。東に朝日連峰、南に飯豊連峰の白い峰々が圧巻です。山頂からDCRでCQを出したところ、トヤマIZ300局より応答いただきました。M4~5。富山県射水市。モービル半固定。距離約270km。コールサイン、移動地やレポートを確認したところまでは良かったのですが、入感ポイントがシビアかつ一定せず、微妙にポイントを探りながらの交信で、ファイナル確認できないまま、終了となりました。氷見市にしても射水市にしても、そのほとんどは海上伝搬と思われますが、日本海側の飛びの違いを垣間見たような気がしました。


虚空蔵山ー射水市 約270km


 下山後、米沢の小野川温泉へ。鬼面川沿いに十数軒の宿が建ち並ぶ小さな温泉地です。肘折温泉をさらに小規模にしたような感じ。ちょっとした賑わいと温泉街らしい風情があって気に入りました。


小野川温泉 鬼面川(上) 共同浴場付近(下)



 この小野川温泉の東に位置する標高500~600mの長尾根の最高地点が笹野山です。翌6日、愛宕山の下の駐車場に車を置き、笹野山までピストンしてみました。片道約40分。全体に単調な道ですが、所々眺望はあります。尾根途中の「斜平スカイツリー」地点からは、飯豊連峰が圧巻でした。笹野山山頂からDCRで何度かCQを出すと、ミヤギOS147局より応答あり。宮城県大崎市三本木。5エレを向けていただいて、M5。モービルホイップでは入感せず、とのこと。山形局に応答いただけるかな?と予想していたのですが、奥羽山脈を越えて応答があり、うれしい誤算でした。145と430DVも試したところ、145不可、430はこちらでは復調、OS147局側は復調せず、という結果でした。アンテナにもよると思いますが、DVモードはまだまだ実験の余地あり、といったところです。終了後、ヤマガタTA960局のCQが入感。高畠町モービル。M5で交信。当局のDPR6、その直後にバッテリー切れ。3日間よく持ちこたえてくれました。


笹野山への尾根展望地(上) ここからの飯豊連峰(下)



 ということで、高い所に登っては1局と交信、という感じになりましが、運よくどこもボーズにならずに済みました。そして思わぬ伝搬も体験することができました。

 今回も交信いただきました各局様、ありがとうございました。



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宮戸島 稲ヶ崎

2015年05月03日 | 特小・DCR運用


 十数年前に一度ハイキングで訪れて、いつか無線運用してみたいと思いつつ、なかなか実現できなかった宮戸島の稲ヶ崎。昨年、石巻の田代島に続き、沿岸部から2度目の運用。宮戸島といっても短い橋を渡るだけなので、陸続きです。QTHは東松島市。

 ここにはかつて室浜、大浜、月浜と3つの集落がありましたが、4年前の津波で壊滅しました。月浜集落も海苔加工場や民宿が所狭しとひしめいていましたが、今はわずかに残った民宿2~3軒あるのみとなりました。そんな月浜を見下ろすように海に突き出ている断崖の岬が稲ヶ崎です。標高はわずか30~40mといったところでしょうか。無線運用的には決して良いロケとはいえないかもしれませんが、果たしていかに。


遊歩道入口

気持ちの良い歩道

稲ヶ崎

南側の小島

月浜方向


 遊歩道入口から歩いて15分ほどなので、少し荷物になっても気分は楽々です。DCR8エレ八木を使ってみることにしました。

 <本日の装備>
 DPR6+ラディックス8エレ 三脚設置
 DPR3+AZ350R直付け
 特小DJ-P24L
 ID51+RH770

 岬に着いて、はじめにDPR3(1W)で自宅待機のXを呼んでみると、一発で応答あり。M5で交信成立。仙台方面は悪くないようです。続いて特小をワッチすると、オカザキKG295局とフクシマFC349局の交信が聞こえてきました。KG295局の変調はほとんど聞き取れません。交信終了を見計らってFC349局をお呼びしてみました。M5-5。福島県国見町の万歳楽山とのこと。さらに特小で、ミヤギIT03局(石巻市上品山)、ミヤギX05局(名取市那智ヶ丘)、ミヤギHO40局(石巻市トヤケ森)各局と交信。





