先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

北海道開発予算6800億円超要求 25年度概算 デジタル集積に重点

2024-08-24 | アイヌ民族関連

本庄彩芳 有料記事

北海道新聞 2024年8月24日 4:00

 国土交通省は23日、2025年度の北海道開発予算の概算要求額を6800億円超とする方針を決めた。24年度の当初予算額5726億円を2割上回る。食料安全保障の強化に向けた1次産業の生産基盤整備や、防災・減災対策、千歳市で次世代半導体の量産を目指すラピダス(東京)を念頭に、デジタル関連産業の集積支援に重点的に充てる。

 政府が6月に閣議決定した「骨太方針」・・・・・・

・・・・・

 胆振管内白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の来場者増加に向けた取り組みを強化する。政府目標では年間100万人を掲げるが30万人台と低迷しており、国交省は3月に「誘客促進戦略」を策定。戦略に基づき魅力向上を図る。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1053955/


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

樺太アイヌの子、飾ったホホチリ ドイツの博物館、アイヌ民族博物館に寄託 白老

2024-08-24 | アイヌ民族関連

武内敦貴 有料記事

北海道新聞2024年8月23日 21:45(8月23日 22:10更新)

ドイツの博物館から国立アイヌ民族博物館に寄託されたホホチリ(ラウテンシュトラウフ・ヨースト博物館提供)

【白老】樺太アイヌの子どもが身につけていた装飾品とされる「ホホチリ」が23日、資料を保管するドイツ・ケルン市の「ラウテンシュトラウフ・ヨースト博物館」から、白老町の「民族共生象徴空間(ウポポイ)」内にある国立アイヌ民族博物館へ寄託された。同館によると、国内博物館でホホチリが確認されるのは北海道博物館に次いで2例目となる。

 ホホチリは小さなビーズが連なった三角形の飾り物。国立アイヌ民族博物館によると、樺太アイヌの子どもが前髪から垂らしてつけたという。例えば、小動物を弓矢で捕るなど成長すると切り落とされたとされている。

 寄託されたホホチリは縦5.2センチ、横4センチ・・・・・

 ※「ホホチリ」の2つ目の「ホ」は小さい字。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1054000/


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドイツが「ホホチリ」寄託 アイヌ民族博物館に儀礼用装飾品 世界で2点だけ確認 /北海道

2024-08-24 | アイヌ民族関連

毎日新聞 2024/8/24 地方版 有料記事 582文字

 世界に数点しかないと言われるアイヌの装飾品「ホホチリ」が23日、ドイツのラウテンシュトラウフ・ヨースト博物館から国立アイヌ民族博物館(白老町)に寄託された。世界でも確認されているのは北海道博物館の1点を含めた2例しかなく、国立アイヌ民族博物館は「人生儀礼の一環として使われたが、残存例は極めてまれ」としている。

 このホホチリは縦5・2センチ、横4センチ。木綿布の上に黒、青、水色、黄色のビーズが縫い付けられており、樺太(現ロシア・サハリン)で収集された。

 1910年以前にラウテンシュトラウフ・ヨースト博物館が古美術商から入手したとされ、98年には旧アイヌ民族博物館で展示公開された。

 2019年にドイツを訪れた日本の研究者が、展示されているホホチリの前に立ち止まって議論を重ねていたことをきっかけに、「日本でさらに研究が進めば」と永久貸与が決まった。ラウテンシュトラウフ・ヨースト博物館のアナベル・スプリンガー学芸員は「ホホチリが皆さんにとってどれほど重要か理解している」と話した。

 ・・・・・・

【平山公崇】

https://mainichi.jp/articles/20240824/ddl/k01/040/027000c


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

催し工夫、東胆振・日高観光好調 安平「道の駅」、ホースパーク、襟裳岬…

2024-08-24 | アイヌ民族関連

小林彩乃武内敦貴和田樹 有料記事

北海道新聞2024年8月23日 21:41

ノーザンホースパークのディープインパクトのブロンズ像の前で写真撮影を楽しむ観光客=22日

 東胆振・日高地方にある主な行楽地は、7月下旬から8月中旬の期間、大勢の家族連れらでにぎわった。独自のイベントや新たな観光スポットの登場などで、前年並みか、前年を上回る人出につなげた所が目立った。

 蒸気機関車(SL)の展示で知られる、安平町追分地区の道の駅「あびらD51ステーション」の7月26日~8月18日の来場者数は7万6736人(前年同期比7.8%増)と好調だった。縁日やミニSLの運行などイベントを随時開催したことで、夏休み中の親子らが詰めかけた。

 2019年の同じ時期は11万5929人で、今年はコロナ禍前の3分の2まで回復したことになる。道の駅を指定管理するあびら観光協会の西嶋基事務局次長(52)は「今後も商品の品ぞろえを充実させるとともに、飽きがこないようなイベントの企画を考えていきたい」と話している。

 苫小牧市美沢の観光牧場「ノーザンホースパーク」の同期間の来場者数は4万1613人(同0.02%減)とほぼ前年並み。雨の日が少なく天候に恵まれた上、名馬ディープインパクトのブロンズ像が10日から一般公開され、来場者の維持につながった。神奈川県から家族で旅行に訪れた会社員の森下泰男さん(50)は「ディープは日本のアイドルホースで、大好きな馬。来て良かった」と写真撮影を楽しんだ。

 一方、20年のオープンから5年目の夏を迎えたアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」は同じ期間、3万4805人(同5.3%減)と落ち込んだ。ただ、アイヌ民族の踊りや工芸を体験できる夏休み限定の特別プログラム(10~18日)中は、1万8149人(同1.9%増)と前年を上回った。ウポポイは「多彩なプログラムを展開し、集客増を図りたい」と言う。

・・・・・

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1053995/


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水俣、沖縄、アイヌ…自身のルーツに根差し「当事者の言葉」を力強くつむぐ女性たちの3冊

2024-08-24 | アイヌ民族関連

幻冬舎 2024.08.24 梅津奏

当事者が持つ圧倒的な説得力に惹かれる今年の夏

2022年から、「年間ベストブック10選」をブログで毎年発表している。(昨年のブログ

読んだ本を記録している読書アプリを見返しながら、「これとこれ……あ、これも外せない!」と悩む楽しいひととき。厳選の末に10冊を決めたときには、自分の1年の総括をしたような達成感だ。

