中小企業診断士 泉台経営コンサルタント事務所 ブログ

経営のこと、政治のこと、社会のこと、趣味のこと、人生のこと

時事散歩Ⅸ 第5回

2021年05月13日 | ブログ
テレビの連ドラ評

 4月から始まった連ドラも中盤であるが、「イチケイのカラス」、「コントがはじまる」、「珈琲いかがでしょう」、「特捜9」、「ドラゴン桜」くらいを毎回楽しみに見ている。コロナ禍、撮影も大変と思うが、これまでと変わらぬ出演者、スタッフの作品づくりには頭が下がる。

 お陰で、どこへも出掛けられず、子供たちとさえ会えないコロナ禍でも元気に生きて行ける。

 連ドラ以外では、「ブラタモリ」、「青天を衝け」、「カンブリア宮殿」、「ガイアの夜明け」、「世界ふしぎ発見」などもよく見る。大抵は録画しておいて見る。特に民放番組では視聴時間の節約になる。時代に乗り遅れると困るので、コマーシャルも少しは見ている。

 ドラマは、1に脚本、2に演者で、どんなに売れっ子の女優や若手人気俳優を起用したドラマも筋書きがしっかりしていないと駄目で、視聴率が取れない女優と言われたりする。役者さんの持ち味をしっかり把握した企画でないと空回りする。テレビドラマの場合、映画と違い演出というか監督がどなたかというのはあまり問題にされないようだ。

 映画監督の小津安二郎さんが残した言葉に、「映画というのは、実は力のある脇役が主役なんだ」というのがある。亡くなった「北の国からの」田中邦衛さんは、加山雄三さんの相手役として若大将シリーズで青大将を演じたが、その加山雄三さんが最近「彼がいたからあの映画は成り立っていた」と言われていたのを聞いたが、まさに素晴らしい脇役は、映画であろうが、テレビドラマでも最重要であろう。

 現在、NHK大河で渋沢栄一が描かれているが、一橋家の慶喜の側近を演じる堤真一さんなどその最たるもので、彼が画面に登場するだけで、物語まで面白く展開する。

 「イチケイのカラス」は、竹野内豊さんと黒木華さん、両者が主役なのかどうか、どちらが主役、脇かは兎も角、二人の掛け合いと、ヒューマンタッチの物語展開がうまくマッチして素晴らしい。黒木華さんの演技力は昔から定評がある。

 見るまではそれほど期待していたわけではないが、回を追うごとに面白くなってきたのが、「コントが始まる」。菅田将暉さんの不思議な存在感には驚かされる。仲野太賀さんや古川琴音さんは「この恋あたためますか」で初めて知った。このドラマではなつかしく拝見している。神木隆之介さんの演技力も評価が高い。第4話で母親役の西田尚美さんとの掛け合いの末、母親役の西田さんの病院で死の床に駆け付けた神木さんのシーン。見ていた私は、本当は母親は死なないように思って、息子を試したという落ちになると推測し、笑いながら見ていた。失礼しました。

 「珈琲いかがでしょう」は過激な暴力シーンがあるので、深夜枠となったのだろうが、本当に珈琲がおいしそうで、疲れた人々の心を癒すことが良くわかる。

 「特捜9」は以前より、物語が相当レベルアップしたように感じる。気のせいか。「ドラゴン桜」は阿部寛さんの独壇場。すごい人だ。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする