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町内の外国人と交流 ごみ拾いやウポポイ見学 白老文化観光推進実行委

2024-05-28 | アイヌ民族関連

2024.05.27苫小牧民報

白老文化観光推進実行委員会(熊谷威二会長)は26日、町内在住の外国人を対象とした国際交流イベント「五感ふるわす体験わーく」を町社台の海岸や社台生活館で開いた。ベトナムやインドネシアなどアジア圏を中心に6カ国の約40人が参加。白老東高校や北海道栄高校の生徒や教員、北洋大学の奥村訓代学長を含む留学生らも加わり、海岸でのごみ拾いの後、白老牛を使った昼食や民族共生象徴空間(ウポポイ)の見学などを楽しんだ。

社台生活館前でごみの分別を行う参加者

 文化庁から採択された「『ルーツ&アーツしらおい』の磨き上げによる地域資源活用と滞在満足度向上事業」の一環。町内在住の外国人に、白老の魅力をそれぞれの国や地域に住む友人や親族らに発信してもらうおうと開いた。併せて、ごみ拾いや分別を体験することで、白老で暮らす上での基本的な決まりを知ってもらうのが狙い。

 参加者は、民族共生象徴空間のほか社台海岸付近に展示される屋外写真の見学も行った。町内の福祉施設で介護職員として働くインドネシア出身のドイ・ヌルヒダヤットさん(29)は「いろんな国の人たちと一緒にごみ拾いして楽しかった。ルールも学べてありがたい。白老牛のお弁当もおいしかった」と笑顔を見せた。

 白老東高1年の本間優奈さん(16)は「ベトナム出身の友達もでき、国際交流という目的が果たせてうれしい。これからも続けたい」と語った。

 案内役を務めた社台の田村直美さん(53)は「積極的に交流している様子も見られ、笑顔が広がって良かった。白老で暮らせて良かったと思ってもらえるように、国際交流の機会をもっと増やしていきたい」と話していた。

https://hokkaido-nl.jp/article/34088


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春編(5)/平取町二風谷でアイヌ文化に触れる

2024-05-28 | アイヌ民族関連

読売新聞2024/05/28 05:00

アイヌ文化伝承の森づくりに取り組む木村さん(中央)、ガイドの山田さん(左)とオヒョウなどの植樹地を訪ねる(10日、平取町で)=大石健登撮影

「アイヌの里」として知られる平取町 二風谷にぶたに 地区で、アイヌにルーツを持たない女性が体験ツアーを提供している。民間会社「NEPKI」(ネプ※キ)の代表であり、自らガイドを務める山田桜子さん(30)。「アイヌの人たちや文化と触れ合い、春の息吹も感じたい」と依頼し、5月10日に案内してもらった。

 スタート地点は国道237号沿いの広場「二風谷コタン」。復元されたアイヌの伝統家屋「チセ」が並び、集落の様子が分かる。

 コタンの中にある町立二風谷アイヌ文化博物館を訪ね、道具や着物の展示を見学した。身近な木や生き物を取り入れていることや、 刺繍ししゅう など手仕事の一つ一つに先人の知恵や思いが込められていることを学んだ。二風谷について、山田さんは「人口の過半数がアイヌの方々で、自分たちの文化を守り伝えている特別な地域。若い世代も戻ってきて、活気づいている」と説明した。

 その若いアイヌたちの「仕事」が次のメニューだ。衣装を着た木村美咲さん(32)と一緒に、車で20分ほど山奥に入った国有林へ。エゾシカの食害を防ぐ柵の内側に、数種類の木の苗が植えられている。いずれもアイヌにとって有用な植物で、オヒョウの皮は着物の「アットゥシ※」(樹皮衣)、カツラの木は「チプ※」(丸木舟)や工芸品の「イタ」(盆)の材料として使われてきた。周りには、「プクサキナ」(ニリンソウ)など春の山菜も豊富にあった。

 木村さんたちは5年ほど前、平取町アイヌ文化振興公社の仕事として森づくりを始めた。川に魚道を設けるなど、猟場の意味を持つ「イオル」の再生に取り組む。木村さんは「文化を伝承していくためにイオルを再生することが、若い世代の 生業なりわい につながっている」と話してくれた。

