本日、絶好の登山日和というのに一日中CM。仕事の合間、職場から自宅の特小マイレピーターに懲りもせずアクセス実験してみました。レピーターは自宅の北側窓に置いてあるだけです。距離約2km。職場の窓の一か所から、本当に限界すれすれでアクセスできます。自宅と職場の間はビルが密集し、まったくの見通し外。昔は杜の都などと言われた仙台ですが、今ではビルの都です。そんなビルの間をどういう経路ですり抜けてくるのか、息も絶え絶えの信号が届いてくれます。限界すれすれでアクセスでき、しかも人の目を気にすることなく安定した状態で実験できる、というのがミソ。
実際、この場所で、アクセスしてみると、コンディションの良い場合は、それなりにダウンリンクが確認できるのですが、天候などでコンディションが下がるとノイズに埋もれてわからなくなることがあります。まさに微弱信号。
本日のアクセス実験の結果は
DJ-R20D>DJ-P24L>DJ-CH27 となりました。
今日はDJ-P24Lの方がDJ-CH27よりも信号のピークが明瞭な印象を受けました。DJ-R20Dはやはり頭一つ上ですね。ピピッ音がノイズに埋もれることなく、浮き上がってきます。他の2機種はわずかに埋もれがちでした。
7年前に2台購入したDJ-R20D、ずっと現役です。でも、防水でもないし、7年も経てばいつ壊れてもおかしくないだろうと。しかも製造はすでに終了して新品は買えない。であれば動作が完全なうちにいろんな機種と比較してみたい、というのも今回新機種を購入した動機です。これまでのところ、DJ-CH27とDJ-P24L、どちらもほぼ同等の性能ではありますが、DJ-R20Dを超えるまではいかないようです。
使い勝手や機能面などでは良い所もあります。良い点、良くないと思った点を以下まとめておきます。
<DJ-CH27>
良い点
・薄くて軽量。110g。
・リチウム電池付属で充電式
・Sメーター(4レベル)、送受信ランプ、電池残量表示がある
見やすいSメーター類
良くない点
・本体が薄い分、音に深みがない。乾いた音。
・スケルチ開放が上下ボタン2個を同時に押す必要があり使いにくい
・機能設定も2個のボタン同時押しの必要があり使いにくい
・10mWのみで、1mW送信はできない
<DJ-P24L>
良い点
・防水で作りがしっかりしている
・聞きやすい音質
・スケルチ開放は1ボタンで可
・レピーター設定などをメモリーでき、すぐ呼び出せる
・エネループでも動作可
・1mW設定あり。単信でも可(ただし連続送信不可)。
良くない点
・Sメーター(5レベル)を表示できるが簡易的で確認しにくい
・バッテリー表示がなくなる寸前にしか表示されない
・DJ-R20Dよりは軽いが、電池2本で少し重い。172g。
細い線状の簡易Sメーター
機能面でもっとも重視するのは、スケルチ開放ボタンがあるかどうかです。ボタンを押せば開放、もう一度押せば閉じるタイプ。スケルチオン状態では不可能だった交信がこれまで幾度もありました。というより、数十kmを超えるような交信は、すべて不可能だったかもしれません。2機種ともこの点は備えていますが、使い勝手では1ボタンのDJ-P24Lですね。山頂で手袋をはめ、冬場、凍える手で2ボタン押し、この選択はありえませんね。