 ひと段落ついたところで、オカザキKG295局との交信実験。本日の移動地は福島県二本松市の麓山。距離約96.5km。見通し外。DCR(1W)M5、430DV(2.5W)で54-55(それ以下のパワーでは交信不可)、145DV(0.1W)で58-55という結果となりました。DVモードに関しては、145が圧勝。アンテナは双方RH770ですが、たった0.1WでここまでSが振ってくると思いませんでした。DVモードは奇数の周波数を使えば、混信も抑圧も妨害もなく実に快適。今後、山岳移動では145DVを中心に運用したいと思います。気を良くして特小も試してみたところ、M5-3でかろうじて交信成立。KG295局からのレポートによると、R100DではM5、P24Lではノイズ混じりで厳しかったとのこと。こちらはP24Lのみだったため、「メリットファイブ」を確認するのがやっとでした。96kmオーバーの見通し外、10mWを考えると、交信できただけでもラッキーでした。




稲ヶ崎ー麓山 

 続いてミヤギCW50局(仙台市若林区)よりお呼び出しいただき、特小実験。昨日P24Lを購入したばかりとのこと。P24L、P221L、4300Lの3台にて順次送信いただき、聞き比べてみました。いづれもM5で交信成立。あくまで主観ですが、聞きやすいのはP24L→4300L→P221Lの順でした。Sは変わらず。

 終了後、特小にてミヤギAZ17局のCQが聞こえてきました。大崎市加護坊山。Sメーター1本、M5。加護坊山とはかなり相性良いようです。たぶん見通し。さらにミヤギKM06局、同じく加護坊山。M5。


ラディックス8エレ
 


ブームはクリップワンタッチ固定式


 ここまでの交信の合間にも、DCRの8エレ八木とAZ350Rを聞き比べていたのですが、なぜかAZ350Rでバー1本立つ信号が、8エレで方角を合わせてもバー立たず、なのです。ミヤギCW50局との交信中、そのことがはっきりして、いくらAZ350Rが良くできたアンテナといってもそれはないでしょう?ということで、点検してみたところ、SMAコネクタに接続している同軸がどうも浮いていたようです。手で強く抑えるとバー2~3本に。秋葉原のショップで購入した同軸ですが、過信はいけませんね。一時は八木を撤収してしまおうかと思いましたが、原因がわかって、逆に八木の効果も明らかになりました。AZ350Rと比べバー1~2本の違いがあります。カタログ利得だけのことはありますね。

 その後、八木を中心に運用し、ヤマガタSA88局(寒河江市、葉山中腹)、ヤマガタTA960局(村山市 山形空港駐車場)と交信できました。こんな標高の低いロケでも奥羽山脈越え成功。この際、DPR3+AZ350Rでもワッチしてみましたが、まったく復調ありませんでした。


稲ヶ崎ー葉山中腹 約81km


 さらにミヤギOS147局(大崎市)、イワテDE56局(奥州市音羽山)、フクシマT31局(二本松市麓山)、ミヤギSS500局(登米市蕪栗沼)各局と交信。T31局は3エレお使いことのことで、双方で方角を合わせたところバー2~3本に上がり、八木効果を実感。

 最後に特小レピーターについて。青麻山レピーター、CW50局レピーターともアクセス不可でした。どちらのレピーターからも相手局の変調は聞こえるものの、こちらかのアクセスができなかったようです。それなりの信号強度がないとアクセスを受け付けないということのようです。次回は別の場所から試してみます。

