先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

アイヌ文化普及活動への思い語る 札幌で関根さん講演

2024-05-30 | アイヌ民族関連

木村みなみ 有料記事

北海道新聞2024年5月29日 21:41

アイヌ文化普及活動への思いを語る関根摩耶さん(右奥)

 日高管内平取町出身でアイヌ文化普及に取り組む関根摩耶さん(24)=神奈川県在住=の講演会が28日夜、札幌市内で開かれた。関根さんは自身の生い立ちや経験を交えながら、活動に込める思いを語った。

 NPO法人さっぽろ自由学校「遊」(札幌)が主催し、オンラインを含め約70人が参加した。

 関根さんは、アイヌ語講師の父とアイヌ工芸家の母らの影響で、幼少期から文化に親しんできたと説明。進学した慶応大の学生時代に動画投稿サイト「ユーチューブ」でアイヌの言語や料理を紹介したことを踏まえ、「社会の無知・無関心をチャンスととらえ、好きなように伝えてみたかった」と振り返った。

 ・・・・・・・

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1018213/


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いしかり市民カレッジ 写真で紹介 市民図書館

2024-05-30 | アイヌ民族関連

国乗敦子 有料記事

北海道新聞2024年5月29日 21:11

いしかり市民カレッジの講座の様子を写真で紹介している展示会

 【石狩】市民ボランティアが運営し、2009年から続く生涯学習講座「いしかり市民カレッジ」の歴史や講座内容を紹介する展示が石狩市民図書館(花川北7)で開かれている。

 「石狩川治水の歴史」や「アイヌ文化を旅する」などをテーマにした講座の様子を写真で紹介。・・・・・・30日まで。観覧無料。会場では本年度の講座案内も配布している。

・・・・・・

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1018170/


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<室蘭>自然美の宝庫 清掃続ける 室蘭イタンキ浜鳴り砂を守る会会長・菊地富子さん(79)

2024-05-30 | アイヌ民族関連

広川春男 有料記事

北海道新聞2024年5月29日 9:51

「貴重な鳴り砂を守り続けたい」と話す菊地さん

 市民団体「室蘭イタンキ浜鳴り砂を守る会」(会員57人)が、発足から四半世紀を超える息の長い活動を続けている。イタンキ浜の清掃や、市内小中高校で鳴り砂の魅力を伝える出前講座を毎年実施。長年の功績が認められ、3月には海岸功労者表彰(全国海岸協会主催)に選ばれた。菊地富子会長に鳴り砂への思いと今後の展望を聞いた。

 室蘭経済を支える鉄鋼業が衰退した1980年代の半ば、アイヌ民族が「声ある砂浜(ハワ・ノタ)」と名付けたことに着目した室蘭市が、専門家に鑑定を依頼し、鳴り砂の主成分である石英を確認した。

 「市はイタンキ浜を観光の柱の一つにしようと考えたようです。でも、繊細な鳴り砂は汚れると音がしなくなります。イタンキ浜は市街地に接していて、バランスが崩れやすい。一度鳴らなくなると、元に戻すのは難しいので、前会長の寺地憲一さん(2005年没)が呼び掛け、鳴り砂の会が発足しました」

 鳴り砂の保全に取り組む公益財団法人、日本ナショナルトラスト(東京)によると、鳴り砂海岸として認められているのは全国で約30カ所、道内ではイタンキ浜を含め数カ所という。

 「室蘭は工業都市でありながら、海岸沿いには景勝地が続き、自然美の宝庫です。鳴り砂が鳴るということは、地域の自然が守られているということの象徴だと考えています」

 56年前、結婚を機に生まれ故郷の留萌市から室蘭に移り住んだ。仲間づくりのために別の環境保護サークルに入会したのが、自然保護活動に関心を抱いたきっかけだ。

 ・・・・・・・

 <略歴>きくち・とみこ 1945年、留萌市生まれ。結婚を機に68年、室蘭市に移住。97年の鳴り砂の会発足から会員として活動し、2005年4月に2代目会長に就任した。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1017819/


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私たちを観光資源としか見てない…」5年経ったアイヌ施策推進法は「抜け殻のような法律」