 コタンに戻って、チセの中で昼食を取る。山で採れたキトビロ(ギョウジャニンニク)を入れた、サケがベースの汁物「チェプ※オハウ」など、春ならではのアイヌ料理をいただいた。

 山田さんは大阪生まれの東京育ちで、後に夫となる二風谷出身の哲雄さん(39)と出会い、アイヌ文化に興味を持った。2020年に移住し、アイヌ語で「仕事」という意味のネプキを設立。英語に堪能で海外客も多く案内している。「北海道各地のアイヌ文化とその伝承者を、訪れた人たちとつなぐ。うれしくて、やりがいがある仕事」と話す。

 ツアーの最後に、アイヌ工芸家の関根真紀さん(56)を訪ねた。関根さんは映画「ゴールデンカムイ」の制作に協力し、アイヌの少女・アシリパがまとった衣装に刺繍を施したことで知られる。

 コタンの向かいに4月、工房「katak×bee」(カタク※・ビー)をオープン。創作の様子を見せ、家族や若手作家の作品も展示している。

 「カタク※」はアイヌ語で「糸玉」のこと。関根さんは「二風谷では昔から、身近な人たちが工芸や文化をつむいできた。みんなの思いをつなぎ、一つの糸玉にする場にしたい」と語った。

 道内で昨年9月に開かれたアドベンチャートラベルの国際サミットでは、アイヌ文化体験が高い関心を集めた。春の二風谷は今回初めてで、次は別の季節に訪れたい。きっと、違う表情を見せてくれるだろう。(おわり。高橋敦人が担当しました)

【メモ】 「NEPKI」(ネプ※キ)はアイヌの「文化伝承」「手仕事」などのテーマに焦点を置いたツアーのほか、要望に応じてオーダーメイドのツアーも手がけている。すべてのツアーは英語で案内可能。問い合わせなどは、NEPKIのホームページで。

(文中の「プ※」「シ※」「ク※」は、「プ」「シ」「ク」の小さい字です)

平取町二風谷でアイヌ文化に触れる動画はこちら

https://www.yomiuri.co.jp/local/hokkaido/feature/CO067796/20240527-OYTAT50051/


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[体感 AT](春編) アイヌ文化に触れ合う…北海道平取町

2024-05-28 | アイヌ民族関連

読売新聞2024/05/27

「アイヌの里」として知られる平取町二風谷(にぶたに)地区で、アイヌにルーツを持たない女性が体験ツアーを提供している。民間会社「NEPKI」(ネプキ)の代表であり、自らガイドを務める山田桜子さん。「アイヌの人たちや文化と触れ合い、春の息吹も感じたい」と依頼し、5月中旬に案内してもらった=北海道支社報道課 大石健登撮影 2024年5月27日公開

https://www.yomiuri.co.jp/stream/1/23522/1/


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「イタチを捕るならイタチに、クマを獲るならクマに」……アイヌの狩人たちが教える自然界のおきて

2024-05-28 | アイヌ民族関連

読売新聞 2024/05/27 15:20

『クマにあったらどうするか』姉崎等、片山龍峯著(ちくま文庫) 924円 17刷、6万1700部

 クマに遭ったことがない。動物園ではツキノワグマやマレーグマが見られるが、ヒグマとなると、北海道で民家の近くに出没したニュースくらいでしか接点がない。北海道のクマ(ヒグマ)について知るには、本書が最高の手助けになってくれる。アイヌ民族最後の狩人、姉崎等氏が語り、映像作家の片山龍峯氏が聞き手としてそれをまとめた本書。クマやその他の野生動物に関する知識の丁寧な説明のみならず、二〇世紀の北海道で、和人とアイヌの間に生を受けた姉崎氏の人生、彼の自然観、アイヌの文化、伝承までをも網羅していて、非常に重厚な内容だ。文庫版は二〇一四年刊行だが、相次ぐ獣害やアイヌへの関心の高まりから重版が続いている。