 ということで、想定内もあり、想定外のこともありました。ここ稲ヶ崎、総じて考えていたより電波伝搬は悪くない印象でした。風光明媚なのにほとんど人もなく、無線運用には穴場かもしれません。常連場所にしたくなりました。


 本日も交信いただきました各局さま、ありがとうございました。







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本日の運用 大年寺山

2015年04月29日 | 特小・DCR運用


 本日も散歩を兼ねて徒歩20分ほどの大年寺山(太白区)からお気軽運用。天気も良く、数時間の運用ができそうなので、いつものDCR、特小、ID51に加えて、しばらくぶりに1200MHzもやりたくなってG7と10エレループ、三脚を持参。散歩にしてはそれなりの重さになってしまいました。

 展望のよい北側公園ベンチに陣取って、気になっていた青麻山特小レピーターにアクセスしてみました。リンク音は返ってくるものの、それが青麻山レピーターなのかどうか判然としません。何度か「ワッチ局いませんか?」と呼びかけてみましたが、応答なし。以前に新幹線からアクセスした時とリンク音も違うような・・・。仙台市内の業務レピーターかもしれません。









 続いて1200MHz。アンテナを北に向けCQを出してみると、タイミングよく七ヶ浜のOM局に拾っていただきました。でも後が続かず、1局のみ。まあ1200MHzはそんなものです。


 DCRではミヤギOS147局よりQSPいただき、ヤマガタSA88局(寒河江市固定)が最近上げたばかりの12エレを宮城方向に向けていただけるとのと。しばらくメイン待機していると、ヤマガタTA960局のCQが何度か聞こえてきました。こちらが2mで交信中だったため、すぐに応答できず、間をおいてお呼びしたところ、応答なし。チャンネルを回すとミヤギAZ17局と交信中でした。終了を待ってお呼びし、メリット5で交信成立。天童市の農道から運用とのこと。双方5W、アンテナも同じAZ350Rでした。復調ポイントはかなりシビアではありましたが、大年寺山から天童市とは初QSOとなりました。



 さらにチャンネルを回すと、ヤマガタSA88局と交信しているらしいミヤギOS147局の変調が聞こえてきました。ヤマガタSA88局の信号はまったく復調しません。あちこち動き回って、一瞬ケロケロで復調するポイントがありました。さらに探したところ、かろうじて完全復調。OS147局との交信終了を待ってお呼びすると、M5で交信成立。12エレを回していただいたところ、アンテナマーク1本点滅。蔵王反射のようです。SA88局とはこの場所で何度かつながっておりますが、これまでのGPと違い、フワフワ感のない、安定交信となりました。


大年寺山ー寒河江市付近


 寒河江市にしても天童市にしても距離は50数kmですが、標高千数百mの奥羽山脈をはさんでいるため、直接波で交信できるようなロケではありません。カシミールでは、面白山と大東岳の間、ちょうど関山トンネルの上あたりを抜けて届くように見えます。実際は、いくつものピークを縫い、斜面を反射しつつ、かろうじて復調してくれるだけの電磁波エネルギーが双方に届いているということでしょう。自分的には5Wというのは十分高出力で、QRPでもなんでもありませんが、こうやって山越えした信号を聞いていると、いつものことながら、電波伝搬というのはつくづく不思議だな、と思ってしまいます。

 本日も交信いただきました各局様、ありがとうございました。DCRのみログ載せておきます。

DCR<当局リグDPR6+アンテナAZ350R直付け>
ミヤギNE410局 多賀城市 M 5-5
ミヤギOS147局 大衡村 大衡城跡 M 5-5
ミヤギAZ17局  大崎市 蕪栗沼 M 5-5
ヤマガタTA960局 天童市農道 M 5-5
ヤマガタSA88局 寒河江市固定 M 5-5
ミヤギBK30局(DCRワッチのみ 泉ヶ岳 M5)
フクシマJM700局(DCRワッチのみ 泉区 M5)430DVで交信5-5