2024-05-30 | アイヌ民族関連

東京新聞2024年5月29日 12時00分

 アイヌ民族を日本の先住民族と明記したアイヌ施策推進法が2019年に施行され、24日で5年が過ぎた。同法は付則で施行5年を過ぎた段階で「必要であれば見直し」と規定している。アイヌ民族からは、相次ぐ差別発言への罰則規定の導入など法改正を求める声が強い。だが政府の腰は重く、議論は低調だ。先住民族に関して、この国の無関心の根本原因は何なのか。(木原育子)

◆先住権を認めず、ヘイト発言への罰則規定もない

 「役所の方はなぜ顔を出せないのか。私たちは日本の同化政策の被害者であるのに、身銭を切って遠路かけつけたのに…」

 15日、法改正を目指して国会内で開かれた集会の冒頭、北海道平取町からやってきたアイヌ民族の木村二三夫さん(75)が声を震わせた。出席を求めた省庁担当者や与党系の政治家の姿は、会場にない。木村さんはこう続けた。「先住民族としての権利や違反行為に対して罰則行為が何も書かれていない、抜け殻のような法律だ」

アイヌ民族の人らがアイヌ施策推進法の”作り直し”を求め、声を上げた集会=国会内で

 札幌から駆けつけたアイヌ民族の沖津翼さん(43)は「アイヌ民族の名前を使った当事者不在の法律だ。アイヌ民族の私たちを観光などの資源としか見ていない」と切々と語った。

 アイヌ民族の人らは、法の主体にアイヌ民族を位置付けていないと憤る。先住民族としながらも、地元でサケを捕るなどの先住権は認めず、ヘイト発言についても罰則規定はなく、理念法にとどまるからだ。

◆遺骨返還の項目を設けることを求める

 集会を主催した研究者や当事者らでつくる市民団体「アイヌ政策検討市民会議」は明治期以来の歴史的不正義を明示せず、市町村の意向と計画に基づき財政投下の措置がとられる仕組みになっていることを「国際法の流れをくんでいない」と指摘。「国の責務」として、大学などが保管するアイヌ民族の遺骨返還の項目を設けることを求めた。

 アイヌ民族らでつくる「少数民族懇談会」の原島則夫会長(74)は、同化政策の謝罪と「法律名をアイヌ基本法に」と訴えた。

 都内に住むアイヌ民族の宇佐照代さんは「アイヌ民族は全国にいる。北海道に住んでいないと声が届かないのはおかしい」と訴えた。

◆省庁担当者たちの「出席できない理由」は

 なぜ、省庁担当者らは出席できなかったのか。集会終了後「こちら特報部」が担当部局がある庁舎に出向くと、大半の職員が出勤し、仕事をしていた。

 アイヌ施策推進室の梶本洋之参事官は「いろいろな市民団体がある。一つの団体の行事に参加すると不公平が生じる」と説明。そして「集会は15日で、施行5年となる24日の前でもあったから」とも話した。

 では、菅義偉前首相はどうか。官房長官時代に法制定を進め、アイヌ民族の文様が入ったマスクを着けるなど熱心だったはず。だが、事務所に取材を申し込むと「受けられない」の一点張り。理由も「言えない」とかたくなだった。

◆世界の潮流に反する日本の無関心、原因はどこに

 そんな中、24日の閣議後会見で、自見英子地方創生担当相は「法の施行状況について、アイヌの方々のご意見を広く伺って、検討を進めていく」と表明。ただ前出の梶本参事官に詳細を尋ねると「特定の団体にだけ意見を聞くことはないが、どういう方法で意見を聞くか、検討に少し時間をかけたい」とした。

 先住民族に関する施策の推進は世界の潮流だが、日本における無関心の原因はどこにあるのか。

 先住民族に詳しい鹿児島純心大の広瀬健一郎教授は「日本では、学習指導要領にも体系的にアイヌ民族を学ぶ機会は位置付けられておらず、知らないことが無関心につながっている」と指摘。「カナダでは先住民族学習が教科としてあり、学ぶ環境が当たり前にある。日本でも、大学共通テストの外国語にアイヌ語を選択できるようにするなど、機運を広げるやり方はいくらでもある。法律制定で終わりではなく、抜本的な改革が求められる」と続けた。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/330052


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先住民ら運営の農園で体験イベント 食や農業について学ぶ 台湾・新北

2024-05-30 | 先住民族関連

中央フォーカス台湾2024/05/29 18:44

北部・新北市原住民族行政局と同市三鴬地区に暮らす台湾原住民(先住民)族が共同で運営するリパハカ特色農園で25日、農作業の体験などを通じて食や農業について学ぶイベントが開催された。参加者は野菜の収穫や原住民料理の試食などを体験し、原住民に伝わる農業の知恵や野菜に関する知識などへの理解を深めた。同局が26日、報道資料で発表した。

