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テレビ散歩Ⅲ 第1回

2020年07月01日 | ブログ
コロナ禍のテレビ

 いろいろな工夫や試みがされているようだけれど、新作テレビドラマ制作は難しい。NHKの大河ドラマもしばらくお預けとなり、過去の大河の名場面を、登場人物に扮した俳優さんなどに振り返って貰ったりしている。

 昭和30年代に一般家庭に普及し始めたテレビは、「月光仮面」や「ハリマオ」などわれわれ団塊世代にも懐かしいが、そこまで飛ばなくても21世紀に入ってからのドラマでも、素晴らしいものは多い。再放送で十分楽しめないわけではない。 

 通常平日の昼間の時間帯には、「相棒」など定番で、それなりに視聴率が取れるのだろう。しかし、今回のコロナでは、夜のテレビにとってのゴールデンタイムの通常連ドラが放映される時間帯に過去の連ドラが流されていた。

 普通再放送のドラマまでに時間を使いたくないのだけれど、ステイホームの延長で、今回は観た。木村拓哉さんの「BG~身辺警護人~」(テレ朝)と山崎賢人さんの「グッドドクター」(フジ)。いずれも一昨年の作で、まだ十分記憶に新しいものだったが、2度目に観ても感動した。「BG」は6月から新作も登場し、非常に好評を博しているらしい。

 この2つのドラマは、医療現場と要人等の警護の現場と、全く異なるシチュエーションであるが、主題は、医師は病気を治すだけでなく、患者やその家族の心まで癒す存在であり、ボディーカードは、単にクライアントの命を守るだけでなく、クライアントの心にも寄り添うものだという共通のコンセプトが素晴らしい。

 コロナ禍ではワイドショーは何処の局もコロナの話。朝のワイドショーは観ない。昼間のTBSの「ひるおび」、フジの「バイキング」、テレ朝の「ワイドスクランブル」などチャンネル変えながら断続的に観ることが多い。

 一番駄目なのが「ひるおび」。安倍政権から派遣されたとおぼしき、放送内容のお目付け役と見えるおじさんがいつも座っているから、国際弁護士という昔からのコメンテーターも奥歯に物が挟まった物言いに聞こえてしまう。登場する感染症の専門家氏も政権に阿って見えてしまう。明らかなコメンテーター構成の失敗。MCの人格さえ評価を落としかねない。

 その点「バイキング」はMCの気風は好ましく、感染症の専門家氏も歯切れよく信頼感があった。ただ、こちらはコロナの緊急事態宣言が解けると得意の芸能ニュースを前面に出してくる。芸能人が浮気するのはごくごく普通の出来事で、いちいち視聴者に解説する必要などない。「いやいやこの手の話の好きな視聴者が多いのですから」と言えばそれまで。ワイドショーに品格は問えない。

 テレビのワイドショーは北朝鮮の話はよくするけれど、北朝朝鮮にはわが国を侵略する意図も能力もない。もともと超高価なおもちゃであったミサイル迎撃システムにしても、付けるなら中共からのミサイル攻撃からの防衛システムを急ぐべきで、中共の尖閣周辺の暴挙を伝えるワイドショーはない。テレビ局も中共と媚中・親中政権に籠絡されているらしい。この国にジャーナリストは死滅したのであろう。



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