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■ 登別・クマ牧場の留学生ガイド、入園客に好評

2010-06-11 | アイヌ民族関連
【室蘭民報 2010年6月10日(木)朝刊】
 のぼりべつクマ牧場(登別市登別温泉町)は、室蘭工業大学の留学生らを中心とした中国人ガイドを園内に配置した。増加傾向にある台湾や中国からの観光客への案内、通訳サービスで、入園者から好評を得ている。
 同園には台湾や香港、中国など東アジアからの観光客が増えており、多い時には1日200人近くが入園する。今後も中国本土からの観光客が見込まれていることから、室工大の留学生や家族らが登録している派遣会社と契約を結び、1日1人、6時間のガイド兼通訳を4月末から配置。アトラクションの通訳などを行っている。

 現在は11人が毎日交代で活動している。来日5年目で室工大大学院1年の姜岩(ジョンエン)さん(28)は、アイヌ民族の歴史や文化も学んでおり、同園ユーカラの里で民族舞踊の通訳に役立てている。

 観光客への通訳のため、台本をもらって専門用語の翻訳や、クマの生態、アトラクションの内容などを学び、ガイド仲間との学習や情報交換を積極的に行っている。姜さんは「中国語で説明すると、お客さんがとても喜んでくれます。内容が分かると、楽しさも増すようで、私もうれしい」とやりがいを感じている。「アイヌ語も理解して通訳したい」と意欲的だ。

 尾崎武志園長は「東アジアからの入園者はまだ団体旅行が中心だが、ガイドや添乗員がいない個人旅行者が増えてきている。園内をより楽しんでもらうためのサービス向上を図っていきたい」と話している。中国人ガイドはオレンジ色のジャンパーが目印。
(高橋紀匠)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2010/06/10/20100610m_05.html
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