農園に関わる原住民族の一人は、都市の子供が普段目にする野菜はほとんどが市場で買ったものや、すでに処理されたものであり、野菜がどのように育つかや、野菜と雑草の見分け方も知らないと指摘。自らの手で収穫することを通じて、食卓に並ぶ食べ物が簡単には手に入らないものだということを実感できると話した。

アミ族に伝わるおにぎり「ムム」が振舞われた=新北市政府原住民族行政局提供

(黄旭昇/編集:田中宏樹)

https://japan.focustaiwan.tw/photos/202405295002


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社説<主張>ニューカレドニア 仏は政情の安定に尽力を

2024-05-30 | 先住民族関連

産経新聞2024/5/30 05:00

南太平洋のフランス領ニューカレドニアで、地方参政権をめぐる憲法改正反対を理由にした暴動が起きた。ニューカレドニアは日本では映画などで「天国にいちばん近い島」として知られる。

混乱が長引けば影響力拡大を狙う中国の干渉を呼びかねない。仏政府は事態の沈静化に努めるべきだ。

先住民族は人口の4割を占める。選挙での彼らの比率を下げないよう、地方参政権は1998年以前に住んでいた人々などに限られていた。

仏本国の議会が、ニューカレドニアに10年以上居住する住民にも地方参政権を拡大する憲法改正案をつくったところ先住民の独立派が撤回を求めて暴動が始まった。建物や車への放火が相次ぎ、複数の死者が出た。在留邦人は航空機で退避した。

仏政府には、旧ソ連のアゼルバイジャンがソーシャルメディアなどを通じて暴動を煽(あお)ったとの見方がある。フランスが、アゼルバイジャンと犬猿の仲のアルメニアを軍事支援しているからだ。

マクロン仏大統領はニューカレドニアを訪問し、憲法改正を強行しないと約束した。非常事態宣言は解除された。

こうした中、仏政府が警戒するのは中国だ。ニューカレドニアでは、フランスからの独立を問う住民投票が2018年以来3度実施され、いずれも否決された。だが独立派は活動を続けている。仏国防省傘下の研究機関は「独立派は中国の影響下にある」と指摘した。

ニューカレドニアは重要鉱物ニッケルの生産で世界3位だ。ニッケルは電気自動車(EV)のリチウムイオン電池などの材料で需要増が見込まれている。日本も多くのニッケル鉱石をニューカレドニアから輸入している。独立派はニッケル資源があるため独立可能と算盤(そろばん)をはじいている。

ニューカレドニアが独立して親中政策をとれば、ニッケルの国際供給網や軍事バランスが崩れる。オーストラリア東方に位置するため、中国海空軍による情報収集や米豪の交通遮断の根拠地になる恐れがある。

フランスが太平洋国家の性格を失って、インド太平洋への関心が揺らげば対中抑止が弱まる。日米豪は仏と連携し、ニューカレドニアの安定に協力していくべきだ。

https://www.sankei.com/article/20240530-MSDFCPXLXRIYLB3BDWYQ7Z64HU/


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「東日本」被災の松から笛 恵庭の小野さん、南相馬で演奏会 「復興の思い新たに」

2024-05-30 | 先住民族関連

伊藤凱 有料記事

北海道新聞2024年5月29日 21:28(5月29日 21:54更新)

手作りしたラブフルートが並ぶ工房で、福島県南相馬市の「奇跡の一本松」から作った笛を見つめる小野さん

 【恵庭】アメリカ先住民族の伝統的な縦笛「ラブフルート」を市島松の工房で作り続けている小野昭一さん(71)が6月2日、東日本大震災で被災した福島県南相馬市で、地元住民との交流会とミニコンサートを開く。小野さんは被災地で被害を受けた松を使って笛を作り続け、今回は初めて全国の購入者も現地に集まり、一緒に笛を奏でる。小野さんは「東北への思いを抱く人たちとともに、現地の人と復興の思いを新たにする機会にしたい」と話す。

 小野さんは2011年10月に被災地支援の基金を立ち上げて以来、東北の避難所や保育園に野菜、コメなどの食物やおもちゃを届けたり、現地で笛の演奏会を開いたりして、被災地との交流を深めてきた。

