ラジオ爺の道楽三昧

原発放射能汚染により素人百姓・孫専科を奪われ、病で蕎麦打ちも廃業。最後に残ったアマチュア無線と男の料理の細々生存証明。

今月のBand/Mode New Entity

2016年11月30日 | アマチュア無線
              
今月のBand Newは5H1WW(Tanzania)80mCWただ1局だけだった。
Low Band中心のこの時期は一番取残している80mを中心に運用しているが、NewのEI4KF(Ireland)は何時も常時S=4~6あるノイズに埋もれて、またJY9FC(Jordan)はJA'sに振向いてくれた時には馬力不足でこの2局は何時Get出来るのか、何れにしても最大の敵はローカルノイズだ。
今回ARRLから送られて来たCredits Listingと自分の整理簿を照合したところ何とYU(Serbia)の20/15/10mが空白だった。
原因を改めて考えると1991年YU(Yugoslavia)からYU(Serbia),9A(Croatia),E7(Bosnia),Z3(Macedonia)に分割独立して、以前YUはUSSRと共に雑魚中の雑魚、そんな思い込みから当時整理簿を修正しなかった最大のボケだった。
そんな訳でYUの空白をGetする事が近々の課題だが、ここ数年間を振返ってみると80/40mで聴いただけで他のBandでは一切耳にしていない今やYUは自分だけの大珍局となってしまった。
DXCCレースはこんな事もあるから生涯完結する事は無く楽しめるから実に面白い遊びだ。

Arrived QSL

2016年11月28日 | アマチュア無線
              
JARLから分厚い封筒が届き何だろうと思って開封したら11月転送のQSLカードだった。
98枚もあり13枚を除き、2014年ARRL(アメリカアマチュア無線連盟)100周年の記念局がこの1年間の間に各州を1週間ずつ2巡回移動運用したもので、確か全州とQSOすればアワードがもらえると思ったが、アワードに興味は無く聴こえて来れば何となく惰性でQSOしていたものだ。
閑にまかせて何州とQSOしていたか確認してみるとW0-ミネソタ、ネブラスカ、W2-ニューヨーク、KH2-グアム、KG4-グアンタナモベイーの5州が未交信で全QSO数は288だった。

5H1WW 80m Band New Get

2016年11月23日 | アマチュア無線
              
原発事故後耕作放棄地のいたる所には大小のソーラー発電、北北東5Kmと南南西9km先には大企業のメガソーラーの運用も開始されて、関連性は定かで無いが年々増加するノイズは今や平均S=4~6もありLow Band DX QSOは困難になってしまった。
こんな状況でも先日来80m Band NewのJY9FCがノイズから浮出す事も時々あってパイルアップに参加していたが、何時もEuやUSAとの混戦でJAでも弱者の自分にチャンスは無かった。
しかし今朝、5時40分も過ぎた頃3.507KHz UP2前後でパイルアップを見つけ初めはノイズに埋もれて判らなかったが、時間と共に信号もUPして5H1WW(Tanzania)と判った。そして珍局が出て来ると必ずビートをかけて来る常習犯(JY9FCでも散々邪魔されている)も現れてしまった。
そんな中で不完全なQSOで終る局もいたが、ビートの切れ目からは時間と共に5H1WWの信号は強くなってきたので常習犯との根競べを始めた。かなり長い時間断続のビートを耳していたが、突然消えたので空かさず呼ぶと自分でもアッ!と驚く二回目の6時07分にCall Backがあった。
日の出予報は6時27分。グレーライン最高の伝播にも巡り合せて、しかもほぼ2分後には再びビートがかかって、恐らく常習犯小便タイムの空白での収獲だった。

信夫山の柚子

2016年11月22日 | 原発事故
              
 
福島市の隠れた名産品「信夫山の柚子」は原発事故により現在も放射性セシウム濃度300 Bq/Kg前後あり出荷停止となっているが、主に栽培されている中腹の産地を除けば一般食品の許容値100 Bq/Kg以下まで下がり、販売目的以外問題は無くなったそうだ。そんな柚子を今年もそば打ち仲間のYさんから産地から相当離れた所で栽培された検査済(25 Bq/Kg)証明書付きの物を10個程頂戴した。
身体に何の問題も無かった頃は迷わず茶そばと同類の変りそばの“ゆず切り”を打って楽しんでいたが、今は叶わず朝食のパン用に3時間程かけてマーマレードを作った。
原発事故直前までは信夫山の柚子で市と商工会議所が業者と提携してお菓子や食品類の開発で町お輿を推進して、自分は柚子パウダーではなく信夫山の柚子を使った食味抜群の本物の“ゆず切り”の普及を図り、何時の日か業者間にも広がり福島の名物蕎麦“信夫山のゆず切り”を夢見ていたが、事故により夢で終ってしまった。