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春の地蔵山

2015年04月12日 | 特小・DCR運用



 宮城県、山形県ともめったにない好天とあって、今シーズン初めての蔵王運用となりました。蔵王地蔵山、標高1736m。ゴンドラで一気に1660m付近へ。大雪原を20分ほど登ってあっけなく山頂。風もなく、こんな好天に恵まれるのは年に数回あるかどうかです。


ゴンドラ終点付近

お地蔵さまもこんな感じ

地蔵山

瀧山(手前)と月山

山頂


 フリーライセンス各局とも移動されていたようで、3時間ほど山頂に留まり、多くの局と交信させていただきました。北は奥州市音羽山、南は筑波山(DCR)。この山頂から筑波山は初めてで、意外にも良好な伝搬でした。帰宅後、カシミールで確認してみると、熊野岳の壁をすり抜け、さらには八溝山の西をかすめて、絶妙な位置関係にあるようです。次に登るときは、8エレでも持って1エリアに向けてみようかと思います。


地蔵山ー筑波山 215.7km


 本日、交信いただきました各局さま、ありがとうございました。DCR、特小ログ掲載しておきます。

DCRリグ DPR6
アンテナ AZ350R リグ直付け
特小リグ DJ-P24L



<DCR>
ミヤギIT03局 石巻市 上品山 5-5
フクシマZR750局 二本松市 麓山 5-5
イワテDE56局 奥州市 音羽山 5-5
ヤマガタTA960局 天童市  5-5  
ヤマガタSA88局 仙台市宮城野区 5-5
フクシマDM33局 本宮市 高松山 5-5
ミヤギCW50局 仙台市若林区 5-5
フクシマTS316局 福島市固定 5-5
フクシマT31局 福島市 笹森山 5-5
トウキョウMX16局 つくば市 筑波山つつじヶ丘駐車場 5-5
ミヤギOS147局 大崎市三本木 新世紀公園 5-5
ミヤギSS29局 登米市 5-5
おかざきKG295局 女川町 大六天山 5-5
フクシマAB34局 岩瀬郡鏡石町 5-5
ヤマガタ0069局 村山市 5-5

<特小>
イワテDE56局 奥州市 音羽山 4-4
ミヤギNE410局 仙台市宮城野区岩切 高森山 5-5
ミヤギho40局 石巻市 牧山 5-5
ヤマガタTA960局 天童市  5-5
ミヤギCW50局 仙台市若林区 特小交信ならず
ヤマガタRL045局 西川町 月山 5-5
おかざきKG295局 女川町 大六天山 5-5
ミヤギTM109局 仙台市宮城野区 5-5
ミヤギFT161局 登米市 楠田山 5-5
ミヤギRK128局 登米市 楠田山 5-5
ミヤギSS29局 登米市 楠田山 5-5
ヨコテFY324局 村田町菅生 5-5



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大年寺山 散歩運用

2015年03月22日 | 特小・DCR運用


 散歩がてら、久しぶりに移動運用してみました。いつもの大年寺山(太白区)。当地もすっかり春らしくなってきました。梅が五分咲き、今シーズン初めて鶯のさえずりも聞こえてきました。昨日、春のオンエアデーでにぎわったとみえて、移動局は少な目でしたが、1stQSOもあって、半日楽しめました。お相手いただきした各局様、ありがとうございました。DCRログと写真のみアップしておきます。

 <DCR>
ミヤギOS147局 大崎市古川 5-5  
おかざきKG295局 福島県川俣町 女神山 5-5
みやぎAC551局 大郷町モービル 5-5
フクシマZR750局 福島県伊達市 霊山東物見岩 5-5  1stQSO
イワテDE56局  岩手県奥州市 音羽山 5-5 1stQSO
            (青葉区ホームからも5-5)
   