 同年冬からは、岩手県陸前高田市の「高田松原」の松を原料に笛の制作を始めた。景勝地として知られる高田松原では、津波で約7万本の松が流された。笛に込めたのは震災で亡くなった人への鎮魂と、現地住民の誇りだった松を新しい姿に生まれ変わらせたいとの願い。これまでに作った本数は「覚えていない」が、購入希望があった道内外の数十人の手に渡っている。

 ・・・・・・・・・

 小野さんは「東北の風を伝える笛の音色で被災地の人の心を癒やし、元気を与えたい。開催地は遠いが、東北に特別な思いがある人はぜひ参加して」と話す。交流会参加や笛の購入などの問い合わせは小野さん、メール(loveflute@ravenono.com)へ。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1018194/


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「人権機関の創設を」国連部会、LGBTQや女性への差別・暴力を懸念。アニメ・アイドル業界にも「深刻な問題」と指摘

2024-05-30 | アイヌ民族関連

ハフポスト2024年05月29日 14時50分 JST 國﨑万智(Machi Kunizaki)

国連の作業部会は報告書で、男女の賃金格差をはじめとした職場でのジェンダー不平等、LGBTQI+当事者や先住民族らへの差別の実態のほか、ジャニー喜多川氏の性加害問題なども取り上げた。

日本記者クラブで会見を開く国連人権理事会の「ビジネスと人権」作業部会のピチャモン・イェオファントンさん(左)とダミロラ・オラウイさん=2023年8月via Associated Press

国連人権理事会の「ビジネスと人権」作業部会は5月29日までに、2023年の訪日調査の結果を公式サイトで報告した

報告書では、女性やLGBTQI+当事者、移民労働者、障害者などが職場で受ける差別やハラスメントに懸念を表明。被害者が適切に救済されるよう、日本政府に対し、独立した人権機関を設置することなどを勧告した。

リスク集団に対する「社会での差別、暴力の蔓延」

作業部会は2023年7月〜8月に日本を訪問した。各省庁や国会議員、企業、業界団体の代表者らと会談したほか、専門家や弁護士、市民団体などとも意見交換していた。

2024年5月1日付でまとめた報告書では、人権侵害のリスクのあるグループとして女性やLGBTQI+当事者、障害者、先住民族などを挙げ、それぞれが直面する課題に言及した。

これらのグループの課題の核心には、「労働市場における多様性と包摂性の欠如」「職場や社会全体での差別、ハラスメント、暴力の蔓延」があると指摘。さらに「民族や人種、年齢、性別、性的指向といった属性が、雇用の機会や仕事の能力に対する認識に不利にはたらくべきではないが、現実には往々にしてそうなっている」とも述べた。

2023年の世界経済フォーラムのジェンダーギャップ指数で、日本が146カ国中125位だったことにも触れ、「男女の賃金格差が日本で根強く残っていることに懸念を表明する」とした。

一方で報告書は、2022年の女性活躍推進法の省令改正により、従業員が301人以上の企業に対して男女の賃金格差の開示を義務付けた動きを評価した。

加えて、在日コリアンやアイヌなどマイノリティグループの女性は特に、同一労働にも関わらず年収が低い・就職の機会が少ないといった課題に直面していると言及した。

作業部会は日本への訪問中、LGBTQI+当事者への差別に関しても報告を受けたという。具体例として、トランスジェンダー当事者が求職する際、性別移行前の写真を提示するよう求めたケースを「特に懸念している」とした。

さらに、インターネット上などでのLGBTQI+コミュニティを標的にしたヘイトスピーチは注目すべき問題だとした。2023年6月施行の「LGBT理解増進法」にも触れ「差別禁止の条項や、差別の明確な定義もない」と指摘した。

また、障害のある女性が特に深刻な差別を受けることが多いと言及し、「障害とジェンダーの交差性を考慮することが特に重要である」とした。先住民族に関しては「アイヌの人々は教育や職場など、さまざまな分野で依然として差別に直面している」と述べた。

アニメーターの低賃金や過重労働にも言及

報告書では、メディアやエンタメ産業の問題も取り上げ、特にアニメやアイドル業界で「深刻な問題があることを確認した」と説明している。

日本のアニメ市場が成長する一方で、アニメーターの給料の低さ、不公平な下請け関係、過重労働といった問題が生じていると指摘。

「アニメ製作委員会を含むこの分野の企業は、これらの問題に対処し、影響力を行使してアニメーターのディーセントワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を強化し、業界の潜在的な崩壊を防ぐことが急務だ」と提言した。