読む量が激減した2023年の反省のもと、順調なペースで読書できている2024年上半期。先日ふと思いついて試しにベストブック候補を並べてみたら、なんなく10冊選べてしまった。これはまずい。まだ残り4か月もあるのに!(嬉しい悲鳴)

今年は特に「これは」という本に出会う確率が高い気がする。相変わらず私は読書の神に溺愛されているなぁと悦に入る一方、こんなにたくさん貢物=課金をしていたら見返りがないとやってられないよねとも思う。毎日フルタイムで働きながら、隙間時間は家事もスキンケアもそこそこに読書に励み、せっせと本屋に通い、休日は書評やら読書コラムやらを執筆、定期的に読書会を主催……。読書業界にはまあまあ、いやかなり貢献している人間ではなかろうか。運命の神様は気まぐれでも仕方ないけれど、読書の神様は私の味方じゃないとおかしいだろう。

冗談はさておき、最近読んだ中で特におもしろかった本の特徴は「圧倒的な当事者性」を感じさせること。著者がそのテーマで書くことの必然性がはっきりしている本ばかりだった。

ノンフィクションでもフィクションでも、テーマとなっている社会問題・物語や登場人物の設定と、著者自身のリアルなプロフィールが重なる本。そんな当事者性の高い文章は、当然だがとりわけ説得力がある。

メトロポリタン美術館と警備員の私』(パトリック・ブリングリー著、山田美明訳/晶文社)、『働くということ「能力主義」を超えて』(勅使河原真衣/集英社)、『ベル・ジャー』(シルヴィア・プラス著、小澤身和子訳/晶文社)、『ゴールドマン・サックスに洗脳された私』(ジェイミー・フィオーレ・ヒギンズ著、多賀谷正子訳/光文社)、『スイマーズ』(ジュリー・オオツカ著、小竹由美子訳/新潮社)、『29歳、今日から私が家長です』(イ・スラ著、清水佐知子訳/CCCメディアハウス)、『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(三宅香帆/集英社)……。

まあ、これは当たり前のことだ。著者自身が実感を持って語るときは、言葉に力があるし生々しさが出るはずだから。逆に、第三者的立場からしか語れないこと、見つけられない視点もあるのだと思う。ただ今の私は、「当事者性の高い文章」に惹かれるシーズンにいるんだろう。

もう一歩踏み込んで考えてみると、「私は何をして生きていくのか?」みたいな「そもそも論」に向き合う日々を過ごしているからかもしれない。何事も中庸で平均点(自己評価で、だけれども)な自分に満足していたつもりだけれど、本当にそれでいいんだっけみたいなことをぐるぐる考えたりもしている。そんなふわふわした状態だからか、どっしりした「説得力」を携えて「必然性」をきらめかせながら表現をしている人たちに目が行くのかもしれないな。

この文章を書いていたら、「うん、そうなのかも」と改めて思えてきた。それならいっそ、当事者性そのものがテーマの一部になっているような本をまとめて読み直そう。生まれ育った土地や血脈に向き合い、身体の内側から湧き出るような「語り」でもって自身が所属する(した)コミュニティと文明の闘いを書き留めた女性たちの本を三冊紹介する。

苦界浄土』(石牟礼道子/講談社文庫)

目くらで、唖で、つんぼの子が創った目の穴と、鼻の穴と、口の穴のあいている人形のような、人間群のさまざまが――。それらの土偶の鋳型を、わたくしはだまってつくればよい。――『苦界浄土』より

熊本県天草に生まれ、水俣町で生まれ育った石牟礼道子。10代の頃から生きにくさに苦しみ自殺未遂を繰り返した道子だが、子どもを産み主婦として暮らしながら水俣病対策市民会議の立ち上げに関わり、被害者の声を私小説のような独自の手法で書き留めた『苦界浄土』を発表するに至った。本書における著者・道子はいわばシャーマンのような存在に思える。

海をあげる』(上間陽子/筑摩書房)

この海をひとりで抱えることはもうできない。だからあなたに、海をあげる。――『海をあげる』より

Yahoo!ニュース|本屋大賞2021 ノンフィクション本大賞受賞作。沖縄に生まれ育ち、今でもかの地で若年女性の調査・支援に携わる教育学者・上間陽子さん。娘さんを育てながら沖縄で暮らす日々を個人的な日記のように綴りながら、同じテンションで基地問題や自然破壊の問題に鋭いまなざしを向ける。これからの世代にどんな社会を手渡すかを考える、「未来への祈り」の書。

アイヌがまなざす 痛みの声を聴くとき』(石原真衣・村上靖彦/岩波書店)

石原にとって日々生活し、この主題にについて書くことそのものが、たえず傷を確認し言語化する営みであり、「自称行為」であるのを目の当たりにしてきた。――『アイヌがまなざす 痛みの声を聴くとき』より

「日本は単一民族の国」と当然のように語られがちだが、そこには巧妙に隠されたアイヌ民族への弾圧と差別の歴史がある。アイヌにルーツを持ち文化人類学を専門とする石原真衣さんと、大阪大学教授で現象学者の村上靖彦さんによる「まなざし、まなざされるアイヌ」を紐解く一冊。いまだに続くアイヌ民族に対する不正義に、当事者たちはどう感じてきたのか。5人の当事者への聞き取りを通して、不可視化される差別をあぶりだす。

https://www.gentosha.jp/article/26073/


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国立アイヌ民族博物館の特別展 来場者1万人 横浜の会社員本間さん 白老

2024-08-24 | アイヌ民族関連

2024.08.23苫小牧民報

白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)の中核施設・国立アイヌ民族博物館(佐々木史郎館長)が25日まで開催している第8回特別展「生誕90年記念 藤戸竹喜の世界展」の来場者が、22日に1万人を達成した。節目の来場者は、アイヌ文化などが描かれた漫画のファンで、家族3人で横浜市から訪れた会社員本間国敬さん(46)。驚きと喜びの表情を浮かべながら記念品を受け取った。