 個人的には、猟犬の逸話が大好きだ。種族を超えて完璧な意思疎通を図る一方、猟師に置いてけぼりにされると、 不ふ貞て腐くさ れて家畜を殺す 悪戯いたずら をするなどの各エピソードが 可愛かわい すぎる。しかし本書の要点は、狩人が獲物であるクマなどの動物を先生とすることで、山の歩き方をはじめとして自然界の 理ことわり を学んだ、という事実だろう。

 上手に狩りをするためには、獲物の心になってみるのだそうだ。〈イタチを捕るときはイタチになりなさいって。(中略)クマを獲るんだったらクマになりなさい。イセポ コイキ(ウサギ猟)のときはイセポ(ウサギ)にならなかったらそんなもの捕れないんだって。〉

 我々の身の回りには、多様な他者がいる。これらの相互関係において、必然的に様々なコンフリクトが発生するわけだが、拒絶だけでは何も解決しない。意識の領域を拡大し、対象の存在を内面化すること、これが肝心なのだと、姉崎氏の言葉から僕は学んだ。(作家 鴻池留衣)

  姉崎等 (あねざき・ひとし) 1923年生まれ。12歳で狩猟を始め、90年の春グマの狩猟禁止後は、ヒグマ調査に協力した。2013年死去。 

  片山龍峯 (かたやま・たつみね) 1942年生まれ。映像作家。アイヌ語に関する著書も多数。2004年死去。

https://www.yomiuri.co.jp/culture/book/columns/20240520-OYT8T50087/


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UAE大統領が、COP28の成功に貢献した世界の要人を表彰

2024-05-28 | 先住民族関連

サンスポ2024/05/27 13:29

アブダビ、アラブ首長国連邦, 2024年5月27日 /PRNewswire/ -- Highness Sheikh Mohamed bin Zayed Al Nahyan大統領殿下は本日、昨年末にUAEが主催した国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28) の成功に貢献した世界的な要人数名にZayed II第一級勲章を授与した。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202405271315-O1-8v6CT6Y7

アブダビで開催された本式典では、殿下がCOP28の成功に貢献し、世界の気候変動対策と持続可能性の重要な枠組みとなる歴史的なUAEコンセンサスをもたらしたすべての受賞者の真摯な努力に感謝の意を表明した。

殿下は、UAE建国の父である故Sheikh Zayed bin Sultan Al Nahyan氏が築いた持続可能性の遺産は持続可能性を後押しし、効果的な気候変動対策を促進し、人類のより良い未来のために公平な経済・社会開発を確保するためのUAEの取り組みの礎であると強調した。

また、殿下は、COP28で世界が示した協調の精神と最も差し迫った地球規模の課題の1つに取り組むための各国の結束を称えた。殿下は、国際協力の強化に対するUAEのコミットメントと、COP28の成果を活用して気候課題の実際的な解決策を見出すための気候変動対策の推進でのUAEの建設的な役割を改めて表明した。

式典には、Sheikh Hamdan bin Mohamed bin Zayed Al Nahyan大統領殿下、Sheikh Mohammed bin Hamad bin Tahnoun Al Nahyan大統領裁判所特別問題顧問、Sultan bin Ahmed Al Jaber産業・先端技術大臣兼COP28議長、Sheikh Abdulla bin Mohammed Al Hamed国家報道局 (NMO) 長官、その他多数の当局者が出席した。

また、COP28議長諮問委員会のメンバーである故Saleemul Huq教授もこのイベントで表彰された。Sheikh Mohamed bin Zayed Al Nahyan殿下は、Huq教授の妻、息子、娘に、同教授の損失損害基金の運営に対する顕著な努力と貢献を称えて賞を授与した。教授

Zayed II第一級勲章の叙勲者は以下の通りである。

•  デンマークのDan Jørgensen開発協力および地球気候政策担当大臣は、Global Stocktake閣僚ペアの一員であり、交渉グループ及び締約国との協議に貢献した。

•  エジプトのYasmine Fouad環境大臣は、UAEとCOP28議長国への支持を協調するとともに、財務大臣ペアの一員として、交渉グループや締約国との協議に貢献した。