アイドル業界については、若年者がプロデューサーや広告主、エージェントの厳しい要求を遵守することを義務付ける契約にサインするよう強要されるなどの事例が作業部会に寄せられたと報告した。

ジャニー喜多川氏による性加害問題にも言及。旧ジャニーズ事務所から社名を変更した「SMILE-UP.」の対応について「努力を評価する」とした。

一方で、被害を申告した人への補償金の支払い状況に触れ、「適時に救済を求めてきた被害者のニーズを満たすには、依然として道のりは長い」と指摘。弁護士費用を被害者に負担させていることは「受け入れられない」とした。また、日本のメディア企業が長年にわたって性加害問題の隠蔽に関与してきたとして、メディアの責任にも言及した。

作業部会は報告書の総括で、効果のある人権救済を促すため、政府から独立した国内人権機関(国家人権機関)を迅速に設立することなどを日本政府に勧告した。

企業や業界団体に対しては、個人とコミュニティに向けられた危害に対する効果的な救済策を提供すること、 職場におけるあらゆる種類の差別、搾取、ハラスメントや暴力に対処することなどを求めた。

作業部会の報告書は、6月に国連人権理事会に提出される予定。

https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_66566a09e4b05212274a27c0 


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国連人権理事会 東日本大震災 福島第1原発事故 除染多重下請け 国連が是正勧告 政府・企業に報告書

2024-05-30 | アイヌ民族関連

毎日新聞 2024/5/30 東京朝刊 有料記事 474文字

 日本を昨年訪れ、人権と企業の現状を調査した国連人権理事会の作業部会は28日、東京電力福島第1原発事故後の除染作業での多重下請け構造を是正するよう日本政府や企業に求める勧告を盛り込んだ報告書を公表した。アイヌ民族の狩猟制限、外国人技能実習生を巡る問題も指摘、改善に向けた措置を取るよう要請した。

 作業部会は、借金返済のため除染作業を強いられたり労災補償を受けられなかったりする作業員がいることに深い懸念を示した。勧告には、福島第1原発から海洋放出する処理水に関する全情報の公表を続けるよう付け加えた。

 また、法律でアイヌの団体のサケ漁や林産品の収穫が制限されるなど「アイヌの伝統的な生計手段を支えていない」と指摘。・・・・・・

・・・・・

【ジュネーブ共同】

https://mainichi.jp/articles/20240530/ddm/012/040/105000c


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WIPO、特許出願で起源明示を義務 植民地入植者に搾取、先住民の知的財産を保護 30以上の国が同様の法律を整備

2024-05-30 | 先住民族関連

夕刊フジ 2024.5/29 15:20

世界知的所有権機関(WIPO)は24日、企業が新製品の開発で先住民の伝統知識や動植物の遺伝資源を使用した場合、特許出願時に起源を明示させる条約に加盟国が合意したと発表した。AP通信によると、南米アンデス山脈に生息する植物に由来する新薬の発明といったケースを想定。植民地の入植者に搾取されてきた先住民の知的財産を保護する目的がある。

WIPOによると、30以上の国が既に同様の法律を整備している。

日本は2017年5月、発展途上国などで入手した生物の遺伝子を使って開発した薬などの利益を、提供国に適切に分配するルールを定めた「名古屋議定書」を批准している。

https://www.zakzak.co.jp/article/20240529-RVB7HZVFHRKRJKJM6SITJ53XRU/


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なんと“耳のつらら”は本物だった…実写化作品の“あまりにも過酷”な撮影現場のエピソード

2024-05-30 | アイヌ民族関連

ふたまん+ 2024.5/29

映画『ゴールデンカムイ』(C)2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会

© ふたまん+

原作の再現度の高さが注目される“実写化作品”だが、なかには原作通りのシチュエーションを再現するため、過酷な現場での撮影を余儀なくされた作品も存在している。原作再現の裏に隠された、驚きの撮影秘話について見ていこう。

■耳の“つらら”はまさかの天然もの!? 『ゴールデンカムイ』

2014年から『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて連載された野田サトルさんの『ゴールデンカムイ』は、明治末期の北海道を舞台にアイヌが隠した金塊をめぐり、登場人物たちが熾烈な争奪戦を繰り広げるサバイバルバトル漫画である。