佐々木館長(右)から記念品などを受け取る本間さん

 特別展では、先住民族の伝統技術を受け継ぎながら独自の作風を確立し、動物から人の肖像の彫刻まで幅広く手掛けたアイヌ民族の木彫家藤戸竹喜(1934~2018年)の人生と代表作91点を紹介する。

 本間さんは、妻のパート従業員亜紀子さん(52)、長女の中学3年生、蘭伽さん(14)と特別展に訪れた。家族全員がアイヌ文化をモチーフにした漫画「ゴールデンカムイ」のファン。休みになると道内のゆかりの地を訪ね、大好きな木彫りの熊の鑑賞などをしており、この日は4年ぶり2度目のウポポイ来訪だった。

 同館では館内で記念セレモニーを行い、佐々木館長が同展の図録や文房具、水筒などの記念品を贈った。本間さんは「(1万人目になり)光栄です。細部にこだわった木彫りを見ることができてよかった」とうれしそうに語った。

 特別展は前北海道立近代美術館学芸部長でフリーキュレーター五十嵐聡美さん(60)の企画・監修で、佐々木館長は「美術展としても完成度が高く、1万人は記念すべき数字。多くの人に藤戸氏の魅力が伝わってうれしい」と述べた。

 来場者数の多さで同館が節目を祝うセレモニーを行ったのは初めて。北海道の代表的な木彫家藤戸氏の功績や魅力をより多くの人に伝える機会として企画した。来場者数が最も多かった特別展は2021年秋の「ビーズ アイヌモシリから世界へ」で、2万1682人。次が「ゴールデンカムイ トゥラノ アプカシアン―杉元佐一とアシリパが旅する世界―」で2万500人となっている。

 藤戸竹喜展の観覧料は大人300円、高校生200円、中学生以下無料。ほかにウポポイの入場料が必要となる。詳細はウポポイのホームページ(https://ainu―upopoy.jp/)。

https://hokkaido-nl.jp/article/35127


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

現代版寺子屋「スクール・ナーランダ」、 北海道の本願寺小樽別院にて 9月28日(土)・29日(日)開催!

2024-08-24 | アイヌ民族関連

有限会社エピファニーワークス 2024.08.23 13:00

~中川 裕(アイヌ語研究者)、サヘル・ローズ(俳優)、 鴻池朋子(アーティスト)ら多彩な講師陣が集結~

日本最大級の伝統仏教教団・浄土真宗本願寺派が主催する現代版寺子屋「スクール・ナーランダ」。僧侶、科学者、芸術家など多様な分野の講師が集い、毎回予想を超えた化学反応が起こる学びの場です。第8回は、2024年9月28日(土)・29日(日)の2日間、小樽市の本願寺小樽別院にて開催いたします。

メインビジュアル

酷暑、水害、かんばつといった自然災害、あるいは人々どうしの分断や紛争などの危機に直面する世界にあって、今回は「地球という船の上で ~多様な乗組員どうしの共生」をテーマに掲げ、地球という船から下船できない私たちが、さまざまな乗組員と共にこの船でどのように航海を続けていけるのか、雄大な自然の中に多様な野生生物が暮らす北海道の地で学び考えます。

今回も多様で豪華講師陣が集結。野田サトル『ゴールデンカムイ』のアイヌ語監修を務める言語学者・中川 裕、芸能活動以外に人権活動家としても知られ、9月公開の映画「シサム」ではアイヌ女性の役を演じているサヘル・ローズ、人間と自然の持続可能なつきあい方について研究している環境学者・伊勢武史、人と野生生物の根源的な関係を考察しているアーティスト・鴻池朋子、そして、浄土真宗本願寺派の僧侶・寺本知正と永田弘彰。

講義だけでなく、テーマに即した特別プログラムも充実。「アイヌ伝統文様の切り絵ワークショップ」や北海道の流木や白樺を使った「木製オルゴール作り」、ランチは豊かな北海道の海の幸を使った「海鮮弁当」。参加対象を15~29歳としているのは、世代の近い参加者同士の双方向の交流を大切にしているから。知性にも心にも深く響く智慧や人との出会いが得られる場、「スクール・ナーランダin北海道」、開校です。

■開催概要

テーマ  :地球という船の上で ~多様な乗組員どうしの共生

日時   :2024年9月28日(土)・29日(日) 9:00~17:00

会場   :本願寺小樽別院(北海道小樽市若松1丁目4番17号)

講師   :〈9月28日〉中川 裕(言語学者・アイヌ語研究者)

            サヘル・ローズ(俳優・タレント)

            寺本知正(浄土真宗本願寺派僧侶)

      〈9月29日〉伊勢武史(森林生態学・環境学者)

            鴻池朋子(アーティスト)

            永田弘彰(浄土真宗本願寺派僧侶)

対象・定員:15歳~29歳まで。50名/日

参加費  :◎一般/1日3,000円、2日通し5,000円(いずれも昼食付き)

      ◎学生/1日2,000円、2日通し3,000円(いずれも昼食付き)

      ※受付にて学生証を確認

<プログラム>

両日共通

講師による授業、講師全員によるトーク・セッション、参加者同士や講師を交えたディスカッション。

28日:アイヌ伝統文様の切り絵ワークショップとアイヌ音楽。昼食は「海鮮ちらし寿し弁当」

29日:木製クラフトオルゴールづくり。昼食は「蟹合戦弁当」

申し込みページ: https://nalanda8-hokkaido.peatix.com/

※申込み締め切り:2024年9月24日(月)正午

 先着順。定員になり次第、締め切りといたします。

主催        :浄土真宗本願寺派 子ども・若者ご縁づくり推進室

共催        :浄土真宗本願寺派 北海道教区「スクール・ナーランダ」実行委員会

企画・ディレクション:林口砂里(エピファニーワークス)

企画・運営     :北海道教区「スクール・ナーランダ」実行委員会/

           チーム・ナーランダ北海道

お問合せ      :浄土真宗本願寺派 子ども・若者ご縁づくり推進室

           (〒600-8501 京都市下京区堀川通花屋町下ル

                  浄土真宗本願寺派宗務所)

           MAIL: goen@hongwanji.or.jp

           Tel : (075)371-5181(代)

           URL : http://www.hongwanji.or.jp

■NALANDA Special

各講師による授業、講師全員によるトーク・セッション、参加者同士や講師を交えたディスカッションに加え、ランチやワークショップの内容も日によって変わるので、どちらも見逃せません!