•  ヨルダンのMuawieh Radaideh環境大臣は、COP28議長国諮問委員会のメンバーを務め、締約国間でCOP28を提唱した。

•  セネガルのAlioune Ndoye環境および持続可能な開発・生態学移行元大臣で後発開発途上国交渉グループ議長は、UAEコンセンサスの成果について、気候に対して最も脆弱な国家での情報共有と支援の獲得での支持を表明した。

•  Ruslan Edelgerievロシア気候担当大統領特使は、Global Stocktakeおよび交渉成果に関するコンセンサスを推進する上で重要な支援を提供した。

•  Pedro Luis Pedroso Cuesta大使兼G77と中国元議長は、COP28の強力な支持者であり、COP28の交渉成果草案、特にGlobal Stocktakeを巡りG77と中国が団結する上で重要な役割を果たした。

•  Fatumanava-o-Upolu III Dr. Pa'olelei Luteruアンバサダー兼サモア国連常駐代表兼小島嶼国連合議長のPa'olelei Luteru博士は、小島嶼開発途上国のインプットと最終決定、特に緩和と損失と被害に関する情報共有と支援を確保することに貢献した。

•  Mark Carney国連気候行動担当特使は、UAEの支援パートナーであり、特に気候資金とエネルギーに関する大統領行動アジェンダの主要な成果の実現に関する支援パートナーとなっている。

•  Sustainable Markets InitiativeのJennifer Jordan-Saifi最高経営責任者 (CEO)は、COP28の確固たる支持者であり、政府高官の関与を促進した。

•  Children's Investment Fund FoundationのKate Hampton最高経営責任者 (CEO) は、COP28議長諮問委員会のメンバーであり、COP28の準備中および最中に貴重なアドバイスを提供した。

•  Crescent EnterprisesのBadr Jafar最高経営責任者 (CEO) は、COP28議長諮問委員会の専任メンバーであり、ビジネスと慈善活動の特別代表であり、ビジネスと慈善活動の気候フォーラムでマルチステークホルダーの関与を促進し、ネットゼロとネイチャーポジティブな目標を推進した。

•  Ajay Banga世界銀行グループ総裁は、気候会議に先立ち、特に、気候資金の成果と国際金融システムの改革を進める際のUAEの強力な支持者となっている。

•  BlackRockのLarry Fink共同創業者兼会長兼CEOは、COP28議長諮問委員会の貴重なメンバーを務め、COP28の準備期間中およびそれ以降に助言を提供した。

•  Liquidity and Sustainability Facility会長兼創設者Vera Songwe博士は、マクロ経済と債務問題における第一人者で、COP28におけるグローバル気候資金フレームワークと気候資金の成果の実現に尽力した。

•  Hindou Ibrahimチャド先住民族女性および民族協会会長は、COP28議長国諮問委員会のメンバーを務め熱心に活動した。

•  Carlos Lopes教授はアフリカ気候財団理事長兼COP28議長諮問委員会の重要メンバーを務め、COP28に貴重な支援と指導を提供した。

•  Agnes Kalibata博士は「アフリカの緑の革命のための同盟」会長として、食料システムの変革に関する貴重な専門知識を提供し、持続可能な農業、強靭な食料システム、気候変動対策に関するCOP28 UAE宣言の実現に貢献した。

•  Fatih Birol国際エネルギー機関 (IEA) 事務局長はCOP28の支援パートナーとして、COP28に先立ち、国際協力を動員して4度のハイレベルエネルギー会談を共同開催した。

•  故Saleemul Huq教授は、世界で最も脆弱な人々に影響する気候問題への取り組みを熱心に提唱したとして表彰された。2023年10月に71歳で逝去した個人に代わってKashana夫人および息子と娘が大統領殿下から表彰状を受け取った。

•  アイスランドのOlafur Ragnar Grimsson元大統領は、COP28議長国諮問委員会メンバーとして政治的指導と助言を行った。

•  John Kerry元米国大統領気候変動特使は、COP28の開催前および開催期間中にUAEの積極的かつ誠実なパートナーであり、グローバル連携を強化してCOP28を提唱した。 

写真 - https://mma.prnasia.com/media2/2419631/COP28_ceremony.jpg?p=medium600

写真 - https://mma.prnasia.com/media2/2419632/COP28_Award.jpg?p=medium600

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202405271315-O2-Y1ZNPFU3

(日本語リリース:クライアント提供)

PR Newswire Asia Ltd.