手に汗握るバトルシーンやとにかく“濃い”個性を持つキャラクターたち、そして時折挟み込まれるアイヌ文化の豆知識やグルメシーンが話題を呼び、瞬く間に人気を博した。

そんな本作は2024年に俳優の山﨑賢人さん主演による実写版映画が公開されているのだが、非常に高い再現度を誇る一方、実は撮影が難航した場面も多かったという。

とくに出演陣がインタビューなどで多く口にしていたのは、撮影時の圧倒的な“寒さ”について。原作の舞台が北海道であることから、俳優陣もある程度は覚悟していたという。しかし、実際に味わう現地の寒さには、かなり苦心していたようだ。

なにせ、撮影時の気温は容易に氷点下に達し、なんと耳などに“つらら”ができてしまったほど。このつららは作中そのまま披露されているのだが、CGではなく自然によって作り出されたものだったことに驚かされてしまう。

また、衣装の材質によっては寒さで凍結してしまうこともあり、体にくっつかないよう緩衝材を挟み込んで撮影するなど、細かな配慮が必要だったという。

なにより壮絶なのは、この極寒の状況でもなお俳優陣は激しいアクションをこなし、数々の名台詞を叫ばなければいけないことだろう。急激な体力の消耗もさることながら、呼吸がうまくできない状態での演技はとにかく過酷だったようだ。

数々の“極寒”エピソードが披露された本作だが、それゆえに原作そのものともいえる再現度を誇り、高い評価を受けている。氷点下の世界で奮闘する俳優陣の熱演の数々を、ぜひご自身の目で確認してみてほしい。

■暑さと砂埃が舞う漢たちの“決戦”の場…『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』

2017年より『週刊少年マガジン』(講談社)にて連載された和久井健さんの『東京卍リベンジャーズ』は、“タイムリープ”の力に目覚めた主人公・花垣武道が愛する人を救うため、過去に戻り不良たちのなかで“成り上がり”を目指し奮闘する青春バトル漫画だ。

ヤンキー漫画にSF要素を加えた斬新な設定が話題を呼び、2024年4月時点で世界累計8000万部を突破するなど、凄まじい人気を誇る作品となっている。

その高い人気から2021年、2023年と実写版映画が公開されているのだが、なかでも『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』のなかに登場したとあるシーンの再現には、演者をはじめスタッフたちも過酷な撮影を余儀なくされたという。

そのシーンとは、映画のなかでもとくに盛り上がりを見せる、東京卍曾VS芭流覇羅の“決戦”の場面だ。主要キャラクターをはじめ、各勢力が入り乱れての大乱闘が展開されるのだが、この舞台となっているのが原作を忠実に再現した“廃車場”のセット。群馬県の廃工場を映画のために作り替えた特注セットとなっており、スクラップ車150台が設置された姿はまさに圧巻の一言である。

ここで総勢約200名が殴り合いを繰り広げるのだが、まず問題となったのは“暑さ”だった。上に行けば行くほど気温が高く、積み上がった車の上は体感でも40度以上だったという。

また、乱闘時に砂埃が舞うことから、スタッフたちも防塵マスクを着用して撮影に臨むなど、キャスト以外の面々にとっても過酷な撮影環境だったようだ。

暑さと砂埃に包まれた廃車場で繰り広げられる漢たちの壮絶な殴り合いは、まさに“決戦”と呼ぶにふさわしい名シーンとなっている。

■水中での体当たりな演技にあの漫画家も大苦戦…『岸辺露伴は動かない』

1986年から『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載が始まった荒木飛呂彦さんの『ジョジョの奇妙な冒険』は、特殊能力を用いたバトルとホラー、サスペンスの要素を組み合わせた大人気バトル漫画だ。

今もなお時代や舞台を変え連載が続いている作品だが、第4部に登場する漫画家・岸辺露伴を主人公にした短編シリーズ『岸辺露伴は動かない』が実写ドラマ化され、その再現度の高さや卓越したシナリオがファンをうならせている。

2024年5月に放送された最新エピソード「密漁海岸」。本作では、今回は伝説のアワビを求め、夜の海に“密漁”に赴く露伴の姿が描かれることとなった。

原作でも高い人気を誇るエピソードだったことに加え、『ジョジョ』第4部に登場するイタリア人のシェフ、トニオ・トラサルディーも登場するとあって、公開前からファンの間でも期待が寄せられていた。