(1) アイヌ伝統文様の切り絵ワークショップ(9月28日)

衣服や身の回りの道具などに描かれていたアイヌ文様は、「魔除け」の意味も持っています。アイヌ文様切り絵作家・小川基さんによる伝統文様の切り絵制作体験。アイヌ伝統楽器奏者でもある小川さんがアイヌの楽器と歌もご紹介くださいます。

(2) 木製クラフトオルゴールづくり(9月29日)

大自然に囲まれた北海道ならではの木を使ったオルゴールづくり。ベースとなるのは縁起が良いとされてきた長寿の木や白樺など。道内の海岸に打ち上げられた流木や白樺などの枝を使って動物や風景をつくります。

(3) 北海道名物でランチ。「海鮮ちらし寿し弁当」(9月28日)と「蟹合戦弁当」(9月29日)

ナーランダでは、その土地ならではの美味しいものを昼食にご用意。北海道といえば豊かな海の恵み。カニ・イクラ・ウニ・ホタテ・サーモンのちらし寿司と3種類のカニが味わえるカニ尽くしお弁当です。

なお、海鮮が苦手な方には別メニューをご用意いたします。

■講師プロフィール

◎9月28日(土)

中川 裕 なかがわ・ひろし(言語学者・アイヌ語研究者)

1955年生まれ。東京大学文学部言語学科卒。千葉大学名誉教授。1985年から2021年まで千葉大学文学部でアイヌ語・アイヌ文学を中心に講義を行う。1997年以来現在まで東京のアイヌ文化交流センターで、首都圏在住のアイヌを対象にアイヌ語上級講座を開講。野田サトル『ゴールデンカムイ』では漫画、アニメ、映画版でアイヌ語監修。著書に『アイヌの物語世界』、『アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」』など。

サヘル・ローズ さへる・ろーず(俳優・タレント)

7歳までイランの孤児院で過ごし、8歳で養子縁組をした母と来日。高校生から芸能活動を始める。映画・舞台への出演だけでなく、近年では演出、映画監督などマルチに活躍し、表現者として活動の幅を広げている。自身が監督を務めた映画『花束』が2024年に公開された。今年9月13日公開の映画「シサム」ではアイヌ女性の役を演じている。芸能活動以外にも、個人で国内外問わず支援活動を続け、2020年にはアメリカで人権活動家賞も受賞。

寺本知正 てらもと・ちしょう(浄土真宗本願寺派僧侶)

1963年生まれ。大阪府極楽寺住職。浄土真宗本願寺派総合研究所副所長。龍谷大学や僧侶の養成機関である中央仏教学院にて非常勤講師を務める。専門は宗教史。大学で仏教を教えることはもちろんの事、マンガやアニメから様々な宗教を読み解く授業を楽しく行っている。著者に『お念仏との出会い-ヨーロッパ念仏者のインタビュー-』など。

◎9月29日(日)

伊勢武史 いせ・たけし(森林生態学・環境学者)

京都大学フィールド科学教育研究センター准教授。ハーバード大学大学院修了。人間と自然の持続可能なつきあい方について、シミュレーションや人工知能など情報科学技術を用いた研究を実施している。同時に、「人間とはなにか」という問いの答えを求めて、進化心理学にもとづく実験も継続している。著書に「学んでみると生態学はおもしろい」「生態学は環境問題を解決できるか」「2050年の地球を予測する」などがある。

鴻池朋子 こうのいけ・ともこ(アーティスト)

人間を1匹の移動する生きものの“センサー”として捉え、絵画、彫刻、指人形、手芸、歌、アニメーションなど様々なメディアを通して、芸術の根源的な問い直しを続けている。個展:2009年「インタートラベラー神話と遊ぶ人」東京オペラシティ アートギャラリー、2015年「根源的暴力」神奈川県民ホール、2020年「ちゅうがえり」アーティゾン美術館、2024年「メディシン・インフラ」青森県立美術館・松丘保養園など。

永田弘彰 ながた・ひろあき(浄土真宗本願寺派僧侶)

1986年生まれ。北海道十勝清水町真浄寺住職。帯広大谷高校にて宗教科教員を5年間務める。授業では日々のエピソードを仏教に落とし込み、笑いを交えた授業を行ってきた。2016年に結成した漫才説法コンビ「シミーズ」でも親しみやすい仏教ネタ作りを担当。2018、2019にはM-1グランプリ北海道予選にも出場。

https://www.atpress.ne.jp/news/407135/amp


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

WASHとQOLの向上で、若者に希望を与える アイヌ・先住民研究センター 助教 シコポ・ニャンベ

2024-08-24 | 先住民族関連

北海道大学 2024年08月22日

<写真>シコポ・ニャンベ助教(撮影:広報・社会連携本部 広報・コミュニケーション部門 齋藤有香)

「WASH:WAter, Sanitation, and Hygiene(水・トイレ・衛生)」における不適切な習慣は、病気を引き起こしたり死期を早めてしまいます。北海道大学アイヌ・先住民研究センター、及び先住民・文化的多様性研究グローバルステーション(GSI)のシコポ・ニャンベさんは、WASHの分野で変革を起こすには大変な労力が必要だと感じてきました。ニャンベさんは、ザンビアの若者を巻き込んだ参加型アプローチで、正しいWASHの習慣を地域社会に広めようとしています。

ザンビアの首都ルサカには300万人以上が暮らしていますが、その約7割は都市周辺部に住んでいます。「都市周辺部」は、ニャンべさんの研究では「スラム街」と同義です。これらの地域は、水道や下水道など公共の設備が限られているのが特徴だといいます。