Arrived QSL

2016年11月21日 | アマチュア無線
              
9月にQSOしてOQRSで請求していたS01WS(Western Sahara)15mSSBのQSLが届いた。
マネージャーEA2JGの迅速な対応には驚いたが、しかし過去にS01A(1987.10/23)20mSSB,S0RASD(1988.5/27)15mSSBでQSOした未請求分があり、当時確かEA2JGも関わっていたのでQSLの発行が可能か照会状を添えて9月25日Air Mailで送った分の返信は無かった。
今日まで宛先不明等で戻る事もなく途中で自然消滅も考えられず、EA2JGはOQRS以外は一切返信せずグリーンスタンプ(ドル)はネコババなのだろうか。

大玉村のそば屋「花菜」

2016年11月18日 | 手打ち蕎麦打ち
 
先月安達町の無線仲間OLWさん宅の裏山で行われた恒例の芋煮会に初めて参加した大玉村のUBIさんが、確か無線以外の道楽まで話が発展してしまった時だったと思う「家の父も予約制のそば屋をやっている」と話され、以後そば好きのBAYさんも加わりそば談義に発展してしまい、今日BAYさんに案内して頂きUBIさんのお父さんの打ったそばをご馳走になって来た。
安達太良山の麓に近い高台にあり、詳細は“ふくしま気になるお店、生粉打ち蕎麦・家庭料理の花菜”Google検索でも紹介されているが、店舗は納屋を改装したと言う2階建ての2階にあり、年期の入った黒光のする柱を有効に活用した新築と疑うほどのお洒落で趣があり、開放感のある大きな窓からは座っていても高台の2階もあって、安達太良山を背景に広々と見下ろす田園風景はとても爽やかだった。
そばは北海道幌加内産“きたわせ”の金臼挽きの十割との事で、白く透き通ったところに自己流で表現すると星(微粒の甘皮)が浮かぶ光るそば。極細の断面も真四角でしっかりとしたコシがあり、長さも十割では限界を超えている様な実にのど越しの良い、星が無かったら“更科”と表現しても良い見事なそば。
体調から減塩しているので汁は濃い目だったが、出汁は何なのか分からない程の控え目で、そば本来の風味を失わない配慮はそば打ちと共に店主の確かな技だと感服した。
そして薬味には大根の千切り、白と赤の二種類の辛味大根おろしとすり下ろしの本物の生わさび。小鉢の一品には旬に入ったばかりのほうれん草にもってのほか菊を散らしたさり気なく酢をきかしたおひたしは、昔食べたほうれん草本来の味その物で「自家栽培ですか」と訪ねたら大玉村産との事だった。
料理の師匠から「旬の食材で客をもてなすのが調理人の意気込み」と伝授されていたので、厨房は大変広くそれよりはるかに狭いテーブル二卓に八席の予約制のそば屋、そしてお品書きにはそば懐石ではないコース料理とネットの食ログには「店主はイタリアンが得意」と掲載されている事からも、若しかしてそば打ち人は仮の姿?プロの調理人なのかな。
最高のもてなしを受けた実に楽しい一時だった。