密漁……というキーワードが指し示す通り、本作では海中でのシーンがかなり多く、ドラマ版では海岸と特設プールを活用し撮影がおこなわれた。

水中深く潜り、潜水状態で演技をしたあとに浮上する場面があるなど、今までの『岸辺露伴』シリーズとはひと味違うこの撮影現場。主演である高橋一生さんもかなり苦心したらしく、繰り返す潜水と浮上のため、ときには息ができなくなり気を失いかけてしまったこともあったのだとか。

岸辺露伴の担当編集・泉京香役の飯豊まりえさんはこの撮影をはたから見ていたそうだが、高橋さんの身体能力の高さや、撮影スタッフのチームワークに圧倒されたことを明かしている。

終始、水の存在に苦労させられた撮影現場だったようだが、それによって臨場感や芸術的とも呼べる独特のカットが完成した。俳優陣が体当たりで挑み再現した“奇妙”なエピソードは、原作ファン必見の出来となっている。

極寒の地で、熱波と砂埃にまみれながら、水中で……など、漫画原作の実写作品には、俳優陣やスタッフまでもたじろがせてしまう過酷な撮影環境がしばしば登場する。その過酷さを乗り越え描かれる“再現度”の高さに、原作ファンも思わず納得してしまうことだろう。

https://www.msn.com/ja-jp/news/entertainment/なんと-耳のつらら-は本物だった-実写化作品の-あまりにも過酷-な撮影現場のエピソード/ar-BB1ne8dU?ocid=BingNewsSearch


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伊ブランド・トッズ 芸術と手仕事の支援を続ける理由

2024-05-30 | 先住民族関連

日本経済新聞2024年5月29日 5:00 The STYLE

金箔職人マリーノ・メネガッツォさんの手がけた金のゴンミーニは、箱に至るまで金箔が完璧に貼られていた

ベネチア・ビエンナーレは、世界で最も名高い美術の展覧会の一つである。4月に始まった第60回は「至るところに外国人」をテーマに11月まで開催中だ。88カ国から300人を超える数のアーティストたちが、各国のパビリオンで展示を行う。

開催地の威信をかけたイタリア館も4月19日、ジェンナーロ・サンジュリアーノ文化相がテープをカットして開幕した。キュレーターのルカ・チェリッツァさんが監修し、マッシモ・バルトリーニさんのインスタレーションが展示されている。「Due qui/To Hear」と題された作品は、「空」と「満」をテーマとした2つの空間からなる壮大なもの。1体の仏像が置かれているだけの空っぽな一室と、建材の鉄管が無数に組み合わされて部屋をいっぱいにしたもう一つの空間が、対照的に配置された。

同館のメインスポンサーを務めるのは伊皮革ブランドのトッズだ。「私を常に駆り立ててきたのは、自分たちが持つ幸運の一部を社会に還元できる何かを考え出すことでした」と会長のディエゴ・デッラ・ヴァッレさんは話す。中でも「芸術への支援は、当社の企業理念の一つ」。これまでにもローマのコロッセオの、そしてこれから始まるミラノ市庁舎の修復支援などを精力的に行っている。同社はこのほど株式を非公開化し、今後の方向性に注目が高まっている。このタイミングでのベネチア・ビエンナーレの支援は、芸術とともにある姿勢を改めて世に印象づけた。

支援はトッズにとっても得るところが大きい。ビエンナーレには各国からアーティスト、コレクター、美術画廊の人々などが集まってくる。「ベネチアおよびグローバルなコミュニティーと有意義につながる機会を得ることができます」とデッラ・ヴァッレさん。またブランドを芸術の支援者として打ち出すことで「顧客との間により深い感情の絆を築くことを可能にします」。

イタリア館の開幕時の文化相のスピーチは「伝統を振り返りつつ、未来を見据える」というメッセージを伝えた。今回のビエンナーレ全体を通じても、物質文明の持続不可能性を思わせる展示が目立つ中、各地に伝わる伝統的な手仕事を生かした展示の明るさも際立っていた。先住民族の色とりどりのビーズ細工を生かした米国館は好例だ。