ニャンベさんは、ルサカの都市周辺部における一般的な給水システムについて、「多くの建物や家庭に水道がありません。水を汲むには、共同の水道施設まで行き、列に並ばなければいけません。また、24時間いつでも水を汲めるわけではない場所もあります」と説明します。

不十分なWASHシステムと管理は、汚染や病気(下痢、コレラ、腸チフス、赤痢など)、そして最終的には死につながります。ニャンベさんは、ザンビアにおける死亡の約11.4%がWASHに関連していると指摘。、都市周辺部では、雨季の初めに下痢性疾患が流行する傾向にあるといいます。

2017年、ニャンベさんは「Dziko Langa」(ジコ・ランガ)の設立を支援しました。「ジコ・ランガ」はニャンジャ語で「私のコミュニティ」という意味で、ルサカ周辺都市の子どもたちと若者で構成される、コミュニティのwell-beingを願うグループです。彼らは、研究結果に基づいて地元の人々がより良い生活環境を構築するよう活動しています。

ニャンベさんは他の研究者たちと共同で、ジコ・ランガで研修を行っています。研修は、WASH、コミュニティ貢献活動、データ収集などに関するものです。研修生たちが、学んだことをコミュニティの他の人々にも伝えてくれることが期待されます。「ジコ・ランガは、私たち研究者のものではなく地域社会のものです。私たちは、研修や資金調達などをサポートします。はっきりした目標がある研究プロジェクトには終りがありますが、地元の人たちの生活はずっと続きます。だからこそ、私たちは正しい知識を後世に伝えたいのです。」

ジコ・ランガは参加型アクション・リサーチ(Participatory Action Research、PAR)の一環です。ニャンベさんは、PARは現地の人々や先住民の人たちが参加する研究手法として適切だと考えています。「PARでは、研究者と地元住民の両者が対等にコミュニケーションをとることができます。研究者である私たちは、いわゆる学術的資源を持っていますが、現地の人々ほど事情に精通しているわけではありません。PARを通じて、現地の人々の声を聞くことで、彼らとつながることができるのです。」

現地の若者が自分自身の声を伝える方法のひとつが「フォトボイス」です。ジコ・ランガの若者たちにカメラを提供し、彼らが日常生活、特にWASHの状況を撮影します。同様に、小さい子どもたちには絵を描いてもらいます。こうしたビジュアルを通して、自分たちの文化やコミュニティの価値観を反映しながら、自分たちの視点を明確に表現できます。

フォトボイスのメリットについて、ニャンべさんは話します。「フォトボイスを使えば、若者は自信を持って目の前で起きていることを自由に共有することができます。そうすることで、自分たちが自分たちの生活の『専門家』であることがはっきりと理解できるのです。」

撮った写真はそのままにするのではなく、次のステップである介入のためにさらに分析されます。「私は現在、『介入する最善の方法は何か。改善を実現するための支援をどのように得るか?』ということに焦点を当てて研究を進めていますが、この問いに答えるためには、現地の人々の声に耳を傾けることが重要です。なぜなら彼らの生活に関しては、彼らのほうが私よりも優先順位を知っているからです」

若者たちが始めた介入は、小規模なものでは、戸別訪問によるゴミ分別ワークショップや地域清掃があります。大規模なタイプの介入では、より広範なコミュニティと知見を共有するために彼らの写真や絵などの作品を展示しました。2018年に開催された最初の展示会には、国会議員、メディア、研究者、地域住民が参加しました。

ジコ・ランガは現在、ザンビアのNational Youth Development Councilに登録されています。また、毎年開催されるZambia Water Forum and Exhibition(ZAWAFE)などの会議に出席しています。このような機会を通じて、さまざまな関係者(寄贈者、WASH関連の専門家、起業家など)や他のコミュニティとのネットワークを築いています。
2024年3月27日、ジコ・ランガの活動の詳細を記した学術論文が、国際学術誌『Trajectoria』に掲載されました(動画あり)。

ニャンベさんは、どのコミュニティにもそれぞれのWASHにまつわる課題があると話します。「問題は似ているかもしれませんが、体制や構造、文化や環境は異なります。例えば、日本では高齢化が進み、衛生施設を管理する人員が減少しています。さらに、日本はWASHと密接に関連している『生理の貧困』(生理用品を買うお金がなかったり、利用できない環境にあること)にも直面しています。」

北海道大学の同僚たちとともにニャンべさんは、WASHに関する懸念が世界的にあるという共通認識の下、現在「Co-Co WASH」と呼ばれる別のPARプロジェクトでも重要な役割を果たしています。この多国間協力には、ザンビア、南アフリカ、ボツワナ、そして日本の研究者や若者たちが参加して、環境アセスメント(環境影響調査)も行われています。

この記事の原文は英文です(Spotlight on Research - Instilling hope in youths for better WASH and life quality | Hokkaido University

【再編:広報・コミュニケーション部門 Aprilia Agatha Gunawan】

https://www.hokudai.ac.jp/researchtimes/2024/08/washqol.html


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

実写「ゴールデンカムイ」エディー・ダン役はモーリー・ロバートソン!

2024-08-24 | アイヌ民族関連

2024年8月23日 15時40分 シネマトゥデイ

牧場経営者のエディー・ダン! - (C)野田サトル/集英社 (C)2024 WOWOW

 野田サトルの人気漫画を実写化した映画『ゴールデンカムイ』の続編となるドラマシリーズ「連続ドラマW ゴールデンカムイ -北海道刺青囚人争奪編-」(10月6日午後10時よりWOWOWにて独占放送・配信、全9話)より、新キャストが発表された。牧場経営者のエディー・ダンをモーリー・ロバートソンが演じ、ビジュアルも披露された。

 明治末期の北海道を舞台に、莫大なアイヌの埋蔵金をめぐる三つ巴の戦いの火蓋が切られた映画『ゴールデンカムイ』。続編となる「連続ドラマW ゴールデンカムイ -北海道刺青囚人争奪編-」では、金塊の在りかを示す暗号が刻まれた、刺青を背負った囚人狩りが本格化。「不死身の杉元」と呼ばれる元軍人・杉元佐一(山崎賢人、崎=たつさき)と杉元を助けたアイヌの少女・アシリパ(リ=小文字、山田杏奈)の一行をはじめ、鶴見中尉(玉木宏)らの大日本帝国陸軍・第七師団、新撰組「鬼の副長」こと土方歳三(舘ひろし)一派が三つ巴の刺青争奪戦を繰り広げる中で、それぞれの過去や信念が解き明かされていく。

