山岳移動の際、アンテナ設営に三脚を使うことは以前に書いた通りで、若干の斜面でも設置できるのが利点です。欠点は重量の問題以外にも、重しとなる石が見当たらない場合、風で倒れやすいこと。もっと軽く、倒れず、設置も楽な方法はないかということで、簡易的な踏み立て基台を作ってみました。
タイヤベースの「ふみたてくん」のいわば山岳版。いつもパイプ椅子に座って運用しているので、その下に敷き、自分の体重で踏み立てます。山頂によっては石で固定させることも可能では?
<材料>
・アルミ板 厚さ2.0mm×幅10cm×長さ30cm
・三脚用カメラ雲台
・自撮り棒(ポール) 最長2.7m(収納時55cm)W1/4ネジ穴付き
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製作といってもアルミ板にカメラ雲台をねじ止めしただけです。当初、W1/4ボルトを使い、直接自撮り棒をねじ込む方式を考えたものの、地面の形状が平坦とは限らず、そのため、ポールが斜めになってしまう。まっすぐに立てるための調整機構として雲台を使うことにしました。しっかり締めて固定する必要があるのと、重いアンテナは付けられません。RH770や山岳用GP、J型アンテナなどホイップ系のみ。見るからに貧弱な作りではありますが、手元で短時間の運用なので良しとします。基台の重さ250g。自撮り棒200g。これで2.7mまで給電部を上げられれば御の字かと。とりあえず試作してみた、という段階。椅子から立ち上がったら倒れてしまうのでは?とか、耐久性や耐風性、そもそも使い物になるのか? などなど実践投入はこれからです。
<追記>
大年寺山にて使ってみました。重しはFT817。約200gの3/4λホイップ(山岳GP)を乗せ、ポールの長さ2mほど。無風だったため、倒れることなく運用できました。重しが軽いので、これ以上ポールを伸ばしたり、風が少しでもあると危ういかな、といったところです。重し次第。使えるシチュエーションは限られますが、手軽に使えること、設置面積をとらず、三脚ほど大げさにならないところが利点といえます。
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