靴工房が発祥のトッズは大規模な芸術支援と並行し、手仕事の価値も訴え続けてきたブランドだ。「手仕事の伝統は文化遺産。絶えさせることがあってはならない」とデッラ・ヴァッレさん。ビエンナーレとは別に、その開幕と合わせ、イタリア館に近接した建物で大イベント「The Art of Craftsmanship」を開いた。ベネチアは吹きガラスなど様々な伝統技術が継承される街だ。各分野の職人11人が一つの建物に集合し、底にゴムの突起の並んだトッズを象徴する靴「ゴンミーニ」を題材に、技術を生かし自由に表現してもらうという企画である。

吹きガラス職人のロベルト・ベルトラーミさんはガラスの、金箔職人のマリーノ・メネガッツォさんは見事な金色のゴンミーニを作製した。メネガッツォさんの靴は金箔の貼り合わせ部分が全く見えないばかりか、外で履いても問題のない堅牢(けんろう)度だという。そのほか、仮面やランプなどの製作技術をもつ者も、ゴンミーニから発想した作品を展示した。

会場ではトッズの靴職人も腕を披露した。ゴンミーニの100をも超える製造工程で、機械を使うのはわずか3つ。残りは全て手仕事による。デッラ・ヴァッレさんも「これ以上は不可能というところまで手仕事による作業で作られています。手仕事が当社にとってのみならず重要であることを、世の人々に再認識してもらいたい」と説明する。

このイベントは、先進技術が主導する現代の製造業において手仕事の価値はなおさら強調されるべきものであることを伝える。また、職人の手作業と細部への配慮が製品の質を遥(はる)かに豊かにすることも示す。しなやかな一枚の革が、職人の手で靴の形を成していく様子は、つい見入ってしまうほど見事なものだ。複数の革を縫い合わせていく工程では、糸を引きすぎず、また緩めすぎず、正しい塩梅(あんばい)が要求される。それでなければ甲の部分は縮んでしまったり、あるいは緩くなってしまったりするだろう。縫い合わせる糸の引き具合こそが、その職人の熟練度を語る。

観客は各々(おのおの)、職人に質問を投げ、答えを受ける、と開かれた会話を楽しんでいた。夜にはトッズ主催の晩餐(ばんさん)会が、ティントレットの天井画が圧巻の歴史的建造物「スクオーラ・グランデ・ディ・サン・ロッコ」で開かれた。

ミシュラン二つ星のシェフによる料理とともに、盲目の歌手アンドレア・ボチェッリさんは空間の大きさをものともせず、体全体が楽器として震えるほどのテノールを披露。一連のイベントは人間の体がいかにすばらしい仕事をなし遂げるかを、情報ではなく感動として知らしめた。華やかなデザイナーブランドではなく、工業生産化が進む中でも頑(かたく)なに手作業を守ってきたトッズ。その価値観と時代が合致してきたことを、春のベネチアは伝えていた。

ジャーナリスト 矢島みゆき

Tassili Calatroni撮影

[NIKKEI The STYLE 2024年5月19日付]

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD25BKY0V20C24A4000000/


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音別メガソーラー、事業中止求め市長に要望書

2024-05-30 | アイヌ民族関連

釧路新聞5/29(水) 9:01

 北海道釧路市音別町馬主来沼で計画されているメガソーラー(大規模太陽光発電施設)について、音別地区連合町内会(鈴木幸雄会長)と音別町パシクル湿原を守る会(村上有二代表)、釧路自然保護協会(神田房行会長)は28日、事業の中止を求める要望書と署名2万3040筆を蝦名大也市長に提出した。

 メガソーラー事業は、Sakura2合同会社(東京)が進める(仮称)HOKA7。タンチョウなど希少種の繁殖地があり、環境省の重要湿地に指定された馬主来沼やアイヌ伝統文化空間(イオル)に隣接する土地約330㌶に、太陽光パネルを設置する計画。昨年12月に無許可で保安林内に水路を掘削する違反行為があり、道から行政処分を受けた。

 事業者はこれまで2回開いた住民説明会で、掘削した水路の原状復旧を行うとしているが、要望書を受け取った蝦名市長は「自然環境は一度壊したら原状復旧は不可能」とし、事業継続は難しいとの見方を示した。市は太陽光発電施設の設置に関するガイドラインを昨年7月に制定し、年度内には条例を策定する考えだが、罰則がないことから「環境をどうやって守るか専門家を交えて相談したい」と述べた。

 神田会長は「事業者はいまだに計画をやめようとしていない。市と協力し、なんとか事業者が自ら引き下がるよう持っていきたい」と話した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/463b026531bf01a9f33ac2bf3f1e090a78945206


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