 今回発表された新キャストは、杉元たちに“あること”を依頼する牧場経営者エディー・ダン。演じるのは、タレントやミュージシャンなど幅広く活躍しているモーリー・ロバートソン。これまで複数のドラマなどで演技経験があり、大河ドラマ「青天を衝け」(2021)ではマシュー・ペリー役を務めた。

 発表と同時に公開されたビジュアルは「クオリティがすごい!」「2次元から出てきた?ってぐらい解釈通り」「まんまじゃねえか!」と大好評。そのほか「モーリーさん出てるんや!」「マジか!」「一気にハリウッド感」「だから豪華すぎるって!」「めっちゃ驚いた」「ますます楽しみッ」「モーリーさんって言われないと分からない!すごい!」と反響を呼んでいる。(清水一)

https://news.livedoor.com/article/detail/27042945/


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「アークテリクス」がカナダ先住民に着想を得た“ウォーク ジェントリー”コレクションを発売

2024-08-24 | 先住民族関連

WWD 2024年8月23日

「アークテリクス」の“ウォーク ジェントリー”コレクション

アークテリクス(ARC'TERYX)」は、ブランド発祥の地、カナダのブリティッシュ・コロンビア州の先住民をテーマとした“ウォーク ジェントリー(WALK GENTLY)”コレクションを発売する。9月7日に、アークテリクス 原宿バードネストおよび公式アプリストアで抽選販売する。詳細は公式サイトに記載する。

独自の織物やデザインパターンを表現
“ベータ SL ジャケット”やブランケットなど

本コレクションは、ブリティッシュ・コロンビア州に数千年に渡って暮らす、マスキーム族、スコーミッシュ族、ツレイル・ウォウトゥス族など、先住民の人々の生活や伝統、文化に着想を得て制作。独自の織物やデザインパターンを、「アークテリクス」のアイテムに落とし込んだ。ラインアップは、サーモンの革のデザインを配した、同ブランドを代表する“ベータ SL ジャケット(BETA SL JACKET)”(11万8880円)、杉の樹皮を覆う苔をイメージした配色のショートパンツ(3万4100円)、“収穫”をテーマとし、木漏れ日を思わせるデザインのTシャツ(2万5300円)、バックパック(5万9400円)、ハット(1万7600円)、先住民の人々のデザイン要素を取り入れ、海岸の山の景色をモチーフとしたスニーカー(3万4100円)、コースト・セイリッシュ・ウール織りによるブランケット(7万5900円)を販売する。

 デザインは、彼らの日常や伝統と文化から受けたインスピレーションや、先住民のアーティストやデザイナーを中心に、彼らの考えや独自の視点から誕生した。伝統的な織物や先祖代々のデザインパターンなどを「アークテリクス」のデザイン思想に落とし込み、彼らへの敬意を示し、彼らにとって大切な大地と海との深いつながりを表現している。

本コレクションを手掛けた先住民デザイナーであり、“ウォーク ジェントリー”デザイナーのコール・スパロウ=クロフォード(Cole Sparrow-Crawford)は、「テクニカルギアとしての機能性だけでなく、つながりを表現できる製品づくりを目指した。コースト・セイリッシュ特有の、春から夏にかけての伝統をイメージしたこのコレクションは、我が民族が持つ自らの土地との深い絆を反映している。海から山脈まで、私たちの暮らし方が深くこの地に刻まれている。伝統は風景から派生するものだ。デザインはすべて、そうした絆へのオマージュを込めて作った」と語っている。

https://www.wwdjapan.com/articles/1893490


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カナダ ブルースC増設でパブコメ開始

2024-08-24 | 先住民族関連

原子力産業新聞 23 Aug 2024 桜井久子

ブルース原子力発電所  ©Bruce Power

カナダの環境影響評価庁(IAAC)と原子力安全委員会(CNSC)は8月12日、オンタリオ州のブルース原子力発電所増設に係る初期プロジェクト概要(Initial Project Description:IPD)に対するパブリックコメントを開始した。同発電所を運転するブルース・パワー社は2023年10月、周辺住民や環境等への増設計画の潜在的な影響評価(Impact Assessment=IA)手続きの開始と、将来的にサイト準備許可(LTPS)を申請する方針について、IAACとCNSCに書簡で正式に伝えており、今回のパブリックコメントはIA手続きの一環。

ブルース・パワー社は、ヒューロン湖畔にある既存サイト内の932ヘクタールのスペースでブルースCの最大480万kWeの増設を計画している。同サイト内では、ブルースA(1~4号機)とブルースB(5~8号機)の各サイトで80万kWe級のCANDU炉が運転中。IAACとCNSCは現在、先住民族と一般市民に対し、9月12日までにIPDの概要をレビューし、提案されたプロジェクトに関するフィードバックを提供するよう呼びかけている。

なお、ブルース・パワー社はIPDの中で、ブルースCで検討している採用炉型として、加アトキンス・リアリス社の新型CANDU炉のMONARK、フランス電力(EDF)のEPR、日立GEニュークリア・エナジー社のABWR、米GE・日立ニュクリアエナジー(GEH)社の小型モジュール炉(SMR)であるBWRX-300、米ウェスチングハウス(WE)社のAP1000を挙げているが、今後、進行中の技術評価プロセスや、先住民族や地域社会との連携活動の中で変更される可能性があるとしている。

ブルース・パワー社は、ブルースCプロジェクトのIA手続きに約3~4年、IAの承認とLTPS取得に2028年~2031年の約3年間、建設許可取得ならびに建設と試運転期間に2031年~2045の約14年を見込む。採用炉型にもよるが、運転期間は60年~100年間を想定している。