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202405271315-O3-Kzj1F1jY

PR Newswire

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人気のリゾート地、ニューカレドニアで暴動。何が起きているのか

2024-05-28 | 先住民族関連

TBSラジオ2024.05.27月曜日21:00

荻上チキ・ Session

TBSラジオ『荻上チキ・Session』(平日午後6時~9時までの生放送)
『荻上チキ・Session-22』から続く、新世代の評論家・荻上チキと南部広美がお送りする発信型ニュース番組。

特集「人気のリゾート地、ニューカレドニアで暴動。何が起きているのか」
今月、南太平洋のフランス領ニューカレドニアでフランスからの独立を求める動きと関連した暴動が発生し、フランス政府は15日「非常事態」を宣言。現地当局などによりますと、これまでに7人が死亡、数百人が逮捕されています。

暴動はマクロン政権が進める選挙制度改革をめぐり、独立を求める先住民の抗議行動が発端になっていて、ニューカレドニアでは、これまでにもたびたび独立派との衝突が起きています。

そこで今回はニューカレドニアの成り立ちから、フランスによる植民地支配、そして暴動の背景に何があるのか専門家と考えます。

出演

東京大学大学院総合文化研究科の研究者、西田尚輝さん

メールアドレス:ss954@tbs.co.jp
FAX:03‐5562‐9540
twitterのハッシュタグは #ss954 です
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お葉書でも、テーマリクエストや番組感想などをお寄せ下さい。
〒107-8066 TBSラジオ「荻上チキ・Session」まで

2024年5月28日(火)メニュー

▼18時00分~ オープニング

▼18時05分~ 「Daily News Session」
当日の主なニュースを紹介&解説します。

▼18時50分~ ラジオショッピング

▼19時00分~ 「Front Line Session」

大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した時代劇・映画史研究家の春日太一さんが担当。
▼20時00分~ Main Session
特集「人気のリゾート地、ニューカレドニアで暴動。何が起きているのか」

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「荻上チキ・Session」
TBSラジオで平日午後3時30分から生放送!
*ラジオはAM954/FM90.5
*パソコンorスマホで「radiko」でどうぞ。

https://www.tbsradio.jp/articles/83777/


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フランス悩ます「旧植民地の禍根」 ニューカレドニア暴動、中国の浸透にも警戒

2024-05-28 | 先住民族関連

産経新聞2024/5/27 11:37

22日、ニューカレドニアを訪問し、政治危機の解決に向けて演説するマクロン仏大統領(ロイター)

南太平洋にあるフランス領ニューカレドニアで今月、分離独立派による暴動が起きた。旧植民地に残る先住民の禍根が背景にあり、マクロン仏大統領が進めるインド太平洋戦略に不安を投げかけた。独立派をあおる外国の干渉も明らかになり、フランスでは中国の浸透に対する警戒が強まった。

暴動は13日から続き、警官を含めて7人が死亡した。現地時間の28日朝に非常事態は解除されることになったが、緊張は続く。交流サイト(SNS)では「仏警察は殺し屋」「植民地主義を終わらせろ」という憎悪の言葉が飛び交う。

暴動は選挙制度改革に対する独立派の反発が契機になった。仏政府は、外交関係が悪化する旧ソ連のアゼルバイジャンがSNSなどを通じて独立派の暴動をあおったと非難した。

■インド太平洋戦略の要衝

南太平洋では中国が影響力を広げており、フランスではアゼルバイジャン以上に「中国の危険」に気を付けよという警告も出た。政府与党のクロード・マリュレ上院議員は仏紙で、「中国は熟れた果実のようにニューカレドニアが手中に落ちるのを待っている」と指摘。中国は南太平洋に覇権を広げると同時に、島の主産品ニッケルを狙っていると訴えた。ニッケルは電気自動車(EV)バッテリーの原料で、ニューカレドニアは世界3位の生産地だ。