そば打ち体験教室

2016年11月17日 | 手打ち蕎麦打ち
              
先週に続き福島市社会福祉協議会主催の二回目のそば打ち体験教室が開催されY,S両先生とK,Y講師と共に5人で受講生10人のお世話をした。
初めは奥様同伴で手の感触だけが頼りの眼の不自由な方で、日常生活の延長とも思える常に奥様との会話を交わしながらの進行だった。
各工程ではより多く説明して、感触で十分確認しながら可能な限り手出しを控えて少しでも多く触れてもらったので、参加した喜びも感じてもらえたかなと思う。
2人目は一見して健常者と変らず今回が三回目との事で、既に予備知識もあり通常のカルチャー教室と同じ方法で進める事が出来た。しかし、一年ものブランクがあるので各工程の半分以上は手出し無しには持ち帰るそばにはならなかったが「去年よりは上手くなったかな」と満足気たった。
館長さんの話では、年間を通して各種講座を開催しているが、半数以上は付き添え者同伴で参加を希望しても同伴者が無くて参加出来ない人が多数存在しているとの事だった。
そんなごく一部の人達だったが、喜んでもらえて自分も楽しかった。

甘酒

2016年11月16日 | 男の料理
 
「お粥が変に甘くて気持ち悪い」と孫達は完全に拒否、娘も「飲まなくてもいいかな」と今や爺婆専用の飲み物になってしまったが、この時期になると郷愁に駆られてつい作ってしまう。
お袋は薪釜で作って厚い布で何重にも包みコタツの隅に入れていたが、今は電気釜で簡単に作れるようになった。
「甘酒は麹菌の醗酵ではなく、麹菌が作り出した酵素によって米の澱粉が分解されて糖分になることで作られ、甘酒作りに必要な温度は酵素の良く働く5~60度で70度を越えると酵素が壊れ、電気釜を保温モードにして蓋を開けたまま布巾をかけて60℃に保ち8~9時間で出来上がる」とネットのレシピには記載されて、毎回5合炊き釜に麹500gともち米1合のお粥を混ぜ合わせて60℃のお湯をタップリ張って作っている。
蓋を開けたままで保温状態が何度で保たれるのか分からないので、今回も温度計で監視しながら、鍋底と表面では6~7℃も温度差がある事からほぼ1時間毎に混ぜ合わせると同時に“保温”の入り切りを繰り返しながら平均62℃を保ち、朝9時にスタートして寝る前の10時で完成させた。
試飲の結果は一応成功。砂糖にも無い独特の甘さが孫達の口には合わないらしいが、自分には何とも堪らない風味は一週間は存分に楽しめるかな。

DXCC(Digital)

2016年11月11日 | アマチュア無線
              
今回のEndorsementsで初めてRTTYも同時に申請していたが、今日その賞状#4768が届いた。
昔は100Entityを越すと自分の意思に関わらず賞状が自動的に発行されてStandings Ranking入りも済んでいたが、何時の頃から自らの意思で申請しなければRanking入りは出来なくなっていた様だ。
これでRTTYは国内で281番目、県内ではJA7IC,BWT局に次ぐ3番目にランクされたが、この遊びに完結は無く、国の統廃合などにより新たな国(行政圏)が誕生すれば直ちに交信しなければ即降格。これを考えたアメリカアマチュア無線連盟の先人達は実に聡明で、今後どんなに通信技術が発展しても海外通信を楽しむ全世界の仲間を永遠に楽しませてくれるから面白くて止められない。

そば打ち体験教室

2016年11月10日 | 手打ち蕎麦打ち
              
今回で何年目なのか忘れてしまったが、福島市社会福祉協議会主催の手打ちそば体験教室が午後腰浜会館で開催され、青葉手打ちそば教室福島支部S先生K.S.Y講師陣と共にお手伝いした。
来週も別グループで行われるが参加者は10名の4班。中には昨年お世話した人から挨拶されたりして、当人は「今年も貴方の下で」と云う希望もあった様にも伺えたが、お互いにチームワークもあり、話術・技量共に一番劣るので軽度障害者3人のお世話をさせてもらった。
北海道幌加内産の新そば7対つなぎ粉3の“七三”の初心者用のそばを打ち、2人は足だけで何の問題も無く健常者同様に進行出来たが、1人は片手が不自由なので各工程に触れて感触を楽しむ程度で、そばに関わる会話をしながら実技のほぼ80%は自分の手出しになった。
他の2人も半分以上は手出し無しには持ち帰るそばにならないので、それぞれの反応を観察しながら参加感を失わない様に話術で補完、この話術が一番不得意で毎回苦労してしまう。
しかし、人と会う事が少なくなってしまった今、こんな事で多くの人達とも知り合えて自分も楽しく「道楽って本当にいいなー」とつくづく思う。