リグDPR6+アンテナAZ350R直付け 5W
















<430DVモード>
 ミヤギOS147局さんとGPS送信等の実験にお付き合いいただきました。PTTを押してGPS情報を送信するも不安定な表示とのこと、変調を一緒に送ると安定して表示されるということでした。google地図上にもプロットされたようです。OS147局さんの信号はS1程度で、こちらには何も表示されず、今回も一方通行となってしまいました。双方メリット5で復調する程度の信号でないと、文字情報やGPS情報の交換は厳しいという結果でした。これらはDCRで連絡取り合いながらの実験でした。DCRなら余裕で交信できるのに、430DVでは八木を向けていただいたのにこの状態。430MHzと351MHzの伝搬の違いなのか、シングルバンドであるDCR機の送受信性能が良いのか、今回もDCRの交信能力の高さが実感されました。








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大年寺山から奥羽山脈越え

2015年01月11日 | 特小・DCR運用


 今日は快晴なるも最高気温6度とか。寒風が身に染みます。今年初めての移動運用、この寒さで里山にすら足が向かず、近所の大年寺山へ。今回は、いつもの東屋ではなく、西に200mほどのところにある公園(名称不明)から運用してみることにしました。ここは仙台市中心部から東側にかけてのビル群が良く見えます。大年寺山では数少ない展望地。




本日の運用場所(上) 北方向の眺望(下)



 強風のため、三脚にモービルホイップのいつものスタイルは取れないと判断し、DPR6にAZ350Rを直付けすることにしました。電源を入れ、なにげにバンド内ワッチすると、聞き覚えのある変調が・・・。なんとヤマガタSA88局。山形県寒河江市ホーム固定。いつもの運用地である東屋付近や愛宕神社では入感したことはなく、県北の各局が交信されているのを聞いて残念な思いをしていたのですが、ここで入感とは・・・。動き回ったところ、さほどポイントがシビアという程でもありません。この機会なので、AZ350DHに差し替え受信比較をしたところ、350DHではポイント自体がシビアで、慎重に位置決めしてもケロりぎみ。350Rの優位は明らかでした。



 タイミングを見計らってメインでお呼びしてみると・・・応答なし。再度・・・応答なし???。 三たび・・・やっと応答ありました。メインで業務局がかぶって聞き取れなかったとのこと。サブに移り、双方メリット5でレポート交換後、終始安定して交信となりました。大年寺山から奥羽山脈越えは絶望的と諦めていましたが、思わぬ収穫でした。同じ山でも場所を変えて運用してみるのも一考の余地あり、ですね。350Rの直付けも良かったかもしれません。風の強い日は、これもありかな、と思います。


 今日は、ミヤギOS147局およびおかざきKG295局にお付き合いいただき、DCRとアマチュアDVモード(430、145)の比較もすることができました。DCRで良好に交信後、DVモードへ。ミヤギOS147局(大崎市固定)との実験では、430では当局の信号は部分的に復調されたそうですが、こちらにはまったく入感ならず。145ではM4-5で復調され交信成立。OS147局側には少しケロリがあったようです。おかざきKG295局(日山山頂移動・二本松市)との430DVでの実験。楽勝かと思いきや、意外にもまったく復調ならず、交信不成立。DCRでは難なく交信できるのに・・・という結果でした。バンドの違いもさることながら、リグもアンテナも351MHzに特化しているDCRの強みかな、との感触でした。


ID51+RH770



 本日も交信いただきました各局さま、ありがとうございました。またの交信、お付き合いのほど、よろしくお願いします。

<DCR、特小>
ミヤギIT03局 石巻市牧山移動 DCR5/5 特小5/5
ヤマガタSA88局 山形県寒河江市固定 DCR5/5
ミヤギOS147局 大崎市古川固定 DCR5/5
ミヤギHO40局 東松島市大高森移動 特小4/5
おかざきKG295局 福島県二本松市 日山移動 DCR5/5
ミヤギSS500局 登米市南方町移動 DCR5/5
イワテDE56局 岩手県奥州市 音羽山移動 DCR5/5



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