2023年7月、オンタリオ州政府は、州の経済成長に向けたクリーンな長期的電力システム構築計画「Powering Ontario’s Growth」の中で、ブルース・パワー発電所での増設に係る開発前段階の準備作業を支援すると発表。今年2月、カナダ連邦政府はブルースCプロジェクトの実行可能性調査(FS)を支援するために5,000万加ドル(約53.7億円)を拠出すると発表している(既報)。連邦政府は2050年までに電力需要の倍増を予測、現在の電力設備容量を今の2.2~3.4倍にする必要があるとし、原子力プロジェクトをタイムリーで予測可能かつ責任ある方法で実施することを支援していく考えだ。

なお、ブルース・パワー社は増設計画と並行して、既存炉の運転期間延長に向け、蒸気発生器や圧力管等の主要部品交換(MCR)を主とする大規模改修プロジェクトを実施中。3~8号機を対象に2064年まで既存施設の運転期間を延長する計画だ。1、2号機はすでに改修済み。2020年1月に始まった6号機の改修工事は予定より早く2023年8月に終了、同年9月に営業運転を再開した。現在、3号機の改修中で、残る4、5、7、8号機の順で改修工事を進め、2033年までに完了させる予定。ブルース発電所による発電電力量は現在、オンタリオ州の総発電電力量の約30%を占めている。

https://www.jaif.or.jp/journal/oversea/24461.html


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

(プレスリリース)身近な果物・バナナの産地を見に行こう!8/25から、NPOがフィリピン産地見学ツアーを開催

2024-08-24 | 先住民族関連

2024年08月23日 12時41分PR TIMES

8/25~9/1までの一週間、生産者と消費者をつなぐ「民衆交易」を進めるNPO法人APLA(あぷら)が、フィリピン・ミンダナオのバナナ産地を訪れるツアーを開催します。

今回訪れるフィリピン・ミンダナオ島レイクセブ地域のバナナ生産者たちが暮らす家とバナナの圃場

特定非営利活動法人APLA(アプラ・東京都新宿区)は、8/25~9/1まで、約1週間に渡って、バナナの収穫体験や生産者と一緒になってのワークショップなど、普通の旅行では体験できないプログラムを用意しています。日本からは12名が参加予定です。「身近な果物バナナ」の産地で何が起こっているのかを直接見聞きし、オルタナティブな取り組みである民衆交易の価値を共に考えます。

南部のミンダナオ島、美しい湖畔の風景広がるレイクセブ地域の産地を訪問

<日程>8/25(日)~9/1(日)※現地発着ツアー

<参加人数>12名

<ツアー内容>

・バランゴンバナナの収穫体験

・生産者の家でのホームステイ

・買取り規格に満たずに廃棄されてしまうリジェクトバナナの活用方法をバナナ生産者の皆さんと一緒に考えるワークショップ

・大手企業のバナナプランテーションが広がる近隣地域の訪問

<訪問先>

民衆交易(People to People Trade)のバランゴンバナナの産地の一つ、フィリピン南部のミンダナオ島にある南コタバド州のレイクセブ地域。

ティボリ族やオボ族といった先住民族が多く暮らす地域で、標高が高いため涼しく、セブ湖畔の美しい風景もあわさって、観光地としても有名になっています。

元々は、焼畑、ラタン採集、狩猟などで生活をしてきていたレイクセブの先住民族でしたが、環境の変化により生計を立てることが厳しくなっていたところ、2007年から民衆交易のバナナの出荷を始めることになりました。バナナという新たな生計手段による安定的な収入を得ることで、先祖から受け継がれた土地や文化を守ることにつながっています。

<募集要項とプログラムの詳細>

https://www.apla.jp/archives/events/8865バランゴンバナナを主人公にした絵本を出版するため、クラファンを実施中

今回のツアーで訪れる産地は、「バランゴンバナナ」という、農薬を使わずに栽培されるとともに、民衆交易の顔の見える関係で輸入されているバナナを生産しています。現在APLAは、このバランゴンバナナを主人公にした絵本を制作しており、資金調達のクラウドファンディングを実施しています。

・CAMPFIREクラウドファンディングページ

食べ物の背景とフードロスに触れる!絵本『バナナのらんとごん』出版プロジェクト

https://camp-fire.jp/projects/764990/(https://camp-fire.jp/projects/764990/)

身近な果物でありながら、バナナがどこでどのように育ち、日本までやってくるのか、知っている人は少ないはずです。絵本『バナナのらんとごん』は、農薬を使わずに育てられているバランゴンバナナの栽培の工夫や、産地の風景、フィリピンから日本までバナナが辿るプロセス、そして規格外となってしまうバナナの存在を子どもたちに伝えます。小さな子どもでも理解できるお話と、親しみやすいバナナのキャラクターで、遠くの国からやってくるバナナを大切に食べようという気持ちが自然と湧いてくるような絵本になっています。

クラウドファンディングは8月7日からスタートし、9月30日まで行います。

スタートから15日が経過した8月22日現在、120人を超える方に支援いただき、115万円を集めています。目標金額250万円を達成するため、今後も呼びかけを続けていきます。産地ツアーの間にも、産地の様子を伝えながら、クラウドファンディングを呼びかけるライブ配信を予定しています。配信日時など、詳細については、「ぽこぽこバナナプロジェクト」Instagramにて情報を発信して行きます。ぜひフォローをお願いします。

・ぽこぽこバナナプロジェクトInstagram

https://www.instagram.com/poco2banana?igsh=MWlxa3J1YWQ3eDVyeQ==(https://www.instagram.com/poco2banana?igsh=MWlxa3J1YWQ3eDVyeQ==)

・NPO法人APLA

APLA(Alternative People’s Linkage in Asia)は、フィリピン・ネグロス島で20年余り自立支援を続けてきた、日本ネグロス・キャンペーン委員会(JCNC)の経験を基盤に、2008年に発足したNPO法人。国際的な産直活動=「民衆交易」を行う「株式会社オルター・トレード・ジャパン(ATJ)」とともに、産地の人たちと直接繋がり、彼らの暮らし、地域づくりを支援するとともに、民衆交易の輪を広げる活動をしています。「ぽこぽこバナナプロジェクト」の事務局も担います。