米中攻防が激しくなる中、ニューカレドニアは仏インド太平洋戦略の要衝として重要度を増していた。豪州の東にある島で、中国が接近するパプアニューギニアやソロモン諸島と海を隔てて対峙(たいじ)する。

中国はニューカレドニアのニッケル輸出の4割以上を占める最大の貿易相手。2021年には仏国防省傘下の研究機関が、「独立派は中国の影響下にある」と指摘した。この島を対中包囲網の要所とみて、親睦団体を通じて独立派に食い込んでいると分析した。マクロン大統領は昨夏のニューカレドニア訪問時、「独立すれば中国の基地を受け入れることになる。それでいいのか」と独立派を牽制(けんせい)した。

暴動の発端となった選挙制度改革は、ニューカレドニアの民主主義を正常化する狙いがあった。島では仏政府との1998年の合意に基づき、独立の是非を問う住民投票が3度行われ、新規住民にはその間、地方選挙権が与えられなかった。独立がすべての投票で否決されたのを受け、政府は憲法を改正して新規住民への選挙権付与に踏み切ろうとした。

近隣国からの移民増加で、島人口に占める先住民の割合は4割に減っている。影響力低下への懸念が、「またも政府の押し付け」という独立派の反発につながった。

■近隣国、緊張の広がりに不安

ニューカレドニアは1946年、植民地の地位を脱し、フランスの海外領土になった。マクロン大統領は独立派に配慮して改革をいったん延期する考えを示したが、フランスでは「このままでは国民の平等に反する」「多民族共存につながらない」という批判もある。

オーストラリアのシンクタンク、ローウィ研究所のオリバー・ノベタウ研究員は、「仏政府が強硬姿勢をとれば、地域に緊張が広がる。近隣国は対話による解決を促している」と述べた。かつて欧州の植民地支配を受けたフィジーやバヌアツなどの太平洋島嶼(とうしょ)国では、ニューカレドニアの独立派への共感が強いとも指摘した。(三井美奈)

https://www.sankei.com/article/20240527-R2V6ILAV6ZBCZO2DJ7JNWN3LOA/


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ニッケル市場に暴動の影=産地ニューカレドニアは苦境

2024-05-28 | 先住民族関連

2024年5月28日 0時47分 時事通信社

【シドニー時事】南太平洋のフランス領ニューカレドニアで続く暴動が、ニッケル市場に暗い影を落としている。

 世界3位の産地からの供給が停滞し、相場は急騰。もともと激しい国際競争にさらされていたニューカレドニアは、暴動に伴う混乱で一層苦境に追い込まれそうだ。

 ニューカレドニアは、インドネシア、フィリピンに次ぐニッケルの産地で、埋蔵量は世界の25%程度に上る。ニッケルはステンレス鋼の材料となるほか、電気自動車(EV)のリチウムイオン電池などに使用されており、脱炭素化の進展で需要増が見込まれている。島内には米EV大手テスラが出資した鉱山もある。

 ニューカレドニアでは、仏系移民への地方参政権拡大の動きに先住民らが反発し、暴動が13日以降続いている。ニッケルのベルトコンベヤーが火災に遭ったり、主要道路や港湾が封鎖されたりして供給が滞った。ロンドン金属取引所のニッケル相場は21日、1トン当たり2万1275ドル(約334万円)を付け、暴動前の今月上旬から約15%上昇した。

 離島のニューカレドニアは燃料や輸送の費用がかさむ上、最大生産国インドネシアの勢いに押され、暴動前から競争力の低下に悩んでいた。暴動を受けて顧客が調達先を他の産地に変える動きが進めば、輸出産業の主力が衰退しかねない。仏政府は早期の暴動制圧と経済の正常化を目指す。ニッケル産業への支援も強化する考えだ。

 モナシュ大学(オーストラリア)のニコラス・ファーンズ研究員は「フランスがニューカレドニアの支配を続けたいと望む動機の一つがニッケルだ」と指摘。太平洋島しょ地域で中国が影響力拡大を図っていることに絡み、「先住民らが仏統治下の経済的不平等を解消する手段として中国への接近を考えるかもしれない」との見方を示した。 

https://news.livedoor.com/article/detail/26477887/


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