・ぽこぽこバナナプロジェクト

さまざまな理由で「規格外」となり、廃棄されてしまう=フードロスとなってしまうバランゴンバナナを、たくさんの人の力を合わせて有効活用していこうというプロジェクトです。

ウェブサイト:

https://poco2banana.info/index.html

本件に関する問い合わせ

ぽこぽこバナナプロジェクト事務局(特定非営利活動法人APLA内) 担当:福島 までご連絡ください。

e-mail:poco2banana@gmail.com

tel:03-5273-8160(#)

fax:03-5273-8667z

〒169-0072 東京都新宿区大久保2-4-15サンライズ新宿3F

https://news.nifty.com/article/economy/business/12365-3317368/


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アマゾンの奥地で発見された先史時代の壁画が語る人間と自然のつながり

2024-08-24 | 先住民族関連

 GIZMODO 2024.08.23 23:00 • Adam Kovac - Gizmodo US [原文] ( Kenji P. Miyajima )

Image: University of Exeter

やっぱ昔の人たちは自然の一部だったんだな。

最近アマゾンの熱帯雨林奥地で発見された先史時代の壁画は、人間にとって動物が食料源であると共に、超自然的な存在でもあったという複雑なつながりを示しています。

壁画が示す先住民の生活

コロンビアのアマゾン川流域に位置する、セロ・アズールの丘の岩壁に赤色顔料で描かれた壁画の正確な年代はまだ特定されていませんが、新たな研究によれば紀元前1万500年までさかのぼる可能性があるそうです。壁画には、シカや鳥、トカゲ、カメ、バクなどのさまざまな動物が克明に描かれています。

エクセター大学をはじめとする複数の大学に所属する研究者が壁画を調査し、周辺の遺跡で発見された壁画と比較したところ、この地域の自然環境と遺跡で数多く見られる魚など、一部の生き物は描かれていないとのことです。

また、この地域に存在するいくつかの先住民グループにとってスピリチュアル的な存在であるジャガーなどの大型のネコ科動物も、壁画にはなっていませんでした。

動物と人間のハイブリッドのような壁画も発見されています。アーティストがいったい何を表現しようとしたのかは不明ですが、エクセター大学教授で今回の研究に参加したJose Iriarte氏は、声明で次のように述べています。

これらの壁画は、私たちが先住民社会における神話の力を理解するために、より深いニュアンスを与えてくれます。タブーとされるものや、力がどこに宿っているのか、超自然的な存在とどのように関わっていたかなど、特にアマゾンの生活のより宇宙論的な世界観を解き明かしてくれます。

先住民のアートから学ぶ人と自然のつながり

壁画が発見されたコロンビアでは、不安定な政治情勢が原因で、科学的な研究はなかなか進んできませんでした。2016年に政府とコロンビア革命軍(FARC)が和平に合意したことで、この地域における新たな考古学調査が開始され、2017年にセロ・アズールの壁画が発見されました。

そして、調査結果から、アマゾンのこの地域には移動しながら漁や狩猟採集で生計を立てる社会があったことが判明しました。しかし、壁画は先住民たちが動物を単なる食料ではなく、超自然的な存在と考え、儀式の対象にしていたことを示しています。

今回の発見について、エクセター大学のマーク・ロビンソン准教授はこう話しています。

これらの壁画が見つかった遺跡には、アマゾン西部における1万2500年前までにおよぶ人類最古の生活の痕跡が残されています。したがって、ここにある壁画は、この地域に初めて足を踏み入れた人たちが世界をどのように見ていたか、また、動物たちとどのような関係を築いていたかを理解する上で、素晴らしい洞察を与えてくれます。

研究者たちは、特に先住民の高度な精神性を軽視して、アーティストが壁画に込めた意味合いの理解に現代的な世界観を当てはめようとすることに警鐘を鳴らしています。

私たちは、人間と自然が相互関係にあり、お互いに結びついていると捉えていた当時の社会について、先史時代の芸術作品から学べる機会に感謝するべきなのではないでしょうか。

https://www.gizmodo.jp/2024/08/prehistoric-paintings-found-in-the-amazon-depict-supernatural-figures.html


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アトラシアン共同創業者が手がける太陽光発電新興、「4300キロの海底ケーブル」着工へ

2024-08-24 | 先住民族関連

フォーブス8/24(土) 8:00

Trello(トレロ)などコラボレーションソフトを提供するオーストラリアのテック企業、Atlassian(アトラシアン)共同創業者でビリオネアのマイク・キャノン・ブルックスが所有する太陽光発電スタートアップのSun Cable(サンケーブル)は8月21日、オーストラリア政府から300億豪ドル(約2兆9000億円)規模の海底ケーブルプロジェクトにおける第1フェーズの建設許可を取得した。このケーブルは、ダーウィンからシンガポールへ太陽光発電による電力を供給する予定だ。

このプロジェクトでサンケーブルは、オーストラリア北部の太陽光発電所からダーウィンとシンガポールの顧客に20ギガワット以上の電力を供給するための4300キロメートルに及ぶ「オーストラリア・アジアパワーリンク」を建設する。2030年までに完成予定のこの施設は、いずれも世界最大級の規模となる。

「この大規模プロジェクトは、一世代を象徴するインフラの一部となり、オーストラリアをグリーンエネルギーの世界的リーダーにするものだ」とオーストラリアの環境・水資源大臣のタニア・プリバセクは声明で述べた。

サンケーブルは、この計画の推進のために今後、オーストラリアの先住民族グループやシンガポールとインドネシア政府からの承認を得る必要がある。

同社のマネージングディレクターであるキャメロン・ガーンズワーシーは別の声明で、「当社は、2027年を目標とした最終投資決定に向けた次の計画に努力を集中させている」と語った。

フォーブスはキャノン・ブルックスの保有資産を107億ドル(約1兆5600億円)と推定している。彼は、再生可能エネルギーへの投資を増やし、気候変動対策のための慈善活動にも資金を提供している。

キャノン・ブルックスは、サンケーブルへの投資に加えて、オーストラリアのエネルギー関連企業AGLエナジーにも興味を示している。

Yessar Rosendar

https://news.yahoo.co.jp/articles/928f7861a9d4877a0b011490a774739b541c0e15


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする